帯津良一さんは、ガン治療で有名なお医者さん。西洋医学、東洋医学、あるいは民間療法、ありとあらゆる可能性を模索した「ホリスティック(統合)医療」を推進している方。帯津医院では、患者さんが「やってみたい。気に入った」という療法は、なんでも受入れているそうだ。「患者さんがやって心地いいのが一番」って、そのとおりだなあと思う。
本書では、帯津さんと五木さんが、いろんな民間療法(気功、鍼、手かざし、アロマセラピー、スピリチュアル•ヒーリングなどなど)について、あれこれ対話している。「えっ?こんなのも?」と言うようないわゆる「マユツバ」っぽい療法も、頭から排除するのではなく、それなりの評価、関心を示しているのが、何とも前向きです。ホメオパシーについてもかなりのページが割かれていて、帯津医院ではガン治療、花粉症治療に使われているそうだ。
なんにせよ、いろんな可能性を模索するのは、まさに「医療」だと思うし、本書でもくり返し語られているが、「西洋医学」が得意とすること、「東洋医学」が本領発揮するもの、また「民間療法」で十分対応できるものがあるわけだから、あまりかたくなに一つのやり方に固執することなく、オープンな態度でいるということは大切だなあと実感しました。ま、これって医療に関してだけでないけどね。
健康問答2 本当に効くのか、本当に治るのか? 本音で語る現代の「養生訓」。 | |
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夕ごはん
さんまの塩焼き
アスパラ
たまねぎサラダ
わらびの佃煮
納豆
あげとわかめのみそしる
うちのおばあちゃんは、わたしが下痢をすると、おちょこ一杯の梅酒を飲ませてくれました(笑)あかぎれがひどいと、夏はドクダミ茶を飲むと手あれが少ないとか、そんな家庭に伝わる「日本の家庭の医学」が廃れて「ホメオパシー」など西洋の民間療法が流行っているというのが、なんとも、残念に感じてしまいます。
ReplyDelete例えば、ピロリ菌って、胃潰瘍や胃がんの原因と言われている菌なんですが、西洋医療だと「除菌」するのが主流です。実は、わたしも、ピロリ菌がお腹のなかにいるのですが、そんなに悪さをしないので、放っています。
だって、日本人にピロリ菌保有者が多いのは、それなりに理由があるからだと思うんですね。下手に除菌して耐性菌になられるのも嫌だし。ストレスを減らして、日本的な食べ物を食べたら大丈夫かなあって感じです。
といいながら、西洋的な食べ物も好きなんですけどねえ(笑)
>みかんさま
ReplyDeleteこの「健康問答」おススメですよ〜。西洋医学以外の代替療法についての入門書になると思います。
なんといっても排他的な斬り口じゃなくって、「ふーん。それもアリ?」というアプローチなので、読んでいてゆったりとした気分になりました。
ピロリ菌、いても悪さをしなければいいんだよね〜。
おりひめ
>みかんさん
ReplyDeleteピロリ君・・・除菌に失敗したら、第2段の処方セットもございますーーーー。日本人は、年齢があがるにつれてピロリ君を飼ってる人が多いそうです。まあ、悪さをしないのであれば、、、でも、発がん性のこともあるので、今後、胃潰瘍繰り返すことあれば、除菌してねー。
胃粘膜・・・実はとっても軟弱なのです。ちょっとのストレスでも、ただれます。内視鏡でないとわからないことですが。
別口 ”むしば菌”
以前テレビでみたと思うんですが、あれは大人から子どもに移るって、経口感染で。
つまり、赤ちゃんに口移しではないが、一回大人が口に入れたものをあげると感染すると。それをしない北欧での罹患率が少ないとやってました。
ほんとかどうか・・・・私はよくわかりませんが・・・・・