曇天模様の空の下~、できることは限られていて、、、読みかけの本や図書館の本をひたすら読む日々。今日は、ひとこと感想と読んだ本を列挙しちゃいます。
「逝きし世の面影」(渡辺京二著 平凡社)
お友達から借りたままで一体「何年?」の本。大部すぎて、中断しちゃうと読みなおすまでに体力が必要な一冊。だけど、とってもおススメです。江戸後期から明治初期にかけて日本をおとずれた外国人による紀行文、日記に描かれる風俗、文化、人間たちを解説、分析することで、「いったい『日本』ってどんな国?」をあぶりだしています。
なかなか、いい国じゃん!って思えるし、著者のスタンスは「失われた日本」みたいな感じなのかもしれませんが、底の底の方にある心性は、まだ残っているように思います。それを改めて感じられるのもこんな一冊を読んでのことかも。
こんな簡単な感想ではもったいないほど内容が充実した一冊。
とにかく、読み終えて達成感たっぷり~!(私がお借りしたのは葦書房1998年版)
逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) | |
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「僕の死に方ーエンディングダイアリー500日」(金子哲雄 2012年小学館)
昨年、自分のお葬式までプロデュースした上で急逝なさった流通ジャーナリストの金子さんの本。マ末期がんを告げられてからの彼は、内面から湧き出る使命感でいっぱいになり、恐らく「フロー状態」で、生き抜いたんだろう。図書館から借りました。
僕の死に方 エンディングダイアリー500日 | |
金子 哲雄 小学館 2012-11-22 売り上げランキング : 237 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「子どもへのまなざし」(佐々木正美 著 1998年 福音館)
「続・子どもへのまなざし」(佐々木正美 著 2001年 福音館)
「布の会」で子育て中の方から勧められたシリーズ。一冊目を読んだ方からの質問にこたえる形でまとめられたのが2冊目。著者は児童精神医学の専門家です。どちらもかなり分厚いのですが、平易な文章で語りかけるように書かれているので、読みやすい。主に乳幼児の子育てについて、保護者と保育関連の仕事をしている人に向けて書かれていますが、とっても深い。
「無条件に受け入れられた経験がない子は衝動的になる」
「しつけの前に、子供の欲求はとりあえず受けとめましょう」
「受け入れらた経験がある子は、自己肯定感高く、いろいろなことに挑戦できる」
こうした「こどもへのまなざし」ももちろんなのだけど、どうしてもそんな風にこどもを「みることができない」親にこそ、ケアが必要。と、「おとなへのまなざし」が光っている本です。
教室でのあんなこと、こんなこと、がストンと腑に落ちました。
先の渡辺京二さんが言うところの「古きよき日本にあった」コミュニティ感覚が希薄な現代での子育てはとってもたいへん。それでも、まずは気づいた人が周囲にあたたかく働きかけることで道は拓けるのでは?と前向きなお話がたくさんありました。発達障害や学習障害についての解説も充実しているシリーズ3巻目を読書中。
子どもへのまなざし | |
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続 子どもへのまなざし | |
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ということで、結構、充実したGWだったかな~(^^;) 紹介した4冊、自分の中では、とってもいい感じでシンクロしています。
夕ごはん
ウインナとちんげん菜の炒め物
焼き鮭
わかさぎの南蛮漬け
こんにゃくとれんこん、鶏皮の炒め煮
長いもすりおろし
ぎょうじゃにんにくと高野豆腐のみそしる
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