2012-04-30

無言の訴え。

[外、出たいねえ。。。」
「そうだねえ。。。。」

と、同居猫も訴えるので、そろそろ引越し。

ウインターハウスの周囲は、交通量も多いし、ぼけかかったおばーちゃん猫を厳寒の中、土地勘がない場所で外にも出せず、数ヶ月「うち猫」生活でしたが、サマーハウス周辺は、「勝手知ったる庭」なので、思いっきり遊べることでしょう。

明日から本格的な引越しですが、町内だし、大きな荷物は今日、運びました。明日は、台所用品くらいかな?

夕ごはん

豚肉と小松菜の炒め物(梅干ソース)
根菜とちくわの煮物
キャベツのザワークラウト風
イカの塩辛
長いもすりおろし
明太子
あげとしめじ、大根の葉っぱのみそしる




2012-04-28

「銀の匙」①

人口8000人弱の小さい町に住んでいますが、地元にはこの春甲子園出場を果たした高校のほかに「農業高校」があります。

酪農も盛んだったりする土地柄、春から秋にかけては、実習で作ったチーズやソーセージを格安で販売するなど、地に足のついた活動をしている様子。

そんな農業高校の生活を綴った漫画が、「銀の匙」。「マンガ大賞2012を受賞。累計150万部突破!」と帯にあり。作者は、「ハガレン」や「百姓貴族」の荒川弘。ご本人の実体験も織り込まれているらしい。

英語教室には農家の子も通っているし、農村生活はとっても身近だったりするので、まず第一巻を読んでみました。

舞台は全寮制の「大蝦夷農業高等学校」。獣医を目指す子、実家の養鶏場を継ぐ子、酪農を志す子、そして、進学競争に敗れて(?)都落ちした札幌出身の子、彼らの高校生活が描かれている。

馬、鶏、豚など、動物もたくさん。ただ、「農業」の中での「動物」とは、必然的に「食べ物」とイコールだったりして、「食べるために育てる」という現実をどう、乗り越えていくのか?これからの展開が見ものです。

タイトルの「銀の匙」は、寮の食堂に掲げられているマーク。象徴的ですね(^^)

登場人物のの出身中学名が、道内の地名になじみがあると、「あるある!」と思わずクスリ。

シリアスだったり、コミカルだったりの「荒川節」が炸裂。全巻揃えて教室蔵書にしよう♪



銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)
銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)荒川 弘

小学館  2011-07-15
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


育てた肉を食べるというテーマでは、この本も興味深い。自分が読める体力精神力があるどうか?思案中の一冊。肉食べてスタミナつけたら読めるか?



飼い喰い――三匹の豚とわたし
飼い喰い――三匹の豚とわたし内澤 旬子

岩波書店  2012-02-23
売り上げランキング : 6711


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

冷奴
明太子
小松菜とベーコンの炒め物
キャベツのザワークラウト風
イカの塩辛
長いもすりおろし
にらとしめじのみそしる

キャベツのザワークラウト風は、先日の多読カフェで美味しかったので真似してみました。うーん、少し酸味が強すぎたかも?(家族には好評。)今度、ちゃんとレシピをきいてこよう。ワインビネガーでキャベツを煮込むだけなのですが。



2012-04-26

多読も会話も。

月に一度、北見で開いている「多読カフェ」の日。本日のテーマは、「アルファベット」。教室にあるアルファベット関連の絵本を持参しました。

リピーターの方6名に、初参加の方1名。初参加の方も含めて「絵本を隅々まで楽しむ」雰囲気ができあがってきましたね。

本日のランチは、アルファベットにちなんで、AからZまで全てのアルファベットが素材に含まれています。写真の後ろに小さく見えるのがそのお品書き。 AはAsparagus、BはButterなど。X、Zあたりには、製作者のAさんの洒落っ気、遊び心が感じられました(^^)。さて、なんでしょう???

メニューは、キッシュ、ザワークラウト風キャベツサラダ、アイスティのフルーツポンチ。飲み物もついてます。

食後は、希望者の方と「プチ英会話」。読んだ本、好きだった本についてからはじめて、趣味など話題も少し広がったかな?

英語の本を読む、それを楽しむのはもちろん、やっぱり少し英語でおしゃべりもしたい、そういう気持ちを大切にして、とにかく「続けること。たくさん英語に触れること。」

昨年の4月からはじめた「北見多読カフェ」ですが、細く、長く続くといいな。場所を提供してくださっているCircle_Oneさんに感謝です。

さて、本日人気だったのは、次の一冊。おとなもこどももはまります。


Pigs from A to Z
Pigs from A to ZArthur Geisert

Sandpiper  1996-03-27
売り上げランキング : 52031


Amazonで詳しく見る by G-Tools


夕ごはん(これからですが。)

ホタテの刺身
冷奴
青梗菜の炒め物
ふきみそ
イカの塩辛
長いもすりおろし
大根の漬物
じゃがいものみそしる



2012-04-25

自分なりにがんばった!


そろそろ、ウインターハウスから、サマーハウス(キャビン?)へ引越し。少しずつ準備を始めているところ。

そんな中でも英語教室は続く。

今日は4コマ。

最初は小1小2の低学年クラス。Bears in the nightを音声にあわせて一緒読み。小2のAくん、なんとなく単語が読めるんだけど、絵本を一緒読みするたびに精度が上がっている感じ。本人にも自覚があるみたいで、このアクティビティは大好きです。

もっと小さいころに、コンピュータの英単語ゲームで遊んでいたそうだから、その名残かな?

BBカードでは、スペードの絵と文字でババ抜き。前回の神経衰弱で号泣しちゃった小1ちゃんが、またまた怪しい雲行きでしたが、偶然にも私が負けて事なきを得る。そのあと、ハートの文字でペアビンゴ。これは小2くん発案のゲーム。続いてリクエストで「頭脳ビンゴ」をしたら、またまた小1ちゃんの雲ゆきがあやしい。。。低学年ルールで「めくるのは3回までOK」でしたが、雲行きのあやしさに、小2ふたりが、「小1ちゃんは、5回までいいよ!」とルール変更を申し出ました。

ふーん、そういう気配りもできるようになったのね。

最後は、「お絵描きゲーム」で終了。

次の小3、小5クラスでは、TFWやワークブックのあと、PIGS FROM ATO Z。早めに終わった小3くんに先に本を渡して答え探しをしてもらいました。自分が先に答えを知るって、嬉しいみたいね。レッスンに早めに来てTFWを終わらせた子は、SONG BIRDを一冊自力読み。読書記録をチラリと見たら、、「自分なりにがんばった!」って書いてある。そのとおりだね。

MUST WORD BINGO(このクラスで好評)のあと、未来形ビンゴ。クラブで合体ビンゴ。最後は、文字カード主体で、ごちバトル。

続いての中3クラスでは、リスニングクイズ、受動態ビンゴのあと、フレーズ日を使ったごちバトル。

最後の中2、中3クラスでもリスニングクイズ。宿題にしてもやってこれない子が多いので、長文読解を一緒に。英作文の練習のあと、受動態ビンゴ、ごちバトルで終了。お勉強っぽいとダメな子もBBだと参加できるという意味で、BBカードはすごいなあと毎回思います。

夕ごはん

ピーマンの肉詰め
ちくわとこんにゃくの煮物
ポテトサラダ
イカの塩辛
ふきみそ
長いもすりおろし
高野豆腐のみそしる

2012-04-23

タイ語、英語、そして日本語。

午後、レッスン前に、お客様あり。多読本を毎月お貸ししている北見のAさんが、お子さん「3名」を連れて。この3名のうち、1名は、タイからの留学生の女の子。一年間、北見の高校に通うそうです。ホームステイですね。

Aさんは、4歳になるお子さんに読み聞かせるための絵本をいつも借りてくださるのですが、留学生ちゃんも読書が好きだそうで。。。流暢な英語で、自分が好きだった本についてあれこれお話してくれました。

で、うっかりタイの英語教育ってスゴイのねえ~なんて思ってなにげなく、「英語の勉強はどこでやったの?」と尋ねたら、、、びっくりのおこたえ。

「小学校でアルファベットくらいは、やる。そのあとは中学にはいってから。(英語で説明)」

え?それで、そんなに話せるの?どうして~?

「私は、英語に興味があったから、英語の映画をたくさん見て、俳優さんがしゃべっている後をついてまねしていた。あとは、読書が大好きだから、簡単な物語をたくさん読んだ。 (←ここまで英語で説明。)I am very interested in Hollywood and 本!」

だって。まさに「多読・多視聴」。 うちのレッスンに来ている中学生に、ぜひその話をしてほしいな。

今、通っている高校では、普通に日本人と同じ授業を受けて日本語攻めにあっているみたい。英語の本も読みたいけど、、「今は、ニホンゴ!」と、きっぱりしていました。

ホームステイ先の4歳児くんとは、英語でもお話しているみたいで、「この子のほうが、高校の友だちより英語を上手に話します!(←これも英語で説明)。」と笑っていました。

「日本語のやさしい本はありますか?」と尋ねられましたが、その4歳児くんが読む本がまさにそれだよ。一緒に読んで、読み方教えてもらったら、もう、それが一番だよ!と、理由も含めて説明したら、すぐに納得してくれて話が早い。とても、スマートな女の子。

まだ、日本に来て一ヶ月。一年間は、長くて短い。タイ語はムリだけど、ファーちゃん、英語の本を読みたくなったらまた遊びにきてね(^^)。

今日はバイリンガルの「ドラえもん」を借りてくれました。

夕ごはん

豚肉の塩麹いため
大根の漬物
ちくわとこんにゃくの煮物
長いもすりおろし
ふきみそ
とうふとにらのみそしる




2012-04-21

BB体験会 IN 北見

はい、残雪の知床連峰(^^)。

今日は、北見で「BB体験会」。保護者の方も一緒にBBカードで遊びました。リピーターの子も含めて、3歳から新小6まで、6名。(3歳くんも1時間弱、がんばっててびっくり!)新年長から新小1の低学年が4名ということで、ゆっくりレッスン。

今日はクラブを中心にしてみました。リピーターの小6くんと相談しながらプランを考え、ビンゴを2回のあと、「頭脳ビンゴ」。3歳くんのひらめきに、オトナは感動。うらやましい記憶力(というか、右脳にインプットなのかな?)ブラックアウト9と16のあと、仲良し。最後は、「おうちで1セットでもできるゲーム」ということで、7並べ。

なんのかんの、1時間半でしたが、低学年も飽きることなく遊べてなにより。最後は、「お絵描きシート」をそれぞれがかいて終了。

ランチは「セルフメイド クレープ」でした(^^)。

リピーターもぼちぼち現れているから、北見で月2、3回BBレッスンができるといいね♪

今日、持参して大うけだった一冊。



A Cheese and Tomato Spider Novelty Picture Book
A Cheese and Tomato Spider Novelty Picture BookNick Sharratt

Scholastic Hippo  2000-03-17
売り上げランキング : 449


Amazonで詳しく見る by G-Tools


夕ごはん

イカ、タコ、ホタテの刺身
ポテトサラダ
ふきのとうの味噌和え
長いもすりおろし
あげと大根のみそしる

2012-04-20

「英語好きになった♪」

札幌からの帰りの車内からの一枚。このあと、列車は、「鹿待ち」及び「鹿はね」で、30分遅れ。

新学期も始まってから2週間弱。地元の中学校には今年から英語の先生が一人赴任。(昨年は、大卒新人先生が一名、社会と兼任先生が一名という状況でした。)

どんな先生?

Aちゃん(中3)「うーん、、、英語がとーってもニガテ!という人にはいいかも。ま、私には知ってることばかりだけど。」(←超、上から目線。)

Bちゃん(中3)「でも、Aくんが、反抗して超失礼なこと言ったときは、毅然としていてその態度はマル」(←正義派)

Cちゃん(中2)「あ、私、好きだよ。いろいろ工夫してるよ。『ウラシマ方式』とか。グッズ使うの。でも、さめてる人にはムリかも。」(←オトナ目線。)

Dちゃん(中3)「ムリ~。なんか、メンドクサイ~。」(←サメてる人?いや、なんでもメンドクサイ人。)

Eくん(中2)「教科書を音読たくさんしなさいとか、単語の意味は文章の中で覚えなさいとか、それから、、、、動詞の変化をまとめて覚えるとか、、、きっとセンセー(筆者のこと)と、似た考えだと思います。」(←お、出た、優等生のこたえ。)

そうみたい。なんだか、研究熱心で、いろいろ工夫した授業を目指しているようです。一部の子には、それが「うざい」と映るほど、ややパフォーマンス過剰な部分もありそうですが。

私は、サポート役だから、どんな授業で、その先生が目指しているものがわかると(つまり、テストの傾向対策)もっとありがたいのだが。

さて、中2になった元中1クラス。

学力テストの結果が、、あれー、「英語だけ」突出していい子ばかりですねえ。コレは、嬉しい誤算。
ある子は、私のレッスンを受けるようになってから「英語が好きになった」そうで。そんなコメントをもらったのは初めてですから、とてもうれしかったです。

研究熱心な学校の先生は、まだ中1の復習と、「I-my-me体操」で大忙しのようで、教科書はまだ手付かず。それでもとりあえず教科書をすすめましょうということで、音読たくさん。高速読み、3回読み、追いかけっこ読みなど。そのあと、ワークの単語クイズを一緒に。たくさん読んだ本文の内容から意味を推測しつつ。

最後はBBカード。ダイヤで合体ビンゴや、早取りマッチングなど。もうちょっとBBの時間を増やしたいなあ。

夕ごはん

はたはたの丸干し
ジャガイモとチーズの炒め物
長いもすりおろし
オニオンスライス
ワサビ菜ときのこのみそしる

川湯温泉前の「森のホール」で昼ごはん。ボリューム満点だったので、夕ごはんは控え目に。

2012-04-19

「えいや!」

今日は、エコナプキンを「染める会」。以前は、布の煮沸消毒、呉汁浸けなどの下処理済みの布をこちらで用意したものを、希望する皆さんと染めていたのですが、ここ数回は、布を先にお渡ししてから、下処理、縫製まですませたものを持参してもらう形にしています。

敷居が高いかなあとの当初の心配は、杞憂に終わり、、、「下処理って難しそう、、、」の方にも、行程を書いたプリント書きをお渡しして、簡単にコツを説明してみると、「やってみたら、難しくない」ということで、順調。

「染めの会」の日程も事前にお知らせすることで、その日に向けて、「えいや!]と縫製まで仕上げることもできるみたい。

リピーターの方も現れるほど。

本日は、お子さんがインフルエンザ(こちらでは、流行の兆し。。。B型です。)で残念ながら不参加の方があり、染めに実際参加したのは2名。見学の方1名。また、お昼ご飯に参加は2名。それぞれひとりからふたりのお子さん連れで、にぎやかでした。

毎回、染めの具合がいろいろでしたが、今回は、パーフェクト!といえるほど、染めムラもなくいい仕上がりでした。おともだちにプレゼントしたり、ご家族用に、、など、目的もそれぞれ広がっています。

今日も楽しいひとときでした。希望する人がいるから、来月もがんばって開くつもり。

夕ごはん

ポテトコロッケ
イカの塩辛
煮たまご
オニオンスライス
長いもすりおろし
にらとあげのみそしる

にらは、染めの会にいらしたAさんのビニールハウスから。甘くて美味しかったです。


2012-04-18

あーあ×2

今日は、午前中、雨。午後は3時から英語教室だから、ちょっとお昼寝、、、と、うとうとしてたら、午後1時半ごろ「ピンポン、ピンポン、ピンポン!」と元気なチャイム。宅配のおにいちゃん、元気だなあと思って玄関をあけたら、、、

あれ?かわいい3人組がランドセルを背負って立っている。

え?レッスンは3時からだよ~。どうやら、4時間授業だったのに、いつもの流れでレッスンに向かった小2ちゃんが、小1ちゃんを見つけて連れてきたらしい。本人達は、まだ時間の感覚が薄いので、低学年ならありがち。そこで、それぞれの保護者の方と連絡をとり、レッスンを2時から3時に変更。 ふー。

レッスンでは、Bears in the nightを、カセットテープ(!!)を聞きながらリピート読み。臨場感があって、いい感じでした。

BBでは、小1ちゃんのつよーい要望により「神経衰弱」。クラブの絵と文字で。ところが、、、小1ちゃんが、とれない。とれない自分に苛立ち、ほっぺたがふくれる→苛立ちで頭がいっぱい→カードをよく見ない→とれない。の「悪循環」にはまり、とうとうべそをかきだした。しかも容赦ないのが小2ちゃん。そんな彼女を尻目に、ばしばしカードをとりまくる。小2くんは、ふたりの女子の様子をみながら、「Aちゃん、今度はがんばろうね~」と、さりげなくとれそうなカードのヒントをあげたりするが、小1ちゃんの心には届かず。

とうとう、号泣。あーあ。

それにしても、一ヶ月前は、ゲームで負けてふてくされてリタイアしていた小2くん、とっても成長しましたねえ。号泣中の小1ちゃんを前に、私が「どうしようか?」と小2ふたりに促したときも、小2くんは、「まあ、こういうときは、ほおっておくのがいいと思う」だって。

結局、大泣きしてすっきりした小1ちゃんは、次のゲームから復帰。ハートの絵と文字で仲良しをしました。そんなこんなで時間をとられ、ゲームはそれくらいで終了。リクエストのお絵描きタイムで本日終了。

さて、続いての小3から小5の混合クラスでは、TFWなどのライティングの後、ORTを2冊。それからおととい届いたばかりのPigs from A to Zを3ページくらいまで。続いては、ダイヤの絵で、未来形ビンゴ。前回の「仲間わけ」では「???」が多かったクラスですが、今日の未来形ビンゴでは、「あー、わかったかも」の声が聞こえました。いい感じです。

その後、合体ビンゴをしてから、Happy Icecream ゲーム。楽しくすすんでいたのだけど、またまた事件。日頃は穏やかなのだけど、ゲームについてはシビアな小5ちゃんが、日頃は「年下カード」を上手に使い、なんとなくゲームでもハンデをもらっている小3くんに、「あ、ちゃんと言ってない」などと、厳しく突っ込む。そうしたら、、、、あれー、本日二回目の号泣。

あーあ。

それでも、「あーあ。今日2回目の泣きだよ。」と、前のクラスでの顛末をみんなにしゃべったら、小3くん、くすくす笑いだした。自分でもはずかしかったのかな?

そのあとは、落ち着いてレッスンに戻りました。

本日3つ目の中3お一人様クラス。学力テストの結果は、60点満点で54点。苦手意識があったリスニングがパーフェクトで、レッスンでやっているリスニングクイズのおかげみたい。よかったね~。彼女には、宿題代わりにFRLを2冊ずつ読むことにしたのだけど、それも楽しんでいます。BBでは、グラマーカードのダイヤでビンゴ。口がまわらないーと言いつつ、がんばっていました。そのあとは、フレーズ日をメインにした「ごちバトル」。これ、ふたりで対決という設定でも楽しいですね。

最後の中2-中3クラスでも学力テストの報告から。中3は、40点、46点、58点。中2ちゃんは、100点満点で98点。なかなかいい感じ。特に、勉強嫌いの中3ふたりが、そこそこ点数になってきました。ふたりには、「テストで点がとれない」=「英語ができない」ではないことを、話したけど、うまく伝わったかな?英作文の答え方など、とってもいい方向にベクトルが向いています。

ただ、テストで点数をとらないと、高校受験で悲惨なことになるよ。そうならないように、それなりのことをやらないといけないことまで、なんとなくわかってきたかなあ。どうでしょう?

ということで、テストの見直しや、各自のプリントなどでほとんどの時間が過ぎました。最後は、ごちバトル。

この一冊は、先日の勉強会でも紹介してもらいました。見開き一枚の絵から、アルファベットを探す本。ただの「ミッケ!」と違うのは、、、ストーリーがあること。7匹のこぶたが、何かを作ります。絵のセンスも、アルファベットの隠し方も、細部に宿るストーリーも、ハイレベル。おススメです。それにしても、、、欧米の絵本は、「ぶたさん」が大好きだねえ。


Pigs from A to Z
Pigs from A to ZArthur Geisert

Sandpiper  1996-03-27
売り上げランキング : 33690


Amazonで詳しく見る
by G-Tools




夕ごはん

豚肉と野菜のいためもの
ホタテの佃煮
イカの塩辛
長いもすりおろし
煮たまご
あげとえのきのみそしる


2012-04-17

"It's a book"

うーん、「サッポロ、いーちーばん♪」のメロディが浮かぶ画像。勉強会は時計台の近くで行われました。

その勉強会で「仕入れた(?)」ゲームを、今日のレッスンで、試してみた。新小6のふたりと新中2の一名。小6のひとりは、2月からBBを始めたばかり。残りのふたりは、5、6年やっているというかなり変則的なクラス。

レッスンでは、ORTのStage4から一冊、多読学会から貸し出しを受けているSongbird(フォニックスを意識したシリーズ)から2冊。新人のAちゃん、本を読んで感想をたずねても、周りのふたりの表情を伺ったり、結構慎重だったけど、今日の本では、あれこれつっこんでいました。

「次、どうなると思う?」という質問に、いつもとまどっていたのですが、ベテランさんたちが、あーだ、こーだ、好き勝手に言うのを聞いて、「好き勝手に言っていいんだ」ってわかってきたかな?

BBでは、Must Word Bingoを3回。中2ちゃん、いい加減、全部読めてほしいものだ(汗)。

続いて、仕入れたばかりのHappy Ice cream Game(これ、オリジナルから勝手に改名しちゃいました。紹介者Cさん、ゆるしてね♪)。BBセンテンスの「主語」にフォーカスする遊び。新人Aちゃんも、よく口を動かしていていい感じ。続いて、そのままダイヤのカードを使って"She/Heゲーム”。「これ、いまだによくわかんない。」の中2ちゃん(汗汗)。私がターゲットにしていたのはAちゃんでしたが、そうか、このクラスでは、何回も、何回も初歩的なことをやるのが全体のためかも。

Aちゃんは、いろいろと閃いていましたよ。

そして、「ごちバトル」。このゲーム、なんとなくめんどくさそうでやっていなかったのですが、やはり勉強会で皆さんとやって、自分なりにコツがわかったので、これから使えそう。とても盛り上がりました。

最後はクラブでNL合体ビンゴのあと、頭脳ビンゴ。頭をぐるぐる使う訓練にもなるのがBBカードだなあって思います。

中2ちゃんとは、そのあと、学力テストの見直しと、英検問題。彼女は、スペルがとにかくニガテなので、「まずは、読める文章を増やそう。そして、記号で答えられるものは、完全に答えられるようにしよう。そのためには、少しずつでも読む時間を増やそう」と、方針を確認。文法用語、文法の仕組みを説明、納得して、、、という従来型の「学習法」では、英語を身につけることは難しいタイプです。というか、「従来型の学習法」では、「点数はとれるが、英語は身につかない」場合がほとんど。それでも、いろいろな事情で、そこから抜けられない。

彼女のように、はっきり「難しさ」がわかっている場合は、従来型にしがみついてのメリットが感じられないから、方向転換しか道がないんですよね。ある意味ラッキーかも。

中3女子2名クラスでは、ちょっとお疲れ気味だったので(全国学力テストが今日、ありました。)
絵本を一冊一緒に読んでから、グラマーカードを使ったごちバトル。最後は英作文の練習。

一緒に読んだ絵本はこちら。コンピュータヲタクのJackassくんが、本の面白さに目覚めるほんわかストーリー。「メールを打つ」とか「充電」「ハンドルネーム」って、英語でなんていうの?が、よくわかります。

It's a Book
It's a BookLane Smith

Roaring Brook  2010-08-10
売り上げランキング : 51759


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


本の販促のため(?)の動画も発見!こちらもかわいいよ。

夕ごはん

鶏肉と野菜の塩麹炒め
イカの塩辛
ホタテときのこの佃煮
長いもすりおろし
オニオンスライス
わかめとえのきのみそしる

2012-04-16

"The gathering blue"

土曜日から昨日まで、BBカードの勉強会参加のために札幌に行きました。片道5時間の車内では、読書。行きの列車では、Lous Lowryの "Gathering Blue"を。

これは "The Giver"シリーズの2作目。近未来小説です。なんらかの「事件」(おそらく世界規模の大戦争)のあと、分断されガ世界で独自のコミュニティが、それぞれとは交流をもたないまま作られ、発展している様を描いたこのシリーズ。"The Giver”では、社会が徹底的に個人を「管理」することで,悩みも争いもなく、人々は一見Happyに過ごして見えるけど、それって、どうよ?の、一種の「ディストピア」が登場。そして、第二作目の"Gathering Blue"は、また別の形のディストピアの物語でした。

"Gathering Blue"で扱われているテーマは、「芸術」と「社会」。ここで描かれているコミュニティでは、そのコミュニティの「歴史」を後世に伝えるための「道具」としてのみ存在がゆるされる「芸術家」が登場する。

天分の才能は、「個性」の発露のために使われるべきか?それとも、社会貢献のためには、芸術家の「個性」は、抑圧されるべきものなのか?

結構重いテーマですが、このシリーズのターゲット読者は、ティーンズ。日本だと、アニメや漫画でありそうなストーリーです。登場人物が魅力的で、また第三作目の"The Messenger"につながる伏線もあるそうで、次が楽しみ。

お隣の国のマスゲームや、一糸乱れぬ舞踊の様子なんかを思い出しながら読みました。

Gathering Blue (Readers Circle)
Gathering Blue (Readers Circle)Lois Lowry

Laurel Leaf  2002-09-10
売り上げランキング : 28634


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



夕ごはん

ひき肉入り卵焼き
ホタテとキノコの佃煮
わかさぎのマリネ
イカの塩辛
長いもすりおろし
じゃがいもと青梗菜のみそしる

佃煮と、塩辛は、先週のお刺身の残りで作っておいたもの。


2012-04-13

一緒に楽しむ

「おんもへ出たいと待っている~♪」みたいな写真です~。

ようやく、春らしくなったこのごろ。午後は、多読本の返却にAさんがお子さん連れで現れた。絵本がお好きで、原書を読むのを楽しみつつ、お子さんに読み聞かせしつつ、、、ゆっくりペースでいい感じ。

私が多読書をお貸ししているみなさんのうち半分くらいは、「こどもと一緒に楽しみたい」派の方。皆さん「楽しんでます~」とおっしゃっているし、本の感想などからも、「押し付けていない」感じは伝わってくる。でも、「オーラ」は出ていませんか?「英語、やりなさいオーラ」。

「こどもと一緒に多読」の皆さんに、ぜひ読んでいただきたいのがアルクこども英語のWEB版の特集記事。多聴多読を提唱している酒井邦秀先生が、「こどもと多読」について語っています。


その中のまとめを引用しますと、、、

1)親の希望を子にかなえさせない


 自分が実現できなかった「英語ができるようになりたい」という夢を子どもに託すのは、親のエゴ。子ども自身が「自分でやってみたい」と感じなければ、長い目で見て絶対に「英語好きな子」には育ちません。 


 2)「英語を身につけろオーラ」を消す

幼い子どもは親を喜ばせることに必死。たとえ親が「英語を身につけろ」と口にしなくても、そのオーラに反応して「英語好きな子」を演じようとします。これは親子関係を大きくゆがめる危険性があります。

3)親も一緒にやってみる

本当に「英語好きな子」にしたいなら、「英語好きな親」の背中を見せるのがいちばん。親の英語力はいっさい関係ありません。文字がなくても親子で楽しめる「英語の本」を使えば、多読は今すぐ始められます。

詳しくはぜひ元記事をお読みになってくださいね。

で、本日、Aさんにイチオシしたのが次の一冊。これはシリーズ物で数冊出ていますが、絵を「読む」楽しみがいっぱいつまっています。かえるじゃなくって、ぶたくんふたりの「共同生活」もの。

Toot & Puddle: Top of the World
Toot & Puddle: Top of the WorldHolly Hobbie

Little, Brown Books for Young Readers  2008-12-01
売り上げランキング : 61426


Amazonで詳しく見る by G-Tools



夕ごはん

毛ガニ(!!)
刺身(ホタテ、マグロ、イカ)
蒸しアスパラ
大根のつけもの
とうふとわかめのみそしる

ちょっとお祝い事あり。毛ガニは隣町のスーパーで一杯¥780。アスパラは偶然の頂き物。ハウス栽培だけど、今年の「地物初物」でした。


2012-04-12

「手ごわい問題は対話で解決する」

ようやく、陽の光が戻ってきた感じ。雪どけも急ピッチですすんでいます。

「雪どけ」って、何かこだわっていたものが、ゆるゆるとゆるむイメージ。例えば、対立しているふたつの陣営が和解するときにも使う言葉ですよね。

世界中、そして日本中でいろんな「対立」が存在し、両者が歩み寄ることが難しい場合がほとんど。

日本の現状だと、大きいものでは「原発推進」VS「反原発」問題でしょうか。

アパルトヘイト後の南アフリカやアルゼンチンの経済危機、グアテマラの内紛など、「タフ」な対立を解決するべく尽力している人々がいます。「ファシリテーター」と呼ばれる仕事で、その仕事の第一人者といわれるアダム・カヘンという人の「手ごわい問題は対話で解決する」(ヒューマンバリュー出版 2008)を読みました。

カヘン氏は、なんと元物理学者。その後、シェルなどの多国籍企業、コロンビア大学などで、未来戦略策定などの研究職を経て、現在は、各地で解決困難と思われる問題をどう取り組むべきかを研究し、実際に調停者として参加しているそうです。

本書では、たとえば、南アフリカの「資本家代表の白人」と、それまで抑圧され、「反政府ゲリラを組織していた黒人」などが一同に会して、「南アフリカの今後」をディスカッションする会議の様子や、その他の紛争地域での緊迫したミーティングのやりとりなどを紹介しつつ、問題解決の糸口に必要な「対話力」、そしてそのもとになるものは何か?が語られています。

それは、なんと客観性や論理性ではないというのが、本書の肝。元物理学者が、この境地に至るまでの道筋も興味深い。

現代の解決困難な問題とは、複雑な要素が絡みあいすぎて、どこから手をつけていいやらわからないものがほとんど。解決できないということは、今までの思考の枠組みではとらえきれないから。

で、たいていの場合、両陣営は「対話」といいつつ、「自分の主張をどれだけ押し付けることができるか」に力を注ぐ。だから、折り合わない。

だとすれば、対話をする「場」、プロセスにおいて参加者が、どれだけ自分の「思い込み」「思考パターン」「主張」をいったん棚上げして、対立している相手の「立場」を、私心なくとりあえず受け入れることが必要。これにより、「全く新しい視点」が生まれる可能性があるから。

「語る」ことより「聴く」こと、自らをさらけ出して率直になること、それができる「場」を提供すること、が、ファシリテイターの手腕のようです。これって、教育現場でも大切な態度かも。

本書のあちこちに書かれたエピソードから、いろんなヒントをもらいました。

この本、韓国ではベストセラーだそうです。機会があったら原書で読んでみたい。

table  border="0" cellpadding="5">
手ごわい問題は、対話で解決する
手ごわい問題は、対話で解決するアダム・カヘン Adam Kahane ヒューマンバリュー

ヒューマンバリュー  2008-10-03
売り上げランキング : 231225


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

焼き餃子
ワカサギのマリネ
大根の漬物
長いもすりおろし
とうふとワサビ菜のみそしる

2012-04-09

センパイたち。

雪はかなりなくなったけど、気温は1℃前後。東京の真冬みたいな感じですね~。

今日から「なんちゃって英語教室」も新学期。進学や、進級などでクラス変更もあり、各クラスのメンバーを眺めてみたら、、、あれー、ほぼ全部が「異学年、BB歴もごちゃごちゃ」の「メルティングポット」状態。

むむ、、、どんな一年になることやら。

本日最初のレッスンは、新小6のふたりクラスに、スポーツ少年団の関係で、新小3の弟くんが加入。小6ふたりはBB歴長く、もう文字カードやPo-poをやっている。ただ、男子くんがおっとりだから、Po-poもやや辛そうなので、しばらくお休みの予定。小3くんはBB歴一年。あんまり口が動かないけど、頭の回転は速いし、負けず嫌い。

レッスンでは、小6ふたりがTFWをやっている間、小3くんは、アルファベットの大文字並べ。あれあれ、小6ふたりは、小3くんがやっている方をやりたいそうです(^^;)。

そのあとは、Tomorrow's Alphabetという絵本を一緒に読んでからMust Wordのビンゴシートを使ってビンゴ。小3くんは、「最後がバッテン(tのことを彼はそう呼んでいる。まだ小文字はよくわかっていない。)など、自分なりに法則をさぐって該当単語をさぐりあてていました。おっとり小6くんは、「えー、わかんなーい」の連発だったけど(^^;)。3回やってから、最後はBBで「七五三」。ハート、クラブ、スペードを中心に、4枚いれたダイヤの絵を「流しカード」として。小3くんは、年上のふたりの「誘導」にひっかかったり、我慢したり。いい感じでレッスンを楽しみました。

続いてのクラスは新年長くんから新小5の男女あわせて5名クラス。ORTから一冊読んでから、ハートの絵でビンゴを2回。キューはワンワードにしたり、時々フレーズをいれてみたり。そのあとは、Master's Mind。これ、カードをよーく見て、頭をぐるぐるさせるにはとってもいいゲームです。テンポよくカードのセンテンスを次から次へ言っていく、、、タイプのものではないけれど、時々いれるといい感じかも。

最後は、バーゲンセールカルタ。ちょっとこのクラスには早すぎたみたい。まだまだ、OSで遊んでいた方がいいようです。

さてさて、中学生男子クラスには、新中1のAくんが初参加。以前は同じクラスだったけど、1年ぶりに再会した新中2のBくんを見て、「え?Bくん?ほんとにBくん?」と、ひさしぶりに見る「センパイ」の姿にびっくりしていました。各自、プリントや問題集を進めた後、最後、ためしにMust word Bingo。ちょっと読みがニガテな「センパイたち」でしたが、さすが中学生、音だけでサクサクすすめました。時々、代名詞が登場したら「格変化のおまじない」を復唱したりして。

これ、役に立つよねー?に、センパイたち「うんうん。絶対、大事。」と声をそろえる。Aくんも、私が言っても馬耳東風でしたが、センパイたちの言葉には、「え?そうなの?」と、敏感に反応。

こんなところも異年齢クラスならではの効果でしょうか。

夕ごはん

はたはたの丸干し
厚揚げと小松菜の煮びたし
大根のつけもの
わかさぎのマリネ
長いもすりおろし
とうふとわかめのみそしる

2012-04-08

多読じゃないけど。

今日は、オトナの方のレッスンがふたつ。皆さんとは、もう5、6年のお付き合い。Aさんとは、特に「読む」ことを中心にずっと続けています。

とにかく英語にニガテ意識が強く、それでも「英語へのあこがれ」が強いと仰るAさんは、「お勉強」がお好きです。最初の1、2年は、Grammar in UseのBasicをやったり、音読のテキストを使ったり、BBカードをやったり。その間に、私が押し付けるように多読もやってもらいました。

ORTからスタートして、2、3年かけて、100万語達成。そのとき、 YLで2.0から3.0くらいのものをお読みでした。"Sarah, Plain and Tall"で「はじめて英語を読んで泣きました!」と頂いたFAXが印象的。

それでもGRは、「なんだか、rich とかbeautifulとかの表現ばかりで『味がない』、「古典のリトールドは人物がごちゃごちゃして名前が覚えられない!」と、評判悪く。児童書は、「うーん、よくわからないところがある、、」と。

そのうち、「私、読み飛ばして、そういう本ばかり読むより、ゆっくり文章を味わいたい。それぞれの文章の違いとか、雰囲気とかをじっくり感じたい。」と仰るようになったので、「多読」は、お休みということで、多読で気にいったBecause of Winne-Dixieを、辞書を「なるべく」ひかないで、CDと一緒に、おおまかに読みすすめ「どうしても、意味がわからない(ご本人曰く「頭の中に映像が浮かばない」)部分」のみ、私が文法も含めて、ちょこっと日本語で説明、、、、の形で読破。

もちろん、「私は文法学者じゃないから、わからないところもありますよ。」とお伝えしてあります。(大体、細かいところは、よくわからないから「うーん、なんでしょうね~?」と、一緒に考えながら。)

Aさんには、このスタイルが、しっくりしたみたい。「だって、私、お勉強、好きなんだもん」だそうです。

Winne- Dixieのあとは、Sarahシリーズを読破。(これもCDを使い、音読なども)その後は、数冊私が選び、簡単に内容を説明したものを、ざっと眺めてから、興味が出たものを読み進めています。”Frindle", "There is a boy in the girl's bathroom"のあと、今取り組んでいるのが、”The Tale of Despereaux:"。

基本的に、多読の本は、私は自分が読んだものを皆さんに読んでもらっていますが、このDespereaux:に関しては、Aさんのレッスンで、私が「読み聞かせ」してもらっている状態(笑)。

表現が時代がかっていて、やや読みにくい物語。数回「うーん、私、これ、ムリかも~」と言われていました。

そのたびに、様子を見ながら「だって、richとか、beautifulとかばっかりの本は、面白くないんでしょう?」と、叱咤激励(?)。いえ、ムリそうだったら、すぐに他の本に移る用意はあったんだけど、なんだかいけそうだったし。

で、今日ですが、、Aさん、本を開くなり、「これ、結局、もって回ったいいまわしだけど、それって、この本特有のもので、私が無知だからわからないって、ことじゃないのよね~」と仰る。

。。。。だから、そう言ってるじゃないですか、この数年。

「なんだか、めんどくさい表現が出てきたら、適当に読み飛ばせばいいのよね~」

。。。。そうなんです。。。(だから、そう言ってるじゃ、、、、)

結局、こちらがいくら言葉を尽くして説明しても、「実感」しないと伝わらなかったりするんですね。で、今日、無事パート1終了。小説の方も面白くなってきました。

Aさんとは、一週間に一章ずつのペースですすんでいます。毎回、その章のサマリーを書くまでになってきました。

あ、Aさん、昨年「古希」をお迎えです(^^)。

ということで、「多読」もいいけど、その人が「気持ちよく」英語を「楽しむ」ことも大切かなあって思います。

table  border="0" cellpadding="5">
The Tale of Despereaux: Being the Story of a Mouse, a Princess, Some Soup, And a Spool of Thread [Rough Cut]
The Tale of Despereaux: Being the Story of a Mouse, a Princess, Some Soup, And a Spool of Thread [Rough Cut]Kate DiCamillo Timothy Basil Ering

Candlewick  2006-04-11
売り上げランキング : 5432


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

豚肉のカリカリ焼き
切り昆布の煮物
大根の漬物
長いもすりおろし
わかさぎのマリネ
とうふと小松菜のみそしる

2012-04-07

"The Invention of Hugo Cabret"

「今までになかった本」とのウワサで、読んでみたのが”The Invention of Hugo Cabret"(Scolastic 2007)作者はBrian Selznickというアメリカの人。Frindleという児童書の挿絵を担当してますね。。。

届いてびっくり!なんと厚さ「5センチ」!!これが「今までにない」ということ?(いえいえ、まさか。)

ウワサでは、「絵と文章がミックスした形で物語がすすむ、、、」とのことで、もしかしてORTのキッパーシリーズのように「絵の細部」を読み込むことで文章で描かれていない内容が浮かびあがってくるという仕掛け?

と、想像していました。

実際は、そこまで複雑な作りではなく、冒頭、数ページにわたり、とにかくト書きもなく「絵」のみで物語がスタートし、途中、いきなり文章が登場。しばらくすると、また「絵」。という形で、絵と文章が交互にあらわれるという仕組み。

確かに、こういう本は見たことありませんでした。

ストーリーの舞台は19世紀末のパリ。逃走劇あり、ナゾ解きあり。「時計」「ぜんまい仕掛けのおもちゃ」「手品」「古本屋」「映画」など、魅力的なアイテム満載です。

児童書なので、途中でやや話の流れが見えちゃうところもあるけど、最後にオチもあり、ハッピーエンド。

映画も公開中ですね。

読みながら感じたのは、、、将来、電子書籍が主流になったら、「絵と文章と、そして『動画』、『音楽』」が混ざり合った作品とかができるかも、、、「映画」と「本」が一体化したようなものです。

そんな日も近いのでしょうか?


The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures
The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and PicturesBrian Selznick

Scholastic  2007-10-01
売り上げランキング : 5038


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


夕ごはん

てんぷら(春菊、しめじ、ピーマン、ハモ)
ヒジキ煮
大根の漬物
とうふと大根のはっぱのみそしる

2012-04-05

「店じまい」

今日は特に予定もない「休日」。ひさしぶりに眺めるお昼のテレビではあいも変わらず「こだわり食材」をふんだんに使った「こだわり料理」のお店が紹介されている。

それはそれで美味しいのだろうけど、実は「ふつうの食材」を「ふつうに美味しく」の方が、心惹かれませんか?

石田千という作家をはじめて知ったのはある雑誌。朝、6時に起きること。ラジオ体操をすること。一日原稿用紙に3枚書くこと。銭湯が好きなこと。そして9.11以来テレビを見るのをやめたこと。そんなことが書いてあって興味をもち、「月と菓子パン」という本を読んでみた。

「ふつうの話」を「ふつうに書いて」いるのに、とっても「美味しいお話」で、以来気になっていました。さそして最近読んだのが「店じまい」(白水社 2008)という一冊。

東京の(そして全国の)「ふつうの」私鉄沿線なら、どこにでもあっただろう、蕎麦屋、化粧品店、瀬戸物屋、屋台のおでんや、レコード店、本屋、そして銭湯。著者自身の子供時代の「おつかい」の記憶もはさみながら、そんな「ふつうの」お店がいつしか「長年、お世話になりました、、、」の貼り紙と共に「店じまい」をする。

そんな瞬間に立ち会ったり、立ち会えなくっておろおろしたり。

決して「昔はよかったね~」でもなく、「○丁目の夕陽」みたいなノスタルジーぷんぷんでもなく、ただ「店じまい」をする、という事実を受け止め、「しめたから、はじめられる」と気づく著者がいる。

登場するお店は、どれも「ふつう」だけど、しっかり商いをしてきたのだよ、それでも「店じまい」する瞬間はあり、それは「はじまり」の瞬間であるのだということが、抑えた筆致から(抑えているからこそ)伝わってくる。そして、どのお店のことも深い愛情と尊敬をもって書いている。

主に東京の小さい町にある数々のお店のことを書いているのだけど視線は、なぜか、アラスカの大自然の「諸行無常」を描いた星野道夫さんと似ている。

なかでも「活字」「本」に愛着があるのだなあというのが、後半、よくわかります。本屋さんの「店じまい」が描かれた一編は、次のように「しめ」られていました。

足もとを見る。一本の木なのだろうか、森のなかのひょろついた一本だろうか、日かげの苔だろうか。ひとつひとつ近づくと、影のおうにまわりこみ、逃げていく。全体もひとりも、つかみどころがない。 作るひとも、売るひとも、買うひとも、膨大に増え続ける本の速度に、気持ちもからだも追いつけなくなっている。 森がきえていくときとおなじように、立ちつくす。 森があったことを語り継ぐだけになっては、いけない。そのことだけ、わかっている。(p213) 

個人的には、イタリアンレストランの「ジロー」の赤と白のチェックのテーブルクロスが、ツボでした。私も「ジロー」で、はじめて「ピザ」を食べて、「世の中に、こんなに美味しい食べものがあるとは!」と大感動した1960年代生まれです。


店じまい
店じまい石田 千

白水社  2008-09
売り上げランキング : 431068


Amazonで詳しく見る
by G-Tools




月と菓子パン (新潮文庫)
月と菓子パン (新潮文庫)石田 千

新潮社  2007-07
売り上げランキング : 228112


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


本日の写真は、いただきものの「ネコハウス」、最近、お気に入りになったみたい~の図。

夕ごはん

カジカ鍋

「豆腐鍋」のリクエストだったのですが、なぜか、カジカがメインに。


2012-04-04

何の意味もない

春休みレッスン最終日。「強風で怖いので~」の欠席者一名だけで、小学生から中学生までそれぞれみなさん出席。

午前中のBBくらぶでは、妹が通常レッスンに通っている新小5のおにいちゃんが「ためしに」ということで参加。保護者の方によると、なんだか、とっても楽しかったそうで。口もよく動かしていたし、「英語」というより「ゲーム」に惹かれていましたが、ふつうのこどもってこんなもんだと思う。

数年前に「こどもへの英語絵本を読み聞かせ」している方が書いていた「ふつうのこどもにとって、英語なんて、なんの意味もないもの」という一言が、今でも心に染みています。

そのとおり、日常的に英語を使わないとサバイバルできない環境でもないところで、「英語」といわれても、、、でしょう。それでもBBカードをやっていると、「なんとなく」の英語の蓄積はできていくので、いってみたら、「だまし、だまし(←世の中的には”楽しく”と言い換えたりしてることもあるが)」、とにかく「土台つくり」をしていくお手伝いをしているのが自分の仕事かなあと。

一方で、ゲームの勝ち負けをめぐっての「小競り合い」も、意外に今の時代重要。どうやらDSなどのゲームにどっぷり浸かっているこどもたちの中には、負けたらすぐに「リセットボタン」を押せない人間相手の「カードゲーム」は、とまどうこともあるみたい。今日も、負けて、ふくれてプチリタイヤくんもいました。自分の気持ちをコントロールすることも学ばないとね。

と、そんな感じで「土台」ができた小学生が中学生になると、どうやら二手に分かれる。BBの「土台」を生かして、自分でどんどん英語の世界を広げていく子。そういう子は「学校英語」と難なく折り合いをつけていける。「多読」も、それなりに楽しめる。

もう一方は、「学校の英語、つまんなーい!勉強きらーい!」と、ぶーたれて(ぶーたれなくても)、「学校の成績」は、なんとなく足踏み。「勉強しないで英語ができる」BBカードは楽しんでるんだけど、そこからの離陸が難しそう。「土台」をガシガシ固めてばかり(笑)。かといって、「多読」も「メンドクサイ」。

前者は、何をやってもきっとそこそこできるのだろう。後者が、そのうち自分で「英語、やるかなあ」と思ったときに、ちょっとでもラクなポジションにいればいいのかな?

などと、春休みのレッスンで感じました。

。。。その点、中学はいってから、「英語、ヤバイ!」でやってきた子のフォローがほんとに大変。本人にとって「英語は、なんの意味もない」から学校の勉強全くしないでそうなっているわけで。。。。どうしたものか、悩ましいのは毎年のことですね~。

夕ごはん

すきやき

「春休みレッスン」終了、お疲れ様メニュー。

2012-04-02

ハムレット状態

4月。なのに、最低気温マイナス12℃って??こんなに寒い新年度もはじめてです。

英語教室は春休み特別レッスンで、中学生の補習や小学生にはアルゴのレッスンなど。今日の中学生のレッスンでは、「テストも大事だけど、、、」と、自分自身の経験から「テストで高得点をとっても通じる英語にならないんだよ~」のお話を少し。みんな神妙な顔をしてきいていました。

そうだよねー。「じゃ、どうしたらいいの?」ってとこもあるよね。

「受験英語」に偏っていたワタシ自身とは異なり、BB育ちの彼らは、中学生の今の時点での「英語の蓄積」はかなりのもの。テストで点数が取れないAくんも、リスニングはバッチリだし、多読用の本はスラスラ読める。同じように文法重視の学校の授業では「混乱する」のBちゃんも、「流れの中」で内容をとらえる力は抜群。中学レベルの基本文法は、しっかり身につけておくべきなので、そこはしつこくBBカードやグラマーカードで「できるだけ」整理してほしい。AくんとBちゃんに共通しているのは「お勉強、嫌い」だったりするんで、こういうタイプは実は、マイペースでいけばいいのかな?とも思う。

一方、記憶力や洞察力、論理力が鋭くて、テストでもいい点数をとれちゃう子もいる。この子たちのこれからが、実は悩ましいです。どう導いてあげたらいいのか、これから先、進学した高校での授業のやり方と折り合いをつけていく手段を模索中。

こちらのブログでも現役の高校教師の方が似た様なお話を披露してくれています。こういう意識を持った方が学校現場でもっと増えるといいなあ。

今日の小学生レッスンで読んだ本。町中で探したアルファベットがいろいろ。右脳全開の低学年男子くんふたりは、かなり喜んでました。この「楽しみ方」で英語に長く接していければいいんだけどね~。



Alphabet City
Alphabet CityStephen T. Johnson

Puffin  1999-10-25
売り上げランキング : 26545


Amazonで詳しく見る
by G-Tools




夕ごはん

豚肉のしょうが焼き
冷奴
大根の漬物
じゃがいもとわかめのみそしる