元日、ひさしぶりに「お!」と思うテレビ番組がありました。BSジャパンで放送していた「孤独のグルメ一挙放送」。
原作の劇画は、以前に読んだことがありましたが、評判になっていたこのテレビドラマを見たのは初めて。
ストーリーというものが特にあるわけでもなく、毎回、主人公の中年のおじさんが、空腹を満たすためにはいった食堂・レストラン・居酒屋で、メニューを眺め、注文し、店内を観察し、料理を食べる、、、の繰り返し。
なのですが、なかなか趣きあり。評判になったのもわかります。
「グルメ」といいつつ、下手なウンチクがあるわけでもない。
特に豪華な食事でもない。
主人公の「心の独白」が流れるだけ。
そのね、「ほどほど感」が、いいバランス。
バランスといえば、主人公氏が、供された料理を目の前にして、例えば、「飯・メイン・みそしる・飯・小鉢・メイン、、、」と、どの順番で一品、一品を口にするのか、、を、自分の中の「絶妙なバランス」を目指すことに神経を集中させている辺りがリアルでもあり、これは、「個食(孤食)」ならではの楽しみかた。
大勢とする「食事」の楽しさもあるけれど、こうして「食べ物」と向かい合って、ただ黙々とマイペースで「食べる」って、ひとりじゃないとなかなかできない。
たまたま、私が見た回は、朝10時半からやっている「飲み屋」に入店。下戸である主人公氏は、仕事途中ということもあり、真昼間からビールをあおる先客、常連客たちに、最初は渋い顔だったのですが、自分のペースで食事を注文し、食べているうちに、だんだんと「しあわせ感」に包まれていき、最後、店を辞するときには、酔客に対してもとてもおおらかな気持ちで「がんばれ!」と心の中でエールを送るまでに。
この「しあわせ感」がどこから生じたのか?を考えながら見るのも一興。
ということで、「しあわせ感」が世の中にたくさんあふれるといいなあと願う年初です。
夕ごはん(本日の予定)
ロールキャベツ
ホタテと大根のサラダ
きのこのソテー
わかめとじゃがいものみそしる
大根の漬物
蒸しブロッコリ
納豆
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