参加者は5名。うち2名とは、久しぶりにB.B.カードを使ってお口の体操も。
恒例の「今回の感想」をご紹介しますね。
AさんはSrteve Antonyの「女王様3部作」の最新作、"The Queen's Present"を推してくれました。クリスマス仕立てです。
「これ、日本バージョンは無理だなあ」
日本の皇室の皆さんがユーモラスな形で絵本に登場する日はいつかくるのでしょうか?
The Queen's Present (The Queen Collection) | |
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クリスマス関連では、こちらの本も。「絵がかわいかったです!」
Santa's Stuck (Picture Puffin Books) | |
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ただ、対象年齢が3歳からということで、「わからない単語も結構あって凹みましたー。Magic Tree Houseシリーズなら気にならないのに、どうして〜!?」
絵本の対象年齢は「読んでもらう」ことも想定されているし、ネイティブの3歳児がどれだけ多くの日常語を「耳から」インプットした段階で本を読んでもらっているのか、また、「わからないこと」に対して子どもたちって、かなり鷹揚ですよねー。絵本が奥深い所以です。
BさんはダールのRetold版のFantastic Mr.Fox。「やさしく書き直されているものって、物足りない場合もあるけど、これは楽しめました!」とのこと。
Penguin Kids Roald Dahl : Level 4 Fantastic Mr. Fox (Penguin Kids (Graded Readers)) | |
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Cさんからは「今回、ようやく『絵本』の醍醐味が自分の中でストンと落ちたかも」と何やら深遠な告白。これまでも絵本を楽しく読んできたものの、ストーリーの面白さを重視していた自分に気づいた様子です。その「醍醐味」を感じられた一冊はこちら。
The House in the Night | |
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ストーリー展開を語ろうとすると「朝から夜になりました」と、身も蓋もない(笑)のですが、随所に音韻が組み込まれ、詩的な叙情たっぷりの作品。
「まだ、うまく消化できないけど、じわじわ新しい楽しみ方ができそうです。」
また、普段はお子さんと英語の絵本を楽しむことは滅多にないのに、なぜか中学生男子とも楽しめたというのがこちら。
Animals Should Definitely Not Wear Clothing | |
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「自分が気づかなかったところを、子どもに教えてもらったり、『なるほどー』の経験でした!」との報告でした。
さてさて、Cさんの報告は、この数ヶ月、北見多読カフェで話題の一冊。"The Arrival"。
海外留学経験をお持ちのCさんは、前回、最初の数ページを眺めて「あ、もしかしていけるかも!」とお持ち帰りになりました。
その結果、、、、
「なんだかわからないことがたくさんあり、、、結局5回読みました!(文字無し本なんですが^^;)」
「それでも30%くらいわからない部分があり、、、、参考文献で挙げられていたサイトをのぞいて納得しましたー!」
ということで、Cさんの「研究発表」。
みなさんは、「なるほどー。」
内容がわかったところで、お持ち帰りいかがですか?とオススメしましたが「いえいえ、もう読んだ気分になりました(笑)」のオチがつきました。
自分では手に取らないかもしれない本、ちょっととっつきにくい世界について、こうしてグループで語り合うことでものの見方も広がるなあと感じる年末のひとときでした。
さて、多読カフェは以上のような形で歳納。一方、年末恒例となったスピンオフ企画のUgly Sweater Christmas Party(ダサいセーターパーティ。通称「ダセパ忘年会」)も16日土曜日に北見にて行いました。こんなセーターも登場しましたよ(^^)
硬軟取り混ぜつつ、英語の読書を楽しむ集まりです。
2018年もみなさんと本の出会いの橋渡しができれば幸いです。
*オマケ*
筆者、今年も色々読みました。その中で印象に残ったのは、こちら。
When Hitler Stole Pink Rabbit | |
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トラブルメーカーの猫が登場するMogシリーズや、The Tiger who came to Teaの作者、Judith Kerrさんの自伝的物語です。主人公アンナはドイツ生まれのユダヤ人の少女。ナチスが台頭する中で、彼女の家族はドイツを離れ亡命生活を余儀なくされます。まずはスイス、それからフランスへ。そして最後はイギリスへと転々とするその生活がアンナの目線から淡々としたユーモラスなトーンで描かれています。全体主義がひたひたと押し寄せる時代の空気や、「外国」で暮らすということ、「言葉を覚える」ということなどが文字を追いながら生き生きとビジュアルに浮かんだのが印象的。文章も比較的わかりやすい英語なのは、英語が作者の「母語」じゃないからでしょうか?
そして、今、楽しんでいるのがこちら。
Audibleで聴いています。
朗読が素晴らしい!
ラジオドラマのようです。
そして、ものすごーく、、、
怖い!
です(笑)。
はてさて、いつ聴き終わるのだろうか(笑)。
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