2009-01-31

「暴走する国家、恐慌化する世界」

昨年後半から、なんだか不穏な世界の様子。これからどうなるの?は、経済問題に疎い私でも気になるところ。「暴走する国家、恐慌化する世界」(佐藤優、副島隆彦著 日本文芸社 2008)は、知人が貸してくれた一冊。佐藤優と副島隆彦の対談形式で、世界情勢を分析して今後を占っている本。副島隆彦という人の本は、学生時代、英語の参考書を読んだ記憶がある。現在は、世界情勢の分析を行なっている様子。佐藤優の前書きによると「きちんとした知識によって宇宙を洞察する基礎体力を持つ人」の意味での「預言者」の資質があるそうで、リーマンブラザーズの破綻などを言い当てたそうです。また、「アポロ月面着陸」を否定する論証本を書いたりしているややクセがありそうな人。

対談をまとめたせいか、編集のミスか、ところどころわかりにくい部分もあり、しかもおふたりが西欧の民族思想や宗教について熱く議論する部分は、門外漢の私にとっては「単語の羅列」にしか見えず、トホホ感が強かったですが、グルジア侵攻とアメリカ発金融危機の関係、フリーメーソンの成り立ち、遠藤周作の「沈黙」が西欧社会に与える意味、ヨーロッパとロシアの関係など、読み応えのある部分も多し。おふたりが、真剣に日本や世界の今後を案じている気持ちは伝わってくる。

ただねー。副島さん、ユダヤ民族に対してかなり過激な発言が相次ぎ、読んでる側は、ちょっとひいてしまう。もしかして、指摘しているとおり、いろいろな事象の背後にユダヤ系の財閥が絡んでいるのかもしれないけれど、あの語り口では、ほんとうのことも信じられなく思えてしまうのが残念。副島氏のユダヤ民族攻撃に対して,佐藤氏は、ノラリクラリとした受け答えをしているのが、なんとなく「くすりっ」としました。

副島さんの「ウラ読み」癖(?)が度を超したように思えたのは、アフガニスタンで命を落としたペシャワール会の伊藤さんについて、「あの場所で、自由に行動できるなんて、きっと国家から密命を受けているのちがいない」といいきっているところ。佐藤氏はその可能性を打ち消していましたが。

「預言者」副島氏によると、世銀、IMF体制は2012年頃崩壊する。ドル本位体制も有名無実化。オバマさんは2年で失脚。次はヒラリーさんだそうです。「想定内」の事などあり得ないわけで、それを思えば「アリかも?」のシナリオですが、さて、どうなることでしょう?

暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠
暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠副島 隆彦

日本文芸社 2008-12
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夕ごはん

豚バラ肉のすき焼き

2009-01-30

Po-poが大好き

ひさりぶりに友達とランチ。なんと!彼女は月曜日に出勤途中にスリップして車体全損の事故を起こしたという。幸い単独事故で、しかも本人は無傷。不幸中の幸いですねー。地元での事故だったので近所の人があれこれ手助けしてくれたそうで、「思いやりや親切にほんとうに感謝している。しかもケガもなく済んだから、とても幸運だった。助かったいのちだから、何か世の中のためになるようなことをしなければ」と、思ったそうです。

英語教室の前に、シニアの方で「英語をやってみたい」という方とお会いする。多読について紹介して、これがいかに効果のある方法かを熱く語ってしまった。。。語り過ぎだったかも〜。やはり、「辞書をひくな」「勉強するな」というのは60代くらいの方にはとても抵抗のあるやり方みたい。それでも、「ためしてみようか」という気にはなってくれたようです。

なんでも、やってみないとね。

英語教室の方は、低学年クラスでAsk Mr.Bearという古典絵本を読む。くり返しが多いのでちょっと長めでしたが楽しめた。"It isn't milk. It isn't a blanket."などのところで「Po-poと一緒だね♪」と嬉しい反応も。そのあとハート絵でBreak the T。フレーズがゴニョゴニョだったのが少しクリアになった様子。高学年と一緒になってからHi-Bye。続いてTime For Writing.小2のAちゃん、真剣に「カメラでパチリ」で、よく書けている。本人も達成感強し。

高学年だけになってからは、グラマーカードで「おまじない花札」。音ははいっているけど文字で確認するため。Bちゃん、読めそうなカードを読んでるしー。「すごいね!読めてるね!」とびっくりしたけど、本人はその凄さが分かっていない様子。手製のワークシートで「おまじない」を埋める練習。最後は、以前会報に紹介されていた長野の生徒さんの絵を見せて意味を考える。スラスラ出て来てこれもたのもしかったです。

で、終ろうと思ったが〜。Cちゃん「Po-poやる〜!」。。。。またですか?「うん!」異議も出なかったので何回か読む。Cちゃんやたらと早く読もうとあせるから「聞いていて分からなかったら意味ないよ」と諭すと今度は、感情をこめて「読み聞かせ」してくれました。

そろそろ卒業して、この前まで読んでたのに戻ろうよ。

Ask Mr. BearAsk Mr. Bear
Marjorie Flack


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夕ごはん

じゃがいもチーズ焼き
さんまの梅干し煮
大根の漬け物
長いもすりおろし
だいこんとわかめのみそしる

食材が底をつきかけてます。明日は買い出しだー。

2009-01-29

ステナイ生活、3527円也。

昨年末に、このブログで「ステナイ生活」という取り組みを紹介した。http://tanetane.blogspot.com/2008/12/blog-post_06.html

古本や、CD、ゲームソフトなど30点以上まとまれば、ペリカン便がとりにきてくれて、送料無料でブックオフに届けてくれる。その売却益が寄付金として、シャブラニール=市民による海外協力の会に送られる。シャプラニールは、南アジアで30年以上活動をしている団体。

我が家にたまってきた本やCDを試しにこのシステムを使って送ってみたのですが。。。今日、寄附が完了したこととお礼の連絡がありました。

大きめのダンボール箱一つ分の本(CDちょこっと。)で、3527円也。

思ったより、まとまった金額になったなあ。。。。あれ?でも、これ、「ステナイ生活」を通さなくても、自分でブックオフに持って行き、その度に売却金を寄附すればいいのかも?そうしたら,好きな団体へ寄附が広がるぞ!

。。。しかし、、、恐らくまとまったお金を手にしたらば、「これで、また本を買いなはれー」の悪魔のササヤキに負けそうなワタシです。

意志の強い方は、ご自分で。ワタシのような軟弱者には「ステナイ生活」、いいと思います。

詳細は「ステナイ生活」http://www.shaplaneer.org/sutenai/top.htm または、シャプラニール TEL:03-3202-7863

「夢をかなえるゾウ」のガネーシャも「募金せなあかん。」って言ってたっけなー。

夕ごはん

イカの刺身
カボチャ
長いもすりおろし
オニオンスライス
大根の漬け物
ニラと里芋のみそしる

2009-01-28

仲間の力

今日は、「仲間の力」を感じた一日。

低学年のクラスでは、Hi-Byeを唄い、絵本を読んだあとBBカード。クラブの絵と文字で「はや取りマッチング」。よく見ていない子が、悔しがり,もう一度やる。ずいぶん声も出るようになって来たAくんが頼もしい。そのあと、「スキーゲーム」と称して「お城」の変形。スキーヤーがてっぺんから滑り落ちるという設定。一回目は普通に。二回目は、生徒からのアイディアで、ひとりずつチップを3枚持ち、自分の番が来たら「ブロック!」と言い、他の人のカードにそのチップを置いてブロックできるというルールを加えた。「ブロック!」の後に当然、どのカードをブロックするのかOSを言わなければいけません。ブロックされなかった人は、そのまま裏返せます。

ほんとうに生徒からルールが出ると盛り上がるし、生徒からのアイディアは、ゲームを面白くする工夫に満ちている。問題は、、、面白過ぎて興奮して脱線の恐れがあること。今日もありました。

日頃からやや自己中心的な言動が目立つBちゃん。(学校でもモンダイ行動が多いらしい。)調子にのりすぎてAくんの軌道を全て遮断する「ブロック!」宣言。Aくんが顔を真っ赤にして悔しそう。そこで、もうひとりのCちゃん。「どうして、そんなことするの?Aくん、滑れなくなるじゃない!それじゃあ面白くないでしょう?人の気持ちを考えなよ!」これには、Bちゃん今度は鬼のような形相。どうするかなー?ゲーム放り出して泣き出すかなあ?と、様子を見ていたが、泣き出す様子もない。Cちゃんの言う事は理解できたが、かっこわるくて認めたくないみたい。そこで「Cちゃん、いいところに気づいたね。そうだね。Aくんが終っちゃったらゲームもつまらないよね。Bちゃんも自分がそうなったらイヤだって、Cちゃんが言ってくれたからわかったよね。」と、まとめの言葉を言って、おさめた。Bちゃんも復活してその後、ゲームも滞りなく終了。

オトナが最初から介入しない方が「学び」に結びつくいい例だと思った。

高学年のクラスでも似たようなことがありました。月曜日のブログでも書いた「しつこい」「気持ち悪い音を出す」小4のAくんに、まわりの小5生たちが「マナーとかエチケットって大事だよ」とやんわり「指導」。Aくんも意識して気をつけていた様子。センパイの言葉は身にしみるようで。

レッスンの方は、まだフレーズがあやふやだったのでこちらはフレーズ(英)と文字カードを使って、普通のマッチングゲーム。ハートの線引きをしている時にBちゃんが「センセー、Mr.Foxの文のgotってどういう意味?」おお!ナイスな質問かつややメンドウな質問。gotはいろんな意味があるんだよー。例えばDr.Smithの文にもあるよね。だから、今は、センテンス丸ごとの意味がわかればいいよ。と、いう説明から、なぜか「日英文構造の違い」に話が波及してしまった。それでも学究肌の小5のCくん、「日本語の『てにをは』にあたるものは英語にない。英語では語順がその役割を果たす」ということを把握したようす。自分の言葉で一生懸命理解したことを説明してくれました。小2のDくんはその間、カードをあちこち眺めてダイヤにもgotを含む文を発見。こちらも「ふーんgotはいろんな意味があるんだなあ」とそれなりの解釈。

それぞれが、それぞれの吸収の仕方ができるBBカードはすごいっ!

そのあとPo-poを復習リーディング。高学年が読んで、私と新人がリピートのパターン。自信がなさそうだった男子二人も、女子Bちゃんにひっぱられ、自分が思ったより読めてたみたいで「あれ,少し読める」とボソッ。うんうん。この感覚、自信の芽が大事ね。

今日は「お勉強モード」が強過ぎちゃったので、その後は「仲良し」と「宝くじ」。。。イメージ勝負が大好きなクラスです。

夕ごはん

肉じゃが
ニラ玉
長いもすりおろし
大根の漬け物
キャベツのみそしる

2009-01-27

「夢をかなえるゾウ」

ベストセラーです。本屋さんで平積み。テレビドラマにもなりました。「どうしてそんなにウケてるの?」とずっと興味津々。図書館で見つけたので読みました。読んで納得。

「夢をかなえるゾウ」(水野 敬也 著 飛鳥新社 2007)うだつのあがらないサラリーマンのボク。「ヒルズ族のようなリッチな生活したいっ!」と思ったところに現れたインドの神様(自称)のガネーシャ。「宗ちゃん(本田宗一郎)」に「幸ちゃん(松下幸之助)」「エジソンくん」に「カーネギーくん」もみんなガネーシャの教えに従った成功者だそうで、ガネーシャが言ってる事はとっても論理的かつわかりやすい。ガネーシャの教えは煎じ詰めると「利他こそしあわせ。」「衝動をおさえてよく『観る』こと。」なのだけど、やはりそれを「どう語るか」も大切であるとこの本を読めばわかる。つまり、伝えたい事を伝わるように伝えるという簡単そうで難しい仕事にこの本は「成功」している。


「自分、成功したいんか?ほな、わしの言う事聞きなはれ」と、「人生の成功者」になるための課題を次々と与える。課題そのものは「トイレ掃除をする。」とか「「会った人を笑わせる。」「その日頑張れた自分をほめる」など、それこそどこかの「成功体験本」とか「ビジネス本」にのっていそうなことなのだけど、、、、


笑える。これ、重要。

この本の良さは、ズバリ、関西弁を話すインドの神様ガネーシャにある。ガネーシャは、うっとおしい。語り屋オヤジであるし、思いっきり上から目線。(まあ、神様だから上からなのも当然。)わがまま。ギャグは寒い。大食い。主人公の「ボク」はガネーシャに振り回されっぱなし。それでも、なぜか憎めないガネーシャ。

そして、どうして「ガネーシャか?」を考えると、この本がヒットした理由、つまり「成功した理由」が見えてくるし、本書で著者が伝えようしている「他人を喜ばせることが自分の喜びになるような人生にしよう」というメッセージも立体的に見えてくる。

そしてラスト、ボクが抱いていた「成功者」のイメージは、「ヒルズ族」から大きく変わるのでした。

読後、「自分、ベクトルどっち向いてるんや?」と自問自答することでしょう。さらに「あんみつ」が食べたくなる本です。

本を読む事が苦手だったり、活字が好きじゃない人でも読みやすいオススメ本です。

夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ水野敬也

飛鳥新社 2007-08-11
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starいい意味で裏切られた
star基本は努力と勤勉
star夢をかなえるのにどうしたらいいのだ?

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夕ごはん

ギョウザ
キンピラ
イカの塩辛
長いもすりおろし
じゃがいもと大根の葉っぱのみそしる

2009-01-26

女子に嫌われる方法

相変わらずツルツル路面の中、今日も英語教室。教室に来る生徒さんのために、砂をまいて転倒防止。。。。まきながら、どっちかというと、私の「転倒防止」かも?と、思う。こどもは、もう慣れっこみたいですねー。今日は、3人組が一緒にやってくる。前回、見学の親子に向かって「このクラスはレベルが高い」とつぶやいたのが効いたのか、いつも以上にやる気が見える。Hi-Byeのあと、Bear snores onを読みきかせ。そのあとBBカード。フレーズ日に、Qカードを混ぜた波瀾万丈。このクラスは、よく入っている感じ。そのあと、クラブの線引き。

ところで、代講でやってきたAくんは、ちょっとマイペースが過ぎて、女子からなんとなく敬遠されている。そこで、「Aくん、女子はねー、『しつこい』と、『気持ち悪い話』『ヘンな音』が大嫌いなんだよー。このことは、今は、どうでもいいかもしれないけど、もう少し大きくなったら致命的になるよー。」とさりげなく告げると、女子たちは、笑いをかみ殺している。目が「センセー、言っちゃったねー!」と語っているが。Aくん本人は、青天のヘキレキみたいな表情。ま、あと数年したらこの教訓をぜひ生かしてもらいたい。

さて、BBカードですが、このクラスの子たち「また線引きー?」のノリでは、あるので、時々「やめちゃおっかなー。」とか「まとめてガシガシ線ひかせちゃおうか?」とも思うのですが、コツコツやることで記憶に残るだろうと、ぐっと我慢して少しずつすすめています。

その後、ダイヤでまた代名詞ビンゴ。これも、ほんとは続けてやらない方がいいのかもなー、と思いつつ、本人たちが「わかるぞ!言えるぞ!」とのってきているので、そこの合わせています。高学年のふたりには、このビンゴのあと、ノートに書き換え。低学年の子にはTime for writing。

夕ごはん

ハムエッグ
キンピラゴボウ
長いもすりおろし
イカの塩辛
大根の漬け物
納豆
じゃがいもとあげ、わかめのみそしる

テレビで「名探偵コナンスペシャル」をやっていた。CMには、E○○ジュニアとヤマ○の英語教室、それからマクドナルドがくり返し流れている。なるほどねー。

2009-01-25

「井戸端げんき」

英語教室や「布の会」などの集まりを主宰していると、「人が集まる場」についていろいろ考える機会も多い。先日手にとったのは、そんな興味からの一冊。「奇跡の宅老所『井戸端げんき』物語」(伊藤秀樹著 講談社 2008)。本書は、最近全国で少しずつ増えている「共生ケア」(認知症の高齢者だけでなく、障がいや悩みを持った人、持ってない人がごちゃごちゃとしながら生活を共にするケアセンター)の紹介本。

著者は、本人曰く、挫折の連続で、人生に自信が持てず、「ひきこもり」の状態にまで落ち込んだ段階から、たまたま進んだ福祉の世界から、自分で「宅老所」をたちあげ、広げている30代の青年。この「井戸端げんき」の最初の利用者は、著者自身の父親。くも膜下出血の四肢麻痺からリハビリで回復したものの、デイサービスと折り合わず、家でぼーっとした日々を送るうちに廃人同様になりそうだった父親の「居場所」作りが発端だった。

本書では、民間人としてどうやって「宅老所」を作り上げて行ったのかの記録と、効率重視で、「工場」のようになってしまっている大きい公的な介護施設の問題点。「井戸端げんき」では、何ができるのか?などが、かなりざっくばらんと乱雑な感じで紹介されている。その雑多さも、「井戸端げんき」そのままなんだろう。

認知症で暴言、暴力で周りが扱いにくいと感じているような「おじいちゃん」に、「おじいちゃんがいないと、『井戸端げんき』は、なりたたないよ」と「顔役」の役割を与えたら、みごとに「いいおじいちゃん」に変身。失語症の人には言語訓練より生活訓練、と、その人の「今、あるこの状態」を受入れるという姿勢。スタッフだか、利用者だか、ボランティアだかわからないけど、みんなが一緒に「生活」している、お互いがお互いを「助けている」「受入れている」という「場」の大切さが、ひとつひとつのエピソードから伝わってくる。

みんなが、みんな右肩上がりで行けるわけじゃない。下がってしまった人でも、井戸端のような場所でじいちゃん、ばあちゃんとワーワーやって和める時間を作れるならそれでいいんじゃないだろうか。それ以上求めなくても、経済的に豊かじゃなくても支え合うことができれば、人は生きていけるんじゃないだろうか。(中略)いい国にしよう、いい町にしよう、いい生き方にしよう、いい私にしよう、そんな上昇志向に縛られることをやめて、B級でもいいじゃないかと思えたとき,人はうんと優しくなれる。(p199)


著者はほぼ「人生」を「介護」にかけている。それは、やりがいがある仕事であると同時に、人に優しくなれる仕事であり、またとっても楽しい仕事のようだ。「介護」という仕事が、とっても魅力的に思える本でした。

奇跡の宅老所「井戸端げんき」物語 (介護ライブラリー)
奇跡の宅老所「井戸端げんき」物語 (介護ライブラリー)伊藤 英樹

講談社 2008-10-28
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夕ごはん

ジンギスカン

2009-01-24

「手」の力。

昨日の雨のあと、氷点下まで下がり、あちこちの駐車場がスケートリンク状態。私もなんとか家から出て、今日は「布の会」の例会日。布ナプキンを作りたいという初めての参加の方が2名。キットをお見せして説明しているうちに、新しい使い方も浮かんだりして、やはり「3人寄れば、文殊の知恵」だなあ。いつも参加しているメンバーもご自分のスケジュールにあわせていらしたり,早退したり、と、ゆっくりとした一日でした。出たりはいったり結局9名が参加。会場は、町営温泉を併設してる場所でおこなったので、帰りに温泉にはいる方もいらしたりして、これもいい感じ。

この会に集まるメンバーの方は、ほんとうにいい人ばかり。それぞれいろんなことにアンテナを張って、自分が知っていることを知っている範囲で惜しみなく出してくれて、それでいて謙虚。

今日参加した方の中に、生死の境をさまよう大病を「自分の手による手当」で医療の常識ではあり得ない形で克服したという人がいて、その人の話をうかがって思う事は、医療がなくてもダメ。だけど医療だけでは、ダメってことでした。

手ってすごいなー。ハンドパワーもあるけれど、隣の人と手をつなぐこともできれば、殴り合うこともできる。使い方次第でいろいろですねえ。

いつもいつも、とても充実した集まりです。


夕ごはん

小松菜と豚バラ肉の炒め物
蒸しカボチャ
大根の漬け物
長いもすりおろし
イカの塩辛
納豆
大根とわかめのみそしる

2009-01-23

Po-po三昧

なんと、雨!しかも大雨!一月のオホーツクでは「ありえなーい!」天候です。そんな中、英語教室は通常通り。低学年のクラスでは、絵本を読んだあと、ハートの文字と絵で神経衰弱。あれ?小4のAちゃん、2歳年下のBちゃんに気を遣ってわざとカードをとらないであげている、、、、やさしいなあ。ちょっとゆっくり気味で先行きがいろいろ心配なAちゃんですが、心は、ほんとうにやさしいです。ただ、日頃わんぱく坊主とばかり遊んでいるBちゃんは、「シンケン勝負」の方をお好み。というわけで、センセーは、容赦なくいきましたよー。クラブ文字で「じゃんけんオセロ」の簡略版。

そのあと高学年と合流して、Hi-Byeを2曲。おねえさんたちには、散々唄った唄のフレーズを「読んで!」と見せたが、、、いつの間にか「うた」に変化していくのは、なぜ?まあ、そのうち落ち着くでしょう。Po-poの復習読みを一緒にしてから、Must wordsのカードから一枚ずつ適当に選んでもらって、その中から「カメラでパチリ」の練習。低学年は、ここまで。

高学年とは代名詞ビンゴ。ずいぶんよくはいっている。一回やってから手製のプリントでまとめ。そのあと、PO-POを全員で2分以内に読めるかどうか?を試してみたら、「2分30秒」もう一回やるー!「2分25秒」もう一回やるー!「2分45秒」笑ったからだね。もう一回!。。。というわけで、結局最後「1分58秒」でクリア。これって、ほとんど「暗唱」状態ですが。しかし、リズムもイントネーションもきれいだから、いいのでは?来週はTonkに戻るよー。「えーっ!Po-poがいいっ!」って、単にノリの問題ですね。

夕ごはん

豆腐とひき肉のトウチ煮込み
カボチャ蒸し
キンピラゴボウ
長いもすりおろし
イカの塩辛
じゃがいもとわかめのみそしる

2009-01-22

指導者の愛読書

昨日の北海道新聞にアメリカ新大統領のプロフィールが掲載されていた。興味深かったのは、その「愛読書」の項。実は、先に紹介したユリイカの米原万里特集の対談の中で、ロシアの詩人がノーベル賞を受賞した際のスピーチの紹介があり「国の指導者を選ぶ際、マニフェストとか政策ではなく、読書遍歴で選べば、世界はもっと住みやすい場所になるのではないか」というようなことが書いてあって印象に残っていた。その対談では、サダム•フセインは、獄中で「罪と罰」を読んでいたというエピソードも紹介されていた。なるほどー、一理あるかもね。

ちなみにオバマ新大統領の愛読書は、トニ•モリソンの「ソロモンの歌」、メルビルの「白鯨」、シェークスピアの悲劇、聖書、リンカーン演説•書簡集だそうです。これも、なるほどねー。そう来たか!でした。

翻って、我が国の宰相の「愛読書」は、、、マンガだったっけ?(。。。。。。ああ、日本沈没も近い?)


ソロモンの歌 (トニ・モリスンコレクション)ソロモンの歌 (トニ・モリスンコレクション)
トニ・モリスン


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Song of SolomonSong of Solomon
Toni Morrison


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夕ごはん

青梗菜とホタテのオイスターいため
カボチャ
いかの塩辛
長いもすりおろし
納豆
じゃがいもとあげ、しめじのみそしる

2009-01-21

レスキュー•ゲーム2題

英語教室のレッスン日。借りているおうちで、資料の整理や片付けをしていたら、「ピンポ〜ン!」 ん?まだ、レッスンには30分もはやいのに、学校帰りのふたり登場。外で遊んでいるうちに飽きた様子。寒いしね〜。絵本でも眺めて待っててね。で、それが眺めるだけじゃなくって「センセー、読んで〜。」若干、とほほ、では、ありますが、本に興味が出て来たところだから、読んであげましたよ。絵でストーリーが追える。日本語じゃなくっても大丈夫、ということにようやく気づいた様子です。

全員が揃ったところで、ぬいぐるみを使って「会話ゲーム」を試みる。が、こちらのシタゴコロ(教えたいぞー!ゴコロ)に気づいたみなさんは、警戒してのらない。ぬいぐるみは気にいったみたいだったので、そのまま「ぬいぐるみがカルタをする」という設定にして、BBカードでリピートカルタ。クラブの文字と絵。文字カードの方が多くとれたAちゃんは、得意気。「ぬいぐるみが唄を唄う」という設定で、Hi-Bye。最後は、「ぬいぐるみをレスキューする」という設定で、「じゃんけんオセロ」の変形ゲーム。「じゃんけんオセロ」は、対抗戦だから3人のクラスだとやりづらい。そこで、目の前に5枚カードを適当に並べて、全員でじゃんけん。勝った人は、他の人のカードを読み上げる。それを全員でリピート。読み上げられた人は、自分のカードを裏にしてチップを相手にあげる。チップが5枚たまったら、中央においたぬいぐるみを助けられるというゲーム。これ、今日のレッスンでみんなで即興で作ったゲームです。「相手のカードを読まなければいけない」というのがセンセー的にはいいルールでした。

ルール決めのとき、いつもおとなしいBくんが、一生懸命に説明しようとしているのが頼もしかったです。

次のクラスでは、スカラから購入したばかりのBear Snores on。冬眠中のくまのおうちにいろんな動物がやってくる愉しいストーリー。「最近、クマが冬眠しないんだってねー。」「温暖化だねー。」という感想でした。BBカードは、フレーズ(日)を使った波瀾万丈。むむむ。このクラスは、どうもまだ入っていない様子。途中で、集めたフレーズを並べて「日本語カードゲーム」みたいなことを始める子も現れて、、、つまり、よくわからないからってことでしょう。対策必要。このゲームは適当に切り上げて、ダイヤの絵で代名詞ビンゴ。これは、ちょっとわかってきたみたい。では、ノートを開いて、、、のところで、早退するCくんが、戻って来た。「玄関が開かない!」えーっ?どうして??と、様子を見に行ったら、やっぱり開かない。「凍ったんだよ」「鍵がかかったんだよ」「お湯をかけたら」「わいわいわい(←ただ、レッスンが中断して嬉しいヒト」と、みなさん大騒ぎ。

実は、今日はケータイを忘れた私。うむむ、、、結構ピンチ。すると、いつも慎重なDくんが「窓から出ればいいんじゃない?」なるほどー。と、私は、長靴を持って窓から出て、玄関にまわり、外からあれこれ、、で、無事にみなさんのレスキュー成功。Dくんの慎重さは、「冷静さ」と同意なんですねー。無事にレッスンの続きもできました。

夕ごはん

ホタテのクリームパスタ
青梗菜とベーコンの炒め物
カボチャ
塩辛

2009-01-20

モチベーションあがる?

昨日は、自治会の女性部新年会で町内の旅館に一泊。それでブログもお休みしました。

その新年会に行く前に、英語のレッスン。いつもの女子3人組に代講でやってきた小4のAくんも交えて。学校の新学期初日でもありました。Where the wild things areを読み聞かせしてから、Hi-Bye。BBカードは、フレーズ(日)のクラブとスペードに、グラマーカードから数枚加えて波瀾万丈。グラマーカードの質問の意味もよくとれている。ゲームは後半ダレたけどね。クラブの線引きを数枚してから(ゲームをしながらだとつまらないそうで、、、、鉛筆を落として、あたったカードの線引き。)ダイヤで代名詞ビンゴ。最後に一枚、オリジナルセンテンスを代名詞を使ってノートに書き換える作業をしていたところで、、、、「ピンポ〜ン!」

見学の親子でした。(確かに、この日のレッスン前にBちゃんが「きょう、誰かここに来るかもよ。」と言っていた。「何しに来るのよー?」と、マヌケな質問をしたセンセーでしたが、、、)

もうレッスン終了間際だったので、お迎えが来ていたBくんは帰宅。残った3人娘にお手伝いを以来して、かんたんにビンゴ。こんなにまったりしているレッスンを見学の方に見せたくないっ!というリラックス3人娘でしたが。(とほほ、ま、「等身大」では、あるが。)

「ここでは、テストとかありますか?」 みんな、どう?「なーい!」テスト、やろうか?「やだーっ!(悲鳴)」
「スピーチコンテストとかは?」 どう、みんな?「なーいっ!絶対、やだーっ!」

。。。。テストもスピーチもドンと来い!くらいの積極性が欲しいものですが。それでも、見学の保護者の方に、「このクラスはレベルが高くって、今日も中学でやる範囲に取り組んだのですよー。」と、あえて説明したら、まんざらでもなさそうな3人娘。

新人さんが入会するかどうかは、縁(えん)の問題ですが、今いる生徒さんのモチベーションアップには、いい効果の見学でした。(←と、思いたい。)

夕ごはん

あんかけ焼そば
カボチャ
キンピラゴボウ

2009-01-18

明日はお休み

明日は、このブログをお休みします。いつも読んで下さってありがとうございます。

夕ごはん

肉じゃが
焼きじゃけ
キンピラゴボウ
長いもすりおろし
大根のつけもの
あげとキャベツのみそしる

2009-01-17

貞淑な魔女

知人が貸してくれた「ユリイカ一月号」は、2006年に亡くなった米原万里さんの特集。ご本人が大学院時代に書いたという詩論や、対談記事、ゆかりのある人の寄稿で構成されている。共産党の幹部だった両親に連れられてプラハで9歳から14歳をソビエト大使館付属の学校に通い、帰国後もロシア語の本を読み続ける事で、文字通りのバイリンガルに育った彼女は、ペレストロイカ時代にロシア語通訳として大活躍。エッセイや小説、時評、書評などで知る人ぞ知る存在でした。私は彼女の「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」に舌をまき、ほぼ全著作は読み、知人友人にすすめておりました。

米原さんの魅力は、視野の広さと、考え抜く姿勢、そして何よりも辛口のユーモア。私は中でも根底にある、その世界観の広さ、正義感の強さ、暖かさ、が好きでした。通訳という異文化のはざまで見える世界、しかも、英語ではなくロシア語というのも彼女の立ち位置を際立たせていたんだと思います。

ユリイカの特集では、幼少時から、晩年の写真ギャラリーがあり、にっこり笑っていた少女が、ある時期から、濃いアイラインとアイシャドウのちょっとどぎつい女性に変身していく様がわかります。それは、妹さん曰く、「さびしがりやで臆病な」米原さんの「武装」した姿だったんだと思います。掲載されている対談の中で、「現代ロシア文学で、日本に紹介された方がいい本は?」の問いに「読んだ人がロシアを好きになる本」と答えている米原さんが私の中の米原万里を表しています。

特集でも「毒舌」「辛口」だの「シモネタの女王」「豪放」だのといった紹介が多かったけど、私は、それだけじゃーないでしょう?と、読みながら改めて思いました。


4791701887ユリイカ2009年1月号 特集=米原万里
青土社 2008-12-27

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嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
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夕ごはん

ポテトコロッケ
大根の漬け物
キンピラゴボウ
納豆
あげとしめじ、ニラのみそしる

2009-01-16

The Landry News

寒い日々ですが、暖冬傾向で(最高気温がマイナス3℃くらいで落ち着いているから)こうなると、路上の氷がとけては凍り、とけては凍り、をくり返し、芸術的なまでのデコボコになっております、、、運転も慎重に!


今日は、多読英語本の中から、最近読み始めて止まらなかった一冊。The Landry News(Andrew Clements著)。小学校高学年から中学生向けの児童書。主人公は小学5年生の女の子カーラとその担任の先生。 ストーリーは、カーラが自主発行した新聞("The Landry News")をを軸に展開する。かつての熱血教師が、「燃え尽きた」あとで訪れたカーラとの出会いで、再生する物語なのだけど、「アメリカ憲法」や「表現の自由」対「プライバシーの侵害」というテーマや、ジャーナリズムとは?という問い、そして何よりも「離婚」という出来ごとを当事者の一人である「子ども」がどう乗り越えるのか、、という現代的な問題もカバーされていて、とても読み応えがあった。

「報道する側には、"Truth and Mercy"(真実と思いやり)が必要である。」って、「社説」にサラリと書いちゃうカーラは、恐らくスーパー小学生だろうけど、この物語の底にある「言葉と論理への信頼」は、水村美苗さんが言うところの「西洋語」の特徴なんだと思った。

いろいろな場面で、ディベートもどきの会話や、やりとりが登場し、最後の場面は、「公聴会」ですから。だから、ある意味とても理屈っぽい会話が多い。そこが好みの別れるところかも。

ただ、、、こんな児童書を読んで育ってオトナになる人々と対等に渡り合うには、やはり日本でも、「論理力」や「説得力」を育てる教育が必要だというのも一理あるなあと思いました。いえ、全員がそうなる必要は、ないのかもしれないけど。

The Landry NewsThe Landry News
Brian Selznick


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夕ごはん

しゅうまい
カボチャ蒸し
大根の漬け物
白菜の漬け物
納豆
ニラとあげのみそしる

2009-01-15

ヘルパー登場!

今朝も雪かきから。大した量ではなかったのだけど、なにせ「重い!」湿った雪なので、時間がかかりあっという間に私の午前中は消えました。

午後は、代講の英語教室。代講なのに、ご家族の都合で欠席の姉妹がいたりして、最初の低学年クラスは、マンツーマン。だけど、レッスンの場所を借りているおうちの生徒さんがヒマをもてあましていたのか、参加する。しめしめ、、と、絵本の読み聞かせのあと、彼女にBBカードのリードを頼む。やったのはクラブの文字でビンゴ。スペードの絵でビンゴ。こちらは、フレーズをキューにして言ってもらう。4枚残しで、頭脳ビンゴ。ひさしぶりにやった頭脳ビンゴ、あれ?私、結構とれるじゃーん!と、自分の「脳トレ」してるみたい、、、

そこまでやって、もうひとりの高学年が到着。3名で合同レッスン。Hi-Byeの新曲と、昔やったのを。新曲では、ボソボソな高学年が,昔やった唄だと大きい声になってるのは、やはり自信の問題?トラックナンバーを探しているうちに、「イントロクイズもおもしろいねー」となった。そうだなあ。そのうちやってみるか。続いてBBカード。クラブとスペードのフレーズ(日)に、グラマーカードからBBキャラについての質問カードを混ぜてプチ波乱。低学年は、そこまで、、、で、残ったふたりとダイヤの絵で代名詞ビンゴ。最後に2枚をノートに変換して書いて終わり。結局、低学年のAちゃんも、その場に残って一緒に代名詞ビンゴをリピートしてました。

冬やすみは、生徒さんはリラックスしていい感じだけど、レッスン自体は変則的になってしまうのはやむを得ず。来週から、ほんとに始まる「新学期」です。


夕ごはん

イカと白菜のオイスター炒め
カボチャ蒸し
大根の漬け物
ネギいり卵焼き
納豆
じゃがいもとネギのみそしる

お米が切れたので、レッスンのあと買い出しに行くつもりが、、、、保護者の方と話し込んでしまい、行けず。明日だなー。

2009-01-14

カ•メ•さ•ま•の•い•う•と•お•り。。。。

まだ冬休み中ですが、通常レッスン。昨日も会った子とまたレッスンというのも妙な気分ですが。。。。

低学年の3人組とは、まず絵本から。ORTを一冊読んだら、No!Davidがお気に入りの「女Davidちゃん」が、書棚から見つけ出して「これ、読もう!」と。絵本に興味が生まれていることに感謝しつつ、結局シリーズ3冊読破。途中、ページをめくるごとに前ページとのつながりを「おはなし」にして語る女子。それを聞いて、いつもおとなしいAくんが「それは、つまり、、、、」と、とても的確に要旨をまとめて説明する。それが、論理的なんでびっくりでした〜。そのあとBBカードで神経衰弱。クラブの絵と文字。それからスペードの絵と文字で。ここでやはり、集中力にやや欠ける「女David」、本領発揮できず。それでも最後までゲームに参加できるようになったのは大きな成長ですねー。

高学年のクラスは、祝日だった月曜日のレッスンの生徒さんと合同。とはいえ、姉妹都市へのホームステイやら、浦安のディズニーシー行きなので、数名がかけて結局6名。二組にわけて、3分波乱を競争でやろうとしたけど、どうもムードメーカーがお休みのせいかテンションが低い。仕方なく、もう一回今度は全員で。続いてダイヤの絵で代名詞ビンゴ。しかし、さらにテンションがさがる。こうなってくると、私もどんどんドツボにはいるのがパターンだったのですが、今日は、なんとか持ち直した。「あ!ドツボだ!」と、ちょっとひいて状況を観察できたからでしょうか?

仕切り直しで、スペードで神経衰弱を前のクラスと同じように絵と文字でやってみた。これでみんなちょっとゲームモードになったのか、声も大きくなってくる。マイペースの小2のBちゃん、「わかんなーい!そうだ!"神様の言う通り”にしよう!」と、自分がとったドクター•タートルのカードを上から落として、あたったカードをひく。「それは、『神様』じゃなくって『カメ様』だ!」と、ギャラリーは、大受け。その後も「カメ様」は登場し続けました。最後はSave the 1で終わり。

しかし、小学生で「神経衰弱苦手」は、モンダイでは???

夕ごはん

オムレツ
大根の漬け物
納豆
ニラとじゃがいものみそしる

2009-01-13

成長

冬休み中の数回、低学年を対象に「BBくらぶ」としてとにかく「遊ぶ」レッスンを募集した。今日も小2から小4まで5名が参加。普段のレッスンでは顔をあわせないメンバーだと、ちょっと雰囲気も変わってなかなかおもしろい人間模様が見られる。通常レッスンではかなりわがままなAちゃんが、同い年で違うクラスにきているBちゃんにたしなめられると、わがままを我慢したり。

今日は、すごろく三昧。なぜかCくんは、全然ついていない。すぐに「ふりだしに戻る」や「一回休み」をあててしまう。去年までだったら「もう、やらないっ!」とへそを曲げるか、泣き出すか、、、だったのが、最後までがんばった。彼に復活のチャンスを!と試みたSave the 1でもビリだったから、よっぽどついていない日だったんだなー。

夕ごはん

肉豆腐
焼き鮭
白菜の漬け物
納豆
あげと大根の葉っぱのみそしる

2009-01-12

オープンライブラリー

先日、このブログで読書感想をアップした水村美苗著「日本語が亡びるとき」。本の内容は、インターネットの進化と浸透により、「英語」が今後、世界での「普遍語」としての優位を保つのは明らか。その中で、明治の開国を機に西洋文明を理解するために生まれ、発展した「日本語」の将来が危ぶまれる。。。。との主旨で、あちこちで話題の書。この本を読んで感銘したという梅田望夫氏と水村氏との対談が月刊誌「新潮」に掲載されています。で、その内容がネットでも読めるのです。
「日本語の危機とウエブ進化」
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/tachiyomi/200901_talk.html#pageTopAnchor

ちなみに目次から引用すると、「学習の高速道路は英語圏を走る」「今、漱石は日本語で書くか」「ローカルな日本語を守るパブリックな意味」などがテーマです。この雑誌掲載の対談が「ネットを通して無料配信されている」というあたりが、対談内容ともリンクしてくることで、いわゆる「知のオープンリソース」化ですよね。アメリカでは、主要な新聞がどんどん無料のオンライン配信に移っているそうだし。

また、昨日、たまたまある分野の文献を調べていて、著者がオンラインライブラリーと称して著作を全部閲覧できるようにしてあるのを発見しました。(アメリカの学者。英文の文献。)おもしろかったのは、「綴じてあるのが読みたかったら、アマゾンで購入もできます。」とただし書きつき。一冊20ドル程度なのだけど、たしかに、自分でPDFで読むのとか、プリントアウトする手間を煩わしいと思えば20ドルは手頃かもねー、と思ったり。

きっと、この潮流は、もはや当たり前なんでしょうね。日本の大学でも講義内容が、すでにいつでもネットを通じて聞いたり見たりできるようにしているところも増えているとか。それでも、英語で情報を得る事ができ、発信できる力をつけることは、とても重要なんだろうということを対談を通じて思いました。

ただ、そうなると僻地在住者としては、梅田さんや水村さんには見えない盲点「インターネット格差」も気になります。全ての地域でYouTubeや、ポッドキャストとつながれるとは限らないし。


夕ごはん

イカとトマトのスパゲティ
長いものバター焼き
大根の漬け物


昨日キャンセルしてしまったオトナの方のレッスンの代講。帰宅したらお米を研いでいくのを忘れたことに気づき、急いでメニュー変更。

2009-01-11

閉じ込められてます。

昨日からの雪は、一日続き、今日はオトナの方のレッスンもキャンセル。こんな日は、家仕事しかできないので(←おいおい、家事は?)夫から注文を受けていた帽子を仕上げました。注文は「耳と首まで隠れるくらいの帽子」だったので、こんな形。棒針でカウチン編みにして裏に糸が渡らないようにしました。編み込みにしたのは、2重になって暖かいかなあと思ったから。仕上がってからテレビで松坂くんやイチローくんのウオッチキャップ姿を見て「あーいうのがいい。」って、、、、遅いよっ!(しかも、かぶってるモデルが違うでしょー。)

雪は夕方あがったので、明日は朝から雪かきです。

夕ごはん

イカの刺身
茶碗蒸し
長いものすりおろし
大根の漬け物
納豆
じゃがいもとニラのみそしる

2009-01-10

「こねこ」

寝不足です。原因は、ネコです。夜中に一匹大運動会をします。部屋中の「紙類」をビリーッ、ビリーッとかじるので、寝てられません。とほほ。大事な書類には,布をかぶせてあるんだけど、最近は、それを「めくる技」を身につけ、日々成長(?)しているのでイタチごっこです。

そんなワガママネコに振り回されていますが、さっきまでBSイレブンで放映していたロシア映画「こねこ」を実は、一緒に見てました。(ほんとに、じーっと見つめてたよ。)

ある家にもらわれた子猫(アメリカンショートヘアっぽい)が、ひょんなことから、迷子になって、クリスマス前後の寒ーい都会をさまようというストーリー。結局、ハラハラドキドキしてもハッピーエンドで、よかったね〜。見終われば、ありがちな展開ではあるのだけど、途中、出会うのが「猫オバサン」だったり「猫オジサン」だったり。圧巻は、猫十数匹と暮らしている「猫おじさん」。彼のもとにいるネコは、ジャンプ芸や、足抜け芸、肩のり芸など芸達者。貧乏なのだけど心優しい彼が、本編ではとても重要な役割を果たしてます。俳優さんは、ロシアきってのほんものの「猫使い」だそうです。

「動物もの」にありがちな「甘すぎる」部分を極力押さえてあり(これは、セリフが最小限だからでは?)、ウエットでありながらもさわやかな映画でした。色あいや話の飛び方が、私の大好きなジャック•タチ風なのも気に入りました。

それにしても、「一体、どうやって撮影したんだろー?どうやったらネコに芸を教えられるんだろう?」と、ポカンと口をあけて画面を眺めていた我が家の「おばかちゃん」を横目で見ながら思いました。

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夕ごはん

じゃがいもと豚肉のオイスターソース炒め
長いもすりおろし
納豆
白菜の漬け物
大根と、あげ、ふのりのみそしる

2009-01-09

樹氷

今朝は、マイナス15℃くらいまでの冷え込み。御覧のようにきれいな樹氷です。いくら冷え込んでも、水分が足りないと、こうならないから、毎日見られる訳でもないのです。明日からまた大荒れの予報。

夕ごはん

湯豆腐

寒いと鍋物が多くなりますねー。

2009-01-08

「あの戦争から遠く離れて」

第三十九回大宅賞受賞作「あの戦争から遠く離れてー私につながる歴史をたどる旅」(城戸 久枝 著 情報センター出版局 2007)。これは、戦後の混乱期に中国に取り残された「残留孤児」の実話なのだけど、ちょっとひねりがあるのは、その残留孤児が著者の父親であった点。つまり「父の半生」を追う事がそのまま「日中関係」を追うことに結びついているのです。

主人公である著者の父親は、4歳のときに父母と生き別れて中国で養母のもとで育つ。極貧生活ながらとても優秀だったので、北京大学をはじめ数校を受験するもなぜか不合格。それは後に自らが「日本国籍」であったためと分かる。養母は、文字どおり目にいれても痛くないほど慈しみ、育ててくれたのだが、自らが「日本人」であると分かって以降は、数百通に及ぶ手紙を日本赤十字社に送り続け、その間、文革の洗礼を間一髪で逃れながら、ようやく25年後に帰国を果たす。その後、言葉の壁と戦いつつも日本で生活基盤を作り、著者が生まれる。

残留孤児の帰国事業が正式に行なわれる以前の話です。まさに波瀾万丈の人生。

一方著者は、なんの不自由もなく「ふつうに」日本人として育ち、父の生い立ちにも特に関心を払うことはなかったのだが、ひょんなことから中国の大学へ留学をすることにする。そこで、「日本鬼子」やら「戦争責任」の重い言葉を日頃仲良くしていた中国人から浴びせられる一件を経て、「あの戦争」について考えるようになり、帰国後、残留孤児が起こした政府への「賠償訴訟」にも関わるようになる。

といった内容のルポルタージュなのだけど、父の波瀾万丈な人生と、著者のほんとうにイマドキ(1974年生まれ)の若者っぽいふわふわ感が、おそらく著者が感じる以上に際立つ本でした。

よくわからない「日本人」は、「日本鬼子」であっても、「玉福(著者の父の中国名)の子」であれば、まるで家族のように扱われる。やはり世界を平和にする手段として、「ひとりひとりとつきあう」は、基本なのだなあと思いました。

それにしても大宅賞って戦争ものが多いかも。

あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅
あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅城戸久枝

おすすめ平均
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stars現代的な美しい日本語で書かれていて読みやすい
stars読み応えアリ
stars同世代の方々にぜひ
stars中国と日本の歴史を今一度考え直したいと思った本

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夕ごはん

肉どうふ
焼き鮭
大根の漬け物
納豆
わかさぎの佃煮
あげと大根葉のみそしる