昨年の10月に開催した「多読ワークショップ」に端を発して始めた「図書舘での英語絵本タイム」。昨年12月に続いて2回目を昨日行いました。
ま、ぼちぼち続けていきまーす!ということで、この会に集まるのは、だいたい幼児から小学校低学年のこどもたちとその保護者さん。
日頃のレッスン内での「英語絵本読み聞かせ」とは、雰囲気もちがうし、いろいろと勉強になります。
昨日の「学び」は、、、年長くんの「日本語力」。
「英語絵本タイム」は、日本語の「読み語り」の時間の最後にちょこっと行うのですが、そのあとは「工作タイム」があります。今回は「紙ずもうをしよう!」ということで、画用紙を使って「恐竜タイプ」のお相撲さんを作りました。もちろん、私も作りましたよー。
「お相撲さん」つながりで、日本語の絵本も今回は「富士山と阿蘇山が対決する!」というかなりシュールな作品だったんですが、結構難しい表現もあるんですよ。
「土俵際、なんとかこらえる阿蘇山!」とかね。
。。。「土俵際」って、この子たちの頭の中でどんな風に聞こえてるんだろう?
「どひょうぎわ」?「ドヒョウギワ」?
しかし、平然と絵を見つめる年長くんたち。
きっと、、日々、彼らの生活の周りの日本語って「なんとなくもやもや」したまま進んでいるんだよね。でも、きっと、言葉って、そういうものだよね。
さて、工作タイムの最後は、できあがった「お相撲さん」同士の対決。テンションあがる年長くん、「土俵」にお相撲さんを乗せると、「じゅんけっしょうだいいちしあい!」と必ず叫ぶ。
「準決勝第一試合」です。
どの試合でも全て「じゅんけっしょうだいいちしあい」!
何度やっても「じゅんけっしょうだいいちしあい」!
。。。あのー、もう第7試合くらいだよ?それから、最後の試合は「決勝」だよ?
「。。。。けっしょう??。。。。。じゅんけっしょうだいいちしあい!!」
ああ、どうやら「試合=じゅんけっしょうだいいちしあい」という理解なのね。でも、これもそのうち、いつの間にか「試合」と「決勝」や「準決勝」の違いも、きっちりわかっていくんだろう。それは、実際に試合を見たり、聞いたり、本で読んだり、、、、の繰り返しの中で。
この年長くんの姿は、BBカードレッスンを受け始めたこどもたちが、「とみーたっかーとっくあとれいん!!」と、嬉しそうに叫ぶの姿とかぶります。年長くんのイメージでは「お相撲さんが試合をするのはすべて、『じゅんけっしょうだいいちしあい』」で、BBレッスンを受けはじめた子ども達の頭の中には、列車から男の子が手をふっている姿が「とみーたっかーとっくあとれいん」の音と一致してインプットされているんですよね。
そして、それが、Tommy Tacker took a train.となるためには、いろんな形の刺激を通して、それぞれの子のペースで「腑に落ちる」ように使う側もデザインしていく必要があるけれど、それは決して「問題集」や「ワーク」じゃないよね。
「英語絵本タイム」で読んだ本などは、こちらをお読みください~。
夕ごはん
湯豆腐
煮豚
かまぼこ
白菜の漬物
2015-01-11
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