お盆を迎えましたが、なんだか夏を置き去りにしたように涼しいオホーツクです。
先月の北見多読カフェは、夏休み中ということもあり、小学1年生1名、中学2年生1名に加えて大人は5名。合計7名の参加でした。
今回、話題になった主な本は写真の4冊。
米国、アパラチア山脈での実話を元に描かれているThat Book Woman(Heather Henson著)は、この春からカフェに参加してくださっているAさんから。「主人公の語彙や表情が物語の進行に従って、どんどん変化して深まっている」のを感じたとのコメント。
That Book Woman | |
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最近、カフェで人気の Steve Antony の The Queen's Handbagは、女王を追っかけるポリスたちが、とにかく「真面目じゃない!」のがツボだったとはBさんの感想。絵の細部を楽しめる一冊。The Queen's Hatの続編です。
The Queen's Handbag (The Queen Collection) | |
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小さいお子様と英語の本を一緒に楽しまれている Cさんは、The Pigeon loves things that go(Mo Williems著)を六月に借りて行かれたのですが、"go"という単語の解釈にちょっとお悩みになった様子。確かに"go"イコール「行く」とインプットされていると、悩ましいお話でしたね。そのあたりも、絵と文脈を通して、「ああ、こういうふうにも使えるのか!」と少しずつなれていけるのが英語多読のいいところかもしれません。
The Pigeon Loves Things That Go! | |
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写真にはありませんが、Cさんは"The Rainbow Fish”を、「図書館で翻訳されたものを読んでいたのでわかりやすかったです」とおっしゃっていました。日本語訳があるものを積極的に使って、概要をつかんでからの英語読書は、とってもいい方法だと思います。
The Rainbow Fish | |
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楽しめる方法、無理のないやり方を第一に!
そして、今回、Dさんが紹介で、カフェ全体で盛り上がったのが、、、、Magic Tree Houseシリーズのこちら。
舞台は「日本」ということなんですが、もうすでに表紙から、違和感たっぷりなのが伝わって来ますよね(^^;)。
とにかく、挿絵の「ああ、やっちまった勘違いジャパン」度に、一同大笑いでした。作者は「日本大好き」とお書きだそうなのですが、「え?これ何?」の不思議な物体がそこかしこに描かれています。Dさんからは、「松尾芭蕉らしき人物が登場するんですけどー、、その箸の持ち方が、なってない!」と怒りの告発(?)もありました。
Dragon of the Red Dawn (Magic Tree House (R) Merlin Mission) | |
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西洋文化の中での「東洋」や「日本」の扱われ方にも、気づくきっかけにもなるのが英語読書。また、不思議な「ジャパン」に出会うことでしょう。
今回、福岡女学院の坂本彰男先生が紹介してくれたウイスパーフォンを使って、みんなで音源に合わせて絵本の音読も楽しんでみました。
「北見多読カフェ」、8月は24日に開催です。