2009-07-19

「ひまわりのかっちゃん」

「土用入り」だそうで、メチャクチャ暑い地方の皆さん、スミマセン。。。今日も冷たい雨がしょぼしょぼ降っています。最低気温が10℃前後。これが、先週ずっと続いていたので、花の方もスローペース。作業は楽なんですけど、まだネコの看護に追われている日々です。

そんな中、英語教室は夏休み。町内にいくつかある学習塾や英語教室では「夏期講習」をやっている中、どうなのよ?ですが、一年に一ヶ月の、このお休みの時期は、実は大きなハンセイと充電の機会。私にとっては、大事です。そんな中、読んだのが「ひまわりのかっちゃん」(西川つかさ著 講談社 2007)。現在放送作家として活躍中の筆者の小学生時代を綴ったのが本書。国語も算数もからきしダメで、「ひまわり学級(特殊学級)」で過ごしていた主人公の「かっちゃん」。小5の春に恩師と言える森田先生と出会い、みるみる成長して、卒業式では答辞を読むほどに。ストーリーそのものも、ほのぼのとした昭和30年代の北海道が描かれていて味があるけれど、なんといっても、かっちゃんの「わからなさ」についての記述、それに対しての森田先生の指導法は、「教える立場」のものは、一読の価値ありと思いました。(例えば、かっちゃんは、漢数字の「一」「二」「三」は、わかるが、なぜ「よん」を「四」と書かねばならぬ?また、算数の記号の「+」をどうして「たす」と読む?などが「わからない」ので、勉強からは落ちこぼれ。しかし、この疑問は、とっても大事にしなければいけない疑問だと思う。)

森田先生曰く、「字が書けなくても、算数ができなくても、人間としては、なーんも、はずかしくない。(ただ、読み書きができるということは、生きてゆく上での武器になる。」

そのとおり。ついつい表面的な「理解」や「習得」に目を向けがちではあるのだけど、「わからなさ」の後ろにあるものをじっくり見定める余裕が必要だなあ。
ひまわりのかっちゃん
ひまわりのかっちゃん西川 つかさ

講談社 2007-02-09
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star最後に興ざめしたのは僕だけ?

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夕ごはん

ホタテのバター焼き
小松菜の塩いため
釜揚げしらすとわかめの酢の物
納豆
舞茸と大根の葉っぱのみそしる

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