2012-09-16

「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」

昨日の女満別は最高気温31.9度。道内で一番気温が高かったそうです。

9月も半ばでこの気温というのは、ほんとうに珍しい。なにが、どーして、どーなってるんだか?

ほんとうに「暑い」夏でした。でも、、そもそも、なぜ夏は暑いのか? 

最近読み終わった村山斉さん著の「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」(集英社 2011)によると、ある年のハーバード大学の卒業式で、この質問をしたところ、ほぼ全員から間違ったこたえが返ってきたそうです。(文系の子にたずねたのかな?^^;)

なんとなく、夏は太陽が地球に近づき、冬は遠ざかる、、、と思いがですが、正解は、太陽の高度に関係するそうで、夏は太陽の高度が高いから、同じ面積にあたる太陽光線の量が増える、、だそうです。(それでも、わかったような、わからないような。。。。)

この本では、太陽と地球の関係から、話はタイトルどおり、宇宙のしくみについてわかりやすく解説してあり、中高生にもおすすめです。ニュートン、ガリレオ、ケプラー、そしてアインシュタインなど、天体についての考え方の歴史から、最新の「宇宙理論」まで、推理小説のような面白さ。

わたしは同じ著者の「宇宙は何でできているのか?」(幻冬舎新書)を最初に読んだのだけど、途中でちんぷんかんぷん。それが、この本では、かなりわかるようになりました。(素粒子のあたりから、また、霧の中に入った気分ではあるが。。。。笑)

詳細はぜひ、本書を読んでください、、、ですが、ふたつだけ印象に残ったこと。

ひとつは、自然界の原理や法則、科学の理論はシンプルな方が説得力がある。美しい。ここでもSimple is bestなのですね。

ふたつめは、本書のタイトルにあるように、宇宙のしくみって「実にうまくできている」。まるで生命、人類が誕生する「ため」に作られているかのようなビミョウなバランスの上に成り立っているということ。これは、もう、奇跡的なこと。

たまには、というか、なんとなくでもいいから、「宇宙の大きさ」や「ふしぎ」について頭のすみに置くことが大切だなあと思います。

身の回りのトラブルや、意地の張り合い、主張のぶつかりあい、国と国との争いまで、とっても「小さく」見えるはず。なかなか難しいことだけど、そうしたら、いろんなことが、シンプルで美しくなるんじゃないかな~。

最後に、おまけ。宇宙の天気がわかるってご存知ですか?こちらのサイト、その名もずばり、「宇宙天気ニュース」では、主に太陽活動の様子を伝えてくれます。「太陽風は穏やかです」とか言われると、なんとなく「ほっ」としたりして(^^)。


宇宙はなぜこんなにうまくできているのか (知のトレッキング叢書)
宇宙はなぜこんなにうまくできているのか (知のトレッキング叢書)村山 斉

集英社インターナショナル  2012-01-26
売り上げランキング : 7002


Amazonで詳しく見る by G-Tools


夕ごはん

ピーマンの肉詰め
いんげん
トマト
いくらのしょうゆ漬け
ぬかづけ
あげとにらのみそしる



1 comment:

  1. The sky looks really beautiful. It's a great picture. Thumbs up!

    ReplyDelete