テレビで見るあの風貌そのものの水谷先生。いきなり、「私は皆さんと住む世界が違うんです。」で、講演をスタート。聴衆の心をぐっとつかむ。
「皆さんは、昼の世界の住人。水谷は夜の世界の住人です。」
一時間半の講演では、有名な「夜回り」の原点がどこにあるのか、から始まり、出会った「夜の世界」を徘徊するこどもたち、立ち直った子、救えなかった子のエピソーど、「リスカ」や「薬物依存」の現状がよどみなく語られる。「語り」の人でした。
バブル崩壊後の社会情勢、経済情勢の悪化が、おとなの心を蝕み、余裕のないおとなが子どもをいろいろな形で追いつめているのが、こどもの心の荒れの原因と語る水谷氏。
「私がおそれていることは、『夜』が、日本中を覆い始めていること。」
追いつめられ評価されないこどもたちは、自暴自棄になるしかないだろうと。経済状況が好転すれば事態も変わるだろうけど、それを望みにくい今、おとなができることは、とにかくこどもを認めて育てましょうと。叱ることも大切だが、その10倍はほめて認めなければ、「自尊心」は育たない。
講演の最後は、「いのち」について。「自分の人生、どう生きたって自由だろう」というのは間違い。沖縄上陸作戦で、同胞を救うためにいのちを落とした民間人の例をあげて、「君たちの『いのち』は、歴史の中で『託された』もの。だから、自分ひとりのものでは、ないんです。」という子どもたちへのメッセージで終りました。
水谷氏の活動を描いた最新作のドラマが18日に放映されるそうです。これは、制作費と放送コードギリギリで「薬物依存」の恐ろしさを伝えるストーリーにんるそうです。水谷氏役は寺脇康文さん。あれ?相棒?(ちがうよー!)
印象的だったのは、「夜の闇が日本を覆う」のくだり。ゲド戦記の「さいはての島へ」が予言していたとおりかも、と。
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夕ごはん
まぐろのお刺身
きゅうり
トマト
長いもすりおろし
納豆
あげと大根のはっぱのみそしる
生のまぐろがセールで売っていたので。
よいお話が聞けてよかったですね。ドラマになるんですか?ぜひみます。夜回り先生、たしか、ガンを患っていたと思うのですが、体調は大丈夫なのでしょうか?とにかく、凄い方ですよね。
ReplyDelete話はかわって、犬猫の殺処分についてのドキュメンタリー映画があります。10月公開なのですが、よさそうな映画です。「犬と猫と人間と」って映画です。
http://www.inunekoningen.com/index.html
わたしのブログにも記事をのせました。よかったら、のぞいてみてください。
>みかん様
ReplyDelete今回のドラマは、かなりドキュメンタリーに近鋳物に仕上がったというのが水谷氏のコメントでした。CMも極力減らしたそうです。
水谷氏は、お元気そうでしたよ。。。。お昼ご飯の「ご当地ランチ〜豚しゃぶ長いも丼」がしょっぱすぎたみたいで、水をゴクゴク飲んでいたけど、、、あのお店、味が濃いので有名なのよねー。
映画、よさそうですね〜。こちらで見られるのかな?
おりひめ
こんばんは
ReplyDelete「さよならがいえなくて~」見ました。偶然だけど、タイムリー過ぎる・・・・・
寺脇さん、好演であったと思います。ご本人とは、だいぶ印象が違うけど。
薬物依存、、、いまや他人事ではないみたい。以前は、暴力団関係からの購入が、いまや普通に街角で手に入る、近づきたくないですねえ。
「やせ薬」と誘われるケースもあるそうです。