2014-05-27

2014年5月北見多読カフェ

写真は、今、満開のオオバナノエンレイソウ。あちこちの林の中で、今、見られます。デザインのシンプルさ、秀逸ではないですか?
清楚で、控えめなのに、存在感もあり、大好きな北海道の花です。

先週の木曜日は月に一度の北見での英会話レッスン&多読カフェでした。「多読的英会話」を目指してスタートした英会話ですが、いつの間にやら「BBレッスン」に。どうしてだろう?いつからだろう(^^;)?そうなった理由を考えると、、、、

1)BBカードという「共通項」があると、あまり会話に慣れていない方もリラックスしやすいということに気づいた。BBのセンテンスを少しずつでも口にすることで、英語を口にすることの照れや抵抗感が、どんどん低くなるような印象あり。これは、自分で一からひねり出さないでいいという安心感もあると思う。

2)一枚のBBカードからどんどん会話を広げられるということを勉強会やBBカードをお作りになった難波先生のお話から学び、それを実行してみたら、確かに「多読的英会話」より私にとってはやりやすい形であった。そして、広がる、広がる。まさに「芋づる式」。

3)自分がやっていて楽しめる(^^)v

この3)が一番の理由だったりして、、、(えへへ)。今のところ参加者の方からの評判もいいので、続けていきます。

前置きがとっても長くなりましたが、今回は、ダイヤの絵カードを使ってのNL「合体ビンゴ」に初挑戦。前に出たカードに自分が選ぶカードを組み合わせて2枚での合体。最初は「??」でしたが、段々興にのってくると、「人よりどれだけ面白いセンテンスを考えるか」に意識が向いちゃって、ほとんど最後は「大喜利」状態(笑)。ま、しばらくこんな感じで遊びつつ、スピード出して会話の瞬発力トレーニングもしますよ~。

さて、多読カフェの方では、恒例の本の紹介。Aさんは、お引越しのご準備中で「気もそぞろ」の中、「これ、よかったです~。まだ途中なので、ここで読んでいきます~」と、以前にもこのブログでも取り上げたSnowflake Bentley.

Snowflake Bentley
Snowflake BentleyJacqueline Briggs Martin Mary Azarian

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Bさんは、Magic Tree Houseのシリーズに手を出し始めてます。「ハラハラするんだけど、最後は安心できるので、気軽に読めますね~」のコメント。いや、「気軽」って「気軽」に言えるのって、実はスゴイんですが。だって、、、落ち着いて考えたら、、、「英語の本」ですよ~(^^)

Magic Tree House #3: Mummies in the Morning (A Stepping Stone Book(TM))
Magic Tree House #3: Mummies in the Morning (A Stepping Stone Book(TM))Mary Pope Osborne Sal Murdocca

Random House Books for Young Readers  1993-08-24
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CさんはPete's A Pizza。両親の子供に対しての姿勢が共感できたそうです。私自身は、何も知らないでこの本を購入して、「え?子供にピザを作ってあげる話じゃないの?」と内容のぶっ飛び方にびっくりした一冊。だけど、こんな雨の日の過ごし方、たしかにいいですね~。そして相変わらずのこの作者の服装デザインのシュールさには脱帽。

Pete's a Pizza
Pete's a PizzaWilliam Steig

HarperCollins  1998-09-05
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DさんはIra Sleeps Over. これは、子供同士の「お泊り会」が頻繁にある欧米では、「あるある」の「はじめてのお泊り」ストーリーなのですが、Dさんは、作品中、主人公の両親のたたずまいが印象的だったそうです。おかあさんが、パジャマで新聞読んでいる横で、おとうさんが朝ごはんを作っている、、など、自由な雰囲気の家庭の様子が「絵」を通して見受けられます。「絵本」は「絵」から伝わるものを大事にしてながめたいですね。主人公のIraが男の子か、女の子か?も意見がわかれるところ。私は男の子だと思って読んでましたが。

Ira Sleeps Over
Ira Sleeps OverBernard Waber

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さて、最後、Eさんのお勧めはTuesdays with Morrie.難病に冒されたかつての恩師のもとに通い「最後のレッスン」を受けるという著者の実体験に基づいたストーリー。邦訳は「モリー先生の火曜日」で数年前に話題になったからお読みの方もいらっしゃるのでは?この内容になってくると、もはや普通のペーパーバック。あれあれ、ORTからはじめて、自然にここまでになっちゃいました(^^)V

Tuesdays With Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson
Tuesdays With Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest LessonMitch Albom

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今回のカフェは、7名+チビちゃん一名の参加。

最近の多読カフェの皆さんの様子では、どんな本でも「読んでみたい!」と思ったらあまり悩まず手にとってらっしゃいます。「難しかったら、途中でやめればいい」が、かなり浸透してきましたね。お互いが本を紹介しあうことで、「食わず嫌い」がどんどん減っている雰囲気もあります。

やはり「場」の力を感じます。

さて、そんな「多読カフェ」に丸2年、参加してくださり、アラフォー女子のとめどないおしゃべりも、30代女子のややブラックな「今活」話も、にこにこと見守り、時にやわらかくアドバイスをくださったのがAさん。オオバナノエンレイソウのように清楚で、控えめで、それでいて存在感アリのステキな人生のセンパイです。残念ながら、お引越し先が遠いので、今回でカフェを「卒業」(涙)。ランチの後は、記念撮影。

集まったメンバーと別の英会話サークルに参加の方と一緒に渡したお餞別は、Aさんが愛してやまなかった「従姉妹シリーズ全6冊」。Aさんご自身「この『従姉妹たち』と『サラ』に出会えたこと、多読の大きな収穫でした」と仰ってくれました。

お引越し先でも英語多読をお続けになれますように。。。。



In Aunt Lucy's Kitchen: Ready-for-Chapters (Cobble Street Cousins)
In Aunt Lucy's Kitchen: Ready-for-Chapters (Cobble Street Cousins)Cynthia Rylant Wendy Anderson Halperin

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夕ごはん(本日)

マーボー豆腐
ほたるいかの塩辛
アスパラ
マカロニサラダ
あげとしいたけのみそしる

2014-05-12

「足もみ」占い?

写真は、前回の「染めの会」にて。茜を煮出しているところです。

この「茜」で染めたエコナプキンが人気。ピンクは人の気分を盛り上げるんですね。

桜と一緒?

ということで、先日の「みんたる市」でエコナプ作りに興味を持ってくださった方への説明会を兼ねての「布の会」を本日開催。

布をお渡しして、裁断方法、煮洗いや、呉汁漬けなどの下処理について簡単にお話ししました。「みんたる市」でナプキンを縫ってお持ち帰りになった方は、

「つけ心地がよくって、つけているのを忘れるくらい」
「においも気にならず、快適」

と、すっかりエコナプの魅力にとりつかれていらっしゃった様子(^^)。

今までに縫ったり、染めたりしたことがあるメンバーも三々五々集まり、結局10名の参加(^^)V。「アジアの冬の高級リゾート」ニセコで長年生活してきたという初参加のAさんによると、ニセコあたりとこのオホーツク近辺、ずいぶん雰囲気も違うらしい。現状では、冬のニセコは英語ができればいろんなお仕事ありそうだとのこと(メモメモ。生徒に伝えよう。)お弁当を食べた後は、東北大震災後、山形に自主避難している皆さんへの支援ナプキンを皆さんで一緒に縫いながらおしゃべりをしたり、「台湾式足もみ」の修行をはじめたメンバーによる自主勉強会もはじまったり。

はい、「実験台」と言いつつ、足裏もみをちゃっかりしてもらったのはワタクシ(^^)V。

「みんたる市」ではよくわからなかった痛さが段々わかってきて、やはり「鈍い」のか状態がひどいのか?(多分、「鈍い」んです。。。)

「あ、そこ、イタイっす!」「。。。。小脳が悪いのかも。。」

え?小脳?

「あ、そこもイタイかも!」「。。。。すい臓ですね。」

え?そこも?

まあ、あちこち凝り固まっているらしい。悪いところばかりではなく、どうやら「心臓」は強いらしい。それはどういう意味でしょう(^^;)?

からだの調子を尋ねているのに、なんだか「占い」をされているみたいなフシギな気分になります。

悪いところを治す対策としては、水を飲むこと。

加齢による乾燥かと思ってたふくらはぎのかさつきは、「腸内の様子の反映」だそうで、お心あたりのある方、ぜひ水分をたくさんとりましょう~。


来月は「染めの会」を予定。それにしても、女性の集まりではあるけれど、年齢層や職種もだんだん広がりつつあって、面白い展開。(年齢層が広がっているのは、主にワタシの年齢があがっているからでしょうか?えへへ。)

夕ごはん

鶏むね肉とちんげん菜の塩麹いため
わかさぎの南蛮漬け
かぶの漬物
長いもすりおろし
豆腐ときのこのみそしる

2014-05-11

「いちえふ・福島第一原子力発電労働記(1)」

5月の声をきいてから、比較的穏やかな天候の日々。新学期のバタバタも落ち着いてきました。

北国の春がスタート。今日などは、25℃超えてたから、初夏の陽射し。朝からまぶしかったです。

そんな朝に届いたNew York Times Weeklyの一面は、チェルノブイリで進んでいる巨大なアーチ型の新石棺のどでかい写真。これで、破壊された原子炉を密封する予定。「100年間は耐久力がある」そうです。記事は、チェルノブイリを抱えるウクライナが100年後どうなってるんでしょう?とか、100年後は、どうなるの?莫大な費用は誰が今後負担していくの?など、いろんな疑問を投げかけていましたが、いずれにしても、今、できることを、少しずつでも進めていますというのが現状。

さて、日本でも「できることから、コツコツと、、、」と、福島第一原発で作業は進行中なんだよ!というのを改めて伝えてくれる漫画があります。

4月に出版されたのが「いちえふ」(竜田一人著 講談社 モーニングKC)。雑誌連載時から話題でしたが、著者自身が、福島第一原発の作業員として働き、そこで見聞きした作業過程をルポルタージュの形で発表したものです。

「漫画」というメディアの強みが発揮され、現場の状況、細かい作業手順などが、詳細な描線で、とてもわかりやすく伝えられています。作業員として就職するまでのくだりや、福島に赴任してから、現場にはいるまでのあれこれも、怪しそうな業者が暗躍している様までリアル。

「脱原発」でも「反原発」でも「原発推進」でもなく、淡々と、そこで起きていることを、その場所で空気を吸い、そこで働く人と言葉を交わし、一緒にからだを動かした人だからこそ描ける話。

「竜田一人」とはペンネームで、「たったひとり」の意味だそうです。大きなものを背負わない等身大の人の声という意味でしょう。

過酷という言葉さえ薄っぺらいほど過酷な撤収作業(特に夏場)を支えている食事が、「コンビニ弁当」というのが、私としては一番の衝撃でした。描かれている世界は2012年ごろだから、今は少しは改善されているのでしょうか?

いや、ほんと、食事は大事!グルメじゃなくてもいいから、からだにいい「美味しいもん」を、今日も、コツコツ作業している人には食べていただきたいです。


いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニングKC)
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニングKC)竜田 一人

講談社  2014-04-23
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夕ごはん

銀がれいの煮付け
カブの塩麹漬け
冷奴
長いもすりおろし
きのことあげのみそしる













2014-05-01

そして「もやもや」と終わる4月

なんということでしょう。寒い寒いといっていた4月ですが、いつの間にか雪も消え、今日は最終日!

今月は、先週末の札幌でのBBカード勉強会や、昨日までの「みんたる市」など、なんとなく「冬眠」からさめた感じ。新学期もスタートしたしね。

でもって、このふたつの「集まり」に共通して「もやもや」と感じるあたたかいものがありまして、それが何かを今、考えているところ。

BBカードの勉強会は、偶然、ほぼ同時期にBBカードを使いはじめた道内在住のメンバーが集まってスタートしたもの。少しずつ形や内容も変わりつつ成長中。その後、メンバーも増え、中心となる札幌在住のAさんのリードのもと、いい雰囲気が続いています。私も年に数回の細々とした参加の仕方ですが、毎回、行くのが楽しみ。

理由をあれこれ考えてみました。


  • リーダーのAさんの「押し付けない」姿勢。
  • BB歴の長い人が初心者に「指導」するのではなく、みんなで考える雰囲気がある。
  • 「情報交換」「テクニック」「ネタ」の話題に終始しない。
  • 2ヶ月から3ヶ月に一度。ただし、午前中から午後まで6、7時間たっぷり時間をかけている
もしかしたら、最後の「時間をかける」って部分かな?たっぷり時間をとることで、あれこれ話が脱線できるし(もしかしたらこの脱線が大事かも)、話すことでわかっていくことがあるから。(とはいえ、毎回、時間がもっと欲しいね~って思うんですが。)

この「話す」がキイワードかも。

二日間の「みんたる市」でも、フェアトレード雑貨を販売していた「みんたる」さんは、とってもていねいに、ひとつひとつの商品の由来をひとりひとりのお客さんに説明していました。私がいる間、ずーっとお客さんに語りかけている印象あり。「足もみ」や「マッサージ」など、施術担当のみなさんも、患者さんと、ていねいに向き合って、どこが悪いのか、どうしたらよくなるのか?を一緒に考えている様子。

「布の会」でも、ちくちく縫い物しながら、なんとなく「話す」ことで楽しさを共有できたしね~。

「話す」といっても、「オレのワタシの話しを聞け~!!」というエゴ丸出しじゃなくって、BB勉強会の場では、「どうしたらBBをもっとレッスンで生かせるか?生徒が英語を身につけることができるか?」という「善きことを求める気持ち」が話しを進めていたし、「みんたる市」の場では、通底として「体の健康と心の健康はつながっている。いい心持がからだの健康、世の中の健康をもたらす」というテーマが見え隠れしていたと思います。

とまあ、書いてみても、相変わらず「もやもや」していてよくわからないままですが、いい「場」に出会えてラッキーな4月でした。

夕ごはん

とりむね肉とキャベツの塩麹炒め
行者ニンニクの即席キムチ漬け
きんぴらごぼう
納豆
とうふとねぎのみそしる