小中、高校と全面的に休校。英語のレッスンも当然休講です。レッスンに来られなくても、それなりの宿題は出せるのですが、今、高校生メンバーに「実験」中なのが、スマホを使った「メール指導」。ネットやこちらで選んだカンタンな英文を毎日配信。それについての質問も同時に送り、返信をしてもらうというもの。あ、全て英文でやりとりしています。
送信する英文の長さは400字から600字。難易度は、中学卒業レベルくらいのもの。実験中なので、少し長めのものを送ったり、短くしたり。ウイークエンドには、「Fun reading/watching」として、オモシロビデオのリンクをはったりしています。
先月半ばからスタートして、定期テストのころは、反応が悪かったのでお休み。それでも毎日、英文を読み、書くという習慣が少しずつついている様子です。返信の内容が「イミフ」の英文の場合は、「よくわからなかったから、もう一度書いてみて」とお願いすると、がんばってわかりやすく書いてきたり、こういうのが「コミュニケーション」だと思うので、ぼちぼち続けて、また様子を報告しますね。
まだ実験中なので、真面目な子が、「すばらしすぎる英文」で送ってきて、話をきくとものすごく時間をかけてきたことが判明したので、「調べたりしないで書いてごらん」などのフィードバックも行っています。
と、これは、ちょっとした前置き。今日の本題はそんな高校生女子の様子。高1と高2女子の二人は小学生のころからのBBレッスンの成果(+本人の能力の高さ)で、英検2級レベルも余裕でクリアしそうな雰囲気だったので、先日、ノーベル平和賞を受賞したマララさんの受賞スピーチをレッスンで視聴しました。(前日にスマホに日本語訳のリンクを送って予習してもらっといたけど)
実は、このビデオを見せるにあたり、私の中で、「もしかして、、、」と若干心配(?)していたことがありました。
それは、、、、
日本の公教育の中でかなりトップレベルの成績でここまでやってきた高校生「女子」に、マララさんの訴えの意味がどこまで届くか?
です。
そこで、視聴の前に「今までの人生で女子だから損したことがあるか?」と尋ねてみたら、ふたりとも、「???」
あー、やっぱりね。
「男子の方が重いもの持たなくっちゃならないから損かも」
「女子と同じメニューで部活の筋トレしたら男子がキツイって言ってた」
あー、やっぱりね。
次に「あんたは女子だから『学校来ちゃだめ!』って言われたら?」と尋ねたら、、、
「あー、それいいかも(笑)。でも部活いけないのはツライなあ。。。」
そうだよね、そういう「実感」だよね。今の日本では。「あんたは女子だから今すぐケッコンしなさい」って言われたら?は、もはやジョークにしか聞こえない。
能力が高い女子。
学校教育の中では、のびのびとコツコツと力をつけます。
そして、大学進学、就職、、、、そこから先に押し寄せる、「え?何?この世の中?これがもしかして
サベツというもの???」
彼女たちがそういう気分にならないようにするためには、何ができるのかといえば、やっぱり「人間力」を高めて、自分の声で発言する力をつけることじゃないだろうかと思う次第。
次は日本の女性の置かれた状況を英語でレポートしたもの見せるか(笑)
夕ごはん
とんかつ(キャベツ千切り添え)
ほうれん草おひたし
白菜のキムチ漬け(自家製)
とうふときのこのみそしる
明日以降の「雪かき大パーティ」に備えて「壮行会メニュー」
毎日英語でやり取りしてるの?すごいねー。
ReplyDeleteそれで、マララスピーチの感想はどうだったのかな?
しかし、「今までの人生で女子だから損したことがあるか?」というその質問、まさに昨日ある中級向けの教科書に書いてあって、自分なりに「あるある!最近だいぶ減ったけど」と答えていたところでした。やっぱり時代だよね。親からの抑圧が一番大きかった。しかも上が兄だし。だから最近は伸び伸び。でも、中高では同級生や教師からの抑圧もあったよなー。会社でも。。。。ああ、私自分が家の中で一番えらくなった上に、日本じゃないところに住んでるから、伸び伸びなのか。
高校生女子たち、これからどんな難関が待ち受けているんでしょうね。
山女様 英語メールの方は、小さい教室で人数も少ないからできること(というか、学校なら朝多読とかできるけど、それができないから)を考えました。高校生も結構楽しんでくれています。マララスピーチの感想は、あえて尋ねていません。どう感じたかな~?「女子人生」については、世代によっての「抑圧度」が違う。私は、家庭でも学校でも「のびのび」派だったと思うんですが、今の子の「のびのび」から比べたらかわいいもんだわー(^^;)。皇居にお住いのさる高貴な方も含めて、「女子をいつまでのびのびさせられるか」は、「日本の重要課題」ではあると思います。
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