2013-07-08

頭を使うということ

日本中が暑いらしいが、今回ばかりは、このオホーツクも仲間入り。30℃超の午後でした。

これは、小学生のクラスのみんなも、ゆだっていることだろうと、今日は特別にアイスを用意。「Po-poをがんばったらアイスだよ~」で、テンション、あがりました(^^)。

線引きをしながら読んでいる最中なのだけど、小6生より、小4の男子たちの方が、頭を動かしてあれこれ予想している。別のクラスでも、「ちょっと線引き早いかな?」と思っている小3生の方が、積極的に「どうしてだろう?なぜ、この色だろう?」と考えているので、おぼろげながら法則がわかってきているみたい。同じクラスの小6くんは、とてもスマートな子なのに、「頭を使う」ことをしていない。

これは、どうしてかな?

「鉄は熱いうちに打て」ということわざがちょっと、脳裏に浮かびます。

さて中学生クラスでは、中1のAくん、すでに中学での勉強量に圧倒されて、気持ちが沈んでいる。単語が読めない、書けない。もう、どうしていいかわからないという表情をする。

このクラスにいる中3くんたちも、似たような経験を経ているわけで、それでもなんとか教科書を読めるようになってきたのだから、なんとかめげないでがんばってほしいです。

ということで、ホワイトボードに、11、12、13、14、15と書き、続いて下にA B C D Eと書いた。

ちょっと書き方を工夫すると、Bと13って、ほとんど同じように書けます。アルファベットになれている中3くんは、11、12、13、14、15、そしてA、B、C、Dと読みましたが、Aくんは、、、

「11、12、13、14、15えーっと、、A、13、B, C, D。」

そうか~。アルファベットの見え方が、ちょっとツライんだねー。(わかっていたけど。。。)そのあと、上の段の13、そして下の段のB以外を消して見せたら、クラスのほかの子も「へー、なるほど~。同じに見える!フシギだ!」とのこと。

そんな感じで、「アルファベットは、実は読んだり書いたり覚えたりするのは、そんなに簡単ではない」ということを伝えました。その上で、Aくんが覚えたい単語を5つ選んでもらい、その単語をパーツに分けて色分けして見せて、、、じっくり眺めて、自分で「大丈夫」と思ったときに、ホワイトボードに書くように指示をしたら、、、あれあれ、書けるじゃなーい!しかも、とてもていねいに。

「Aくん、字、きれいだねー」とセンパイたちからもお褒めの言葉が。それで、ちょっと元気になったみたい。よかった、よかった。

学校などでは、「とにかく、たくさん書いて覚えなさい」などと指導されやすいし、私もそんな風にしか言えないときもありましたが、どうやらそれでは覚えられない子がいるらしいとわかってからは、いろいろ研究中です。

Aくん、単語は読めないのだけど、私が読み上げれば意味はわかる。少しずつ自信をつけてくれればいいかな~。今のところ、「単語が読めるようになりたい、書けるようになりたい。」の気持ちは強くある様子です。

それにしても、中1の最初にrecyclingとか、usuallyなどの単語を、「読めて、発音できて、書けるように」しなければいけないのって、英語嫌いを作る元凶じゃないかな~。そこの部分に時間をとられると文法どころじゃないんだから。

一方で、スケジュールの都合でこのクラスに参加中3のCちゃん。BB育ちなのですが、Aくんをはじめ「英語の読み書きがニガテ組」が集まっているこのクラスでは、実は、私が彼女に何かをしてあげている時間はほとんどとれず(ごめんなさい)。最近は高校生用の300語くらいの長文問題を毎回聞き読みしている他はラノベ風の多読本を読んでいるだけ。

で、今日は、ためしにやってみた準2級(高校中級レベル)の過去問で、45点中33点。リスニングは30点中20点。わー、いつの間にやらの合格圏内!

いったい、どんな風に頭の中はなっているんだろう?準2レベルの語彙を覚えさせたり、文法解説したことは、ほとんどありません。宿題も多読本を時間があったら読んでくる程度。

本人曰く「今まで習ったことを総動員して考えてる。」

そうか~。私のレッスンでは特に「教えた」ことはないんだけど「習った感」はあるってことなのね。

頭を使うってこういうことなのかなー。

夕ごはん

レバニラ炒め
さんまの梅干し煮
冷奴
きゅうりの味噌添え
納豆


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