と思ったのが、ずいぶん前に購入してPCにおとしたkindleを使って読んでいた本をようやく読了しての気分。
タブレットなら違っていたのか?
とも思うけど、なんだか、自分には読みにくかったです~。内容のせいか、慣れの問題か?
読んでいたのはMIND SETという一冊。教育関連でもあり、心理学関連でもあり、、、。かいつまんでいうと、「自分の能力は、これくらい。相手の能力もこのくらい」と決め付けるfixed mindsetの限界と危険性に対して、「自分にはあふれる可能性がある。組織にも」と、未来に向けて開かれた意識をもつgrowth mindset重要性と必要性を書いた一冊。コーチング、マネージメントをする立場の人にとっては面白い本でしょう。
テニスの天才と言われたマッケンローは、前者で、自分の能力を過信するあまり、スランプに陥ると「自分はダメだ!」と逆に自信喪失。成長を止めてしまった例で登場。また、一時期もてはやされたアイアコッカもこのタイプで、「王様」になってしまい、部下に対して「恐怖政治」で挑み、関係した企業を破綻に追い込んだ例で登場。
などなど、スポーツ界、音楽界、ビジネス界、そして教育界において、いかにgrowth mindsetが大切かをこれでもかーの例示たっぷりで説明しています。
その例示が、具体的なのはいいのだけど、多すぎてちょっと閉口。それも読書スピードがあがらなかった原因。しかも、画面で読んでいると、流し読みがしにくく、最後までしっかり読みました。
例示の多さ、アメリカのこの手の本に多い手法ですね。確かに、英文での論文は「とにかく具体例で、説得力をあげよ。」だからあたりまえか。和書だと、あんまり具体例ってでないですよね。もうちょっと精神論になるのでしょう。
英語教室関連での学びでいうと、「当人の才能、能力ではなく、やった努力、プロセスを評価すること。」これ、BBカードのレッスンでは、難しかったりするけど(^^;)。ゲームしながらセンテンス繰り返しているだけだから、努力した気分ないだろうし(^^;)。声のかけ方の工夫で、なんとかなるかな?
素敵だなあと思ったのは、テストの点数よりも、「テストへの準備をとおして、あなたは、何を『学んだ』のか?」を重視しましょうという視点。うーん、ついつい、点数が気になりますが、実はそうなのよね。めちゃくちゃ簡単なテストでいい点とっても、どうなのよ?ですし。
身の回りの人間関係にも応用ができるgrowth mindset、パラっと読むにはいいかも。。。
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夕ごはん
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しらすおろし
長いもすりおろし
根菜の煮物
じゃがいもとあげのみそしる