2008-01-31

栄枯盛衰

昨年末からボツボツと読み進めていた本が「シャドーイングと音読の科学」(門田修平 著 コスモピア)。多読関係のメーリングリストで話題になっていたので読んでみた。内容は、外国語学習に関しての論文というやや固い内容なのだが、二色刷りで、イラストも多く使い、できるだけ読みやすくしようという工夫がされている。論文ということで、恐らく英語圏での研究書からの引用も多く、そういう場面、とくに用語に関しては、英語と日本語が併記されているのが読みづらいのか、よみやすいのか、ちょっと悩ましかった。巻末にキーワードの一覧と簡単な用語解説もあり。英語を教える立場としては、自分がやっていることに理論的な裏付けがあったりすると、ちょっと心強い。そんな私のような小心者の英語の先生は、一冊もっていると気分がラクになるかも。

内容は、学術論文だから、当然、用語の「定義」からはいり、シャドーイングとは?音読とは?の解説と、両者の相関関係。両者がどうして語学学習に効果があると思われるか。日本における外国語(主に英語)のリーディング指導の変遷などが第一章でまとめられている。この第一章が一番読みやすい。以下第2章は「リスニングにおける知覚プロセスの自動化」第3章「リーディングにおける知覚プロセスの自動化」第4章「シャドーイング、音読による新情報の内在化」第5章「シャドーイング•音読トレーニングの教室への応用」と続く。第2章から4章までは、脳科学の最新の発見に基づく考察だったりするので、面白いのだが、やや読みにくい。僭越ながら、ページ数が足りないのかも、、と、思いました。

自分を振り返ると、中学生になってから学校で英語を学びはじめ、ほとんど音声インプットもないまま、定期試験は、和訳を英訳できるまで覚える方式。高校時代のテキストは、チンプンカンプン。大学受験は、「えいやっ!」とばかりに、主要な問題集2冊を暗記するほどくり返し、同時に「でる単」の暗記。というオーソドックスかつ「頭を使わない」「音を使わない」学習法でなぜか乗り切ったのが土台。あるネイティブの人へのメモ書きをチラリと見た英語の達人(日本人)に、「オマエの英語は『拙者、かくかくしかじかで、行けねえでござる。よろしく頼みやがれ!』というメチャクチャで、かつ典型的なニホンゴ英語だっ!」と喝破されて大ショック。というの原風景だから、今、こどもたちやおとなの方に教えているやり方、むかしの自分から見たら、うらやましいっす。今は、ほんとうに音声素材が充実してますよね。学生時代に全盛だった「スキミング」というリーディング方式も、「過去の遺産」になりつつあると知って、日々精進せねば!と気をひきしめました。
シャドーイングと音読の科学
シャドーイングと音読の科学門田 修平

コスモピア 2007-02-08
売り上げランキング : 28390

おすすめ平均 star
star専門的内容をわかりやすく一般的に解説
starわかりやすさに心をくだいた専門書
starシャドーイング時と音読時の脳の活動が見える良書

Amazonで詳しく見る
by G-Tools




夕ごはん

にんじんとごぼうのテンプラ
長いもすりおろし
じゃがいもとニラのみそしる

2008-01-30

シーズン真っ最中

英語教室の低学年クラス。Aちゃん、スキーでねんざしたそうで、片足ピョンピョン。数字カード並べのあと、歌をうたってから絵本を一冊。city colors。リピートもつけて。BBカードは、ダイヤで「大きい数字ゲーム」。トランプの「戦争」のようなもの。一番大きい数字のカードをリピートして、それを出した人が全部もらえます。終わったあとに、一枚ずつ読み上げて持ち主に返しました。続いてクラブでビンゴ。今回は、場所カードを仕込んで。The spy is at the gas station.
ぬれたのは、ガソリンでだったのねー。Bee is in the town.ぷーんって、飛んでお買い物するのThe ugly umrella is at hospital. やぶれているからなおすため。前回は、職業カードの時の経験からか、自分たちでストーリーを作って仕込んだ様子。絵本を読んでもらうのはきらいな子でも、これは楽しそうにやっていた。続いて頭脳ビンゴ。最後は、ハートで同じように場所カードをいれたビンゴをして終わり。

次のクラスは、なんと学級閉鎖のあおりで3名欠席。(学級閉鎖中なので、お稽古ごとも控えるように、とのお達しだとか。)加えてインフルエンザで一名欠席。その子の妹は、出席なんだけど、大丈夫かなあ?結局4名でのレッスン。スペードの文字で沈没。クラブの絵でS替えをしながらお城。Po-poとPat and her picture を読んで終わり。いつもリードしている4名が欠席で、どうなるかなあと思ったが、やっぱり口は重かったです。出だしを言うとスラスラ出てくるのに、それがないと、出てこないのは、まだ定着していない証拠のようだけど、頭の中で文章ってどんな風にインプットされているのかなあととてもフシギに思いました。

スキーシーズンでもあるけど、インフルエンザシーズンでもありますねー。

夕ごはん

肉野菜炒め
ゆばまき
ブロッコリ
長いもすりおろし
高野豆腐とわかめのみそしる

2008-01-29

ほっと一息

写真は、昨日我が家にやってきた「お金のなる木」。緑が恋しい季節です。

夕ごはん

肉じゃが
塩鮭
ブロッコリ
沢庵
納豆
キャベツのみそしる

2008-01-28

「恩返し」は、あるかなあ?

ネコのごはんがなくなったので、ホームセンターに買い出し。いつもは、バタバタとしているから、お目当てのモノだけ買ってひきあげるのだけど、今日はちょっと時間があったので、ペットコーナーの棚を眺める。ん?何?この瓶?えーっ!?「ワンちゃん用ワイン(!!)」そうかー。ちょっとしたお祝いなんかのときに、家族の一員のわんちゃんとも乾杯しましょうということなのかー。他にも、「ワンちゃん用チーズ」「ワンちゃん用パン」など、「ワンちゃん仕様」のあれこれが並んでいた。「癒しこくばる汁」という具沢山のワンちゃん用スープには、「宮崎産鶏肉」が使われているそうです。パッケージには、犬の着ぐるみを着た「あの知事」の似顔絵がありました。


「猫派」むけには、そういった品揃えはありませんでした。

ついでに、園芸コーナーへも足を伸ばす。「値下げしました」の札の下には、ちょっと枯れかかったポトスやら、カランコエやらの間に割と大きめの「金のなる木」が。明らかに、枝葉が伸びすぎてバランスが悪い状態。「どうして、金のなる木」なんだろう?と、鉢についていた説明書を読もうとしたら、ポキッ!と枝が折れた!!あれー!このまま、こっそり置いて帰ろうか、、と、思ったが、考え直してお買い上げ。いえ、別に、「金がなる木」だから、、というわけでは、、、、いえ、もしかしたら、そうかも、、、(笑)

理由は、最近読んだ「植物と話ができる!」という本にあります。筆者の小原田さんという人は、気功やらイルカのヒーリングやらの専門家。「イルカが人を癒す」「犬と話ができる!」という本も書いているそうで。

「植物と話ができる!」では、不可能といわれていたリンゴの無農薬栽培を青森で成功させた農家さんの話から、森が作り出す「場」の力を科学的に検証している大学教授の話、がんこな雑草で知られていた「イワダレソウ」の品種改良に成功して、砂漠の緑化に取り組んでいる大学の先生の話などが紹介されていました。それを読んだ直後だったので、ポキッ!のままの「金のなる木」がちょっとかわいそうになったのです。決して、「金がなる木」だったからでは、、、(笑)本書の中では、「地球が母親で、植物はお姉さん、そして私たちはヤンチャなガキ」と喩えられて、植物に対して、自然に対して謙虚でありましょうというメッセージが全編に流れていました。
植物と話ができる!―草木と人の素敵な感動物語
植物と話ができる!―草木と人の素敵な感動物語小原田 泰久

廣済堂出版 2007-05
売り上げランキング : 15582


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

夕ごはん

マーボ春雨
ブロッコリ
沢庵づけ
納豆
ジャガイモとニラのみそ汁

2008-01-27

「動きますよ〜」

網走の海岸に流氷が接岸したというので、見に行きました。確かに氷のかたまりと、海岸線の差もないかたちでぴったりと一体化していました。観光客が、かなり遠くまで歩いて写真をとっていたりして。この場所は、一応観光スポットで、みやげものやレストランがあるビルの横の海岸。私たちもパチリパチリと写真をとっていたら、レストランの方から拡声器を通して声が響いた。

「お客さ〜ん、流氷の上は、あぶないですよ〜。流氷は、動きますよー。帰ってこられなくなりますよ〜」

流氷が薄くてふみぬくといわれるより、動いちゃって帰ってこられなくなるという方が、やっぱり怖かったです。

曇り空だったので、「絵」としてはイマヒトツだったので、また今度チャレンジします。

夕ごはん

シュウマイ
ほうれんそうのおひたし
たくわん
納豆
じゃがいもとあげのみそしる

2008-01-26

運動不足解消


あれ?朝起きたら、また雪。きょうは午前中からおとなの方のレッスンがあったので、大急ぎで雪かき。昨日は、ふきだまりで大変だったけど、今日は10センチくらいで、量はそれほどでもなかったので助かった。昨日、我が家の引き込み道の距離をいい加減に100メートルくらいと書いたのだけど、夫に確かめてみたら200メートルくらいあるらしい。家の前も実は、車が数台余裕で駐車できるスペースがあるので、毎日雪かきとなるとキツイのだけど、今年くらい雪が少ないといい運動になる。動くとやっぱり気持ちがいいから、ウオーキングでも始めようかと思った。

英語教室に借りているおうちは、町中にあるので、そちらの雪かきもした。おとなの方とのレッスンで気づいたこと。生徒の方と私との違いは、煎じ詰めれば、今まで触れて来た英語の量の違いでしかないのかもしれないということ。それぞれの方の経験や、学びのスタイルがあるので、できるだけ一番ひとりひとりの方に受入れやすい形を考えてあげるのが、私の役割かな。

夕ごはん

豚肉のすきやき

2008-01-25

八甲田山?

各地で、いろいろな被害をあたえたという低気圧がやってきていたので、今朝はどうなることかと思っていたが、比較的少ない雪で一安心。朝一番で雪かきをする。ところが午前中に風が強くなり雪もやまず。今日は、英語教室の日なので、これくらいの雪ならばキャンセルにはしたくない。我が家は、坂をさがったところにあるので、坂道を夫とふたりでせっせと雪をはねつつ昇っていった。距離にしたら100メートルくらいは、あるのかな?3匹のネコのうち2匹は、「寒いよー!」と早々にリタイヤしたが、一匹は、果敢にもついてくる。坂の上まで来た辺りで、風が強まり、ものすごい地吹雪で「ごーっ!」と雪が襲ってくる。吹きだまりをせっせと壊してなんとか車が通れるだけの道をあけた。ふとついてきたネコを見ると、今まで聞いた事のないような声でないてうずくまっている。「うおおおおーん!」雪をかぶって真っ白。昔みた「八甲田山」という映画を思い出しました。

英語教室では、皆さん眠そう。絵本を2冊読んでから、坊主めくり。続いて時制の七並べ。まだピンと来ないみたいだが、リピートは、なんとなくしていた。最後はクラブでBreak the T 5 cards。眠かったお姉さん組だったけど、合体して文を作ることには、目を輝かせていた。 弟妹チームは、それぞれユニークなストーリーを作ってくれるのだけど、BBを使った作文をするには、まだ蓄積が足りないのです。 "The cat in the hat dries her pants on the field."が、本日一番ウケていました。 やっぱり、、、「お○らし」が原因だそうです。 お姉さん組はPat and her picture.をようやく終えた。巻末の英単語ページも開いて読んでいた。そろそろ冠詞の有無に自分たちで気づき始めている。

帰宅したら、お隣さんが道の除雪をきれいにしてくれていました。ありがたいです。

夕ごはん

豚肉のしょうが焼き
ほうれん草のおひたし
ながいもすりおろし
たくわん
高野豆腐とニラのみそしる

2008-01-24

またまた佐藤優

台風並みの低気圧が近づいているそうだけど、今日の雪は、まだ心配するほどでもない。知人が貸してくれた「私のマルクス」(佐藤優 新潮社)を読み終えた。私の周囲でちょっとした「佐藤優ブーム」です。この本は、自叙伝の形で自分とマルクスとの関わりを書いてある。ほとんどが高校時代と大学時代についてのいわば「青春時代」を回顧した内容。1960年生まれの著者は、学園紛争の最後の火の粉をかぶっていて、それもマルクスと関わってくる理由にもなっている。一番の感想は、1964年生まれの私とほんの4、5年の誤差しかないのに、彼の歩んだ道と私や、私の同世代の人々のそれとの大きな違い。(まあ、頭の中味の違い一番大きいのだけど)先日読んだ諏訪哲二さんがいう「80年代」とそれ以前の違いでもあるのかもしれない。彼が、大学で神学を学び、マルクスを読んでいた頃、高校生の私は、原宿ラフォーレのバーゲンのことで頭がいっぱいだったからねー。

印象的だったのは、高校時代の恩師に進学先を相談したときの、恩師の言葉。「好きな事をやりなさい。それも中途半端でなく、ほんとうに好きな事を。私の知る限り、ほんとうに好きな事を選んでいる人で、生活に困っている人はいません。」というような内容。こんなアドバイスをしてくれる先生、高校時代にいなかったなー。って、出会えなかったのは、私の限界ということで。

佐藤優つながりで、もうひとつ。図書館から借りた文芸春秋に、沖縄戦をめぐる教科書記述についての彼のコメントが我が意を得たり。でした。
教科書の著者たちは自らの学者としての良心と、日本人としての良心に基づいて書けばいいのだ。そもそも教科書に書かれた内容が生徒の世界観に決定的な影響を与えるだろうか。少なくとも私はそうではなかった。それよりも、その教科書を用いて教える教師から影響を受けた。

私のマルクス
私のマルクス佐藤 優

文藝春秋 2007-12
売り上げランキング : 1289

おすすめ平均 star
star佐藤優氏の思想形成過程を知るための好著
star青春期
star上質の講演

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

ホタテとしめじの酒蒸し
ポテトグラタン
長いもすりおろし
ほうれんそうのおひたし
たくわん
あげとわかめのみそしる

2008-01-23

noisy and quiet

英語教室の日。低学年のクラスでは、まず数字(1から10)の文字カードを並べるレース。そのあと、月の名前の歌。ORTの"Six in Bed."とSWRの"New Socks"をリピートしながらサラっと読む。続いてBBカードのダイヤで坊主めくり。まだカンタンなルールじゃないとうまくまわらない。クラブでビンゴ。よく考えたらビンゴはひさしぶり。各自に3枚ずつ職業カードを渡して仕込んでもらう。この「仕込み」が楽しかった様子で、Miss Peachの職業がFishermanだったAちゃん、「自分で食べるものを釣るの。」dentistだったBくんは、「Miss peachが歯医者じゃなくって、甘いものばかり食べたんで、歯医者に行くの。」なるほどー。それでは、みんなで一緒に!"Miss peach goes to the dentist." ビンゴのあとは、頭脳ビンゴで終わり。

集中力が短い子にひっぱられる事が多く、全体がまとまりにくかったクラスだが、いろいろ工夫をしているうちに、少しずつ良い方向に変わっている。最後にCちゃんの本日のハンセイ。「スキーウエアを脱ぐのに時間をかけて、先生がはやくおいでといったのに、行かなかったこと。」相変わらず、わかっては、いるのね〜。来週は、また少し、オトナになれるよ。

小4中心のクラスは、まず女子のリーディング練習。Pat and her pictureを、リピート読み。(自分たちだけでは、「ムリ!」だそうです。)単調にならないように、先生、Pat, Mr. Brownなどの声色を変えて読んでいたら、生徒もつられて、楽しく読めた。おまけにそのまま「今日は、センセーの言う事をマネするぞ!」となったので、意外な副産物。普段サボったりしているBBのリピートにも熱がはいっていました。PatのあとにPo-po 。これは、自分たちだけで一斉読み。熱が出てお休みのAちゃんのおかあさんがいらしたので、「読みにくかったところ、わからなかったところを自分たちで探して!」と生徒たちに指示しておかあさんと話していたら、その間に、苦手な箇所をちゃんと見つけていました。男子も合流してハートでBreak the T。今日は、カード5枚に挑戦。リーディングの練習で盛り上がったテンションそのままの女子に圧倒される男子。「They are noisyだねえ。」ところが、合体文を言う声は、途端に蚊の鳴くような小ささ。" She is quiet."自信がないのでしょう。本日の「よくできたで賞」は、" Mr. Frog sells yacht and stamps every day."(←この品揃え、一体何屋さん?)"Young yacht and Dr, Smith went to China." (小3の Bちゃんの作文。)「"young"をこういう風にも使えるんだから〜」と、小4のCちゃん感慨深げ。小1の二人の分は、指差したカードを周りのおねえさんやおにいさんが、「どれどれ?」と作ってくれました。クラブで「宝くじ」をしてからTime for writing.お休みが多くて遅れ気味だった男子チームのPo-poもようやく最後までいきました。

夕ごはん

あんかけ焼きそば

2008-01-22

では、明日からどうしましょう?

明け方「今朝は冷えるなあ」と思っていたら、、、ネコに布団をはがれていました。(笑)

昨日感想を書いた本には、「社会に通用する『私』」ではなく、「今のままの『この私』」のままいたいというのが最近の若者だと書いてあった。「この私」は、しかし既存の社会では、とても生きにくい。平たく言うと、社会で折り合うためには、わがまますぎるという意味だと理解した。

「では、明日からどうしたらいいの?」という問いがそのまま帯になっている本が「ウエブ時代をゆくーいかに働き、いかに学ぶか」(梅田望夫 ちくま新書)実は私がブログを書いてみようかな、と、思うひきがねになったのがこの著書の「ウエブ進化論」(ちくま新書)だった。その本には、それまでよくわからなかったグーグルの仕組みや、オープンソースの仕組みがわかりやすく書いてあり、何より全体のトーンが、心配になるほどのオプティミズムで貫かれていて、うっかり乗せられてしまったというのが本音です。

この新著でもそのオプティミズムは全開。若い人に向けて「好きを貫く事で道は拓ける」「やる気になれば、あらゆる知識、情報をネットをとおして得る事ができる。」「ネット社会とリアル社会のすきまにチャンスはあるはず。そこを開拓しよう」と呼びかける。シリコンバレーを拠点に仕事をして、ネット社会が自分にとっての「現実」になっているような生活をしている著者のあり方には、疑問符もたくさんつけられるだろう。また、グーグルという会社では、衣食住のほとんどが社員に対して供給され、社員が「仕事」に没入できる環境が整っている、逆にいえば、「仕事以外」の生活をミニマムに置く事で効率をあげるような仕組みが整っているというのは、ちょっと怖くもあるが、私のように、北海道の片隅でもいろんな情報、知識を得ることができ、ネットワークを作っていく事で広がった世界の事を思うと、著者の主張も悪くないように思う。

少なくとも、既存の組織や仕組みとは全く違う枠組みが広がっているという事は、生き方の道筋も変わっていくということだろう。

ウエブ進化によりどういう自由が現代人には開かれたのか、と考えるとき、私は、リアル社会の環境の制約、つまり住む場所や生まれながらに属するコミュニティなどが相対化されて、自らの志向性に合わせた共同体へ移行する自由が与えられたことなのではないかと思う。地縁、血縁、学校、社会といったリアル社会のコミュニティから、「時間の使い方」の優先順位を変えることで「志向性の共同体」へ移行する自由である。私はこういう可能性を肯定的にとらえたい。人間は一人ひとりまったく違う。その志向性を見極め、広い世界の中で自分の適した場所を見つけて、そこで生きていける自由は素晴らしいと思う。(pp82)


リアル社会のコミュニティを全く無視して生きていく事はできないだろう。ネット環境へのアクセス可能性による差別の有無の問題もあると思う。それでも、いろいろ閉塞感に満ちている今、未来について若い人に提示できるひとつの可能性が語られていると思った。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)梅田 望夫

筑摩書房 2007-11-06
売り上げランキング : 79

おすすめ平均 star
star21世紀における新たな知的生産の技術とも言える本である。
star一生に二生を経る予感
star万人に「面白い時代」の可能性を説く元気の出る本

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

れんこんいりハンバーグ
飯ずし
納豆
長いもすりおろし
高野豆腐とわかめのみそしる

2008-01-21

本のタイトル

本日は、「大寒」だそうで、冷え込みも厳しい。雪が少ないので余計に応える感じ。午後6時でマイナス16℃(戸外です。念のため)だった。真冬でも、晴天であれば室内は暖かいのが北海道の住宅。我が家も日中ストーブを切っている事がほとんどなのだが、今日は、午後3時過ぎには、またつけてしまった。

今日は最近読んだ本の紹介を。「学校のモンスター」(諏訪哲二 中公新書ラクレ)。「生物と無生物のあいだ」の時にも思ったが、最近の新書は、種類も増えたが、タイトルと内容が一致していないものが多いようだ。この本もタイトルと帯(「彼らが増殖し、学校が壊れる」)だけを見たらいわゆる「モンスター•ペアレンツ」の話のようにみえる。ところが、内容は、「個」と「社会」。「近代的合理主義」と「消費社会」などの社会教育論。生まれたときから「消費者」として社会に組み入れられたこどもたちが「学校社会」さらには「社会」と相容れなくなっていく過程が高校教師として80年代以降、生徒と「文化的基盤」を共有できなくなった経験などとともに論じられている。

結果として、「成長」を断念したこどもは、「個性的」であり続ける事を奨励されたために、「社会性」を身につけることなく、学校を素通りして、社会に貢献できる「おとな」にならぬまま、浮遊するという。テレビ番組「ヘキサゴン」などで見られるいわゆる「おバカタレント」の珍回答も、その線で語られていて、なるほどーと、妙に納得。

いわゆる西欧的近代の「個人」は、キリスト教文化の裏打ちがあってこそなのに、その基盤がない日本でいくら「個人主義」といっても、それはまやかしであるという事が繰り返し語られていたが、じゃあ、どうしたらいいのだろう?ということは、読者の判断にまかされている。語られている事は、全て「なるほどー」なのだが、「社会」「公共性」「共同体」というものが、著者の中で、あまりにもしっかりとしたもの、揺るぎないものとしてとらえられすぎているのでは?「立派なおとなになりましょう」というのが「組織に従順であれ」と同意になってしまうのであれば、やはり抵抗がある。

実は、筆者がとまどったそれまでの子どもと違う「人種」が登場したという80年代に、高校生だった私。当時、たしかに「学校で得る情報はダサイ情報ばかり」というコラムニストの書いたものにいたく共感した記憶がある。結果、「組織人」にはなれませんでした。それでは、どうする?ということに関してのひとつの例を書いた本も読みました。それについては、また明日。
学校のモンスター (中公新書ラクレ (258))
学校のモンスター (中公新書ラクレ (258))諏訪 哲二

中央公論新社 2007-10
売り上げランキング : 151185

おすすめ平均 star
star元教師の持論自慢で、タイトルは偽もの
star踊らされているタイトル
star近代的個人と「この私」

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

スパニッシュオムレツ
飯ずし
黒豆
納豆
長いもすりおろし
あげとわかめのみそしる

2008-01-20

流氷近づく

海岸線から、流氷が確認された日のことを「流氷初日」といいます。今年の網走は、昨日がそうだったとか。流氷が近づくと、一気に寒さが厳しくなります。今日もしばれた一日でした。

夕ごはん

チカのフライ
シャケの飯ずし
納豆
黒豆
じゃがいもとにら、あげのみそしる

2008-01-19

原因不明

木曜日から、金曜日にかけては、地元の会合の一泊旅行で、家を空けていた。留守番は、夫と猫3匹。日常の猫の世話は、私がやっている。膀胱炎を患った「アル」は、完治したものの、キッチンで時々粗そうをしていたので、ちょっと心配だった。夜中に、必ず大騒ぎをして新聞紙などをビリビリとかじる「カシ」もいるし、鼻水をたらしている「スー」の様子も気になっていた。

帰宅してから、様子をきいたら、、、、「問題なし」。
普段は、夕方、私が帰宅するや否や「ごはーん!」「ごはーん!」の大合唱の彼女たちは、夫が、ごはんを出すまで、黙っておとなしくしていたそうだ。アルもきちんとトイレを使い、カシに至っては、夜中じゅう、静かに過ごしていたそうだ。スーのくしゃみもやんでいたとか。

これは、一体、どういうことだ??日常が戻った昨日、アルは、またキッチンマットを汚し、カシは、夜中に運動会。スーのくしゃみは再発している。

自宅にいながら、「借りて来たネコ」?それとも、私が彼女たちに「いたずらしなさーい!」オーラを出しているのだろうか?

実は、来月もちょっと家を空ける予定がある。そのとき、彼女たちは、どうするかちょっと楽しみである。


夕ごはん
キムチ鍋

2008-01-18

大声合戦

外気がしびれるほど冷たい。キラキラと光るものも空に舞っている。ダイヤモンドダストみたいな気がするんですけど、、、、午後は、英語教室。多読学会から借りているLLLを2冊読む。多読レッスンの時に読んだ事のある生徒さんもいて、みんなで一緒にリピートしながら。BBカードは、まずは久しぶりにダイヤで仲間分け。まあまあ、当たっていた。その後、現在形ビンゴ。こちらも、以前よりスムーズに声が出るようになってきている。続いてクラブとスペードの英語フレーズカードと、スペードの日本語フレーズカード、場所カード数枚を混ぜて波瀾万丈。役カードは、日本語フレーズで。時々出てくる場所カードで、S/he is〜(場所)。金曜日は、生徒さんのおうちで出張レッスンなのだけど、途中で、おとなりのリビングにお客さんがいらした様子。その方の声が、とてもとても大きくて閉口したので、ちょっとムキになってしまい、私の声も大きくなった。釣られて生徒の声も大きくなって、不思議なテンションのレッスンになった。ゲームは、例によって、「あれ!なんだっけ!?」が続出だったが、前回よりスムーズ。サボって声を出していない子をピンポイントで「はい,もう一度!」と、しつこくあてたら、テンポが保てた。うっかり、小1のMちゃんにも「はい、ひとりで!」と容赦なくあてていったら、固まりつつもがんばっていた。そういうことをしていたら,時間が経つのは,あっという間。メモリーゲーム(Who was in the kitchen?など)をやってから、時間が足りなくなったので、小4以上文字、小3以下の子は、絵カードで、スペードの「仲良し」。途中から、「仲間」に変えたが、みんな文字カードにも熱心だった。「私、これ、読めたよ!」と嬉しそうな子は、きっと自分で自覚できたんだと思う。絵カードを出している子もいるのは、いいヒントになっている様子だった。

延長戦チーム(小4以上)は、Pat and her picture。のリーディング。今日の日付と曜日をノートに書いてから、Time for writing。好きな文を一つ書いて終わり。小5のAちゃんは、左側のページに取り組んでいた。

カードの出し入れや、テンポを要求されるゲームでは、ちょっとゆっくり過ぎていたし、カードもなかなか言えないでいた小3のBちゃんだが、最近、随分しっかりしてきた。「言えるカードが増えたね」とレッスンの後に、話をしたら、「うーん。。。。」本人は、全く満足していない。意欲的なのは、頼もしい。以前は、意欲さえ見られなかったから。「おうちでCD聴いてみてね」

夕ごはん

豚肉の粉焼き
塩鮭
ゆばまき
たくあん
しめじ、若布、ほうれんそうのみそしる

2008-01-16

ギャング•エイジ

地元の小学校は、今日が新学期。といっても2学期制なので、休み明け早々授業です。きょうもランドセルをしょったまま英語教室に来た子は、低学年のクラスでふたり。ひとりは、「好きな子と一緒に帰って来たの〜♡」ですと。クラスの方は、数字の読み方ゲーム。" Seven Steps"を応用して、2〜8までの歌に変更。Aちゃんのアイディアで、今度は、8〜2へ逆バージョン。続いて、ORT"Fun At the Beach"と、SWRの"Guessing Game".普通の読み聞かせに激しい拒絶反応をする子がいたので、しばらく読めていなかったが、冬休み中の多読レッスンで、絵本のよさを再確認したので、何が何でも読もう!と、作戦変更。「センセーのあとに、リピートしてね」と言ったあと、リズムとテンポに気をつけて、さらっと読んだ。ORTのキャラクターも。印象に残っただろうから、また,来週、挑戦します。BBカードは、リクエストで神経衰弱。ハートの絵二組で。休みの前に、絵と音の一致もちょっと心配だったBちゃんの口が動くようになっていた!あせらないのが肝心ですね。カードもいちばん取れました。続いてダイヤとハート2組に挑戦したが、こちらはダレたので、途中でやめて、カラーゲームで、終わり。最後に思いついて、今日の感想を聞いたところ、「神経衰弱の時、センセーの言う事を聞かなかった」と「反省」の弁が一名から飛び出した。あれ?自覚あるのね。来週は、がんばろうね。もしかして、この「反省会」は、いいアイディアかもしれない。

小4中心のクラスでは、女子チームがPat and her picture を最後まで読了。次、どうしようかな。もうちょっと練習した方がいいような気がする。男子が来るまで、Time for writing。小1のAちゃんがどうかなあ?と様子をみていたら、「カメラでパチリ」をとても慎重に使って、正しいワードを書いていたので、こっそり「グッジャブ」サインを送ったら「見〜た〜な〜」と照れた表情でした。男子も来たところで,絵本2冊。こちらもリピートしてもらった。BBカードは、フレーズ(クラブ、スペード英文)と場所カードで波瀾万丈。「あれ!あれ!あれ!」の大合唱。「あれ」じゃー困るよ。フルセンテンスをお願いします。続いて64枚カルタ。読み手を3名の小4生にやってもらう。あっという間に時間が来た。女子にさっさと、先に帰ってもらい男子と濃密に、Po-po(お休みが多くて、遅れ気味なのです。)をやろうと、センセー、はりきる。で、いつも賑やかを通り越して、大騒ぎの女子軍団に、「これからは、男子とリーディングの練習だから、お迎えが来るまで、『センセー!』とか叫ばないでね!」といつになくキツく言い渡した。男子と順調に進めていたら、、、「おりひめさ〜ん!」の大合唱。何事?と、思ったら、お迎えの保護者の方が、私に用事があった様子。女子軍団は、「だって、『センセー』って言っちゃダメ!って言ったでしょう!」

ギャングたちとの攻防は、続く。

ちょっとお知らせ。明日は、所用で留守です。「たねまき日記」は、お休みを頂きます。Have a nice day!

夕ごはん

しめさば
チーズポテト
ブロッコリ
ほうれんそうおひたし
高野豆腐としめじ、わかめのみそしる

2008-01-15

密会写真(?)

自宅から、英語教室用に借りているお家がある市街地までの通勤路がどうやらオオワシのテリトリーだということは、先月から気がついていた。悠々と木に止まっている姿をなんとか写真にとって、皆さんにお見せしたいとずっと思っていた。ところが、見かけるときは、カメラを持っていなかったり、カメラがある時は、お留守だったり。

先日、夫は、川のほとりで、魚を狙っている姿を見かけたというけれど、カメラは無し。

なかなか、縁がないまま、今日まできましたが、ついに!写真、向かって左に見えますか?小さいでしょう?もっと近寄って、、、車をおりて、、、のところで、「おっと、写真は、マネージャーか、事務所を通して!」とばかりに、悠然と,飛び立っちゃいました。びっくりしたのは、なんと、もう一羽、飛び立った事。カップルだったんですねー。よく見たら、あ!いたいた!右側の方にもう一羽。

オオワシの姿は、ほんとうに、圧倒的なのです。威風堂々とは、あのことです。惚れ込んじゃいました。また、会えるといいな。

英語教室の多読レッスンは、今日が最終日。たのしい冬休みでした。

夕ごはん

クリームソーススパゲティ

知り合いの家に寄ったら、帰りが遅くなりました。たまねぎの在庫がきれていたので、ネギで代用したけど、甘くなりすぎず、かえってよかったかも。

2008-01-14

全快です。

今日は、ちょっとバタバタしていますので、写真だけ。病の癒えた我が家の「アル」です。

夕ごはん

レンコン団子の蒸しもの
ほうれんそうのおひたし
かまぼこ
たくわん
じゃがいもと若布、ニラのみそ汁

2008-01-13

NYT Weekly

趣味と実益をかねて,New York Times Weeklyというのを定期購読しています。週に一回、NYTから抜粋した8ページ程度の時事ネタ、読み物が掲載されていて月800円。最近,毎回のように地球温暖化関連の話題がどこかのページにあるのも時代なのかな?前々回は、ついに遺伝子組み換えビートがアメリカで栽培されるかもという話題もありました。今回の第一面の特集は、「オーガニック」と「ナチュラル」。まずは、地道に蜜蝋作りをしていた夫婦の農場と技術がアメリカの有名漂白剤メーカーに買収されるまでの経緯。消費者の「ナチュラル」志向に対応しての企業努力の一例としての紹介です。それから、化粧品業界では今や「オーガニック」や「ナチュラル」がほとんど主流になりつつあるという報告。ただし、自然素材ならなんでもいいのか?「化学物質=危険」という短絡志向こそ危険。自然界には、からだに害のある毒素もあるので要注意という無難なまとめになっていました。最後は、ペルーの山奥で薬草を探し出してアメリカの製薬会社に売っている人の話。これも代替医療、民間療法への関心がアメリカで高まっているというひとつの例でした。薬草の乱獲に結びつかないといいけれど、地元の経済は、潤っているみたいです。

おもしろかったのは、3つの記事どれも、「これらのオーガニック産業は、早い話、とっても儲かっているよ」というのがサラリとメッセージの中に入っている点でした。実は、それが読者が一番興味あることなのかもしれませんね。

「オーガニック」といえば、スーパーで「中国産有機栽培たけのこ」というのをみかけるのだけど、「熊本産慣行栽培たけのこ」とどっちがエコフレンドリーなんだろう?

第3面では、「日本でインド式教育ブーム」の話題も。東京でインド人が経営する幼稚園に、我が子を通わせて英才教育をもくろんでいる親御さんの紹介。でも、インドの童謡とか、インドの昔話を聞かせて育てるって、どうなのかなあ?

NYT Weeklyは、日本の新聞を読んでいるだけでは気づかない事もいろいろあって日曜日の楽しみです。

夕ごはん

マーボ春雨
ほうれん草のおひたし
納豆
たくわん
だいこんとわかめのみそしる

2008-01-12

英国風ちびまる子

英語教室の生徒のAちゃんのおとうさんは、昨年イギリスに仕事ででかけた。そのときに、小4のAちゃんへおみやげに買って来た絵本。「ムヅカシイ!読めない!」と言われ。おとうさんは、凹んだそうです。「どんな本なの?見せて!」と頼んで持って来てもらったのが"A Bunch of Daisies"。表紙で笑っている女の子は、まさに「イギリス版ちびまる子」パラパラと眺めたら、なかなか面白そう。借りて読んだら、大笑い。「イングリッシュちびまる子」も本家と同じくちゃっかり者。クッキー缶の底にあるクリームサンドクッキーをなんとか食べたいのだが、缶に手をつっこんでさがしたらかあさんに怒られる。そのかあさんは、まる子の横で、「自動車のカギが、ないよー!」と探しているうっかり者。こんな小編が3編はいっていてゲラゲラ笑いました。

翌日、本を返すときに、絵をながめながら、だいたいの筋を説明してあげたけど、楽しんで読むには、まだちょっとはやいかな。でも、絶対読めるようになるよ。YLでいったら2.0くらいなのかな?調べてみたら、Daisy seriesとして数冊あるみたい。私もコレクションに加えたい。



夕ごはん

野菜てんぷら
かまぼこ
オニオンスライス
納豆
たくわんづけ
じゃがいもと若布のみそしる

2008-01-11

延長戦

写真は、アメリカで仕事をしている友人が多読クラス用にと送ってくれた絵本です。ありがとう。

通常通りのレッスン二日目。今日のクラスのメンバーの半分とは、冬休みの間ずっと顔をあわせていたのだけど。今年もよろしくということで。I am Snow. とORTからSnowmanの読み聴かせ。I am Snow.は、思ったより長かった、、、、そのあと、曜日の読み方の復習をしてからBBカード。8×8迷路をまたやってみる。このクラスではフレーズのキューと、文章の一部(some、withなど)を組み合わせてやってみた。文章の一部は、なかなかわからず、残ったカードをひとつずつぶつぶつとつぶやいているので、期待していたより、センテンスをくり返し言っていたみたい。ゲーム自体は、ルールがいまひとつ徹底しなかったのであまり盛り上がりませんでしたが。そのあと、ハートでBreak the T 5。小1の子は、おろしたいカードを2枚指差し、おねえさんたちに作ってもらいました。今日できた文章の中から。。。。

Mr. Frog sells Mr. Zebra and Sister Susie.(←人身売買?)
These are the stamps that Mr. White got at the shop.(←よく、Fatherと他のキャラを置き換えればいいと気づいたね。)

もう少し、フレーズも使えると面白くなってくる。そこら辺が私の課題です。

小4以上の生徒さんには、10分延長してもらい、Pat and her picture.のリーディングと、書く練習。延長は、イヤだと言っていたのだけど、終わってみたら「あれ?もう終わり?」と不満が出るのは、どうしてなんだろう?

昨日、多読レッスンに初参加した小6のAちゃん、お迎えの車に乗るや否や「あ〜っ、面白かった!」だって。おかあさんによると、「彼女にしてみたらマックスのリアクションです。」とのことで、よかったな〜。

夕ごはん

蒸し鶏
黒豆
オニオンスライス
ニラ玉
納豆
高野豆腐とわかめのみそしる

2008-01-10

「たくさん、読んだから」

多読レッスン6回目。最初誘ったときには、「えーっ!?何それ?だけど、センセーがかわいそうだから、一回くらい行ってみようかな」という表情アリアリだった皆さんですが、一回来た子は、確実に「ハマって」しまい、リピーターは、平均5回の参加率となりました。

今日は、読んで読んで、読みまくりの一日。去年の秋から細々と貸し出し本を借りていたMちゃんが、なんとトータルで100冊に到達。語数は8900語。「100冊読んだら、ごほうびあげる」と、内心「そんな日は、来るのだろうか?」と思いつつ約束してしまったセンセーは、嬉しい悲鳴です。もうひとりくらい最終回には、100冊到達しそう。Mちゃんで面白かったのは、去年の6月にイギリスにいらしたおとうさんがおみやげに買ってくれた英語絵本。「全然読めないんだよー」と、ひきだしにしまっておいたというのを持って来てもらったのだけど、今日、その本を広げて、「あれ?前より読める!」「そうなの?どうしてだと思う?」「たくさん、読んだから」

Mちゃんは、時間が過ぎても「あと一冊、あと一冊」と粘っていました。

「馬を水辺に連れて行っても、水を飲ませる事はできない」という諺がありますが、私ができることは、生徒さんに英語の本を紹介すること。水辺まで案内するから、あとはお腹いっぱいになるまで飲んで下さい。

Mちゃんのお姉さんのAちゃんは、とても控えめな小6生。通っている塾でも英語がはじまったそうで、テキストを見せてくれました。そのテキストに関して、私は、あえてノーコメントです。(お察し下さい)Aちゃんは、私とは、はじめてのレッスンだったので、ORTのステージ2をCDと一緒に聴いて、リピーティングをしました。最後に、「面白かった?」とたずねたら、大きくうなづいていました。これって、彼女の性格から判断するに、最大限の「おもしろかったよー!」の意味だと解釈しました。Aちゃんのおかあさんには、「イギリスの教科書で英語を学ぶ」の中から、中1で多読をはじめた生徒の記録と、学校英語が「人工英語」であるという記事を読んでもらいました。

夕ごはん

塩鮭
ポテトのチーズ焼き
納豆
たくわん
あげとニラのみそしる

2008-01-09

8×8迷路ゲーム

今期最大の寒波が上空にあるそうで、冷え込みが厳しい。雪が少ないのが救いです。

ことしはじめての英語レッスン。北海道ではまだ冬休み中なので、欠席者もちらほら。低学年のクラスでは、Coconutのうたの手遊びをしてから、1〜7の数字を文字に書いたカードで並べ替えゲーム。SEVEN STEPSの歌を歌いながら。BBカードでは、「だ•い•す•き•BBカードで英語レッスン」のM先生のブログで紹介されていた8×8のビンゴ形に並べた全マークの絵カードを使った「迷路ゲーム」。自分のコーナーを決めて、そこから目指すゴールへぐにゃぐにゃとたどりつけるか?のゲームでした。楽しかったです。そのあと、絵カードセットをもう一組と、文字カードをもう一組あわせてカルタ。Nちゃんは、文字カードのすみの記号を素早く見分けるのが得意で、文字カード専門家になっていました。

休みのあいだ、低学年のこどもとの接し方をあれこれ研究していたのだけど、その成果がちょっと出たかも。「指示は、はっきり。短く。」「常にフィードバックを与える。」「こちらが期待する態度を明確に。」まだまだ発展途上のセンセーですが。

小4中心の次のクラスでは、Pat and her picture の続きと、Po-poの復習。そのあと、曜日の読み方の練習をしてからBBカード。こちらでも8×8迷路ゲームをしました。キューは、フレーズで。6名の参加だったので、全マークのカード二組をよく混ぜてから、迷路をふたつ作りました。ひとりあがってからは、どちらの迷路が全て裏返るか?を競い、結局同点で終わりました。冬休み中の多読レッスンに来ている子のカードへの反応が、とてもいいので、「やってよかった〜」と嬉しかったです。

8×8迷路ゲーム、とてもよかったです。ありがとうございます。M先生。(「だ•い•す•き•BBカードで英語レッスン」は、このブログともリンクしてあるので、興味のある方は、どうぞ。)

夕ごはん

かれいの干物
野菜炒め
ほうれんそうのおひたし
納豆
かまぼこ
とうふとわかめのみそしる

2008-01-08

広がる輪

朝、起きてびっくり。バッグの中にいれておいたAちゃんのお月謝袋が、床に引きずり出され、無惨な姿に。我が家の「かみつきネコ」の仕業です。夜中になんだかゴソゴソしていると思っていたら、、、、、Aちゃんには、事情を説明して新しいお月謝袋を作りました。お笑いされたけど。

今日の多読教室も、昨日と同じ6名が参加。まずは絵作文にとりかかりました。普段はカードでかいてもらっているのをB5のルーズリーフにして、文も添えました。その後は、絵本をながめたり、BBカードをしたり。この6名は、計4回参加しているから、長い北海道の冬の過ごし方としては、いいレクリエーションにもなったかな?

夕方、Mちゃんのお迎えにきたおかあさんは、今度中1になるお姉ちゃんを連れてきました。おふたりで多読を始めようかと考えているそうです。見本としてSpringboardとORTを数冊貸し出しました。次回の多読教室におふたりで参加するそうです。

少しずつでも多読の輪が広がるのはいいことだなあ。

夕ごはん

餃子
ほうれんそうのおひたし
たくわん
納豆
じゃがいもとわかめのみそしる

2008-01-07

センセー、どこ?

新年初の多読レッスン。今日は、6名の参加。前回までは、ちょっとお互い「お客様」気分だったホームとアウエイのこどもたちも、すっかり「顔見知り」になってなごんでいたのでほっとした。一時過ぎから最初の一時間半くらいは、集中して読んでいたけれど、さすがに3時ちょっと前で限界の様子。途中で、持参した冬休みの宿題をやり始める子もいた。小3と小4が中心だから、そんなものかなあ?3時におやつを食べて、それからカルタとり。文字カードをいっぱいいれたらちょっと殺伐としてきたので適当に終わらせた。その後は絵カード作り。あっという間に5時でした。

出入り自由の図書館をイメージしていたのだけど、児童クラブみたいになりました。進度が多少違うふたつのクラスの子が一緒なので、刺激には、なっている様子です。

本日のおやつは、スイートポテトを作りました。それを食べながら、私がアメリカで子ども相手に日本語を教えていたときの写真や、留学先で「ベネトン」の写真っぽく、アフリカ、アジア、ヨーロッパの留学生たちと一緒にうつっている写真を見せて、「英語で生活」のイメージをちらりと紹介したんだけど、、、、「センセー、うつってるの?」「どこにいるの?」「。。。。。ほら、ここに、、、」「えーっ!!」

。。。そんなに面変わりしてますか?15年くらい前だけど。メガネの有無のせいかなあ。うーん。

絵カード作りをしているときに、この秋から本格的に入会した小3のMくんも、一生懸命かいている。Mr.Zebura took a train.そのうえ「ハッピーニューイヤーってどう書くの?」とおねえさんたちに尋ねている。しあげたカードは、「あとで見てね」としっかり折り畳んで渡してくれた。これは、きっとセンセーへの「ねんがじょう」ですね。ありがとう。

夕ごはん

たけのこと豚肉のカレーいため
ほうれんそうのおひたし
黒豆
納豆
とうふとニラのみそしる

2008-01-06

源流きらり


写真は、ちょっと前のもの。今年は、雪がすくないです。(今のところ)

今年になって、テレビや新聞で、温暖化関係、環境関係の記事や広告を以前より多く目にする気がする。企業が「いかに我が社は環境に留意しているか」を強調するCMも多い。洞爺湖サミットを控えている北海道ならではなのか、全国的なのか?

いずれにしてもいい傾向なんだろうと思う。自分なりに、環境に負荷をなるべくかけない生活を送るように心がけているつもりだけど、今日は、去年の秋に紹介してもらったエコロジー関係商品を紹介します。

それは、「源流きらり」。HPによると「環境浄化剤」だそうで、パイプクリーナーにもなるし、食器洗いにも使える。お掃除にも勿論使えます。私は、お風呂の残り湯にいれたりしてたのだけど、(湯あかがきれいにとれます。)最近台所のかなり強力な油汚れにためしに原液をかけてみたら、ほんとうにびっくり。まさに「分解」されちゃったみたいでした。原材料は「多摩源流の湧水」「三温糖」「ヨーグルト(乳酸菌)」「ドライイースト(酵母菌)」「納豆(納豆菌)」だそうです。発酵微生物が汚れ(有機物)を分解してくれるそうです。

実は、花の栽培に使っている酵素液に、もしかしたら似た成分なのかもしれないと思っているけど、詳細は、HPを参照なさってください。

https://www.k-kirari.jp/iteminfo.html

この手の発酵微生物を使ったパイプクリーナーは市販でも出回っていますが、「源流きらり」は、それらと比べてとても良心的なお値段です。ちなみに、これって、クリックすると私に利益がはいる、、という類のものではありませんからね(^^)

口コミでぜひ広がってほしい商品です。(って、私は、知り合いのご厚意で送っていただいたものをまだ使っていて自分自身がまだ注文していないんですが、、、、)


夕ごはん

レンコン団子の甘酢あんかけ
ほうれんそうのおひたし
黒豆
かまぼこ
納豆
じゃがいもとあげのみそ汁

2008-01-05

挑戦

今日は,今年はじめてのレッスン。おとなの方のプライベートでした。久しぶりにお会いした方だったので、予定の時間を過ぎてもかなりお互い熱をいれたレッスンに。今年の目標とか、これから力をいれていくべきポイントなども相談しました。

昨年あたりから、ぼんやりと考えていた事。ネイティブスピーカーでもなく、英語力もそこそこしかない私にとって、小学生のレッスンも含めて、いろいろ私自身がパワーアップしないといけないなあ。レッスンの進め方も、英語力も。コミュニケーション力も。

というわけで、新たな挑戦。英語圏の友人あてに、ブログを書き始めました。(←また、ブログ?)こちらは,不定期の更新。目的は3つ。ひとつは、自分の英語力を少しでもあげるため(必死)。もうひとつは、英語圏の友人との交流。そして最後は、教えている子どもたちに、「英語を使うという事」の実践を示すためです。最後のひとつは、こちらの自己満足かな?


書いてみて、「あらあら、お粗末ねえ」で、お恥ずかしい限りですが、好奇心のある方は、覗いてみてください。(←いつまで続けられるかなあ)

http://little-house-news.blogspot.com

夕ごはん

ほっけの開き
チーズポテト
黒豆
ほうれんそうのおひたし
とうふとわかめのみそ汁

2008-01-04

クローディアの秘密

またまた読書日記で恐縮です。今日のは、洋書です。邦題「クローディアの秘密」。児童文学の名作と言われ、私も子どものころ、何回か,図書館の書棚から手にとったけど、なぜか読まずに数十年。今回、縁あって(?)読む事になりました。原題は"From the Mixed-up files of Mrs. Basil E. Frankweiler" 直訳すると、「フランクワイラー夫人のごちゃごちゃのファイルより(?)」もしかしたら、マセた読書好きだった私にとっては、「なんだか、あからさまに『秘密』とか言われちゃうと、ちょっとねえ」と、邦題に魅力を感じなかったのかもしれない。当時の事は,覚えていませんが。

あっという間に読んでしまい、「なんで、もっと早くに読まなかったんだろう〜!」と、悔しさが先に立ちました。だけど、今、この時に読むからわかることもあるのかもしれない。

日常の全てが嫌になった12歳のクローディアは、家出を決行。それは、彼女にとって、何か「から」の逃走ではなく、何か「へ」むかっての逃走。弟のジェイミーを従えて、練りに練った計画でニューヨークのメトロポリタン美術館で逃走生活を送る。この段取りから、逃走生活の描写、弟との会話の全てがわくわくさせる。そして、クローディアの冒険の「書き手」であるフランクワイラー夫人との邂逅から、エンディングまでの展開は、ほんとうに鮮やかである。

そうしたプロットの面白さに加えて、大切な人生哲学のようなものもしっかり織り込まれているので、大人でも余韻に浸れる。文中、フランクワイラー夫人が「旅行にでかけると、写真をたくさん撮る人がいる。帰宅したあとに、友人たちに自分たちがいかに楽しい時間を過ごしたかの証拠を見せるために。そういう人はその旅行からなにものかを得て、自分の内に取り込むために立ち止まったりはしないのだ。」と言う箇所がある。ブログなんて書いているのは、写真を見せびらかしているのと似ているのかもなあと、ちょっとはずかしくもなりました。

その意味でも邦題にあらわれている「秘密」という言葉は、なかなか示唆に富んでいます。もちろん、この「秘密」は、本書の中での大きなテーマでもあります。

著者がイラストも担当しています。

ぜひご一読を!(って、名作だから,皆さん御存知なのでしょうか?)




夕ごはん

マーボ春雨
オニオンスライス
黒豆
かまぼこ
とうふとニラのみそしる

2008-01-03

「反省」

今日も読書とうたた寝の一日。読んだのは、佐藤優、鈴木宗男著の「反省」(アスコム刊)。昨年、佐藤優の「獄中記」を読んでとても感銘を受けてから、彼の本は、何冊か読んだ。知人にも奨めたところ、おおむね好評で、「はまった」という人も何名かいます。佐藤優の文章は、それほど力があり、説得力があるんだと思う。

この「反省」は、2002年の外務省を巡る機密漏洩事件の渦中の人となった二人が、「一体、何が悪かったのか」を「反省」するという対談本です。内容としては、「反省」の部分よりも、やはり外務省の実態暴露の方がインパクトがあり、おふたりも力をこめて話している印象でした。

一連の佐藤本のような力強さや、華やかな魅力はないけれど、あれこれ考えてしまう。日本のエリート中のエリートである外務省職員のあきれる行状の根っこの部分は一体何かなあ?語学力も、人脈もないという外務省職員。なんというかこの国の頭の力が落ちているんではないでしょうか?それから、皇太子妃の雅子妃も、そんな外務省「文化」の中にいたのかなあ?佐藤優と年齢的に近いから、すれ違ったりしてるのかなあ?とか私の妄想は、違う方向へ。

表紙は、佐藤、鈴木両氏の写真。本文中にも出てくるおふたりのお顔なのだけど、、、、うーん、失礼ながら、やっぱり「善人」には、見えないです。特に佐藤優。これは、わたしがペラペラの「平成」を生きている軽い人間だからでしょうか?明治維新の頃の「憂国の士」って、こんな「面構え」なのかもしれないと思いました。

あとがきにおける鈴木宗男の反省の弁。「人を恨んではいけない。」この言葉に、この人の草の根人気を感じました。


明日から、通常営業するぞ!

夕ごはん

オードブルもどきの残り
煮物
あげとわかめのみそしる

2008-01-02

初夢?

昨日のエントリーで、「ゆっくりした数日を過ごしたい」と書いたとおりの一日になりました。本を読みながら、うたた寝。なぜか札幌まで自転車で行き、知り合いに届け物をしてトンボ帰り。海岸線や、商店街をぬけてひたすらサイクリングをするという夢をみました。「暗くなる前にせめて美幌まで」とか、あり得ないことを考えて。だけど、とってもさわやかないいサイクリングでした。

これって、初夢になるんだろうか?

うたた寝しながら読んでいた本は、福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」。図書館で借りました。野口英世の虚像と実像とか、いわゆる「二重らせん」の発見をめぐる科学者の攻防などの合間に、分子生物学がどんなことを研究しているか、とか最新の発見について綴られている。つまり、盛りだくさんで、ちょっと消化不足でしょうか?本屋さんでずっと「今週のベストセラー」になっていて、気になっていた本なのだけど、内容よりタイトルの方が勝っているかな?私に理系の素養が欠けているせいもあって、散漫で読みにくく感じます。世の中に、そんなに理系の人がいるとも思えないから、やはりタイトルで売れている本なのかな?

生命体を定義するとしたら「自己複製を行なうもの」だそうで、その意味でウイルスは「生物」である。ただ、その自己複製は、べつの生命体に寄生したときのみ行なわれ、ウイルス粒子単体は、無機的でそんな生物のダイナミクスをもたない。まさにウイルスは「生物と無生物のあいだ」である、、のくだりは、わくわくしたけど、本文は、その後ウイルスの不思議についてはあまり語っていないのが残念でした。理系の新書としては池谷裕二さんの「記憶力を強くする」の方が、読みやすく読後の満足度も高かったです。

それにしても、生物としての自分を考えるととっても複雑なプロセスで日々「生かされて」いるんだなあと、感慨あらたです。

膀胱炎ネコのお薬も明日まで。錠剤に変えてから、「ミミズ腫れ」になるほどひっかかれたこともありましたが、最近は、「寝込みを襲う」作戦で、成功率があがっています。うとうと寝ているときに、近寄りアゴをさげて薬を喉の奥に投入してから喉をなだなで。「ん?何が起きたの?」程度の抵抗で済みます。

夕ごはん

ジンギスカン