ミステリーを読んでいるみたいで面白かったです。詳細は、ぜひ本書を読んでもらいたいのですが、一番おもしろかったのが、「瞑想中」の脳の状態をある特殊な機械を接続してみたところ、自分と他のものの境界を認識するはたらきを担っている部分の活動レベルが極端に低くなるということを発見!これがいわゆる「自分を超えた大いなるものと合一する体験」をもたらすということがわかったそうで。これは世界各地のいろいろな宗教で語られる「神秘的合一体験」とも重なり、つまり、人間の脳には、そういうものを感じる機能が備わっているということ。
進化論では、生存確率をあげるための機能のみが発達すると考えるのが合理的。つまり、、そういう機能があるということは、生物学的に必要だから。神話、宗教、神の存在を論理的に否定するのは、したがってムリ。だって、生物学的、神経学的に人間は「宗教」や「神(のような存在)」を必要としているからである、DNAに組み込まれているからである、それを信じていると「種」としての存在確率があがるから、というのが本書の主要な主張。
うーん。わかりやすかった!
「前世」だの「ソウルメイト」だのが大流行なのは、そういうものを人間という「種」が必要としているからなんだねー。納得。
読みながら以前にこのブログで紹介した「奇跡の脳」でのテイラー博士の「ニルバーナ体験」が思い出されました。つまり、彼女が体験したような「小さい自我」を超えたおおきなものと一体化する感覚、これを感じる機能が人間にあるということは、それが必要であるということ。世の中のいろんな問題を解決できるカギを、ひとりひとりが持っていると思うと、人生、明るくなるかも。
脳はいかにして“神”を見るか―宗教体験のブレイン・サイエンス | |
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奇跡の脳 | |
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夕ごはん
高野豆腐と干し椎茸の煮物
貝柱の佃煮
冷やしトマト
納豆
キャベツのみそしる
こんばんはー
ReplyDeleteお! おもしろそうですね!
「奇蹟の脳」もおもしろかったし。
「自爆する~」は、自分的にはけっこうすんなり読めた気がしたのですが、読み込んではなかったのですねえ。。。。。
みかんさんを見習っての”再読”は、今のところギブ アップ!
札幌は、蒸し暑かったです。
最近「蝦夷梅雨」という言葉があるそうです。そういえば、梅雨のないはずの北海道。毎年、北海道神宮際やよさこいソーラン祭りのときは天気悪いし。
これも、温暖化?????
こちらは、ようやく、雨がぼちぼち降り出して、梅雨っぽくなってきました。昨日、天気を読み違えたわたしは、おかげさまで、ずぶぬれになってしまいました。レインコートとレインブーツが欲しいと思いながら、毎年、まあいいか・・とやり過ごしてます。
ReplyDeleteところで、この本、おもしろそうだねえ。これと似たような本もってるから、こんど、読み終えたら、まわすね。わたしは、いま、テンプル・グランディンさんの「動物感覚」を読んでます。自閉症でありながら、動物学者のテンプルさんのお話、ドナさんと違って、また、おもしろいです。最近自閉症に関する文献を読んでますが、自分の境界がなくなるというのは、自閉症の症状のひとつで、片や、大きなものとの一体感や恍惚感となり、片や、自己という感覚の実感がない苦しみになるというのは、とても、興味深いものだと感じています。
>かず様
ReplyDelete「脳はいかにして、、、」は、道立図書館からお取り寄せでした。図書館万歳!
「自爆、、、」の方は、データだけ読んでいれば比較的スンナリいけるのかも。私は「著者の視点(=シタゴコロ)」つまり根底で「イスラム」について中立なのか、どうなのか?が気になったんで、時間かかりました〜。だけど、経歴読めば明らかでしたね。
>みかん様
グランディンさんの本、一冊読みました。ドナさんとはまた違う観点ですよね。
「脳はいかにして、、」まわせないです。ゴメンナサイ。図書館にGO!
おりひめ
>みかんさま
ReplyDeleteふと、今思い出しました!
昨年あたり、T.グランディンさんの「自閉症の才能開発 自閉症と天才をつなぐ輪」を、知人からプレゼントされ、読んだこと、今、思い出しました!
視点が違うとこうも違うのか・・・
感動したことをおぼえております。
わたしが読んでるテンプルさんの本も図書館なんです。最近、図書館が大活躍。古い本は、図書館に限るね。かずさんのいってる本も借りました。まだ、読んでないけど・・。そうなんですよ、視点が違うというか、わたしなどには、はかりしれない才能をお持ちですよね。それを才能をみるか障がいとみるか、私たちの方の視点を矯正しないといけないと思います。世の中って、人間の作った社会になじめる元気で健康で声の大きな多数派にあわせて、いかに形成されているかって思います。
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