だけど、、、、
ちょっと、気になるのが「アルファベット」の読み書き。写す事はできるのだけど、覚えて書く、が苦手。
でも、まあ、成長したら大丈夫だろうって、ずっと思っていました。
だけど、、、
あれ?と最初に思ったのが、リーダーを読み始めたとき。「どこを読んでいるのかわからない」。
そのあと、いろいろ聞いてみたら、「音符を読めない」「定規が使えない」「縦書きはすらすら読めるけど、日本語でも横書きになるとわからなくなる」「複雑な漢字が覚えられない」と言う。
学校の先生は、明らかに彼女のことをバカにしている様子。私なら登校拒否をするようなちょっとありえない対応をしている。
うーん、せめて私のレッスンでは、なんとか彼女が心地よい形で学んでほしい、、、、と、思っていろいろ調べたら、彼女の証言とかなり一致する症状があることがわかった。
「ディスレクシア」
知的発達に問題はないのに、とにかく読む、書くが苦手。英語圏では比較的よく見つかる症例。俳優のトム・クルーズや作家のジョン・アービングがそうだったと告白してます。日本では、どうやら脳が言語をプロセスする位置が違うみたいで見つかりにくい様子。Aちゃんがディスクレシアかどうかは、素人の私が判断することではない。ただ、もしかしたら彼女がラクになるヒントがこの症例について調べたらわかるかなあと思って。
それで取り寄せたのがこの本「怠けてなんかいない!ディスレクシアー読む・書く・記憶するのが困難なLDの子どもたち」(品川裕香著 岩崎書店 2003)
中心は、ディスレクシアと診断された子供たちや元子供たちの体験談。もう、壮絶の一言。診断を受けるまでは本人をはじめ保護者も「自分ががんばらないからできないんだ」と、何百回も文字を書き、教科書を読む。心身症になったりもする。それでもできない。そして学校では理解がない教師達が「努力が足りない」「怠けている」と「落ちこぼれ」の烙印をおす。インタビューに答えた子たちは、その後診断をうけて、自分なりの道をみつけて元気に生きている子たちばかりだから救われるが、おそらく彼らはラッキーな人々だろう。「家族に理解されることも嬉しいが、家族以外の人から理解されることが、生きる励みにもなる。多くの人にこの症例について知ってもらいたい」の一言が印象的。
ディスレクシアについての簡単な解説や、支援方法、問題点、また、日本各地での取り組みなども紹介されています。
この本で一番の衝撃は、第一ページ目。ディスレクシアの人たちに、「書かれた文章」をどう見えているのか?が紹介されています。これじゃー、つらいよね。
Aちゃんとは、とりあえず、どんなやり方が彼女にとってラクかを相談しながらレッスンをすすめるつもり。
怠けてなんかない! ディスレクシア~読む書く記憶するのが困難なLDの子どもたち | |
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夕ごはん
糠さんま
きんぴらゴボウ
オニオンスライス
長いもすりおろし
大根の漬物
納豆
高野豆腐と小松菜のみそしる
正直、身につまされます。
ReplyDelete実弟が、現在はアスペルガーの診断がついてますが、その道のりは・・・・・・
まずは、周囲から、「ヘンだ」との声が上がりますが、家族としては、別に生活にそう困らないので、まあ、「個性」と受け止めてしまいました。
なんとくおかしいと思って、その手の本を読み進めると、なんと我が弟に合っているか!
が、最後まで母は認めたがらず、「奥手なだけ。成長したら・・・」とま何年もしがみついてました。
が、清水の舞台を飛び降りたら、早かったです。北海道では、まず札幌の白石にある機関で初診を受け、そのご、円山の専門施設で確定診断を受けて初めて「認められた病」となります。
北海道では、芦辺市に拠点をおく「星槎大学」が、そういった特殊教育の教師を養成します。
実弟の場合は、まだそういった機関がなく、高校時代、教諭に恵まれたそうです。
私見ですが、その昔は、みんなと多少違っても、「ちょっと変わった子」ですんでいたのが、今はそれが許されない社会だと感じます。
とにかく、本人がすごしやすく、健やかな成長を望みます。
かずさん
ReplyDelete貴重な体験をシェアしてくださりありがとうございます。ディスクレシアとアスペルガーは違うもののようですが、参考にさせていただきますね。
訂正です。
ReplyDelete「星槎大学」があるのは、”芦別市”の誤り。誤変換でした。
すみませんでした。
私のめい(小学生)がこの病気なのかなと
ReplyDelete思われるふしがあります。
彼女の父親である私の弟が、めいが図形の認識が
できないということと、音符の認識ができないことを
話してくれたことがあります。
そんなこともあるのかなと思っていまいしたが、
病気であるならば、レッスンにおいても彼女に対して、もっと違った形で接する事ができるかなと思いました。
本のご紹介ありがとうございました。
クロワッサンさま
ReplyDelete何かのお役にたてれば嬉しいです♪「怠けてなんかいない!」は続編もあります。ネット上でもディスレクシアで検索するといろいろ情報がでてきますよ♪