2011-12-30

「いのちと環境ー人類は生き残れるか」

今日の午前中までで、冬休み特別レッスン前半戦終了~。中学生の補習、英検補習などのほかに小学生には、アルゴカードで遊びまくる「アルゴくらぶ」や絵本を読みまくる(私が、、ですが)「プチ多読くらぶ」など、ちょっといつもと違うレッスンができるのが長期休みのいいところ。みんな、いつもよりのびのびリラックスしてるのは、やっぱり学校終わったあとのレッスンは、お疲れなのかなあ。

「プチ多読くらぶ」では、おうちにあったディズニーの「人体のフシギ」みたいな本を持参してきた子も。。。。でもねー、これ、ほとんど理科の教科書。解剖学みたい。違いは、ところどころ、脈略なくディズニーキャラが現れて解説をしている点でしょうか。それでも、皮膚の仕組みなど、かいつまんで(もちろん日本語で)説明したら、「へー!そうなの~?」と、興味津々。それもそうだし、ほら、こういうもの(内臓だの、筋肉だの、脂肪だの)が、AちゃんやBちゃんのからだの中にはいってるって、フシギじゃない?しかも、それって、ここにかいてあるDNAとかRNAとかでできてるのよー!には、「スゴイ!スゴイ!」といい反応。(いえ、後半のDNA,RNAあたりは耳にはいっていないようだったが、、、)

こういう「生命のフシギ」「自然のオドロキ」みたいな部分を、ずっしりつかめるのは、若い感性だからだと思う。世界の「フシギ」にたくさん出会ってほしいものです。センス・オブ・ワンダーですね。

今年は、3月の大地震、大津波、それに加えての原発事故など、発想の転換を強いられるできごとがありました。それを受けて、「エネルギー問題」や「原発行政・原発利権」、「放射能被曝」などに関しての書籍もたーくさん出版されました。巷の「どうしたらいいの?」「何が起きているの?」の不安にある意味便乗しているような内容のものも数知れず。そんな中、静かに問題の本質を問うた一冊があります。

「いのちと環境」(柳澤桂子著 ちくまプリマー新書 2011)が、それ。著者は、チェルノブイリ事故の直後から「放射能の危険性を伝えなかった科学者の責任」から、原発の問題についての本(「いのちと放射能」ちくま文庫)も出版してきた方。ただ、8月に出版された本書は、原発や放射能の話題も織り込んでいるものの、他の類書とは一風違う形で問題に斬りこんででいます。

まず、著者は言います。

現在地上に生きているものは、原核生物もミジンコも、肺のある魚も、カエルもイモリもネズミもサルも、絶滅の危機を乗り越えて四十億年のあいだDNAを受け継いできたいのちです。無から生じた生物はいません。四十億年前に生命が誕生した奇跡のあとは、すべての生物は生物から生まれ、いまにいたっているのです。地球上に生きている生物はみんな四十億年のいのちをもっています。(pp25)


わたしたちがこの場にいるということは、40億年かけてつながってきた地球の生命の歴史からみてもかなり奇跡的なできごとである。そこを忘れてはいけない、という点から話が始まる。かなり壮大でしょう?あまりに壮大すぎて、「目先の放射能をなんとかしろ!」や「国が、東電が補償しろ!」の路線の皆さんにとっては唐突すぎるかもしれません。

だけど、こういうときだからこそ、壮大ともいえる大きな視点が必要なんだと思うのですが。

センス・オブ・ワンダーの視点。

本書では、この「四十億年の奇跡」が、文系アタマの私にもわかるようにやさしく解説されたあとに、現在の「原子力発電」への依存が始まった環境的背景が、人間と環境、エネルギーの歴史を通して「見える」ように説明されています。これを読むと、今の状況はある意味「人間という種による歴史の必然」だったのかなあとも思え、もう戻れないのかと悲観的にもなります。

そんな悲観的な現状を乗り越える方法として、著者は人間が「意識の進化」を果たして「自我を超越した存在」になる必要があるだろう、そして、今までの進化の歴史を考察しつつ、著者自らが、原因不明の病で絶望の淵にいたときに実際に体験した「神秘体験」から、そちらの方向にいくことは可能だろうと結論づけています。

世界のどの宗教も、表現はちがっても自我を超越することがたいせつだと教えています。(中略)よく考えてください。この宇宙を満たしているものは分子であって、あなたも分子の塊にすぎません。(中略)世界は分子の濃淡があるだけど、一元的なのです。この思考を体得すれば、あなたはほんとうに幸せになるのです。すべての宗教が教えていることはこのことです。(pp209)


そうはいっても、そんなことができるのか?と、凡夫としてはため息ですが、それでも著者は、はげましてくれます。

まだ、今すぐみなさんにできることがあります。まず自分の意識レベルを上げるような勉強をしてください。いい芸術に触れることをお勧めします。得に優れた文学を読みよく考えて下さい。あなたの周囲の人の意識レベルを上げるような会話をしてください。(pp.212)



ちくまプリマー新書は高校生向きの新書。内容的には、今、世の中で話題になっていることの基礎知識にもなることばかりです。
若い人ばかりでなく、どんな年齢の人にも手にとってもらいたいこの本の紹介で、今年の「たねまき日記」は店じまい(^^)。

毎回、読んでくださってありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いします。 

いのちと環境: 人類は生き残れるか (ちくまプリマー新書)
いのちと環境: 人類は生き残れるか (ちくまプリマー新書)柳澤 桂子

筑摩書房 2011-08-08
売り上げランキング : 103874


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



夕ごはん

刺身盛り合わせ(サーモン、ホッキ貝、ホタテ、イカ、マグロ)
冷奴
ほうれんそうのおひたし
カリフラワーとゆで卵のサラダ
納豆
水菜とキャベツのみそしる

2011-12-27

目標達成

前回のエントリーでご紹介した「ふんばろう東日本」の冬物家電プロジェクト。26日までの限定キャンペーンでしたが、無事に目標台数を達成できたそうです。

何が解決するわけでもないけれど、ひとまず、10000台以上のこたつやカーペットが困っている人のところに「確実に」届くみたいで、よかったですね♪

こちらの日常は、冬休みレッスン開始。英語も数学も並行してやってるんで、一日中、バタバタと人が出入りした一日でした。

29日まで。

夕ごはん
ほっけの干物
昆布巻き
ベーコンとキャベツのいためもの
納豆
わかめとじゃがいものみそしる

2011-12-24

「冬物家電プロジェクト」

クリスマスだ、サンタだ!と、楽しい(哀しいのも)絵本の紹介を続けてきましたが、我が家には、どうやらサンタさんはやって来ないみたいだし(日頃の行いのせいか?)、それならサンタになっちゃえ!ということで、先ほど「ふんばろう東日本」のサイトから、こたつプレゼントに登録。一口¥3000です。

同サイトによると、「冬物家電を被災地に!」キャンペーンで、5000家庭へ、ホットカーペットやこたつなどの冬物家電への支援は達成できたものの、仮設住宅に入れないとか、自宅避難をしているご家庭には、行政や赤十字からの支援がほとんど(場合によっては全く届いていない実情があるそうです。

現地はマイナスの気温。いや、これは、ツライよ。「ふんばろう」のサイトには次のようなお手紙がいくつも掲載されいてます。


「仮設住宅もなかなかあたらず、ようやく唯一のアパートを見つけましたが、仮説扱いにならないため、家電も暖房器具も支給対象にならず、支出ばかりが増えました。仮説住宅の人と同じ立場なのに、待遇の大きな差にがっかりしていました。」
http://pic.twitter.com/ZnT36BGt(←自筆のお手紙が読めます)


「私は去年12月に産まれた長男(2ヶ月でした)と夫の母を津波で亡くしました。ちょうど里帰りをしていて私が買い物に出た後でした。長男は今も行方不明 です。私の実家だけは幸い、修理して今現在住んでいます。…このようなご支援のお知らせを 本当に感謝しております」http://pic.twitter.com/4UqBiiEo

以下、ふんばろうのサイトから引用。

最終的に、新冬物家電配布プロジェクトで、申し込みがありかつ支援対象に該当する世帯は、累計13000世帯にものぼりました(すでに3000世帯は配布済みです)。これは国策規模の事業であり、国や多額の支援金を保持してる赤十字が担うべき事業のように思いますが、今それを言ってもはじまりません。


そうなんです!国がなんとかすればいい、赤十字に寄附をしたから、、って思う方もいるかと思いますが、どうも組織が大きいと、制約も大きいようで。

私は、ふんばろう東日本のある意味ゲリラ的なやり方に共感します。

あれこれ国に言うのも大事だけど、今、自分がやれることは、ここからかな?

なーんて、えらそうですが、日々に追われてこのプロジェクトのことを知ったのはさっき。今回の締め切りは26日だそうです。

あたたかいお正月を少しでも多くの人が迎えられますように。

夕ごはん

牡蠣のオイル漬け
鮭児のお刺身(!!)
すきやき

お世話になったAさんをお招きしてのお食事会。めったに手にはいらない鮭児が、手が届く値段で、ちょっとだけ売ってましたんで、奮発。美味しかったー。日頃、外食をほとんどしないのも、こういう楽しみを感動して味わうため(^^;)

2011-12-22

笑いツボ・泣きツボ

写真は、今日の「多読カフェ」でのランチメニュー。小豆がメインの具沢山トマトスープに、ミートローフ、リース風マッシュポテト、ハード系パン食べ放題。そしてデザートにリンゴとスノウボールクッキー。コーヒーおかわり自由。これで、多読本読み放題(?)で、3時間¥1000!!託児をご希望の方は、¥500プラスでございますよ~(^^)

ということで、本日の多読本テーマは「クリスマス」。手持ちの本をお持ちしました。

参加者は、6名。託児ご希望の方が2名。リピーターが全員で、今日は皆さんいらしたときから、すぐに本を手にとって、クリスマスソングが流れる中、読書にふけっていらっしゃいました。

毎回、どんな風に本を並べるかも試行錯誤なのですが、クリスマス本は、メインのテーブルにどさりと並べ、そのほかのものはカウンターに、ジャンル別(ミステリー系・ほのぼの系・ナンセンス系・古典系など)にわけてみたら、「選びやすいです」とのこと。この会では、GRはあんまり人気がないので、絵本やLRが中心です。

クリスマス本としては、昨日も紹介した"It's Christmas,David"や、"Polar Express" 定番の"twelve days of Christmas"などなど。

そんな中、私の今回のイチオシは、"The Best Christmas Present in the World" 古道具屋で見つけた一台の壊れかけたライティングデスクの中から出てきた一通の手紙。そこから始まるストーリーは、舞台を1914年、第一次世界大戦中の戦場に移して繰り広げられます。1000語ちょっとの短い物語だけど、全40ページ中、36ページ目で泣くよ~!と、おススメしたら、Aさん手にとって「借りていきますが、、、泣かなかったらどうしよう?」

泣きツボ、笑いツボは人それぞれ。

Aさん、泣いたか泣かなかったかだけでも、よかったら、こちらのコメント欄にお寄せくださいね♪

The Best Christmas Present in the World
The Best Christmas Present in the WorldMichael Morpurgo Michael Foreman

Egmont Books 2006-02-28
売り上げランキング : 23533


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


今年、別の意味で楽しかった一冊はこちら。サンタ工場では、「トナカイ飼育部門」や「デリバリー部門」そして、世界各地のこどもからのお手紙を集計してデータ管理する「管理部門」など役職が細かく分かれていて、「サンタ付小人養成スクール」卒業後は、皆さんどの部門に配属になるか「ジョブサーチをするんですって、、、絵も緻密で、時間があったら5時間くらいかけてじっくり読みたい一冊。

How Santa Really Works
How Santa Really WorksAlan Snow

Atheneum Books for Young Readers 2007-10-02
売り上げランキング : 59


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

キムチ鍋

最近、登場頻度が多いですねー。

2011-12-21

”It's Christmas, David!"

今日も最低気温がマイナス18度。最高気温は、マイナス11度、、、って???の一日。こうなってくると、外に出るときも、平気で手袋なしで大丈夫になる自分が怖い。凍傷になるぞー!

さて、クリスマスレッスン第二弾。年長から小4の低学年クラスを合同で。一名欠席で7名。プラス保護者の方一名。

高学年のときとほぼ一緒のプログラムで、ゲーム大会のあと、プレゼントを渡し、こちらでは絵カードも作りました。最後はケーキを食べて終了。

ふー、それでも、途中で「トイレー!」やら、「カードがない!」やら、「目がかゆい、目薬ちょうだい!」やら、やはり低学年だと「不測の事態」も多発。保護者の方がサポートしてくれたので助かりました。

内容的には、たくさんゲームもして、声も出したので、さすがに最後、お菓子タイムでは、「ぐたーり」の子も。夕方だしね。絵カード作りは、ちょうどいいタイミングだったみたいです。

さて、本日の絵本は、生徒さんが玄関をはいるのとほぼ同時に届いた一冊。”It's Christmas, David!"おなじみのDavidくんのクリスマスバージョン。さすが!のオチに、みんなほっこりでした。

It's Christmas, David!
It's Christmas, David!David Shannon

Blue Sky Pr 2010-09
売り上げランキング : 641


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


このクラスには、まさにDavidくんが、ひとり、いや、もうひとり、ふたりいるからね~(^^;)

中学生クラスは、ほぼ通常レッスン。グラマーカードやBBカードで、ゲーム三昧にしたけどね♪

夕ごはん

かれいの煮付け
長いものサラダ
納豆
えのきとにらのみそしる

冬場は、どうしても運動不足。食べ過ぎないよう控えめメニューです。

2011-12-19

片栗粉騒動

今日も写真なしで、すまぬ。(←誰に謝ってるんだろう・・?)

小学生をふたつに分けての合同クリスマスレッスン初日。本日は高学年組です。毎年のことなのに、合同レッスンでは時間を長くしたり、お菓子を食べたりするので、時間配分が毎回うまくいかず、それもあって、朝から気もそぞろ。

まだまだ未熟者です(-_-)

午前中は、部屋の掃除をしたり、レッスンプランを見直したり、右のものを左に動かし、クリスマスデコレーションをしたり。お昼ちょっと前には、おともだちに頼んでつきあってもらいskypeの試運転。30分のはずが、あっという間に一時間。(おつきあいくださったHさん、Cさん、ありがとー!)

本日のお菓子は、前日に焼いておいたリンゴ入りのカップケーキ。デコレーションを生徒にしてもらう予定。あれこれ悩んだ挙句、レッスン直前に、「やっぱり必要かも。。。」と、生クリームをあわ立てることに。すると、あわ立て器を動かしている最中にピンポーン!

「電気保安協会です。ブレーカーの点検です。」って、このおうちのブレーカーどこよ??生クリーム、途中だよ。

そうこうしている間に生徒がぼちぼち到着。ああ、心の準備もないまま、レッスン突入。あわ立て器を洗う間もありませんでした。

今日は、「大BB大会」。絵本を一冊読んだあと、ビンゴを中心に個人戦からチーム戦のゲームをしまくり、ポイントを集計。最後の総合得点で一位の人から、用意したプレゼントを選んでいくという方式。

で、最初の事件は、まさに最初のビンゴで起きました~。テーブルを嫌がり、床にひとりでビンゴを並べていたおっとりAくんが、文字カードが分らず、往生。そこを「やんちゃ姫」がからかい、Aくん、ブルーに。下を向いて涙をふいている。だけど、ここはスルーするに限る。Aくんのプライドもあるからね。「やんちゃ姫」は、さすがに「ヤバイ!」とこちらを伺う顔をしていましたが、こちらもスルー。「ヤバイ!」って気づいたんだから、それでOK。

さて、ゲームは続く。絵カードにかえてフォニックスビンゴ。これにはAくんもじょうずに対応して、さあ、調子が出たぞ!そこからは、「仲良し」や「ブラックアウト」などたくさん。最後は源平合戦。ひっかけによーくひっかかってくれる「やんちゃ姫」でした。

得点を集計してプレゼントタイム。中身は、鉛筆や、クリスマスシール、チョコにフェルト製のブローチ。それぞれが好きなものと交換したりしてわいわい。

ああ、本当は、このあと絵カード作りの予定でしたが、こんなにゲームが盛り上がるとはねえ。(特にフォニックスビンゴでは、「これ、何の音なのよー!説明してくれなきゃわかんない!」のやんちゃ姫の叫びが出ました。どんなルールかをあてるのもゲームのうちだよ。で、みなさん頭の中、ぐるぐる。最終的にはやんちゃ姫も閃いていました。)

ということで、カード作りもないまま、お菓子タイム。用意したトッピングを好きなようにアレンジして、食べて笑って、さあ、終了、、、、のころ、第二の事件発生。

「センセー、これ、片栗粉だよ!」え?まさか?あれ、ほんとうだ!トッピング用の「粉糖」のつもりが、、「片栗粉」だったみたい!
これは、大失敗でした~。まあ、おなかは、こわさない、、と、思うよ。。。うん。

うーん、この件、一生言われるんだろうなあ。とほほ。

レッスン終了直後、まだ「片栗粉騒動」の最中、次のレッスンにやってきた中学生のBくん、目をしろくろ。いつも教室の横の台所で軽食をとるのだけど、なんだか肩身が狭そうでした。そうだよねー。テーブルの上に放置されたままの「泡だて器」に、使い終わったカップやお皿がシンクにあふれていたりして、、、

「センセー、大変ですねえ」って、、、数年前まで、あの中にいたの、誰だっけ?

夕ごはん

肉野菜炒め
オニオンスライス
納豆
長いものすりおろし
もやしと大根の葉っぱのみそしる

まだまだ続くクリスマスウイーク。

2011-12-18

"The Christmas Blizzard"

ウインターハウスは快適なのですが、、、このブログにアップする「被写体」が見つかりにくいんですよねー。っていうのが、更新が滞っていた最大の理由?

いえ、実は、寒すぎて外をウロウロしたくないっていうのが一番の理由かも(最低マイナス15度。日中最高でマイナス5度)。雪はそんなに積もっていないのは、寒すぎてふらないのかな?

そんなストーリーのクリスマス絵本がありました。「明日は史上最大の大吹雪だって!」と興奮する女の子に、「そりゃおめー、1922年のあの大吹雪以上ってことはあるまい!」と、じいちゃんが語るところからはじまるのだけど、その年は「異常気象」でサンタの住む北国では暖冬すぎて雪がなく、クリスマスの準備モードにならず。一方、主人公が住むインディアナは、寒すぎて雪が降らない。これは前代未聞の「サンタ危機」!さあ、どうする?で繰り広げられる物語。

あまりの「大ボラ」に読後、爽快感でいっぱい。さらに寒くなりました(^^;)。

私の住む地域では寒くても雪がふったけど、物語では、寒すぎて凍った土に落としたハンマーが、硝子のように砕け散り、あいた穴から中国まで見通せた、、って、え?チャイナシンドローム?

。。。うーん、さらにさらに、寒くなったぞ。。。。

The Christmas Blizzard
The Christmas BlizzardHelen Ketteman James Warhola

Scholastic Trade 1999-11
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん
キャベツとひき肉の重ね煮
ポテトフライ
クリームチーズとニンニクのカナッペ風
長いもすりおろし
納豆
あげとにらのみそしる

うーん、、、「洋風おつまみ風」であっても、結局、納豆食べるんだなあ。「クリームチーズ、、、、」は、知り合いが「おりひめちゃんちにぴったりだと思う!」と、チーズ、クラッカー、黒蒸しニンニク付で推薦してくれた一品。

2011-12-14

「アフリカにょろり旅」

今日も通常どおりレッスンがあったけど、久し振りに読書の話題。

昨日、運転中にきいていたラジオで、「渡り鳥」について専門家のセンセーが解説していました。以前は中央アジア方面への渡り鳥の生態は、地域の政情などにより、わからないことが多かったそうですが、最近では衛星やGPSを使うことでかなり判明してきたとのこと。で、「どうやって渡り鳥にGPSをとりつけるか?なんと、学者さんが、捕まえて一羽、一羽押さえつけての作業だとか。高い木に登ったり、蚊の大群に襲われたり、学者さんとはいえ「生き物」相手だと、象牙の塔にこもっているわけにはいかないらしい。ほとんど、「探検家」みたいですねー。

そんな「探検家」色が強い学者さんといえば、、日本人が大好きな「ウナギ」の研究家さんたちもそうみたい。「アフリカにょろり旅」(青山潤 著 講談社文庫)で活躍するのは東大のウナギ学者2名。バッグパッカーさながらに、アフリカで幻のウナギを求めてさまようこと3ヶ月。その冒険談(?)は、最初はおもしろく読めるのだけど、段々、「かわいそー。早くウナギが見つかりますように!」と願わずにはいられない。行き先が不安なバス、シャワーが出てこないホテルはあたりまえ、やたら明るいが、なんだか意思の疎通が難しい現地の人々とのやりとり。バックパッカーなら、そんな「非日常を楽しむ」というある意味「ぜいたく」な旅なのかもしれないが、「仕事」でのそういう状況は、「ウナギ愛」がなければクリアできない。

そんな中でも、ようやく見つけたおめあての「ウナギ」を、バスルームで「標本」にしようっていうのだから、やっぱり学者さんって、一癖あるんだなあ。

この研究チームが、後にハワイ近辺で長い間ナゾとされていたウナギの「孵化場」を特定したのですが、そのオハナシは続編のお楽しみ。

それにしても、こんなに自分の仕事に情熱を注げるって、すばらしいことだね。本文は軽妙かつ、笑いがたくさん。「南極料理人」の香りが漂います。

アフリカにょろり旅 (講談社文庫)
アフリカにょろり旅 (講談社文庫)青山 潤

講談社 2009-01-15
売り上げランキング : 20015


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

鶏肉とキノコの塩麹いため
ほうれんそうのおひたし
きゅうりの粕漬け
イカの塩辛
大根のはっぱとあげのみそしる

引越したものの、毎日バタバタしています~。

2011-12-10

BBレッスン番外編

毎月「多読カフェ」を開かせてもらっている北見の英語サークル「Circle_One」さんのお招きで、本日は午前中に「BBカフェ」。3名のおとな(女子)と、3名の年長から小5までのこども(男子)の6名が参加。オトナのおひとりが一回ちょこっと体験したことがあるほかは、全員「BBカードって何?」の初心者でした。

カンタンにゲームのやり方(「必ず、言えるところはリピートする」の鉄板オキテも含む)を説明してから、定番のビンゴから。2回やったら年長くんも、カードをさっさとめくっていく。そのあとは、「Black Out」や、「仲良し」、そして「源平合戦」。チーム戦や個人戦を織り交ぜて、あっという間に時間が過ぎました。最後はリクエストで「仲良し」で終了。ポイントを一番獲得した人から順番に用意しておいたクリスマスプレゼントを選ぶ権利が与えられ、男子たちは、プレゼントの中身の「パズル」にその後、黙々と取り組んでいました。

「源平合戦」では、オトナ女子が、次々とお手つきを繰り返す中、集中力に勝る(?)コドモ男子が冷静に耳をそばだてるなど、年齢差がないようなゲーム展開でした(^^)

ゲーム大会終了後の「感想戦」での、オトナ女子の方からのコメントは、、、

「顎がイタイ(←普段、使っていない筋肉を使うんです。BBレッスンをしたあとのオトナの方にはよく言われますねー。コドモからそういう言葉をきいたことがないのは、、、どうしてだろう?)」

「最初、ええっつ!こんなにスピードがある英語なの~?とあせった」(←ナチュラルスピードで話すっていうのも鉄板オキテだしね)

「もしかしたら、一番楽しんだのは私かも、、、」(←オトナの方にとっては、声を出すし、無心で遊ぶということでストレス発散効果あり)

そして、こどもたちが、何の抵抗もなく、リピートしていたのにびっくりなさった様子でした。

コドモ男子たちは、カードをめくりながら「バタ子」とか「サル」とか「ごーるでん卵」とか、カードに勝手に名前つけてたなあ。「バタ子」って、初めてのネーミングかも(笑)。

普段のレッスンとは違うBBに出会えました。また来月もやる予定。

夕ごはん

すきやき

昨日オープンした隣町のスーパーをちょこっとのぞいたら、国産牛肉が半額セール、、、で、予定になかったけど思わず買っちゃいました(^^)

2011-12-09

脊髄反射の怖さ

今朝は、冷え込みましたー。全国的に寒い朝だったみたいですね。こちらでは、マイナス16度までさがったみたい。

さて、英語教室は、中1クラス。後期中間テストが返却され、今日はみんなが結果を持参するはず、、、が、、、

持参したのは7名中2名。

「忘れた!」
「えへへ。」
「昨日の数学のレッスンで持ってきたから、安心して今日、忘れた(←意味不明)」
「あれー、ファイルに、はいってない?(←明らかに、「演技」。)」
「。。。。(←遠い目)」

あのねー!何で持ってくるように言っているかわかってんの?点数見て、ゲンコツするためじゃーないよ!間違えた部分を見ないと、それがスペルミスで「惜しい」のか、全くわかってなくて「ヤバイ」のか、がわかんないんだよー。それを見ないと、これからどうやっていったらいいか、センセーが、わからないからだよー!!

と、プチ説教。

どうやら「悪い点数だから、怒られることはなさそうだ」というメッセージは届いた様子。まあ、華やかな点数じゃなかったら、持ってきたくもない気持ちはわかるけどねー。

それにしても、ゆるすぎるなあ。個人の問題でなく、小学校で、何か重大なことが起きていたとしか思えない。

テストを持参した40点台の子の答案を見ると、音はとれていても、スペルがダメだったり、クエスチョンマークを書かなかったり、、の英語的に減点されている部分と、どうやら問題文の意味がわからないで、メチャクチャを書いている部分が混在。後者のケースは、「噛み砕いて教える」ことにした。

で、全員に問題用紙をコピーして渡し、復習タイム。

例えば、よく見かけるこの手の問題、中1くんたちには難問です。

The cap is on the desk.

上の文章のon the deskに下線がひいてあり、「下線部分をたずねる文を作りなさい」

彼らの読解力では、、「下線部分が『不明である』と仮定している」という前提が読み取れないのです。今日、ゆっくり説明して、わかった子が大半。説明しても「なんのことやら?」が数名。数こなせば大丈夫かなあ。

さらに、よくあるのが、You play the guitar.(youをsheにかえて書きかえなさい)という問題。

なんと多くの子がそのまま、youをsheにかえただけの答え*She play the guitar.を書くことでしょう。

「そんなカンタンな問題があるはずない!」と「考えられる」のは、かなり有望。そう考えられない子が増えています。脊髄反射で答えを出そうとしているみたいな、、ね。

確かに設問もモンダイあるなあだし、これができるからといって「英語力」があるとも思えないけど、それ以前にシンパイなのが、日本語力。

そんなこんなで、復習のあと、教科書の音読や意味とりしていたら、BBできなかったよ~。

夕ごはん

炒りどり
干しししゃも
蒸しカボチャ
キンピラごぼう
納豆
しめじと水菜のみそしる

2011-12-08

デジタルっ子でもアナログ好き。

今日は、とーっても久し振りの布の会。直前の告知だったのに、8名の参加でした。ちょうど2歳直前のチビちゃんたちが4名集まり、いい感じで走り回っていました。前回会ったときは、まだハイハイもしてなかったのにね~。

今回は(も?)特にトピックもないまま、みなさんで情報交換など。それにしても、この子たちがあっという間に中学生になるんだなあと思うと、とてもフシギ。細胞分裂を繰り返し、成長していくというのかあ。ほんとにフシギだ。

次回は来年だね。染めの会にするつもりです(^^)

さて、昨日書けなかったレッスンエピソード。中学生クラスでのことです。リスニングクイズのお題(?)が、「未来預言者の言葉」。あやしげに語る彼女の言葉を聞き取るのが課題だったのだけど、その「予言」の中に「将来は、学校に行かないでコンピュータで勉強するようになるであろう」というのがありました。

デジタルネイティブの彼らなら、大喜びのシチュエーションだよねえと思い、「どう?学校なくなって、家でお勉強って、ラクなんじゃないの?」と軽く尋ねると、、、

全員そろってのブーイング!

「それじゃあ、余計やる気なくなる」
「学校に行く方がいい」
「誰かと一緒にやる方がいい」
「パソコンは、パソコン。勉強を持ち込みたくない(^^;)」

へー、そうなんだ。。。やっぱり「アナログ」の力の強さを感じているんだね。これなら、しばらく私も「お役ごめん」にはならないですみそうです(^^)。

レッスンでは、英検3級の大問1をやってみる。そんな中、うっかり「一次のあとに、二次があるからねー」と説明したら、「どんなテスト?」えー、面接だよ~。「め・ん・せ・つ!!」と大騒ぎ。(←知らなかったのか。。。)

ということで、受験しないAくんを検査官に見立てて、軽くシミュレーション。とにかく、黙ったらダメだよ、なんでもいいから、答えを英語で言うんだよ!とアドバイスしたら、、、さらに大騒ぎと爆笑。

「あ~、楽しい!はやく二次を受けたい!」って、、、そんな余裕が生まれるのでしょうか?答え方、ボロボロだし(汗)。

検査官役のAくんも、問題文をスラスラ読めているし、そうか~、英語を使って会話ごっこをしたかったのね、、、と改めて気づきました。

こういうのは、PCレッスンでは生まれにくいケミカルですね。

夕ごはん

キムチ鍋

2011-12-06

血圧上昇の理由

今週は、ちょっとバタバタ。今日は午前中から昼にかけて、町主催の「保健講座」。公民館で自治会の女性部の皆さんと「糖尿病」についての講義を保健師さんから受け、栄養士さん指導のもとに昼食を作りました。昼食の準備中に、ひとりひとりが呼ばれて、体脂肪をはかったり、血圧を測ったり。今回、この地区担当の栄養士さんが、たまたま生徒の保護者さんでした(^^;)。こういうのも小さい町ならではですね~。

私の順番が来て、所定の場所に行くと、、、その栄養士保護者さんが、「うちの子のことなんですが、、、」と、面接の続き(?)のお話を切り出し、ふむふむと耳を傾け、お返事をしながら血圧を測っていたら、、、血圧計を眺めていた保健師さんが、「あれ?おりひめさん、血圧高いですか~?」と、怪訝な声。「は?いつも130とか120くらいですよ~。」「うーん、、150出てますねえ。もいちど測りましょう。」って、絶対、それは、栄養士保護者さんのせいだよー!このタイミングで、「うちの子」の話しないでよー!アドレナリン、出るよ(←ほんとうか?)

で、2回目は、見事120でした(笑)。

昼食準備中も、この地域で中間テスト直後だったこともあり、うかない顔の「ハハ」たちが、「数学が」「英語が」と、相談されたりして(笑)。冬休み特別レッスンもするけど、とにかく本人が「やってみよう」と言わないかぎり、連れてこないでねー!

昼食メニューは、ビビンバ丼、豆腐団子(ひじきと桜海老いり)、切干大根入りのトマトスープ。ビビンバ丼は、いけるかも。

その後は、個人面談を2件。で、出張レッスン。

小5と中1の二人組みクラスでは、中1ちゃんのテストの見直しをしていたら、小5ちゃんが、「ええっ!中学のテストってこういうのなの?」と興味津々に見ていたかと思うと、ずいぶん前におねえちゃんクラスで一緒にやった”Po-po”を突然開き出した。「中学のテスト→字がたくさんある→読まなければいけないみたい→読むといえば、、Po-Po」という回路かも。私がテストチェックをしている横で、開いたPo-poを「読み」はじめた。以前にやったときは、おねえちゃんたちにつられて読んでいただけでしたが、今回は、あれあれ、しっかり文字を追い、しかも「読めて」いる。それに気づいたら、とっても嬉しそうで、結局、つまるところもありましたが、最後まで読み通して、さらに自信の表情。

すごいねえ。じゃあ、もっと読む練習してね♪と、宿題出しちゃいました。

残った時間は、ふたりと英検道場の5級を。こちらも、いい感触。学校のテストがとってもニガテな中1ちゃんも、英検ならいけるかな?それが起爆剤になるかな?の予感でした。

さて、中2のふたりは、開始早々から、おとなしく「多読本」を読み始める。Aちゃんは、ORTのステージ4を3冊。Bちゃんは、FRLのレベル4を2冊。そのあとは、英検3級の大問1と2に初挑戦。問題文もすごいスピードで読めて、意味も読みながら把握して、「なんだこの親子?」とかつっこんでいるし、いつの間に、この力がついたの?と思うくらい、いい感じでした。

振り返ると、その「読み」の深さは、やはりORTやBBL、FRLを毎回少しずつ読んだこと、セルム式で長文を「読みおろす習慣」がついたこと、プラス学校での文法学習なのかな?

夕ごはん

豚バラ肉の塩麹いため
イカの塩辛
ほうれん草のおひたし
納豆
あげとしめじのみそしる

2011-12-02

つながってきたかな?

さてさて、金曜日の元気な中1クラスは、人数膨張で現在7名。うーん、分割すべきかなやましいところ。今日は中間テストのあとで、みんなヘロヘロかな?と思っていたのだけど、あんまり影響ないみたい。それだけ「余力」があるということか。

ひとり、風邪で欠席で6名。今日のテストの復習で、単語チェック、英作文チェックをしてみたら、だんだん「不安」になっちゃう子もいたんで、適当に切り上げ、「次のテストがんばろー!」ということで、次の課の音読、意味取り、書写。教科書の”He lives in Tacoma."のセンテンスをじーっとながめていたBちゃんは、途中で「セロリだー!」と気づいて大喜び(Mr.Celeryが好きなんです。)

最後の30分で、BBカード。入会したばかりの2名は絵カード、あとのメンバーは文字カードでビンゴをダイヤで一回。キューを「動詞の活用形」にしてみました。入会して3回目のAくんには、フレーズの内容を想像してもらいました。

「あ、そうか」「なるほどー」の声もあがり、みんな、教科書やっているときより、生き生きするのよねー(-_-;)というか、教科書と「つながる」喜びでしょうか。ゲームの楽しさだけじゃない様子。

夕ごはん

シメサバ
ハンバーグ
キャベツサラダ
納豆
じゃがいもと大根の葉っぱのみそしる

シメサバは昨日からの残りでした~。




今日やった教科書の”He lives in Tacoma."のセンテンスをじーっとながめていたBちゃんは、途中で「セロリだー!」と気づいたみたい。

2011-12-01

九九は12段まで?

送信者 たねまき日記
あれー、一週間ぶりの更新ですね。そのあいだに、雪が降り、真冬日(最高気温がプラスにならない日)が訪れ、家の片付けをぼちぼちしながら、年に一度行っている保護者の方との個人面談をこなしておりました。

小学生から中学生まで、いろんな「おかあさん」とオハナシする中で、毎回感じるのは、「ハハの愛」の大きさの共通項と、その現れ方の多様性。 人間っておもしろいなあってつくづく思いマス。

それにつけても、こどもたちを巡る環境は、どうなんだろう?のクエスチョンがつくことだらけ。

昨日の個人面談で知ったのだけど、小2で学習する「九九」では、、、今では「12の段」まで覚えるそうですね? えー、どうやるの?「2×12」とか、どんな風に暗唱するの?「2かける12は24」とか言うんだろうか?こんど、小2の子に聞いてみよう。

今週で面談のピーク終了。来週は、ひさしぶりの「布の会」もひらきます。

夕ごはん
自家製シメサバ
イカの刺身
簡単湯豆腐
納豆

今日、買い物に行ったスーパーで、とっても新鮮そうなサバがあったので。しっかりさばく時間がなかったから「三枚おろし」までやってもらいました(^^;)。ひさしぶりに作ったシメサバだけど、まあまあの出来で満足。