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2014-05-11

「いちえふ・福島第一原子力発電労働記(1)」

5月の声をきいてから、比較的穏やかな天候の日々。新学期のバタバタも落ち着いてきました。

北国の春がスタート。今日などは、25℃超えてたから、初夏の陽射し。朝からまぶしかったです。

そんな朝に届いたNew York Times Weeklyの一面は、チェルノブイリで進んでいる巨大なアーチ型の新石棺のどでかい写真。これで、破壊された原子炉を密封する予定。「100年間は耐久力がある」そうです。記事は、チェルノブイリを抱えるウクライナが100年後どうなってるんでしょう?とか、100年後は、どうなるの?莫大な費用は誰が今後負担していくの?など、いろんな疑問を投げかけていましたが、いずれにしても、今、できることを、少しずつでも進めていますというのが現状。

さて、日本でも「できることから、コツコツと、、、」と、福島第一原発で作業は進行中なんだよ!というのを改めて伝えてくれる漫画があります。

4月に出版されたのが「いちえふ」(竜田一人著 講談社 モーニングKC)。雑誌連載時から話題でしたが、著者自身が、福島第一原発の作業員として働き、そこで見聞きした作業過程をルポルタージュの形で発表したものです。

「漫画」というメディアの強みが発揮され、現場の状況、細かい作業手順などが、詳細な描線で、とてもわかりやすく伝えられています。作業員として就職するまでのくだりや、福島に赴任してから、現場にはいるまでのあれこれも、怪しそうな業者が暗躍している様までリアル。

「脱原発」でも「反原発」でも「原発推進」でもなく、淡々と、そこで起きていることを、その場所で空気を吸い、そこで働く人と言葉を交わし、一緒にからだを動かした人だからこそ描ける話。

「竜田一人」とはペンネームで、「たったひとり」の意味だそうです。大きなものを背負わない等身大の人の声という意味でしょう。

過酷という言葉さえ薄っぺらいほど過酷な撤収作業(特に夏場)を支えている食事が、「コンビニ弁当」というのが、私としては一番の衝撃でした。描かれている世界は2012年ごろだから、今は少しは改善されているのでしょうか?

いや、ほんと、食事は大事!グルメじゃなくてもいいから、からだにいい「美味しいもん」を、今日も、コツコツ作業している人には食べていただきたいです。


いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニングKC)
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニングKC)竜田 一人

講談社  2014-04-23
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夕ごはん

銀がれいの煮付け
カブの塩麹漬け
冷奴
長いもすりおろし
きのことあげのみそしる













2014-03-05

宮本 輝 著 「水のかたち」

道立高校入試当日の今日の夕方、Aちゃんが受験の報告に早速来ました!問題ざっと眺めて出来具合を確認。

まあ、こんなもんかなあ。。。やっぱり緊張してるね。明日の面接までもうひとふんばり。(道内、荒れた天気だけど、大丈夫かなあ。)

平常心で臨んでほしいです。

しかし、この平常心が、なかなか難しい。これって、何があっても動じない「不動」というのとは、ちょっと違うような。。。「不動」って、ちょっと硬直化したイメージがあります。「平常心」の方は、言ってみたら、どんな状況でも、それに自分をあわせていくってことかも、、、。流れにのるってことかな。(流されるというのとはまた違う。。。)

いってみたら「水」のようにさらさらしているってこと。

そんな気持の大切さ、「水」のようによどまない心映えでいる人たちが主人公の本が、宮本輝さん著「水のかたち」(集英社 2012年)。上下巻ですが、下巻の帯には「善き人たちのつながりに舞い降りる、幸福と幸運の連鎖。」とあります。著者によると、身近の「善き人たち」に起きたしあわせのつながりから着想してこの本を書いたそうです。

私たちの人生には、予期せぬ厄災や突然の不幸はつきものですし、思いどおりに行かないことのほうがおおいのです。そういう世の習いの最中にあっても、善き人たちがつながりあっていくことで、求めずして、幸福や幸運が思わぬところから舞い降りてくるという体験を実際に私は目のあたりにしました。(下巻 p338 著者あとがき)
ええっ?私も「思わぬところから舞い降りてくる幸運(別名「ぼたもち)」に遭遇したい!!

しかし、自分は「善き人」なのだろうか???では、「善き人」とは???

定義するのは難しいのですが、他者の痛みや悩みを我がことのように感じ、なんとか力になってあげようと行動を起こす人、といいかえればいいのかもしれません。(前掲書 同ページ)

まあ、自分のことは「棚」にあげておいても、たしかに、上のような心映えの人って、しあわせそうです。

さて、肝心の本書ですが。。。。さすがタイトル「水のかたち」のように、さらさら流れ、、、、ビールのような爽快感や、ワインのような甘い雰囲気、青汁のような衝撃的なインパクト、、、が、あるわけでもなく、淡々と主人公の周辺の日常生活が描かれる展開の上巻。

ああ、ごめんなさい。「善き人」ではないジブンには、もうちょっと「毒」のある飲み物を~!と思いながらも、「水」なので、ごくごく飲めてしまい、 上巻終了。ここまできたら、下巻も、、。あれ?こっちは水の味がちょっと違うかも??? 「水」ならではの、うまみを感じました。

ということで、結局、さらさら、ごくごく、と上下巻読了。

うまみ成分は、本筋ではないものの、物語を通して語られる、ある一家のエピソード。先の大戦直後、北朝鮮から38度線を越えての決死行の記録。妻子を抱えたある男性が、自分の家族のみならず彼の地に残った150名の日本人も連れて一緒に脱出を試みた一部始終です。

ポイントは、脱出行を、現地の朝鮮の人たちがかなりサポートしてくれたということ。

これ、実話だそうです。その男性も、サポートした朝鮮の人々も「善き人」ってこと。

「善き人」の連鎖が、細々でもつながっていることで、もしかしたら人類って生き延びているのかもしれませんね。

本を貸してくださったのは、「北見多読カフェ」のメンバーのAさん。もちろん「善き人」です。

ステキな本をありがとうございました。

水のかたち 上
水のかたち 上宮本 輝

集英社  2012-09-26
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水のかたち 下
水のかたち 下宮本 輝

集英社  2012-09-26
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夕ごはん

豚肉とちんげん菜の炒め物
秋刀魚の梅干し煮
納豆
大根の漬物
あげときのこのみそしる

2014-03-02

「しゃべれないあなたは悪くない」と"The Read- Aloud Handbook"

道内の公立高校、来週が受験です。ということで、おとといまでに、写真の手作り「オクトパス(=置くとパス)」を中3生に配って、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」のおまじないとともに送り出しました。

案外、みんな喜んでくれるのよねー(^^)。

そしてオクトパスと共に写っているのが、昨年末に導入したkindle Paperwhite。「すごく欲しい!必要!」っていうものではなかったのですが、こちらの本を読みたくて、読むためには私の場合この機器が必要でした。
しゃべれないあなたは悪くない! 英語力が伸びるホントの方法しゃべれないあなたは悪くない! 英語力が伸びるホントの方法
宮西咲

メディアチューンズ  2014-02-18
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万年「英語学習者」からの脱皮のススメが、わかりやすく書かれています。参照リンクなどを使ったら英会話スクールで、なんとなく「英語のお勉強」やるより、よっぽど身になる英語が身につくことでしょう。

紙媒体なら、いろんな人にお貸しできるんですけど、それが(いまのところ)できないのが、残念!!

同じ著者の方によるこちらもおススメ。

続しゃべれないあなたは悪くない! 3年で英語ユーザーになる方法
続しゃべれないあなたは悪くない! 3年で英語ユーザーになる方法宮西咲 のぐちことよ

メディアチューンズ  2013-12-25
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こうして使い始めたkindle。自分なりの使い方も段々見えてきました。上のふたつの本の著者の宮西さんも、どこかで仰っていたのですが、私にとっては、「kindle本は、楽しみ用。紙媒体は、仕事用。」がしっくり来ます。

そう感じたのが、いろいろな方に勧められて読んだこちらの本。
 
The Read-Aloud Handbook: Seventh Edition
The Read-Aloud Handbook: Seventh EditionJim Trelease

Penguin Books  2013-06-25
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初めてこの本が世に登場してから30年以上が経過して、なんと7回も改訂されています。中身は、「こどもへの本の読み聞かせのススメ」。

最新版では、電子書籍の功罪や、デジタル時代のこどもたちについての考察もしっかり加わっています(←重要)。何よりも、膨大なデータが提示してあり、「なぜ、こどもに本を読んであげるのがいいのか。読書の効用はどこにあるのか?」が説得力ある形で「これでもかー」と熱く語られています。そう、データ重視なのだけど、熱い気持ちが伝わる一冊。

巻末の「お勧め本」も英語の本をそろえる際の大きな助けになりそうです。

この本を読みながら、「日本人の子には、英語の絵本もいいけど、まず日本語の本だ!」と、切に感じました。日本語版の翻訳作業も進んでいるそうです。早期の出版が待たれます(^^)。

やはり「図書リスト」がついていたり、参考図書がたくさんあるこういう本は、紙媒体の方が私には使いやすいなあ。。。

では、自分にとってkindleはどういう本が向いているかというと、、、

例えば、これ。
Frost At Christmas: (DI Jack Frost Book 1)
Frost At Christmas: (DI Jack Frost Book 1)R. D. Wingfield

Transworld Digital  2010-09-30
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イギリスの警察小説なのですが、これを読んでいるうちに、「文字をそのまま読んでいたら意味不明」な会話のやりとりの裏の意味が、だんだん見えるようになってきました。皮肉っぽい言い回しとか、逆説的な意味とかね。

そして、いま、読んでいるのが、、こちら。

黒田如水
黒田如水吉川 英治

 2013-10-22
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もーね、大河ドラマのあまりのスローな展開に業を煮やしたわけですわ。(戦国時代、詳しくないし)
読んで正解!さすが国民小説作家、文章にリズムあるし、歴史の切取り方が上手だし。大満足。

「へ~」「なるほど~」「まさかの!!」

という展開が、今後の大河には期待できそうということが、しっかりわかったし(^^)。それにしても、まさに波乱万丈人生なのね、「かんべー」様。

大河ドラマ「軍師官兵衛」は、NHK総合で毎週日曜夜放映中(^^)。あれ?もしかして、今晩?

ちなみに "Frost at Christmas"と 「黒田如水」、どちらもkindleでは¥0で購入というのも、読んでいる理由です(^^;)

夕ごはん(予定)

豚肉のしょうが焼き
大根の煮物
納豆
蒸しカボチャ
あげとじゃがいものみそしる

週に1度のテレビタイムが午後8時に迫ってます~。


2014-01-19

"The Book Whisperer. Awakening the Inner Reader in Every Child"

写真は、最近入手した多読用の本たち。ちょっとノンフィクション多めかも??

道内の小中高校では、先週末あたりまでで、冬休み終了。先週のレッスンでは、「宿題が~終わってない~!」の子も結構いました。

いえ、英語じゃなくって、、、

鬼門は、、、

「作文」。

冬休みが始まった直後から「作文が~、作文が~」という声は耳にしていたけど、「国語」は、今のところテリトリーの外なので、ふんふんと聞き流していました。

ところが、ほんとに切羽詰まったのか、「やばい、ほんと、書けてない!センセーどうしよう?」と言われて、「早くやらないからだよ~」と思いつつ、話をきくと、「書けない」理由も納得。

今まで「書く練習」をしてないから。

与えられたテーマは「意見文」。(この時点で、すでにハードル高し。「意見って?」の状態。

例として「携帯について」「SNSについて」「いじめについて」「家族について」「部活について」「知る権利について」「将来の夢」など、もっともらしい(?)お題があげられていました。そして字数は、400字詰め原稿用紙5枚。つまり2000字以内(とはいえ、5枚目には、一文字でもかかってたらOKという、なんのこっちゃ?なルールあり。だったら、4枚でもいいじゃないか!)

社会科でカバーしているだろうに、「『知る権利』ってなに?」だし、日頃LINE使いまっくっているのに「SNSって何?」だし。

「『いじめについて』だったら、、、「いじめは、よくないことだと思います。」で終わりじゃん。5枚もどうやって書くの?」だし。

要するに、、、、5枚にわたる「意見文」とやらを書く「訓練」が一切ないところに、いきなりの宿題。

これって、どうなんでしょう?

LINE大好きAちゃんには、とりあえずLINEや携帯についていいと思うこと、悪いと思うことを、思いつくままあげてもらった。おお、結構出てきます。その上で、ちょっと構成のコツを伝授。(このコツは、英語の長文を読むときにも役立つんだよ~!と言ったら、「今、英語の話はいいから!」だって(^^;)。かなり、煮詰まってるね~(笑)。

Bちゃんは、あれこれ悩んだ挙句、「家族について」農家なので、4世代家族。たくさんいるから、これは、字数稼げるよね~(^^)。Bちゃんは、「構成」という概念が弱い子なので、まずは、ひとりひとりについて思うことをあげてもらいました。。。結果、日頃、考えてみたこともなかった家族、ひとりひとりの様々な面がくっきり現れてきて、なかなかいい感じ、きっといい作文に仕上がったことでしょう。

今回のふたりに限っていうと、いわゆる「交換ノート」というのはものすごく熱心に友達とやっているので、「書くこと」が嫌いではない。ただ、ある種の文章を書くということについての予備知識がゼロだったんですね。

なんだか、もったいないなあって思いました。一番、知りたかったのは、「どう書けばいいのか?」の「形式」の部分。それは、ちょっとしたレッスンで身につくことではないでしょうか?

で、振り返るに、、、私自身、日本の学校で、そういった「形」の部分を訓練した経験が記憶にないなあということ。アメリカの大学で、はじめて「ああ、そういうことなのね!」と目からウロコでした。(いわゆる「レポートの書き方」ですね。)

文章の組み立て方。また、一文をどう広げるか。指導してくださった先生方は、私が書いたことが「説得力があるか否か」だけを見てくれました。その上で「ここはわかりにくい」「ここはもう少し説明して欲しい」とのアドバイス。

アメリカの小中学校ではlanguage artという時間があり、そこでは、文章を読んで、構成を分析し、自分たちも文章を書くそうですね。

小学校で英語の時間増やすより、日本語で説得力のある文章を作る力をつけるほうに時間を割いたほうがいいんじゃないのかな~。そして、何より「読書」の時間を作るべき。

といったことを、「なんちゃって作文アドバイス」しつつ、以下の本を読んで先週、感じました。

著者は、アメリカの小学校で、language art担当の先生。画一的な「教師のためのレッスン」ではなく、どうしたら「生徒本位のレッスンができるか」を試行錯誤して、たどり着いたとてもとてもシンプルな授業方法とは?の実践記録。

この方法、成果もあがるのだけど、未だに、なぜか「異端扱い」されている様子。

「成果があがっているのに」「シンプルなのに」「異端扱い」。

日本の「英語多読」と、とっても通じます(^^)。

 
The Book Whisperer: Awakening the Inner Reader in Every Child
The Book Whisperer: Awakening the Inner Reader in Every ChildDonalyn Miller Jeff Anderson

Jossey-Bass  2009-03-16
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夕ご飯

長いもと白菜、豚肉の塩麹炒め
蒸しカボチャ
柚子ダイコン
ほうれん草のおひたし
納豆
高野豆腐のみそしる

☆「かんべー」くんの絞りの衣装がかわいい(はーと)








2013-08-05

Summer Reading

英語教室は夏休み。花の収穫もピークですが、今年は植え付けの都合や出荷体系の変更で、以前に比べたら「ぽん」と空いた時間ができます。

ということで、積読だった多読本を読んだ一週間。多読カフェに参加してくれている皆さんの読書レベルが、ひたひたとあがってきているんで、ちょっと追われてる気分(^^;)。

読みやすいレベル2から3の本を物色中なのですが、そんな中で、これはいいかな?の一冊はJigsaw Jonesのシリーズ。第一巻目はThe Case of Missing Hamster. アメリカの児童書によくある少年探偵もの。主人公は小2の男の子。友達の飼っていたハムスターの行方を「捜索」するのが今回のミッション。Nate the Greatほどハードボイルド風ではなく、どちらかというと「ちびまるこちゃん」的。ただ、印象に残ったのは、ストーリーの流れの中で、フォニックスの学び方や、ノートのとり方がさりげなく(?)紹介されている点。また、主人公が謎をとこうと担任の先生に質問をするのだけど、この先生、答えを「教える」ことはしません。どうやったらその質問の答えを自分でさがすことができるか、のリサーチの「方法」を伝えるだけ。そんなふうに、ちょっとしたサブリミナルな形で、読者である子供たちが、読みながら学ぶ、ある意味「学習本」なのかな?ストーリーもそれなりに楽しめます。

Jigsaw Jonesよりは、手強いけど、その分読み応えがあったのがJacqline Wilsonの " Girls in Love"こちらは、思春期ドラマ全開。15歳の女の子が主人公で、「親友」のふたりと彼女を軸に繰り広げられる、「全身自意識」の女の子ストーリー。最初は、あまりの「自意識過剰」っぷりに多少閉口しながら読んだけど、最終的には、すっきりと、爽やかなエンディング。途中まで「桐野夏生」で、最後は「宮部みゆき」って感じ。これもシリーズ物だから現在は続編の ”Girls under pressure"に取りかかっています。

いつも思うけど、英語圏での「児童書・ヤングアダルト分野」って、そのままそっくり、日本では漫画の世界が担ってるんだなあ。少年探偵物ったら、「名探偵コナン」だし。思春期ドラマは「アオハライド」とかその辺り。Girls seriesは、イギリスのティーンズの生態が赤裸々だから、心情的にはのれても、たとえば週末のダンスパーティの様子とか、日本の女の子たちからすると、ちょっと引いちゃうかもね。

さて、ここのところ、「いつか読みたい本です。」と数名の方からリクエストがあり、一応は読んでおかなきゃ、、、と、手にとったのが、今更ながらの「ダビンチコード」。総語数約14万語。ほとんどストーリーは知らなかったので、「へ~。こんなオハナシだったの?」と、一週間かかったけど読破しました。夏休みに感謝。まさに、エンタメ小説。

こちらは、読みながら、ダビンチの「最後の晩餐」を思わず画像検索しちゃったり、ルーブル美術館やウイントミンスター寺院に行きたくなったり、読書の枠を超えた楽しみがありました。(観光名所がてんこ盛りなのは、日本の2時間ものの刑事ドラマ風?「湯けむりなんとか殺人事件」みたいな?)そして、次から次にとかなければいけない「暗号」も、ヒトツくらいは解けたりすると嬉しかったし、黒幕が誰か途中でわかったりして「ドヤ顔」気分になれたし、やはりベストセラーだけの魅力はありました。「暗号」を英語でどういうのか?も読みながら、わかったしね~(^^)。

そして、本日届いて、あっという間に読んじゃったのが、"Life on the refrigerator Door"。大人向けの小説ですが、Sarah シリーズや、Winne-Dixieより読みやすいと思う。産婦人科医でシングルマザーの母と15歳の娘が、スケジュールのすれ違いで一つ屋根の下にいても、なかなか会えない中、冷蔵庫にはる「トマトとパンを買ってきてー」「お小遣い、お願い~」などのメモ書きによる「交換日記」の体裁でストーリーは進みます。オチは、読んでからのお楽しみ~。児童書に飽き足らなくなったけど、ペーパーバックはちょっと敷居が高いかも?の方におススメです。

あれ?でも、この本の邦題、、「冷蔵庫の上の人生」なのね??確かにonは、「上」だけど、、、実際は、冷蔵庫のドアに「はってあるメモ=人生」って内容なんだけど~。と、どんな経緯で邦題が決まったのかな?ちょっととまどうが、on the second thought、、、確かにこの邦題も「アリ」なのかな(^^;)。ちょっと意表をつくという意味で。

絵本もいいけど、ストーリーの歯ごたえがある小説もいいな、、の夏です。


The Case of Hermie the Missing Hamster (Jigsaw Jones Mystery)
The Case of Hermie the Missing Hamster (Jigsaw Jones Mystery)James Preller R. W. Alley

Scholastic Paperbacks  1998-11
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Girls in Love
Girls in LoveJacqueline Wilson Nick Sharratt

Corgi Childrens  2007-10-11
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The Da Vinci Code
The Da Vinci CodeDan Brown

Anchor  2006-03-28
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Life on the Refrigerator Door
Life on the Refrigerator DoorAlice Kuipers

Macmillan Children's Books  2008-08-01
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夕ごはん

焼き餃子
ひじきとちくわの炒め煮
冷奴
イカの塩辛(手作り)
ミソきゅうり
納豆
新じゃがとシメジのみそしる




2013-05-30

MINDSET

タブレット全盛。電子書籍の時代、、などと言われておりますが、、どうなんだろう?

と思ったのが、ずいぶん前に購入してPCにおとしたkindleを使って読んでいた本をようやく読了しての気分。

タブレットなら違っていたのか?

とも思うけど、なんだか、自分には読みにくかったです~。内容のせいか、慣れの問題か?

読んでいたのはMIND SETという一冊。教育関連でもあり、心理学関連でもあり、、、。かいつまんでいうと、「自分の能力は、これくらい。相手の能力もこのくらい」と決め付けるfixed mindsetの限界と危険性に対して、「自分にはあふれる可能性がある。組織にも」と、未来に向けて開かれた意識をもつgrowth mindset重要性と必要性を書いた一冊。コーチング、マネージメントをする立場の人にとっては面白い本でしょう。

テニスの天才と言われたマッケンローは、前者で、自分の能力を過信するあまり、スランプに陥ると「自分はダメだ!」と逆に自信喪失。成長を止めてしまった例で登場。また、一時期もてはやされたアイアコッカもこのタイプで、「王様」になってしまい、部下に対して「恐怖政治」で挑み、関係した企業を破綻に追い込んだ例で登場。

などなど、スポーツ界、音楽界、ビジネス界、そして教育界において、いかにgrowth mindsetが大切かをこれでもかーの例示たっぷりで説明しています。

その例示が、具体的なのはいいのだけど、多すぎてちょっと閉口。それも読書スピードがあがらなかった原因。しかも、画面で読んでいると、流し読みがしにくく、最後までしっかり読みました。

例示の多さ、アメリカのこの手の本に多い手法ですね。確かに、英文での論文は「とにかく具体例で、説得力をあげよ。」だからあたりまえか。和書だと、あんまり具体例ってでないですよね。もうちょっと精神論になるのでしょう。

英語教室関連での学びでいうと、「当人の才能、能力ではなく、やった努力、プロセスを評価すること。」これ、BBカードのレッスンでは、難しかったりするけど(^^;)。ゲームしながらセンテンス繰り返しているだけだから、努力した気分ないだろうし(^^;)。声のかけ方の工夫で、なんとかなるかな?

素敵だなあと思ったのは、テストの点数よりも、「テストへの準備をとおして、あなたは、何を『学んだ』のか?」を重視しましょうという視点。うーん、ついつい、点数が気になりますが、実はそうなのよね。めちゃくちゃ簡単なテストでいい点とっても、どうなのよ?ですし。

身の回りの人間関係にも応用ができるgrowth mindset、パラっと読むにはいいかも。。。


Mindset: How You Can Fulfill Your Potential
Mindset: How You Can Fulfill Your PotentialCarol S. Dweck

Robinson Publishing  2012-02-01
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翻訳版はこちら。

「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力
「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力キャロル S.ドゥエック 今西 康子

草思社  2008-10-27
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夕ごはん

焼き餃子
しらすおろし
長いもすりおろし
根菜の煮物
じゃがいもとあげのみそしる



2013-05-06

「逝きし世の面影」

きっと、ここは英国の湿地帯。この低温と曇り空は、シャーロック・ホームズや「嵐が丘」の世界、、ということにしておきたいGW。引越しも農作業も延期のままです(^^;)。

曇天模様の空の下~、できることは限られていて、、、読みかけの本や図書館の本をひたすら読む日々。今日は、ひとこと感想と読んだ本を列挙しちゃいます。

「逝きし世の面影」(渡辺京二著 平凡社) 

お友達から借りたままで一体「何年?」の本。大部すぎて、中断しちゃうと読みなおすまでに体力が必要な一冊。だけど、とってもおススメです。江戸後期から明治初期にかけて日本をおとずれた外国人による紀行文、日記に描かれる風俗、文化、人間たちを解説、分析することで、「いったい『日本』ってどんな国?」をあぶりだしています。

なかなか、いい国じゃん!って思えるし、著者のスタンスは「失われた日本」みたいな感じなのかもしれませんが、底の底の方にある心性は、まだ残っているように思います。それを改めて感じられるのもこんな一冊を読んでのことかも。

こんな簡単な感想ではもったいないほど内容が充実した一冊。

とにかく、読み終えて達成感たっぷり~!(私がお借りしたのは葦書房1998年版)


逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)
逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)渡辺 京二

平凡社  2005-09
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「僕の死に方ーエンディングダイアリー500日」(金子哲雄 2012年小学館)

昨年、自分のお葬式までプロデュースした上で急逝なさった流通ジャーナリストの金子さんの本。マ末期がんを告げられてからの彼は、内面から湧き出る使命感でいっぱいになり、恐らく「フロー状態」で、生き抜いたんだろう。図書館から借りました。

僕の死に方 エンディングダイアリー500日
僕の死に方 エンディングダイアリー500日金子 哲雄

小学館  2012-11-22
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「子どもへのまなざし」(佐々木正美 著 1998年 福音館)
「続・子どもへのまなざし」(佐々木正美 著 2001年 福音館)

「布の会」で子育て中の方から勧められたシリーズ。一冊目を読んだ方からの質問にこたえる形でまとめられたのが2冊目。著者は児童精神医学の専門家です。どちらもかなり分厚いのですが、平易な文章で語りかけるように書かれているので、読みやすい。主に乳幼児の子育てについて、保護者と保育関連の仕事をしている人に向けて書かれていますが、とっても深い。

「無条件に受け入れられた経験がない子は衝動的になる」
「しつけの前に、子供の欲求はとりあえず受けとめましょう」
「受け入れらた経験がある子は、自己肯定感高く、いろいろなことに挑戦できる」

こうした「こどもへのまなざし」ももちろんなのだけど、どうしてもそんな風にこどもを「みることができない」親にこそ、ケアが必要。と、「おとなへのまなざし」が光っている本です。

教室でのあんなこと、こんなこと、がストンと腑に落ちました。

先の渡辺京二さんが言うところの「古きよき日本にあった」コミュニティ感覚が希薄な現代での子育てはとってもたいへん。それでも、まずは気づいた人が周囲にあたたかく働きかけることで道は拓けるのでは?と前向きなお話がたくさんありました。発達障害や学習障害についての解説も充実しているシリーズ3巻目を読書中。
子どもへのまなざし
子どもへのまなざし佐々木 正美 山脇 百合子

福音館書店  1998-07-10
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続 子どもへのまなざし
続 子どもへのまなざし佐々木 正美 山脇 百合子

福音館書店  2001-02-28
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ということで、結構、充実したGWだったかな~(^^;) 紹介した4冊、自分の中では、とってもいい感じでシンクロしています。

夕ごはん

ウインナとちんげん菜の炒め物
焼き鮭
わかさぎの南蛮漬け
こんにゃくとれんこん、鶏皮の炒め煮
長いもすりおろし
ぎょうじゃにんにくと高野豆腐のみそしる

2013-02-07

「英語となかよくなれる本」

そろそろ受験シーズンも本格化。中3の子もそわそわだったり、「いっぱいいっぱい」だったり。自分が今ある力でしか勝負できないから、それを目一杯だせるようにね~。

中学を卒業するって、かなり「広い世界」に飛び出すこと。列車(と呼びます。この地域では。)に乗って1時間くらいかけて学校に行くこと。地元育ちの仲間以外のともだちを作ること。そして将来に向けてあれこれ本格的に準備すること。

そんな準備のオプションのひとつに、もしかして「英語」がはいったら嬉しいかな~(^^)。

「イマドキ、英語くらい話せないと」なんて、先週あたり、受験勉強もロクにしてないのに、生意気なことを言った子もいるんですが、そういう漠然とした社会からの要求をオウム返しにしているうちは、自分でなんとかしようって思えないはず。

もしかしたら、私自身がもうちょっと自分の体験をガシガシ語ったほうがよかったかなあ?と後悔する最近なのですが(いえ、たいした体験がないから、話せなかったのだが。汗汗。)

たとえば、こんな本と最近出会いました。

ずばり、、、「英語となかよくなれる本」(高橋茅香子著 文春文庫 2005年)。著者は、英字新聞の記者を経て翻訳家になった「英語の専門家」。まずはアガサクリスティのミステリーを原書で読むことから英語に親しんだというのだから、ちょっとね~。ハードル高い感じではあります。

ただ、著者の高橋さん、まさに「好奇心ガール」ともいうべき方で、クリスティはともかく、食品のパッケージや、旅行のガイドブック、ハウツー本など、「活字」がついていれば、どこからでも「入り口」になるということ、そして、その「入り口」の先に起きるできごとを、とてもきれいでわかりやすい「日本語」で語ってくれている。

ご本人が、ほんとうに「(英語を)読むこと」と、そこからひろがった世界を楽しんでいるということがひしひしと伝わってくるのです。読んでいてわくわくしてきて、紹介されている本を次から次へと読みたくなる感じ。

こういうエネルギーが「伝染」していくんだよね~。

初出は晶文社から1999年なので、まだアマゾンが日本になかったころ、どうやって米国のアマゾンコムから本を取り寄せたのか、、の顛末のあたりは「そんな時代もあーったね♪」と思わず中島みゆきが脳内に登場しました(^^)。そして、おそらく当時には一般的でなかったyoutube、TEDなどの動画サイト、絵本サイト、音楽サイト、そういうものもどんどん使おうと今の高橋さんなら仰ると思います。

そんな一冊が、なんと今やkindleで購入できるというのも感慨深い。



英語となかよくなれる本 (文春文庫)
英語となかよくなれる本 (文春文庫)高橋 茅香子

文藝春秋  2005-08-03
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夕ごはん

麻婆豆腐
ほうれん草のおひたし
明太子
納豆
春菊とあげのみそしる


2013-01-08

「図書館戦争シリーズ」

「このごろの子供たちは、興味の幅が狭いのでは?」と、ある会合で出た話題。

「なんのかんの、自分たちが高校生くらいのころは、やることないから本読んだりしてたけど、今のこどもたちは、ケータイ、スマホでネット見て時間つぶすじゃない?あれって、やっぱり脳の使い方がゆるくなるんじゃないのかな?読書って、集中力必要だけど、ネット見るときって上の空でもできるって、自分も感じるもんね~」

だいたい、こんな趣旨のご意見でした。そうなのかな?そうかも、、、、やっぱり本を読むのって頭の体操にもなるよね。だけど、ネットや他の媒体に慣れきって「咀嚼力」がなくなってきている子にどうやって「読書」に気もちを向けさせることができるかな?

の答えが、もしかしてあるかも、、、のシリーズをこのお正月読破。

「図書館戦争シリーズ」。全3巻プラス別冊2巻の計5巻。

舞台は近未来。市民の無関心でいつの間にか成立してしまった「メディア良化法」による、書物の事実上の「検閲」に対抗するため武装した「図書館」。その名も「図書隊」の隊員たちを主人公に、差別用語の問題、表現の自由と公序良俗のバランスについてからスピンオフストーリーでは、児童虐待からストーカーまで、扱うテーマは幅広く結構「硬派」。「表現の自由」と「図書館」を守るために武装してるから、かなり派手な銃弾戦ありのアクション物です。

アクション物なのだけど、、、ほら、塩っ辛いポテトチップスを食べていると、今度は甘いクッキーに手が伸びたくなるじゃない?ということで、「硬派なアクションストーリー」にはさまれているのが登場人物たちの「恋愛模様」。これが、もう、少女マンガさながらの「甘さ」が満載。「塩気」と「甘さ」のミルフィーユ状態や~。

「表現の自由」とは?などの硬いテーマが苦手でも、遅々として進まない主人公たちの恋愛状況が気になり、読み続けちゃう層もいると思う。

という設定の巧みさで読者を惹きつけている作者がシリーズを通じて訴えているのが、「どんな本でも本は本。表現の自由、読書の自由は絶対に死守されるべき」ということなのです。作者の「本」への愛情がたっぷり感じられます。

で、このシリーズがどうして「読書離れ」のこどもたちを本に呼び戻すかも、、と思ったかというと、「本」がテーマでありながら、少年漫画、少女マンガ、テレビアニメ、アニメ映画そしてこの春(ゴールデンウイークあたり)には、実写映画化されるという「メディアミックス」てんこ盛り。言い換えればそれだけいろんな媒体に引っ張られるほど、わかりやすいキャラクターと筋立てなんですが。

たとえば、漫画を読んで、そしてアニメを見て、「じゃあ、原作どんなだろう?」と手にとってくれる人がほんのひとりでも増えますように、、の祈りを感じました。そして、こういう楽しい本を一冊読んだら、次の本に手が伸びるかも、、、。活字離れというより、まさに「メディアミックス」で相乗効果が出ればそれはそれでアリなのでは?(それにしても、実写楽しみだ~。)

表紙のデザインに、作品内のキイワードがさりげなく描かれているセンスもよかったです。

それにしても、しみじみ「図書館」ってありがたいな~。このシリーズも全部図書館で借りたし(笑)。


図書館戦争
図書館戦争有川 浩

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夕ごはん

ポテトコロッケ
きんぴらごぼう
長いもすりおろし
イカの塩辛
白菜の漬物
大根とニラのみそしる






2013-01-03

「のぼうの城」

新年あけましておめでとうございます。

新年二日ほどは、比較的穏やかでしたが、今日の昼前から突然の暴風雪。あっという間に積もった雪を夕方、始末しました。

皆さんは新年をいかがお過ごしでしょうか?今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年始、視聴したテレビ番組の中で、印象的だったのが、「ほこ×たて」。究極の2者を対決させる番組です。これ、いろんな対決があるのですが、企業同士の対決の中にはこの番組の出演により、就職希望者が激増するケースもあるそうで、この国の技術や知恵の凄さを伝えるには「プロジェクトX」より上かも?の充実度。

今回のテーマは「なんでもぶっつぶす金属球」VS「絶対に割れないガラス」。穴があいて、ガラスの向こうにある旗を取り出せたら金属球の勝ち、というルール。どちらも、それぞれの製品を開発、使用している企業の担当者がガチンコ勝負。

結果、穴は開いたものの、旗を取り出すにはいたらず、、、勝敗はどうする?の場面で、「ああ、これって、世界標準からいったら異端かも?」のヒトコマが。。。

金属球側→「穴は開いたけど、旗が取れなかったから、我々の負けです。」
ガラス側→「旗は取られなかったけど、穴が開いたから我々の負けです。」

結果、「引き分け」で番組は終了したのですが、これって、もし、「あの国」や「あの国」でのお話だったら、絶対両者が全く逆の理屈で、「勝ち」を主張するのでは?

おそらく、金属球側は「穴が開いたからおれらの勝ち」、で「ガラス側」は、「いえいえ、旗をとられてないからうちらの勝ち」。

この場面で、「あっさり負けを認める」ってのが、この国の文化なのか、倫理観なのか、とっても面白く、そして好ましく思いました。(世界標準で通用するかどうか、は別問題だけど。)

「戦い」について、どう考えるか?の哲学の問題なのかな。

戦いといえば「戦国時代」。ちょうど知人が貸してくれた「のぼうの城」(和田竜著 小学館文庫 2010)上下巻をこの年末年始に読破。

映画にもなった「忍城」の攻防についての物語。こんな史実があったことすら知らなかったけど、たった500人が2万人の大軍を退けたというのだから、そりゃー、映画にもしたくなるよね。

あんまりたよりない風情に、周りが「おれらが、何とかせねば、、」と奮起してしまうリーダーが主人公なんだけど、そのリーダーが、ほんとに「でくのぼう(のぼう)」なのか、「フェイク」なのかがビミョウであるのと、「負け組」の武士たちと、農民たちが、エリート集団を撃沈するという戦いの妙がストーリーの魅力でした。

この「ふにゃふにゃリーダー」、「のぼう」ではあるものの、人情の機微に厚く、芯はしっかりしてる。だから、今の日本の「リーダー」とは同じように見えて「格」が全然違う。現代日本の「自称リーダーたち」には、「のぼう様」のようなしなやかさと、まっすぐさが足りないように思います。それならいっそ、「リーダー不在」が、もしかしたらデフォルトで、しっくりくるのかもしれないな。また、この物語の中でも「負けを認める潔さ」の美学が描かれています。

そういう感性、「ぐろーばりぜーしょん」の中では、不利なのだろうけど、サイズに合わない靴をはくぐらいだったら、もういっそのこと「うーん、ムリヤリ靴をはいていたけど、実は下駄の方がやっぱりしっくりくるんだよ」と開き直った方がいいのでは?と物騒なことを思ってしまう年始でした。(それが通用していたら、今の日本になってないんだよね。。。。)

さらりと読むにはうってつけの戦国物でした。


のぼうの城 上 (小学館文庫)
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夕ごはん

キムチ鍋



2012-11-29

「アンのゆりかご~村岡花子の生涯」



えー、引越し後、ようやく片付けも落ち着き、今日はレッスンもない完全オフ日~、(自治会の集まりなどはあったけど)。あっという間に終わりそうな11月。で、来月はもう12月!

12月といえば、、、ああ、またクリスマスレッスンの予定考えなければ、、、(遅い?)

昨日のレッスンでも、、、

「センセー、クリスマスやるの?」(小2女子)

やるよー(汗)。

「センセー、ハロウインのとき、時間短すぎ!今度は、6時までやって!」(小6女子)

う、、、でも、次に中学生のおねーさんのクラスあるよ~(汗)。

「センセー、今度は、サンタの格好するからね!」)(小6女子)

う、、、ついにハロウインがクリスマスにも侵食したか?

人数、メンバーの学齢、他のお稽古事など、調整事項が山積み。(それより何より内容だよね~)

さてさて、こんなにみんなが楽しみにしているクリスマス、。日本の隅々にまで浸透した原因のひとつには、絶対「ミッションスクール」の存在があると思う。

「ミッションスクール」。

自分がこどものころは、単に「お金持ちの行く私立の学校」としか認識がなかったけれど、キリスト教系の学校。そして、そのミッションスクールが日本の近代化に大きく貢献したんだなあというのが一番の感想だった一冊があります。

「アンのゆりかご~村岡花子の生涯」(村岡恵理 著 2011年 新潮文庫) 「赤毛のアン」の翻訳者として有名な村岡花子さんの伝記です。明治後期、地方出身の比較的貧しいクリスチャンの家庭に生まれたものの、進歩的な考えにあこがれた父親により、当時、上流階級の女子のみが通っていた「東洋英和女学院」に給費生として進学。そこで、英語はもちろん、ありとあらゆる「欧米的なもの」に囲まれて育ちます。日本にいながらさながら「租界」のように、カナダ出身のシスターたちに徹底して西欧的な思考、キリスト教的博愛主義を叩き込まれるわけで、これって、「駅前留学」どころじゃないかなり高級な「国内留学」!(ある意味「洗脳」かも、、、と思えた。)そこで出会った柳原燁子(のちの白蓮)とは、アンとダイアナのようなbosom friendsになっなるというエピソードも。

「東洋英和」でつちかった英語力で、戦後間もなく、あの「赤毛のアン」を翻訳、出版するのですが、その翻訳作業は、太平洋戦争末期の東京で、空襲警報の中、「いつかこの本が陽の目を見る世の中がくること」をひたすら祈りつつ行われていたそうです。

そして訪れた戦後、ミッションスクールで培った「博愛精神」と人脈を生かし、婦人参政権運動にも参加するなど、やはり、当時の基準からすると、かなり「活動する女性」だったようです。で、このくだりで描かれる戦後民主主義の牽引役は、ミッションスクール出身だったり、クリスチャンだったりと、もともと「欧米的なものの考え」が染みついている層。こういうのも、戦後復興が「順調」にいった要因のひとつなんでしょうね。

実は私自身は「赤毛のアン」の熱心な読者ではなく、小学生のころ読んだ「アン」はダイジェスト版で「村岡訳」でもないので、ある意味「本場」の教養ある英語を身につけた人が訳した本ってどんなだろう?と遅まきながら読んでみたくなりました。(東洋英和のセーラー服のスカーフのエンジ色は、、、カナダのカエデの葉っぱ色だったのね~。その前に、東洋英和がミッションスクールだったとも知らなかった!恥!)

また、本書に登場する「当時の進歩的な女性」たちの「家庭」と「仕事」との距離感の折り合いのつけ方は、現代にも十分通用するテーマのように思え、「アン愛読者」ではなくても、戦前、戦後の女性史としてもおもしろく読めます。

なかでも、一応「クリスチャン」であり、どっぷりその環境で生き、暮らしてきたものの、どうやら村岡花子さん自身の内面は宗教としてのキリスト教的なものからは、ちょっと距離を置いていたような節がうかがえ、そのあたりがまた、いろんなことを示唆している気がします。

著者は、村岡花子さんのお孫さん。「懐かしい私のおばーちゃん」的な読みものではなく、終始、客観的な筆致にも好感。

「赤毛のアン」ファンの友人から借りた一冊。自分では絶対手に取らない本で楽しめるのが読書好きの友を持つ醍醐味だね。

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)
アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)村岡 恵理

新潮社  2011-08-28
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あー、それにしてもクリスマスレッスン、、、近づくなあ。。。

(ちなみに、それこそクリスマス大国アメリカで生活していたときでさえ、ユダヤ系の子は「うちは、クリスマス、関係ないよ~」と涼しい顔をしていました。それほど、実は宗教行事なのです。当たり前だけど。)

夕ごはん

豚肉と白菜の炒め物
炒り豆腐
イカの塩辛
長いもすりおろし
大根とわかめのみそしる


2012-09-16

「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」

昨日の女満別は最高気温31.9度。道内で一番気温が高かったそうです。

9月も半ばでこの気温というのは、ほんとうに珍しい。なにが、どーして、どーなってるんだか?

ほんとうに「暑い」夏でした。でも、、そもそも、なぜ夏は暑いのか? 

最近読み終わった村山斉さん著の「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」(集英社 2011)によると、ある年のハーバード大学の卒業式で、この質問をしたところ、ほぼ全員から間違ったこたえが返ってきたそうです。(文系の子にたずねたのかな?^^;)

なんとなく、夏は太陽が地球に近づき、冬は遠ざかる、、、と思いがですが、正解は、太陽の高度に関係するそうで、夏は太陽の高度が高いから、同じ面積にあたる太陽光線の量が増える、、だそうです。(それでも、わかったような、わからないような。。。。)

この本では、太陽と地球の関係から、話はタイトルどおり、宇宙のしくみについてわかりやすく解説してあり、中高生にもおすすめです。ニュートン、ガリレオ、ケプラー、そしてアインシュタインなど、天体についての考え方の歴史から、最新の「宇宙理論」まで、推理小説のような面白さ。

わたしは同じ著者の「宇宙は何でできているのか?」(幻冬舎新書)を最初に読んだのだけど、途中でちんぷんかんぷん。それが、この本では、かなりわかるようになりました。(素粒子のあたりから、また、霧の中に入った気分ではあるが。。。。笑)

詳細はぜひ、本書を読んでください、、、ですが、ふたつだけ印象に残ったこと。

ひとつは、自然界の原理や法則、科学の理論はシンプルな方が説得力がある。美しい。ここでもSimple is bestなのですね。

ふたつめは、本書のタイトルにあるように、宇宙のしくみって「実にうまくできている」。まるで生命、人類が誕生する「ため」に作られているかのようなビミョウなバランスの上に成り立っているということ。これは、もう、奇跡的なこと。

たまには、というか、なんとなくでもいいから、「宇宙の大きさ」や「ふしぎ」について頭のすみに置くことが大切だなあと思います。

身の回りのトラブルや、意地の張り合い、主張のぶつかりあい、国と国との争いまで、とっても「小さく」見えるはず。なかなか難しいことだけど、そうしたら、いろんなことが、シンプルで美しくなるんじゃないかな~。

最後に、おまけ。宇宙の天気がわかるってご存知ですか?こちらのサイト、その名もずばり、「宇宙天気ニュース」では、主に太陽活動の様子を伝えてくれます。「太陽風は穏やかです」とか言われると、なんとなく「ほっ」としたりして(^^)。


宇宙はなぜこんなにうまくできているのか (知のトレッキング叢書)
宇宙はなぜこんなにうまくできているのか (知のトレッキング叢書)村山 斉

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夕ごはん

ピーマンの肉詰め
いんげん
トマト
いくらのしょうゆ漬け
ぬかづけ
あげとにらのみそしる



2012-09-07

あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版

あれあれ、あっという間に9月ですねー。

ここのところ、なんだかバタバタとしています~。

レッスンは本格化し、農作業もまだまだ続き、大根はどうしよう?あそこの草取り、いつ終わるかなあ?あ、ニンニクも整理しないといかないし、、、来月にはハロウイン、えーと、それから、、教材も注文しないと、、あ、プリントも作らなくては~、あの保護者の方にメールしとかないと、、、と、やらなくてはいけないことが盛りだくさん。

最近、大事なことが抜け落ちる頻度が多く、家人から「若年性痴呆」を疑われているような気も。。。
本人、「だいじょぶ、忙しいだけだから~。暑いだけだから~。」と思っているあたりが逆に危ないのかも(^^;)?

これは、ただでさえ、注意力が拡散傾向にある自分にややオーバーワークな状態で、さらに脳内整理ができなくなっているのだと思うのです、、、ほら、だって、夕ご飯のメニューとか、ゴミの整理とか、買い物とか、そういう家事にまつわる情報も頭の中にいれとかないといけないじゃない?おまけに、今月は、ワタシのお気に入りの俳優くんが、ひさびさにテレビに登場頻度があがっていて、そちらもチェックしてなきゃだめじゃない(←いえ、だめじゃないっす。)?

同じような状態の方、多いのでは?

どうにかしたいなあ、、と思っていたところ、図書館で発見した手帳術の本。「付箋を活用して情報を一元化する」っていうのはどこかで見たことがあるような、、、ですが、ポイントは、まさに「主婦のための」と銘打っている点。つまり、大きな仕事より細かい雑務が多い人、あるいは子供の様子次第でスケジュールが流動的になりやすい人向けにアレンジされています。

私の場合、こどもの様子の部分は、天候次第で流動的になる農作業に代入できますね。

読んでみると、なるほど、なるほど。本文にもありましたが、情報を「外付けハードディスク」に入れる感じですね。ハードディスクが、つまり「手帳」。

ちょっとやってみたくなりました。写真で見本も掲載されていて、それが、マスキングテープでデコってあったり、カラフルで、ごちゃごちゃしている感じが、とてもかわいい。

この本では、A5サイズの手帳をすすめていましたが、手元のバイブルサイズで実験。

ほんの数日、試しただけなのですが、、、

数年にわたり、「やらなきゃー」と思っていた教材の多読本シリーズに「レベルごとにわけてCDをつける」を、なんと達成!

ただ、付箋に書いて、手帳にはっただけなのに。

むむむ、、、これは、効くかな?

メモ魔で、なんでも書いておきたい方には、合っている方法かも?

で、驚いたのは、料理研究家であるこの著者さん、この「手帳術」でセミナーを全国で開いているんですね~。しかも「セルフカウンセリング」のセミナーまで。。。若干、この部分が気がかりだけど、よさそうなことは取り入れよう。だって、ジブン、「鶏頭」だから(^^)。

それにしても、、「すてきな奥さん」ってタイトルの雑誌、すごいよね~(^^;)。


あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版 (別冊すてきな奥さん)
あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版 (別冊すてきな奥さん)浅倉 ユキ

主婦と生活社  2012-04-18
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夕ごはん

鶏の照り焼き
干し野菜のマリネ
冷奴
納豆
糠漬け
あげとしめじのみそしる




2012-07-24

"Cloudy With a Chance of Meatballs"

晴天の日々が戻っています。「暑い」なんて言ったら、罰があたりそうですが、作業するにはちと「暑い」。

北海道民にとっては、ちょっと「暑い」。

最高気温は26度くらいだったでしょうか(^^;)。早朝、花の収穫をして、朝食後、ハウス内の草取り。10時くらいには気温があがってくるので、作業を中断して、教室の片付けなど。

図書館に行ったら、「ようやく、夏ですね~。」と司書の方がニコニコ。

コンビニでも「お、夏になったね!」とおじさん同士がご挨拶。

先週ずっと雨模様で15度くらいだったからね~。

午後、ちょっと日差しが弱くなってから再びハウスで除草作業をしていたら、農協の花出荷担当くんが、顔を出す。「咲いてきましたねえ~」と、ニコニコ。

ええ、ようやく、、、今年は遅れてますからねー。でも、もうすぐ出荷できそうですよ。

暑い中、あちこち回っているんでしょう。お疲れ様です~。

「昨日から、暑くて、ちょっと大変です。」

本州の皆さん、ほんと、ごめんなさい。暑さに慣れていないんです~。通常なら、今の時期、最低気温が17度くらいなのに、暑くなったとはいえ、まだ14度くらい。。。。

麦の収穫作業も、まだまだ始められない様子。異常気象でもあるのかな。

さて、天候不順といえば、、こんな絵本があります。雨や雪じゃなくって、、、パンケーキやハンバーガー、ゼリーなどが天から降ってくる不思議な町。そこに異常気象が起きたら?

やや梅図かずおを思わせる細かい描写の絵が妙にSFチックな一冊。この作品では、町の住人は最終的に「移住」をしたのだけど、最後、ちょっと納得いかないところもあり。そうじゃないだろう?と、「なんちゃって農家」は思いました。



Cloudy With a Chance of Meatballs
Cloudy With a Chance of MeatballsJudi Barrett Ronald Barrett

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夕ごはん

厚揚げと干ししいたけ、貝柱のオイスター煮込み(ちんげん菜も)
塩さば焼き
イカの塩辛
かぶの漬物
長いもすりおろし
キャベツのみそしる




2012-07-14

「村上春樹 雑文集」

今日は、薄ら寒い一日。15度くらいだったかな。風が例年より冷たい日が多い7月です。

九州の大雨、洪水のニュースがとても気になります。(昨夜は、洪水と竜巻の夢を見ました。去年の震災、津波からの「流れ」がまだ続いている感じ。原発事故も含めて、「2011年」は、未来の「日本史教科書」で、覚えなければいけない年号になるんだろうな。

そして、「2011年」ではなく、「1995年」も、大事な年と語るのが、「1Q84」の著者、村上春樹。

知人の「村上春樹ファン」が貸してくれた「村上春樹 雑文集」(新潮社 2011)にあるエッセイからです。

もちろん、1995年といえば、阪神淡路大震災、そして地下鉄サリン事件のあった年。著者は、その後、サリン事件の被害者、また元オウム真理教信者にインタビューをして作った本も上梓しています。

「雑文集」は、タイトルとおり、ジャズについて、翻訳について、また、有名な「卵と壁」のスピーチまど雑多にいろいろな文章が掲載されています。中でも、このサリン事件をめぐる一文が、とても今の状況とシンクロしていて、ドキドキした。

詳細は、ぜひ読んでみてほしいのですが、特に印象的だったのが、オウム真理教に入信してしまった「知的理系エリート」たちが、「思春期に小説を読まなかった」人たちだったというくだり。著者は、「フィクション慣れしていない彼らは、容易に麻原が描く稚拙なフィクションに傾倒し、また、フィクションをフィクションだと認識できずに、閉じた世界に入り込んだままになったのではないか」と分析しています。(←もっと、格調高く、説得力ある形で本文では説明されていますが。)

「原発事故」、「放射能汚染」をめぐってのいろいろな言説にも、ここで言われている「稚拙なフィクション」に似たものもたくさんあるし、サリン事件のころより世の中の不安定さって進んでいるから、それこそ「アンダーグラウンド」で、いろいろなものがうごめいているような予感があります。

(飲み込まれないために必要なのは、「複眼的視点」なのだろう。「わかりやすい言葉、感情に訴える言葉」に要注意なのは言うまでもなく。その感覚を鍛えるためにも小説、あるいは物語は有効、、、ってことかな?)

このエッセイだけで、なんだか怖くなった一冊。

しかし、この部分は別にしても、村上春樹という人の輪郭がわかる一冊でもあります。

高みを目指して、黙々とルーティンを守った生活を続け、中華料理は食べない(美意識らしい。巻末の和田誠と安西水丸の対談で暴露されている。)など、誰かに似てるかも、、、と、思ったら、、、

マリナーズのイチロー。

「努力する天才」がここにもひとり。いや、天才だから努力できるのか?



村上春樹 雑文集
村上春樹 雑文集村上 春樹

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こちらのロングインタビューも読み応えあり。なるほど、19世紀のロシア文学や西洋文学がおもしろい理由がよくわかりました。

2冊を貸してくれたMちゃん、thanks!



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夕ごはん

ハンバーグ(付け合せは、しいたけとピーマンのいためもの)
ブロッコリ
ほたての佃煮
からし菜のつゆびたし
長いもすりおろし
かぶとあげのみそしる


ハンバーグには、たまねぎをいためたものをたっぷり。



2012-07-12

「読むだけですっきりわかる日本史」

「社会がニガテ~」という中3のAちゃん。(いえ、実際は、ニガテっていうほどでもないのよ。)



教科書の編集のせいか、たしかに細切れで、何がなんだか時系列もつかみにくそう。自分の中学生時代をふりかえっても、単発の単語や年代は覚えたけど、それがどういう意味を持つのかまで納得した記憶はないですね~。そんなもん?

何かいい本はないかなあと探して見つけたのが、「読むだけですっきりわかる日本史」(後藤武士著 宝島文庫 2008)

帯では、AKBのマリコ様が、「忙しい麻里子でもいっきに読めた!」と微笑んでいます。

で、読んでみた。

確かに、わかりやすい。

これを読んで、細かいことを「覚える」のは、ちょっと大変かもしれないけど(若い中学生なら、5回も読めば、通史は頭にはいりそうだが。)

結局、、、歴史って、、「権力争い」の繰り返しなのねーってわかります。(そして、日本史の場合、避けて通れないのが「天皇制」の不思議さ。)

ひとつのシステムが行き詰まり、壊れると、次のシステムが生まれ、なんとなくうまくいったりいかなかったり、そしてそれがまた壊れて、次のものがやってくる。

その流れの中で、「いま」があるということを忘れないためにも、大局的に物事を見るためにも、歴史をざっとおさらいするのも悪くないな、と思いました。

(仁徳天皇陵って、今は言わないのね~。びっくり!)

読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)
読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)後藤 武士

宝島社  2008-06-03
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夕ごはん

塩さば
からし菜のおひたし
ブロッコリ
ひじきの煮物
長いもすりおろし
ブロッコリの茎とかぶの漬物
とうふのみそしる



2012-07-03

"Who was Steve Jobs?"

えー、報告です~。ヒバリ4羽。無事に巣立ちました。(やっぱり、巣からはみだすと、出たくなるのね~。)

先月末から暑い日々が続いています。カラーも芽を出し、葉っぱも出てきたけど、同時に、雑草もぐんぐん育つ(^^;)。作業に追われる日々。きょうは、ハロウィーン用のかぼちゃ苗を定植。

さてさて、そんな中でも注文して届いた英語多読用の本、昼休みなどに少しずつ読んでいます。最近、読んだのが"Who was Steve Jobs?"そう、アップル創業者で昨年なくなったSteve Jobsの伝記です。我が家には、かなり昔からのMAC愛好家がいて、アップルコンピュータには馴染みがあるのだけど、Steve Jobsさんのことは、ほとんど知らなかったとこの本を読んで痛感。

たとえば、、、

1)彼は、技術者というより「説得の天才(悪い言葉だと「人たらし」?) あるいは「話術の天才」。
2)え、結婚してたの?こどももいたの?(あの風貌と、デザインセンスへのこだわりで、私はてっきり、、、、アチラの方面の方だと思っていました。

そして、、、
3)え~!!"Anywhere but here"を書いたMona Simpsonのおにいさんだったの~?

この3)が強烈な新情報でした。みんな、知ってたのでしょうか? "Anywhere but here”(ここではない何処か)は、数年前に読んで、このブログでも感想を書いておりました。それは、こちら

なかなかに、才能豊かな兄妹だったんですね。

あ、Jobsさんの話でした(汗)。

"Who was Steve Jobs?”は、スティーブ・ジョブスの本格的な伝記はちょっとヘビー、、という人にもおススメ。コンパクトですが、わかりやすく彼の一生がまとめられています。ちなみに、、、我が家のMAC愛好家(最近は、いろいろ不満もあるらしいが。。)は、上記の1)と2)は、既知の事実だったみたい。

「え、知らなかったの?」って言われました。(3)については、おそらく、「なんだそれ?」の情報だろうと思って、尋ねていません。)



Who Was Steve Jobs? (Who Was...?)
Who Was Steve Jobs? (Who Was...?)Pam Pollack Meg Belviso John O'Brien

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それにしても、、この"Who was,,,,"シリーズの表紙、往年の「ぴあ」を思い出させますね。

夕ごはん

塩鮭
冷奴
野菜いため
長いもすりおろし
あげと春菊、しいたけのみそし



2012-06-24

「幸田家のきもの」

読書が好きです。作家さんでこれ!というのは、と~っても少ないのだけど、五体投地したいくらい尊敬しているのが幸田文さん。絶句するほどの文章の切れ味。お父様である幸田露伴も数編読みましたが、昭和30年代後半生まれには、歯ごたえありすぎ。よさがわかるような、わからないような。文さんの娘さんの青木玉さんも文筆家ですが、こちらは、私にとっては歯ごたえがなさ過ぎる感じ。やわらかい魅力はあるのですが。

で、その玉さんの娘さんまで文筆家!ということで、どんだけ続く、文筆一家。

青木奈緒さんが文さん、玉さんから受け継いだ「きもの」にまつわるあれこれをゴージャスな写真とともに紹介したのがその名もずばり「幸田家のきもの」(講談社 2011)。お友達が貸してくれた一冊です。

きものというものは、かつて、あたりまえに親から子に着方、仕立て方、見立て方も伝承されてきたのだなあということがよくわかります。

が、、、、

私が驚愕したのは、そこではない。

「ああ、失われた古きよき、日本の伝統」

ではない。

「高2のころ、はたちになったら島田を地毛で結いたいと思い、髪を伸ばし始めた」と、さらりとあった一文。

え?高2?

実は著者は、私とほぼ同世代。彼女が高2のころってば、、、、世の中の女子高生の間で席巻していた髪型といえば??

そう、「聖子ちゃんカット」です。

さらに言うと、著者と私はそのころ、同じ東京で暮らしていたはず。私の近くにも明治生まれで着物を身にまとっている祖母はいました。こどものころ、きものを着せてくれました。それなのに、同世代が書いているとは思えない不思議がたくさん。

書かれている内容よりも、これを書いている青木奈緒というひとの「不思議さ」のほうが強烈な印象だという一冊でした。



幸田家のきもの
幸田家のきもの青木 奈緒

講談社  2011-02-26
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夕ごはん

さばの塩焼き
厚揚げとにらのオイスター煮込み
長いもすりおろし
蒸しアスパラ
らっきょう
じゃがいもとあげのみそしる