2017-09-02

2017年8月☆北見多読カフェ


すっかり秋風のオホーツクです。
毎月の第4木曜日。北見で開催中の「英語多読カフェ」。
8月は6名のご参加でした。

今回、話題になったのは「ネイティブの子ども向けのワークブック」。
ご自分で「リーディング」として楽しまれた方や、小学校低学年のお子さんと「算数」ごっこをなさった方もいらっしゃり、その報告には、メンバーも興味津々。



あたりまえ、、なのですが、「ネイティブの子どもでも、こんな難しい英語!」の驚きもあります。

小1の息子さんは、「算数」や「英語」というより「ぬりえ」に夢中になったというAさん。そのくらいの「ゆるい」楽しみ方が、ちょうどいいかもしれません。



さて、今回の皆さんの読書報告です。

とにかくこのところHeartlandを読み進めているBさんは、"The Bridge to Terabithia"に挑戦。最初の数十ページを「じっと我慢」で、最後は「なるほどー、そうか〜」に落ち着いたそうです。

「面白くない本を『投げる』」のは英語多読3原則の一つですが、ある程度の「読書体力」がついてきたら、「ちょっと我慢」も「アリ」かなあ。(私自身、日本語でも英語でも「なんだかわからない」まま読み続けることで、最終的に「なんとなくわかる」経験が何度もあります。それぞれの方の読書の様子次第ですけどね。

Bridge to Terabithia
Bridge to TerabithiaKatherine Paterson Donna Diamond

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Cさんのイチオシは、Anthony Browneの ”Bear Hunt". 「とにかく、背景の絵、どのページも最高!」とのことです。

Bear Hunt
Bear HuntAnthony Browne

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Cさんは、Little House in the Big WoodsをCDと併用で挑戦なさっていましたが、「CD速度が自分のリーディング速度と合わない」経験をしたそうです。そうなってしまうと読みにくいですね。「楽しめる速度、内容のもの」と出会うのも大事。

先に紹介したネイティブ向けのワークブックをお楽しみになったDさん。「??」となってしまったのは、"Tough Boris"。迫力がある絵が魅力ですが、ピンとこなかったそう。本の相性というものもあります。色々な作品に触れる中で、その「相性」もわかってきますね。

Tough Boris
Tough BorisMem Fox Kathryn Brown

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「相性」が大事なのは、「感情移入」に結びつくから。ページをめくりながら主人公の少年に「そうだよねー!」と共感しながら読みました!の一冊はEさんからの紹介。父と子の「夏のひととき」が静かなタッチで描かれているAlan Say著の"The Lost Lake"です。

The Lost Lake (Sandpiper books)
The Lost Lake (Sandpiper books)Allen Say

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Eさんからは、「これ、ものすごーく『深〜い』お話!」と「釧路湿原の復元」のエピソードも交えて報告してくれた本もあります。整頓好きのアライグマが主人公の"Tidy"(Emily Gravett著)。

Tidy
TidyEmily Gravett

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「過ぎたるは及ばざるが如し」の格言そのもの!と、「プレゼン」をまとめてくださいました(笑)。

北見多読カフェでは、皆さんが英語読書を楽しまれる中で「プレゼン力」も上がっていることを感じる瞬間でした。

さて、今回は、とっても嬉しい報告もありました!

オホーツクで、新たな「多読クラブ」が生まれました!

場所は津別町です。

主宰のFさんは、この春からの北見多読カフェメンバー。
今年3月に美幌町で開催した酒井邦秀氏の「英語多読講演会」への参加がきっかけで、以前から考えていた「多読クラブ」を立ち上げに至ったとのことです。

Fさんは、今回、Rachel Carsonのこちらの伝記をお読みになり、彼女のバックグラウンドを学んだことで、「名著Silent Springの文章の美しさの秘密がわかった」とおっしゃっていました。



このように、言葉についてセンス抜群のFさんとなら、楽しい英語読書がスタートできるはずです。
また仲間がふえることがとても楽しみです!

9月の北見多読カフェは、28日の開催です♩