2009-01-28

仲間の力

今日は、「仲間の力」を感じた一日。

低学年のクラスでは、Hi-Byeを唄い、絵本を読んだあとBBカード。クラブの絵と文字で「はや取りマッチング」。よく見ていない子が、悔しがり,もう一度やる。ずいぶん声も出るようになって来たAくんが頼もしい。そのあと、「スキーゲーム」と称して「お城」の変形。スキーヤーがてっぺんから滑り落ちるという設定。一回目は普通に。二回目は、生徒からのアイディアで、ひとりずつチップを3枚持ち、自分の番が来たら「ブロック!」と言い、他の人のカードにそのチップを置いてブロックできるというルールを加えた。「ブロック!」の後に当然、どのカードをブロックするのかOSを言わなければいけません。ブロックされなかった人は、そのまま裏返せます。

ほんとうに生徒からルールが出ると盛り上がるし、生徒からのアイディアは、ゲームを面白くする工夫に満ちている。問題は、、、面白過ぎて興奮して脱線の恐れがあること。今日もありました。

日頃からやや自己中心的な言動が目立つBちゃん。(学校でもモンダイ行動が多いらしい。)調子にのりすぎてAくんの軌道を全て遮断する「ブロック!」宣言。Aくんが顔を真っ赤にして悔しそう。そこで、もうひとりのCちゃん。「どうして、そんなことするの?Aくん、滑れなくなるじゃない!それじゃあ面白くないでしょう?人の気持ちを考えなよ!」これには、Bちゃん今度は鬼のような形相。どうするかなー?ゲーム放り出して泣き出すかなあ?と、様子を見ていたが、泣き出す様子もない。Cちゃんの言う事は理解できたが、かっこわるくて認めたくないみたい。そこで「Cちゃん、いいところに気づいたね。そうだね。Aくんが終っちゃったらゲームもつまらないよね。Bちゃんも自分がそうなったらイヤだって、Cちゃんが言ってくれたからわかったよね。」と、まとめの言葉を言って、おさめた。Bちゃんも復活してその後、ゲームも滞りなく終了。

オトナが最初から介入しない方が「学び」に結びつくいい例だと思った。

高学年のクラスでも似たようなことがありました。月曜日のブログでも書いた「しつこい」「気持ち悪い音を出す」小4のAくんに、まわりの小5生たちが「マナーとかエチケットって大事だよ」とやんわり「指導」。Aくんも意識して気をつけていた様子。センパイの言葉は身にしみるようで。

レッスンの方は、まだフレーズがあやふやだったのでこちらはフレーズ(英)と文字カードを使って、普通のマッチングゲーム。ハートの線引きをしている時にBちゃんが「センセー、Mr.Foxの文のgotってどういう意味?」おお!ナイスな質問かつややメンドウな質問。gotはいろんな意味があるんだよー。例えばDr.Smithの文にもあるよね。だから、今は、センテンス丸ごとの意味がわかればいいよ。と、いう説明から、なぜか「日英文構造の違い」に話が波及してしまった。それでも学究肌の小5のCくん、「日本語の『てにをは』にあたるものは英語にない。英語では語順がその役割を果たす」ということを把握したようす。自分の言葉で一生懸命理解したことを説明してくれました。小2のDくんはその間、カードをあちこち眺めてダイヤにもgotを含む文を発見。こちらも「ふーんgotはいろんな意味があるんだなあ」とそれなりの解釈。

それぞれが、それぞれの吸収の仕方ができるBBカードはすごいっ!

そのあとPo-poを復習リーディング。高学年が読んで、私と新人がリピートのパターン。自信がなさそうだった男子二人も、女子Bちゃんにひっぱられ、自分が思ったより読めてたみたいで「あれ,少し読める」とボソッ。うんうん。この感覚、自信の芽が大事ね。

今日は「お勉強モード」が強過ぎちゃったので、その後は「仲良し」と「宝くじ」。。。イメージ勝負が大好きなクラスです。

夕ごはん

肉じゃが
ニラ玉
長いもすりおろし
大根の漬け物
キャベツのみそしる

3 comments:

  1. 私が子供のころ、親戚が多くて、集まったいとこ同士の間でトラブル発生!年長のわたしが戒めてなんとかことなきをえたものの、不穏な空気に「どうしたの?」という親どもには、すまして「なんでもないの」と答えてましたわ。なぜかって、子供ながらに、子供の争いは子供同士で解決しなきゃいけないと思ってたから。(嫌な子供ですねえ。)でも、子供って、一生懸命、そんなこと考えてるんだよね。

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  2. あ、わたしは今やっている多読を思い浮かべました。
    最近、テレビの英語がなんとなく自然に音ではなく、言語として聞こえている気がします。実際そうなのでしょう。森達也さんが何回も指摘してますが、今当たり前のようにやっている、かぶせの吹き替えって個人的に嫌です。いかにもーーーという声色だしていて。
    映画でも、吹き替えでないほうが楽しめます。と、映画の”字幕”も、ある種の翻訳文化ですね。きれいにまとめてる♪♪♪

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  3. >みかんさま

    こどもの世界も大変よねー。

    おとなに言われると反発する子も、ともだちから言われると素直に従います。

    これって「仲間はずれ」になりたくないっ!ていう本能の働きだろうね。


    >かずさま

    多読の効果を実感なさっているようでなによりです。

    かぶせの吹き替えの「いかにもー」の声色、「おいおい」と我が家では、笑いの対象です。(笑)

    おりひめ

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