2013-02-28

絵本でブックトーク

ずいぶん寒さが緩んだ感じの一日。月に一度の北見での多読カフェでした。前回に引き続き、「漂流教室(?)」状態で、今回は、市内のNPOがひらいているコミュニティカフェでの開催。5名の参加でした。今までは、本を選んで、ちょっと読んで、おしゃべり、、、の会でしたが、今日は、日本語でのブックトークを織り交ぜてみました。皆さんが前回お持ち帰りした本の中からおススメの一冊を紹介してもらうという趣旨。おいおい、英語での紹介を増やしていくつもりです。

これ、実験的にやってみたのだけど、なかなかいい感じ。以前に読んだことがある本でも、人に紹介してもらうと、もう一度読みたくなったり、自分とは違う視点を教えていただけたり。次回も楽しみです。

さて、今日登場した本は、、、

" The Little House".ご存知「ちいさいおうち」。これ、原書だとおうちの性別がわかるんですよ~(^^)。紹介してくれたAさんは、ご自身が小さいころから、今に至る世の中の移り変わりと似ているなあと感慨深かったそうです。

The Little House
The Little HouseVirginia Lee Burton

Sandpiper  1978-04-26
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そして、”The Missing Mitten Mystery"。なくしたミトンの行方を「妄想」する主人公がかわいい。オチもとってもほんわかしましたね~。一同、大笑い。


The Missing Mitten Mystery (Picture Puffin Books)
The Missing Mitten Mystery (Picture Puffin Books)Steven Kellogg

Puffin  2002-09-23
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続いては邦題「わすれられないおくりもの」。”Badger's parting gifts" みんながたよりにしていたアナグマさんが亡くなり、途方にくれる動物たち。アナグマさんが遺してくれたものを大切にして生きていこうと前を向きます。その「遺してくれたもの」が、とっても深い。。。という心にしみる物語なのですが、、、なぜか絵の中に、「スギちゃん」に似ている動物を発見した紹介者のBさん。泣き笑いの一冊になりました。

Badger's Parting Gifts
Badger's Parting GiftsSusan Varley

HarperCollins  1992-07-16
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最後は、"Guess how much I love you"(「どんなにきみがすきかあててごらん」)。大きいウサギと小さいウサギの「愛情比べ」。父子愛?父の厳しさ?ちょっとおとなげないね、この大きいウサギ、、など、会話が弾みました。


Guess How Much I Love You
Guess How Much I Love YouSam McBratney Anita Jeram

Walker Books Ltd  2007-11-05
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今回、皆さん、ページを一枚、一枚ていねいにめくりながらの紹介。それだけでも「絵を読む」楽しみがありました。

「絵本は、オトナにもいいですね~」は、最近小学校で読み聞かせのボランティアをはじめたというCさんの一言。ほんとにそうですね!

夕ごはん

豚ばら肉のすきやき風




2013-02-27

まいた種が飛んだ先。

朝方は冷え込んで、マイナス20℃。今年は、ひさしぶりに網走の海岸線に流氷が「がっつり」はりついているそうです。

さて、ひさしぶりの「布の会」でした~。参加者は、おとなが10名ほど。こどもも、それくらいいたかな?0歳児から6歳児まで、にぎやかでした。今日は、初参加の方が2名いて、私もひさしぶりにエコナプキンについて説明。

以前、この会の常連で、一緒に「染めの会」を何度もしていたAさんが、函館に引っ越したのが2年前。その後、彼の地で「布の会」をはじめました(^^)。今回初参加のBさんは、網走管内在住ですが、たまたま訪れた函館のイベントでAさんの「エコナプワークショップ」に参加。そこからこちらの会を紹介されたそうです。

まいた種が、風や鳥に運ばれて、遠い場所で芽を出した感じ。

来月は「染めの会」もひさしぶりに開きたいです。

夕ごはん

ベーコンとキャベツのいためもの
ハモの塩麹漬け
ほうれんそうのおひたし
蒸しカボチャ
じゃがいもとえのきのみそしる

カボチャは、頂き物。越冬してなんと「糖度16℃」。もはやカボチャとは思えないお味でした。

2013-02-21

OSMOSIS

模造紙写真、連続でスミマセン。札幌での勉強会の話題の続きです。(備忘録として)。

今回、ネイティブの方が2名参加ということもあり、今まで聞いたことも見たこともない英語の言葉と出会いました。

OSMOSIS

最初、聞いたときは、何かの略語?(「あいうえお作文」のような)だと思ったのですが、そうではなく、参加のネイティブ氏によると「もともとの科学用語から転じて、知らないうちに、意図的ではなく、物事を自然に身につける様子」だそうで、すでに日本人を相手にした英語教育に携わっている彼にしてみるとBBでの英語指導はたいへんOSMOSIS的だそうです。

わかるような、わからないような、、、だったので、帰宅後、すぐに調べたら、日本語での意味は、「浸透(圧)」らしい。転じて「じわじわ身につく」ってイメージでしょうか?

たしかに、テキストブックは使わず、子供が夢中になっている間に、「じわじわ」と、とてもセンスのある汎用性の高い英文をくりかえしリピートするところからスタートするBBスタイルは、「意図」というものを極力レッスンの後ろ側に隠していることもあり、OSMOSIS的なのかもしれませんね。

その指摘は、おそらくネイティブの人からではないと出てこなかった発想。なるほど~と、とても新鮮でした。

同時に、そんなOSMOSIS的なメソッドでの教え方を身につけるには、やっぱりOSMOSIS的に、どっぷりと浸り、じわじわと、そしてゆっくりとした「体感」の形でいく必要があるのでは?と感じたのでした。

普通、ある教授法やメソッドを学ぶというと、講義を受けて、コンセプトを理解して、次には、テクニック的なことを「学習」するという風に思われているし、日本人で「英語講師」をやっている人って熱心な人が多いから、一生懸命「勉強」すると思うんです。BBなんか、よくわからない部分が多いし、新しいゲームを紹介されると、それをどうにかしてクラスで生かそうと熱心になるのが常。

いえ、自分もそうだからね~(^^)。

ところが、そういう「お勉強」では、なんだかたどりつけない「もやもや」がBBの場合、あるなあと感じていたのだけど、OSMOSISという言葉を通じ、その「もやもや」こそが大事で、それは「頭」ではなく「実感」を通して、晴らしていくものなのかも、、、というの気づきが、今回の集まりでの個人としての最大の収穫。

ということで、日々のレッスン、そしておそらく日々の生活の仕方が、やはり一番の「修行の場」だな~(^^;)。忘れないように書いときます。

OSMOSISは、【ɔzmˈəʊ‐】 と発音します。

夕ごはん

ホタテ入り湯豆腐
のりまき
オードブル

今日は、自治会女性部の反省会兼総会。お昼に出たオードブルとのりまきを持ち帰り、夕ご飯に流用。



2013-02-20

ワールドカフェ初挑戦。

週末の札幌では、BBカードの勉強会に参加でした。2ヶ月に一度、有志が集っての勉強会ですが、私は夏場の参加は無理。毎年、一度か二度お邪魔するくらいですが、毎年、お勉強というより、「遊山気分」で楽しみにしています。写真は、そのとき、参加者が話し合いの途中に模造紙にかいたメモ。

今回は、いろんな要素が絡み、ネイティブの方も含め、BB指導歴も、英語講師歴も、性別も、年齢も国籍もかなり多様なメンバーが20数名集合するとのことで、従来やってきたようなBBカードの使い方や各教室での様子の情報交換では、ちょっとどうだろう?ということもあり、ワールドカフェ形式がとられました。平たく言うと「カフェのようなざっくばらんな雰囲気で、あるテーマにそって、心に浮かぶことを自由に語る」「語られた内容は、個人のものではなくその『場』にいるすべての人が共有するもの」「答えを出すことより、プロセス、一体感を大事にすることで、その場にいる人のネットワーク作り」を目的とした最近はやっているミーティング形式です。

実は、今回の勉強会を動かしているメンバーにとってもはじめてのワールドカフェで、どんなもんか、とりあえずやってみよう!でしたが、午前中にBBカードを使ってのゲーム大会、そして午後に「BBカードの魅力とは?」のテーマで進めたワールドカフェ、最後に全員で、感じたことをひとりずつがシェアするのですが、そのときの空気の一体感、充実感は、ちょっと鳥肌ものでした。

BBカードの勉強会だから、基本、「議論」が目的ではなく、シェアの精神が根底にあるので、余計いい感じにすすんだのかもしれませんが、異なる意見がある人々が集まった場でも、ワールドカフェの約束事(傾聴すること、集中すること、自分の意見を述べること、アイディアをつなぐこと、、、そして、楽しむこと!)を守ったら、とってもいい何かが生まれそうな方法だと思いました。

勉強会(と、この呼び方、どうなの?の広がりを感じる集まりでしたが)に初参加の方も、リピーターの方も、BB歴が長くても短くても、その場に貢献できるなんて、まさにBB的。いい一日でした。

ちなみに、、、英語ネイティブさんが2名参加の今回は、「ほぼ)オールイングリッシュ」で会は進行。

ま、英語関連の仕事をしている人たちの集まりだから、あたりまえか(^^)?

ワールドカフェの公式サイト(英語)はこちら→http://www.theworldcafe.com/
日本語でも「ワールドカフェ」で検索すると、あれこれ出てきますよー。

夕ごはん

キャベツとベーコンの炒め物
塩鮭
べったら漬け
納豆
長いもすりおろし
イカの塩辛
高野豆腐ときのこのみそしる




2013-02-19

"Thank you Mr. Falker"

週末は、道内でBBカードを使っている有志が集まっての勉強会で、5時間ちょっとの道のりを札幌へ。土曜日は、札幌市中央図書館でのおとな向けの英語絵本の読み聞かせを見学。テーマは"Teacher".

"David Goes to School"や ”Dot"など、数冊の「先生」をめぐる本が読まれました。中でもストーリーを知っていても最後には、思わず落涙の”Thank you Mr. Falker."( Patricia Polacco著) 読み手の力と、絵の力、そしてストーリーの力、その相乗効果ですね。

物語は、「蜂蜜は甘い。知識は甘い。本を沢山読みなさい」と言われて育った少女が、読み書きが苦手で、いじめにあい、自尊心がずたずたになっているところに、救世主のようにあらわれたMr.Falker。この先生のサポートで、彼女はディスレクシアを克服して、そして、数十年後、、、、というドラマティックな展開。

「読み書きが苦手」=「おばか」では、ないんだ、適切なサポートで、克服できるんだ、ということは、日本でも、もっと知られるべきだと思います。

人に絵本を読んでもらうのって、こんな気分になるんだなあと、心を新たに、今日のレッスンでも絵本を読みました(^^)。

札幌での英語絵本の読みきかせは、ボランティアグループの「おおきな木」が主宰。自分が英語を教えている人も、ぜひ、「読んでもらう体験」をすると、いろいろな気づきがあると思います。また、英語が苦手な方でも、絵の力で「わかる」し、なによりも「英語の音」を楽しめます。

「おおきな木」さんでは、「読み手」となるボランティアさんも募集中だそうです。私が札幌に住んでたらメンバーになりたいくらい。「読み手」になることも、英語力アップにとっても役立つと思います。人に読んであげるためには、何度も音読して、暗記するほど読み込む必要があるからね~。

詳細は、中央図書館へお問い合わせを。


Thank You, Mr. Falker
Thank You, Mr. FalkerPatricia Polacco

Philomel  2012-04-12
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ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)
ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)パトリシア ポラッコ Patricia Polacco

岩崎書店  2001-12
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そして、今日レッスンで読んだ「気合の一冊」(^^;)

冬眠中の熊のおうちに、猛吹雪を逃れて動物たちが遊びに来るというストーリー。猛吹雪といえば、札幌の路上の雪山には、びっくり。文字通り見上げるほどの「山」でした。

Bear Snores on
Bear Snores onKarma Wilson Jane Chapman

Simon & Schuster Children's  2002-11-30
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夕ごはん

手作りベーコンとキャベツの炒め物
ほうれんそうのおひたし
イカの塩辛
せんまい漬け
納豆
じゃがいものみそしる

2013-02-10

で、で、電子書籍。

先日紹介した「英語となかよくなれる本」では、洋書店をめぐる楽しさ、が紹介されていました。「銀座のイエナがなくなってさびしい」とかね。そうそう、ちょっと前まで、洋書は、ペーパーバックの独特の香りが漂う洋書店でしか買えませんでしたよね。

それが、、、、アマゾンがやってきて、かなり身近になり。。。

さらに、、、電子書籍の時代です。ペーパーレスです。 多読の世界では、ほとんど電子書籍があたりまえの様子。だけど、あんまり必要性を感じていませんでした。英語の本は、レッスンで使うか貸出用のものしか購入しないし、日本語の本は、基本、図書館。電子書籍を買うとしたら、「自分のための英語の本」。それは、優先順位、低いんです。

それが、ひょんなことから、ある一冊の本を読みたくなりました。

ペーパーバックの半額でkindle版が手に入る。。。うーん、kindleは、PCに無料でダウンロードしてあるので、米国アマゾンから、購入することはできるけど、、、クレジットカード決済のみ。

むむ、、、、

いまどき、何?といわれるかもしれませんが、ネットをあんまり信用していないのです。ほら、「遠隔操作でなりすまし」なんて、おばちゃんには、なにがなんだかの、怖い事件もあるじゃない?

と、そこでひらめいたのが、家族が使っているVプレカ。彼は、すでに半年以上前から、このVプレカを使い、米国アマゾンから、電子書籍をさくさく購入していたではないか?

ということで、調べてみたら、、Vプレカ、まさに私のような人のためにあるのね~。3000円からコンビニで購入可能。それをネットショッピングで、クレジットカード代わりに使える。これなら、ネットで何かあってもあんまり恐れることはない!早速、コンビニで、とりあえず3000円分購入。サイトに登録して、米国アマゾンへ。。。。

またまた、「いまさら、何?」でしょうが、、、なんと、手続き後3分で、手許に、本が届いた!(もちろん、PCの中に、です。)

ちょっと~、これ、アメリカから届いたのよー。ヤマトのおじさんも、佐川のおにーちゃんも玄関に来ないのによー。ハンコも押さないのによー。しかも一冊¥600よ~。

感動というより、背筋に冷たいものが走りました。(←あくまで、アナログ人間)

これ、ヤバクね?(昔の意味で)

さらに追い討ちをかけたのが、その中身です。わからない単語は、ちょっとポインターをのせると、意味が出てくる(!)しかも、その意味で納得いかなかったら、グーグル検索やウイキペディアを使って調べることができる(!!)そしてメモ機能を使うと、自分で気になる言葉のリストを作ることができる(!!!)多読で流し読みするだけではなく、ちょっとていねいに読みたいなあと思っていた私には、ぴったりの機能。

これ、ヤバい!(現代の意味で)

しかし、こういうのはどうなんだろう?

同じ本を読んだ人が線を引いた部分が、「86人が線をひいています」なんて、点線で強調されているんです。これって、自分が線を引くと、それもどこかで引用されるってことでしょう?ちょっと、イヤかなあ。。。ま、どうやら、大勢が線をひいているところと、自分がひっかかる部分は、あんまりシンクロしていないから、心配しなくていいみたいだけど(^^)。

読書になれていないと、他の人が引いた線に「誘導」されちゃうってないかな?こういうの「読書の自由」をへんな形で制限していないのかな?

うーん、なんだか、いろいろ「ヤバイ」ですが、電子書籍、これからの時代、どうなっていくんだろう?中毒性は高そう。なんといっても「ワンクリック」の怖さ。いや、Vプレカだって、別の意味で怖い。「購買」という感覚を薄くする手段は、どんどん進化中。

私は、ヤマトのおじさんのことは裏切らないよ。ほんとだよ。(←自分に言い聞かせてる。)

あ、購入した本はこちら。まだちょこっとしか読んでいないけど、続きが気になる面白さ。小説にあらず。

Mindset: How You Can Fulfill Your Potential
Mindset: How You Can Fulfill Your PotentialCarol S. Dweck

Robinson Publishing  2012-02-01
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夕ごはん

豚肉とキャベツの炒め物
さつまあげとちんげん菜の煮びたし
わかさぎの南蛮漬け
明太子
納豆
大根とあげのみそしる




2013-02-08

graduate from...

さっき気づいたんだけど、今朝から暴風雪「警報」が出ている町内。中学校も部活中止で下校。レッスンキャンセルも3名。雪はそれほどでもないようだけど、風が強いですね。台風並みの天気図だし。レッスンキャンセルのお電話では、「行こうとしたんですが、道が消えてました~」の保護者の方のお話も。

今年は、荒天が多いです。

アメリカ東海岸に住むともだちからのメールでも、今日は大吹雪だそうで、そんなアメリカからのラジオが聞けるのが(唐突ですが)インターネットの恩恵です。

今日の午前中、夕ご飯の下ごしらえと常備菜を作りをしながら聞いていたのは、NPRの時事番組。テーマは「教育」。PISAでトップクラスの成績を誇る、フィンランドと韓国の教育を比べてアメリカで何ができるか?を考えるという内容。フィンランドと韓国から電話で専門家もそれぞれお国訛りのある英語で参加。

「最小の努力で、最大の結果」を求めるフィンランドと、いわゆる「詰め込み、学歴重視」の韓国。
アナログで、スローなフィンランド方式と、ITを駆使した韓国式。

あえて両極端の教育スタイルを比較しているのでした。ただ、両者に共通していたのが、1)教員の質が高い。社会的な地位、収入も高い。2)社会のありかたが均質的。

で、このふたつが、アメリカとは、絶対的に違うということ。まあ、ラジオ番組だから、なんらかの結論が出るわけでもなく、なんとなく浅いままうやむやに話は終了。

数年前から日本でも「フィンランド式」の教育に注目が集まり、絶賛されていましたが、社会や文化のしくみが全く違うところでの成功をそのままこの国にあてはめようというのは、やっぱり無理だよね。また、よくとりあげられるpisaだけど、そこを目指してどうこうしようというのも、なんだかへん。それから、フィンランドにしても、いろいろ問題はあるようですね~。ちょっと古い記事ですが、こちらのサイトに簡単にまとめてありました。(「優秀な女子に圧倒される男子」って、なんとなくなじみのある風景?肉食系女子と草食系男子?)

さて、ラジオを聞いていると、なるほど~の表現も耳にはいってくる。たとえばTiger Mom。なんとなく「教育ママ」のことだなあとわかったけど、後で調べたら、中国系の教育ママが語源らしい。孟母ですか(^^;)。また、番組であれこれ語っていた評論家の女性が,「大学を卒業する」の意味で”graduate college"とサラリと口にしていたので、え?"graduate from college"じゃないの~?と、これも調べたら、、、おやおや、文法的には、後者が正しいのだが、最近は前者の方がネットなどでは使われる頻度は高くなっているらしい。Grammar Girlで文法ヲタクさんが、「ありえない!」と嘆いていました。

言葉は世につれ、、なんでしょうが、とりあえず日本の英語テストでは、まだまだ"from"は"graduate"されていないと思います。お忘れなく!

夕ごはん

おでん
焼き鮭
ほうれんそうのおひたし
明太子
麻婆豆腐(昨日の残り、ちょこっと)
納豆

2013-02-07

「英語となかよくなれる本」

そろそろ受験シーズンも本格化。中3の子もそわそわだったり、「いっぱいいっぱい」だったり。自分が今ある力でしか勝負できないから、それを目一杯だせるようにね~。

中学を卒業するって、かなり「広い世界」に飛び出すこと。列車(と呼びます。この地域では。)に乗って1時間くらいかけて学校に行くこと。地元育ちの仲間以外のともだちを作ること。そして将来に向けてあれこれ本格的に準備すること。

そんな準備のオプションのひとつに、もしかして「英語」がはいったら嬉しいかな~(^^)。

「イマドキ、英語くらい話せないと」なんて、先週あたり、受験勉強もロクにしてないのに、生意気なことを言った子もいるんですが、そういう漠然とした社会からの要求をオウム返しにしているうちは、自分でなんとかしようって思えないはず。

もしかしたら、私自身がもうちょっと自分の体験をガシガシ語ったほうがよかったかなあ?と後悔する最近なのですが(いえ、たいした体験がないから、話せなかったのだが。汗汗。)

たとえば、こんな本と最近出会いました。

ずばり、、、「英語となかよくなれる本」(高橋茅香子著 文春文庫 2005年)。著者は、英字新聞の記者を経て翻訳家になった「英語の専門家」。まずはアガサクリスティのミステリーを原書で読むことから英語に親しんだというのだから、ちょっとね~。ハードル高い感じではあります。

ただ、著者の高橋さん、まさに「好奇心ガール」ともいうべき方で、クリスティはともかく、食品のパッケージや、旅行のガイドブック、ハウツー本など、「活字」がついていれば、どこからでも「入り口」になるということ、そして、その「入り口」の先に起きるできごとを、とてもきれいでわかりやすい「日本語」で語ってくれている。

ご本人が、ほんとうに「(英語を)読むこと」と、そこからひろがった世界を楽しんでいるということがひしひしと伝わってくるのです。読んでいてわくわくしてきて、紹介されている本を次から次へと読みたくなる感じ。

こういうエネルギーが「伝染」していくんだよね~。

初出は晶文社から1999年なので、まだアマゾンが日本になかったころ、どうやって米国のアマゾンコムから本を取り寄せたのか、、の顛末のあたりは「そんな時代もあーったね♪」と思わず中島みゆきが脳内に登場しました(^^)。そして、おそらく当時には一般的でなかったyoutube、TEDなどの動画サイト、絵本サイト、音楽サイト、そういうものもどんどん使おうと今の高橋さんなら仰ると思います。

そんな一冊が、なんと今やkindleで購入できるというのも感慨深い。



英語となかよくなれる本 (文春文庫)
英語となかよくなれる本 (文春文庫)高橋 茅香子

文藝春秋  2005-08-03
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夕ごはん

麻婆豆腐
ほうれん草のおひたし
明太子
納豆
春菊とあげのみそしる