今日は、オトナの方との英語レッスン。名作“Because of Winn- Dixie"の聴き読み、音読、意味がどーしても知りたいところの質疑応答というレッスンをつづけていたAさん。無事にWinn-Dixieを卒業!いやあ。読み応えありました。そして今日から"Sarah, Plain and tall"にうつりました。Winn-Dixieも多読をして気に入った本の精読。今回のSarahも多読をして気に入った本でした。グレン・クローズの朗読は、ちょっと感情移入が激しいかな?とも思えるけど、味わい深い。多読では、すっと読み飛ばしてしまうような文体の妙も、やっぱり丁寧に読むと見えてくるなあ。
これは、とってもしみじみ、うるうるの家族をめぐる物語。Aさんが「英語の本を読んで泣けるなんて!」と感動した一冊。
19世紀のアメリカ中西部が舞台。その当時、「新聞広告」で「花嫁募集」っていうのがあったんですねー。出産で妻を失い、遺児ふたりを抱えた農夫が「花嫁募集」の広告を出したところ、東海岸のメイン州に住むというサラから返事が届く。今日のレッスンでは、ここまで読みました。このサラの手紙が秀逸。彼女は「独身」なのだが、兄が「若くてピチピチのお嫁さん」をもらうことになり、家を出なくてはならない状態らしい。「お嫁にいったことはないけど、そのチャンスがないわけではなかった(←アラフォーか?婚活か?さりげなく、自分はまだイケてるはず、とアピールか?)」「この場所から出るといっても、東は、断崖絶壁で海なのよ(←つまり西に行くしかないってことね。)」なーんて、手紙につっこみ入れて読んでたら、Aさん、大笑い。「せっかくの涙ウルウル話が、まるでコメディだねえ」と。
はい、読み手によって内容の解釈は変わるんです。それにしても「花嫁募集広告」って、、ゲンダイ日本なら、うっかりすると「出会い系」だよね。。。。あー、こういう風に読んじゃうから、しっとりした物語が頭に残らないのね。そうなのね。それにしても、Sarahは「児童文学」でありながら、Winn-Dixie同様、「喪失」と「再生」の読みごたえある物語であることは、確かです。
Because of Winn-Dixie | |
Candlewick 2009-02-10 売り上げランキング : 27671 おすすめ平均 文句なしに5つ星! 犬って素晴らしい 人生は甘くて哀しい Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Sarah, Plain and Tall (Sarah, Plain and Tall Saga #1) | |
HarperCollins 1987-09-04 売り上げランキング : 13077 おすすめ平均 せつなくて優しい 海と草原 ほんわかと Amazonで詳しく見る by G-Tools |
夕ごはん
豚肉の生姜焼き
長いもサラダ
蒸しブロッコリ
ちんげんさいの胡麻和え
納豆
あげと舞茸のみそしる
コメントをくださる皆様へ。いつもありがとうございます。今月は更新が少なかったせいか、スパムコメントがあらわれるようになりました。しばらく「確認文字入力」「コメント確認後、投稿」モードとしますね。ご協力、よろしくお願いします。
多読から精読へ、すごくリッチな英語教室!!
ReplyDeleteWinn-Dixie、雷のエピソードや酒の空きビンがたくさんぶら下がったGloria Dumpの大きな木とか忘れがたいシーンがいっぱいでした。
>吉田さま
ReplyDeleteWinn-Dixieは、映像が脳裏に浮かぶ物語でした。「甘いけど、哀しみの味がする」あのキャンディ、食べてみたいです。
おりひめ