中学を卒業するって、かなり「広い世界」に飛び出すこと。列車(と呼びます。この地域では。)に乗って1時間くらいかけて学校に行くこと。地元育ちの仲間以外のともだちを作ること。そして将来に向けてあれこれ本格的に準備すること。
そんな準備のオプションのひとつに、もしかして「英語」がはいったら嬉しいかな~(^^)。
「イマドキ、英語くらい話せないと」なんて、先週あたり、受験勉強もロクにしてないのに、生意気なことを言った子もいるんですが、そういう漠然とした社会からの要求をオウム返しにしているうちは、自分でなんとかしようって思えないはず。
もしかしたら、私自身がもうちょっと自分の体験をガシガシ語ったほうがよかったかなあ?と後悔する最近なのですが(いえ、たいした体験がないから、話せなかったのだが。汗汗。)
たとえば、こんな本と最近出会いました。
ずばり、、、「英語となかよくなれる本」(高橋茅香子著 文春文庫 2005年)。著者は、英字新聞の記者を経て翻訳家になった「英語の専門家」。まずはアガサクリスティのミステリーを原書で読むことから英語に親しんだというのだから、ちょっとね~。ハードル高い感じではあります。
ただ、著者の高橋さん、まさに「好奇心ガール」ともいうべき方で、クリスティはともかく、食品のパッケージや、旅行のガイドブック、ハウツー本など、「活字」がついていれば、どこからでも「入り口」になるということ、そして、その「入り口」の先に起きるできごとを、とてもきれいでわかりやすい「日本語」で語ってくれている。
ご本人が、ほんとうに「(英語を)読むこと」と、そこからひろがった世界を楽しんでいるということがひしひしと伝わってくるのです。読んでいてわくわくしてきて、紹介されている本を次から次へと読みたくなる感じ。
こういうエネルギーが「伝染」していくんだよね~。
初出は晶文社から1999年なので、まだアマゾンが日本になかったころ、どうやって米国のアマゾンコムから本を取り寄せたのか、、の顛末のあたりは「そんな時代もあーったね♪」と思わず中島みゆきが脳内に登場しました(^^)。そして、おそらく当時には一般的でなかったyoutube、TEDなどの動画サイト、絵本サイト、音楽サイト、そういうものもどんどん使おうと今の高橋さんなら仰ると思います。
そんな一冊が、なんと今やkindleで購入できるというのも感慨深い。
英語となかよくなれる本 (文春文庫) | |
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夕ごはん
麻婆豆腐
ほうれん草のおひたし
明太子
納豆
春菊とあげのみそしる
「伝染」しましたあ~ fluと違ってうれしいな!
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