2015-04-16

北見多読カフェ 2015年3月

あれあれ、季節はあっという間に進みますねー。先月の北見多読カフェの報告がまだでした(汗汗汗)!

当日は、春休みということもあり、小学生も加わってのBBタイム。はじめてカードを見た新小3くんも、「英語」というより「ゲーム」自体を楽しんでいた様子でした(^^)

多読の会への参加は、8名でにぎやかに。恒例になってきたBook Talkですが、メモを片手に、、だったり、読み聞かせをしてくださったり、イロイロなスタイルでした。

今回、おススメされた本をご紹介しますね。

ゆったりとした時間ガ流れるカントリー調の物語や絵本が大好きなAさんからは、Oxcart Man.

野菜や牛を育ててつましく暮らしている農夫が、秋に育てた牛を町に連れて行って売ります。そのあと、牛と交換したお金で、Aさん曰く「ほんとうに必要なものだけ」買って、農夫は、「歩いて」帰宅。家族は、また子牛を育て、春には種をまき、淡々とした生活を営んでいきます。シンプルな農家の静かな生活にあこがれるそうです。

Ox-Cart Man
Ox-Cart ManDonald Hall Barbara Cooney

Viking Books for Young Readers  1979-10-08
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Cynthia Rylant好きのBさんからはVan Gogh Cafe.  Poppletonや Mr. Putter and Tabbyのほのぼの路線とは、ちょっと趣きが異なりファンタジー色が強いフシギな雰囲気が漂う一冊。

Van Gogh Cafe
Van Gogh CafeCynthia Rylant

HMH Books for Young Readers  2006-09-01
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そして、Bさんがさらに、、、

「このシリーズ、皆さんお読みですよねっ? 私、これ読んで泣きました!!」と取り出したのが、Sarah Plain and Tallシリーズの最終巻 Grandfather's Dance

「私も泣きました~」の声もありました。まだ読んでいない参加者の皆さんは興味津々。この4部作は、「英語多読をやっててよかった~」とたくさんの方が思うシリーズのひとつだと思います。

Grandfather's Dance (Sarah, Plain and Tall)
Grandfather's Dance (Sarah, Plain and Tall)Patricia MacLachlan

HarperCollins  2007-12-26
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「今回、ちょっと忙しくて、、、」のCさんからは、絵本、Mike Mulligan and HisSteam Shovel.

Mike Mulligan and His Steam Shovel (Sandpiper Books)
Mike Mulligan and His Steam Shovel (Sandpiper Books)Virginia Lee Burton

HMH Books for Young Readers  1977-10-12
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Dさんは、この会でも大人気のMo WilliemsさんのKnuffle Bunny3部作の最終巻 Knuffle Bunny Freeの読み聞かせをしてくれました。

Knuffle Bunny Free: An Unexpected Diversion
Knuffle Bunny Free: An Unexpected DiversionMo Willems

Walker & Company  2011-09-01
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Eさんは、前回、私の方から「これ、いかがですか?見かけより読みやすいですよ~」とお薦めしたThe Invention of Hugo Cabretを紹介してくれました。

この本は、ビジュアル(絵)と文章が交互に登場する斬新な形式で、分厚いので皆さんびっくりするんですが、Eさんも途中まで「ふむふむ」的に読みすすめたところ、ある一文と「絵」のコンビネーションの絶妙さから、一気に惹き込まれたそうです。

The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures (Caldecott Medal Book)
The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures (Caldecott Medal Book)Brian Selznick

Scholastic Press  2007-03
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ご自分でコツコツと英語多読を進めていたFさん、表紙があまり好きではなく、今まで敬遠していたというMagic Tree Houseを前回、CD付でお渡ししました。食わず嫌いだったようで、「よかったです~!」と喜んでくれました。

Magic Tree House #1: Dinosaurs Before Dark (A Stepping Stone Book(TM))
Magic Tree House #1: Dinosaurs Before Dark (A Stepping Stone Book(TM))Mary Pope Osborne Sal Murdocca

Random House Books for Young Readers  1992-07-28
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もしかしたら、日本人って「絵」についての感覚が鋭いのでしょうか?欧米の児童書の挿絵を苦手に感じる方は結構いらっしゃいます。

昨年10月の多読ワークショップから英語多読をスタートなさったGさんからも「絵」にまつわるコメントあり。cobble Street Cousinsの第2巻。「これ、いいんですけど、、、、」といいつつ、パラパラと本をめくり、、、、

「ここに出てくるこのハンサムなはずの彼のイラストが、、、、 イマヒトツなのが、ゆるせな~い!」

確かに、なんとも雑な線で描かれてますね~(汗)。

「せっかく、いいイメージで読んでたのに!!この絵はヒドイ!!」

ほほ~、英語の本を自分でイメージしながら読んでいるって、すごくないですか?そして、こういう感想も飛び出すのが北見多読カフェのいいところだと思います。

A Little Shopping (Cobble Street Cousins)
A Little Shopping (Cobble Street Cousins)Cynthia Rylant Wendy Anderson Halperin

Aladdin  2000-05-01
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Gさん、今まで試した英語学習の中で、この英語多読が一番続いているそうです♪

ということで、北見多読カフェ、4月は来週23日です(^^)v




2015-03-14

BONESに夢中(その2)

少しずつ春の気配のオホーツク。白鳥も一休み。

以前、英語のドラマを字幕なしで見ていることを書きましたが、相変わらずD-LIFEを使ってのBONESに夢中。毎晩1時間、見ています。そして相変わらず「検視」「解剖」「骨」関連の専門用語は、ちんぷんかんぷん。それでも、気にならずに見ることができるのはなぜかなあ?おそらく、日本語でその「専門用語」が出ていても、きっとその場合は「気にならず」ではなく「気にせず」にスルーしていると思うんですよね。だから、結果的には同じかと。(どうなんだろう?)

そして番組内で、主人公が、べらべらと専門用語をまくしたてはじめると、専門外の人が「つまり、それってど~ゆ~意味?」とか、つっこんでるから、結局、誰もわからない「用語」なんだろうな(^^;)

さらに、この番組を視聴しはじめてから、ちょっと気になる自分の変化。

登場人物の口調が移ってきたかも?

舞台のジェファソニアン研究所で、個性豊かで、自己主張の強いメンバーのまとめ役の「カム(サローヤン?)」さん。彼女が、暴走しがちなメンバーに、一言「で、本筋は?」とか「そろそろ、仕事に戻ってはいかが?」みたいなことをやんわり指示する場面がとっても多くでてきます。(それほど、メンバーの逸脱が多いともいえるが^^;)

で、ほんと、超美人でスレンダーな彼女と自分を重ねてしまっては、あちこちから物が飛んできそうなんですが、、、レッスンしてると、彼女が「憑依(!)」してくる場面が数々ありまして(^^;)

「おしゃべりそろそろ、終わろうね~。」とか「テキストに戻りましょうか~?」「次は、ダイヤのカード出して~」というような合図を英語でするとき、ほとんど、自分「カムさん」ですww。恐らく立場が一緒なんでしょう。

ふしぎなのが、生徒さんたちが、それに、すんなり従うところ。

ということで、BONES視聴により、自分の英語力のバリエーションは、確実に増えてる。(ついでにあの美女っぷりも憑依してほしいものだ)

冷静沈着で、「合理主義のかたまり」のような主人公さんの英語については、自分の生活上、披露する場面がないから、どうやら「憑依」しないみたい(^^;)。だいたい、専門用語が専門性高すぎて意味不明だし(^^;)

まあ、勘違いかもしれないけど、メモとして書いておきます。

夕ごはん

わかさぎのマリネ
きんぴらごぼう
マーボー豆腐
大根のつけもの
ニラとあげのみそしる




2015-03-02

2015年 2月 北見多読カフェ

先週金曜日も吹雪で町内の小中学校は午前で下校。今日もものすごい吹雪で同様の措置。レッスンも右へならえ(道路封鎖で送迎困難。徒歩で来る子の安全もシンパイなので)

明日は町内全て臨時休校だそうです。


悪天候の予報ですが、あさって、しあさっての道立高校入試が無事に行われることを祈るばかりです。

と、この状況を振り返るとある意味「奇跡的」に開催できた北見多読カフェ。先週木曜日でした。

3名が参加のBBレッスンでは、今回はグラマーカードをご紹介。予想以上に、皆さん口が動いていました(^^)vフリートークの英語もスルスル出てくるようになっているし、順調です。

多読カフェは、BB参加の3名+3名の6名(+お手紙参加♪が1名)。今回は、各自のオススメ本を英・日で紹介していただきました。

昨年10月のワークショップから多読を開始して、すでに簡単な本を「400冊読みました!」のAさんから「。。。ほんとに単語を覚えようとかしなくても、だいじょうぶでしょうか?の質問あり。

さあ、皆さん、いかがでしょう?と、メンバー全体にたずねたところ、多読歴3年から4年のBさん、Cさんが、どっしりと、、、

「だいじょうぶですよ~」
「フシギなことですが、だんだん、わかるようになります~」
「だんだん、気にならなくなります~」

の、大変心強いアドバイス!

他のメンバーも

「シリーズを通して、このフレーズがよくわからないんだけど、もやもやした感じを楽しんでます~」

の爆弾(?)発言も飛び出し、そこまで言えちゃうのは、すごいなあと、私はひとり感慨にふけってます。

自分自身は、ゼロから多読を始めたわけではなく、受験英語で覚えてそのまま化石化している英→日の意味やイメージがどうしても抜けきれなかったりするものもあります。ですから、「ゼロからスタートして多読を数年」の皆さんの説得力は、ほんとうにありがたい(^^)v

毎回のことですが、とてもいいグループに育ってますね~。

さて、オススメ本。

英語でのプレゼンに挑戦したのが、今回のメンバーの中では多読歴最長のBさん。

ニュージーランドの「お勉強副読本」シリーズskyriderからのThe Fish Mysteryは、登場人物があまりにも「いい子ちゃん」すぎての「突っ込みどころ」だったようです。学校近くの川で魚が大量死。そのナゾは??の展開は、「ありがちー」でしたが、オチが意外だったり、科学的にも「へー!そうなの!?」という発見もアリ。あんまり一般的に「楽しい」とか「わくわくする」本ではないのですが、いろんな英語の本を読んでいく中で、時々出会うこういう本も「とりあえず楽しもう」という姿勢はBさんならではでした!

続いてCさんはGetting to know the World Greatest Composersのシリーズから Stravinsky をご推薦。このシリーズは、イラストや写真が豊富。文字も大きく、読みやすいのでオススメなのですが、中でもこのStravinskyは、同時代性もあり、好きな作曲家ということもあり、心にフィットしたそうです。
Igor Stravinsky (Getting to Know the World's Greatest Composers)
Igor Stravinsky (Getting to Know the World's Greatest Composers)Mike Venezia

Childrens Pr  1997-03
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さらに、Cさん、今回は、絵物語と文字が交互にストーリーを展開するThe Invention of Hugo Cabretも数日で読破。

The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures (Caldecott Medal Book)
The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures (Caldecott Medal Book)Brian Selznick

Scholastic Press  2007-03-01
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多読を始めて数ヶ月のAさんは、多読本としてはかなりの「定番」のMr.Putter and Tabby paint the porch. 「英語の本を読んで、笑ってる自分が嬉しかった!」そうです。

Mr. Putter & Tabby Paint the Porch
Mr. Putter & Tabby Paint the PorchCynthia Rylant Arthur Howard

HMH Books for Young Readers  2001-10-01
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海外ドラマを観たり、英語の音楽を聴くのが好きだけど、「読む力」もつけたいということで多読実践中のEさんは、Little Bear Visitをオススメ。 小ぐま一家のなんとも「あたたかい」物語に、最後は、うるっ、、とのこと。

Little Bear's Visit (I Can Read Book 1)
Little Bear's Visit (I Can Read Book 1)Else Holmelund Minarik Maurice Sendak

HarperCollins  1979-12-19
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Aさん、Eさんともに「英語の本」をそのまま読んで感情移入できるということは、物語の力。心が動けば、そこで使われている言葉も、血となり肉となることでしょう。

と、ほのぼのしたところで、ちょっとコワイ本を紹介してくれたのが子育て真っ最中のFさん。グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」を奇才、Anthony Browneが脚色した新版Hensel and Gretel。こういう「昔話」って、子どもの頃に読んだっきり、、で、大人になってから読むと「え~?そんな話だったの??」というものもありますね。このヘンゼルとグレーテルもそのひとつ。そしてBrowneのかなりダークな脚色がさらにこの物語の「怖さ」を増幅。

Hansel and Gretel
Hansel and GretelAnthony Browne

Walker Books Ltd  2008-10-06
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そして、最後は多読をはじめて数ヶ月のGさん。お気に入りのBrambly HedgeシリーズのWinter Storyをご紹介のはずが、、、

「あのね~。もう、ほんと、好きなんです。。。こう、のめりこんで読んじゃうから、どこがどうとか説明できないんです。。。こんな風に、ほら、この絵!ああ、大好き!」

ということで、「言葉にならない」ほどよかったようです(^^)v

Winter Story (Brambly Hedge)
Winter Story (Brambly Hedge)Jill Barklem

HarperCollinsChildren’sBooks  2012-07-26
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このシリーズ、多読的には、中級レベルなのですが、「好き!好き!大好き!」ということで、それも大事かなあと思います。

また、今回不参加だったHさんからは、お子さんと一緒に読んだWhen Sheep Can't Sleep。自分が気づかなかった絵の細工にお子さんが気づいて、「ああ、自分はいい加減に絵をみてるんだなあ」と思ったとのお手紙が。この意見に同感のメンバーもいました。

こどもは、ほんとに絵の細部を見てますね。

When Sheep Cannot Sleep: The Counting Book (Sunburst Book)
When Sheep Cannot Sleep: The Counting Book (Sunburst Book)Satoshi Kitamura

Square Fish  1988-04-01
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Hさんは、もう一冊。「絵と文章のミスマッチがたまらない」「そして、ラストは、、、やっぱり、そういうことなんでしょうか???」 のThis is not my hat.


最後に、北見多読カフェでもはや「マスト本」として不動の人気を誇っている一冊をご紹介。英国王室ゴシップ本その1 The Love of a King. 今回Gさんがお読みで「最初、divorceとか、何言ってるのか意味、わからなかったけど、読んでるうちに、『離婚』ってことらしいとわかったし、まさかの実話~?ありえなーい!」と思いながら読みふけりました」との感想。 

The Love of a King: 700 Headwords (Oxford Bookworms Library)
The Love of a King: 700 Headwords (Oxford Bookworms Library)Peter Dainty

Oxford University Press  2008-03-15
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他にも、いろんな本の話が出ました~。後半30分は、皆さん静かに読書タイム。メリハリのきいたいい集まりでした!

次回は、3月26日(木)。

夕ごはん(本日。3月2日分)

天然ブリの塩麹焼き
しいたけ、小松菜、こんにゃくの白和え
にんじんとキャベツのサラダ
大根の漬物
納豆
小松菜とあげ、しめじのみそしる

*白和えは、白ゴマをフードプロセッサーで練りゴマ状にして、いり豆腐とお砂糖でまた混ぜ合わせた衣。


2015-01-30

2015年1月 北見多読カフェ

写真は、昨日北見で開いた多読カフェに持参したり、返却された本の一部。

2011年から北見で開いている多読カフェ。先月は暴風雪でキャンセルで、2ヶ月ぶりの開催となりました。今回は、網走・遠軽などからの参加の方も含めて8名の参加(+2歳児くんに8ヶ月ちゃん)。

先月予定していた「持ち寄りランチ」も含めてで、手作りパン、ポテトサラダ、たこ焼き、煮豚、ハムのマリネ、パンプキンスープ、しょうがごはん、鶏肉のからあげ、杏仁豆腐、フルーツ盛り合わせ、アップルタイザーなど、盛りだくさん。

毎回、こういうことにすると、趣旨もずれるし、負担感も出るけど、年に数回くらいはいいかな~。

多読の方は、お正月に関東方面に帰省した折に、NPO多言語多読の講座を受講したAさんのお話や、「長い本を2冊読んで泣きました!」のBさんの報告。「好きなタイプの本なら、読めちゃうんです」のCさんの声など、こちらもバラエティに富みつつ、参考になることがたくさん。

AさんがNPO多言語多読の講座でお気に入りになったというIris and Walterのシリーズと、Dodsworthのシリーズ。Mr.Putterシリーズのような雰囲気と難易度です。Irisは、ほんわか系。Dodsworthは、シュールな笑い系。(この生き物、招待は??)

Iris and Walter: The School Play
Iris and Walter: The School PlayElissa Haden Guest Christine Davenier

HMH Books for Young Readers  2006-08-01
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Dodsworth in New York (A Dodsworth Book)
Dodsworth in New York (A Dodsworth Book)Tim Egan

Houghton Mifflin Harcourt  2009-10-19
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Bさんが「泣いた」のは、Patricia Mclachlanさんの”The True Gift” と Sharron Creechさんの”Walk Two Moons"。 どちらも2回お読みになったそうです。特に”Walk Two Moons"の一回目は、「よくわからなかった」とのこと。ところが、前回のカフェキャンセルで、時間ができたので「もう一回読んだら、以前よりわかって、泣けた~」とのこと。

The True Gift
The True GiftPatricia MacLachlan Brian Floca

Atheneum Books for Young Readers  2013-10-01
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この「2回(あるいはそれ以上)読む」というのは、かなり効きます。それには、Cさんが仰る「好きなタイプの本」じゃないと、続きませんよね。そして、これは本に限らず、映像でも歌でも言えること。さらに言えば、英語に限らず、何かを続けるって、「続けたい」気持ちがあるか、そうできる形を自分が見つけられるか?が重要かもしれません。

Walk Two Moons (Trophy Newbery)
Walk Two Moons (Trophy Newbery)Sharon Creech

HarperCollins  2011-12-27
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Cさんの「お気に入り」は、Brambly Hedgeシリーズです。 前回、Winter Storyを、今回はSpring Storyをリクエスト。そして、Cさんは、多読を始めたばかりなので、ちょっと難易度が高いこのシリーズへのこだわりが気になり、「Cさんは、英語の勉強をどこかでなさったことがありますか?と尋ねたところ「特にありません~。でも、これ、大好きなんです。もう、この絵を見てるだけで幸せ~。」と仰いました。特に背伸びしているわけでもないなら、いいかなあと感じたところ、先述のBさんが、

「読んでみたいなら、いいんじゃない?」

と、サラリ。 おお、こういうのが、「場」の力ですね。支援者だとか、「生徒(?)」だとか、関係なく、みんなでお互いをサポートしあう関係ができつつあり、とても嬉しかったです♪

Spring Story (Brambly Hedge)
Spring Story (Brambly Hedge)Jill Barklem

HarperCollinsChildren’sBooks  2012-07-26
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皆さんの読書ペースがあがってきてるんで、「司書係」の私も煽られ気味。明日から数日「暴風雪」の予報なので、読書三昧といたします(^^)







2015-01-24

BONESに夢中。

またまた大吹雪。昨日はレッスンキャンセル。小中学校も午前授業で、あちこちで通行止め。今朝は天候は回復したものの、町内いたるところ雪山と吹きだまりが残ってます。

ま、雪国だからね(^^)

という「環境近況報告」の次は「英語多読の近況報告」。

昨年あたりから、「多読」に加え、「多視聴」というのを自分で試しています。。これは、映画やドラマを「字幕なし・英語音声のみ」で視聴するという方法。D-LIFEというBSチャンネルの無料放送が充実しているので、いろいろドラマを眺めた挙句、私が一番気に入っているのが、「Bones~骨は語る」。

「ボーンズ(骨)」と周りから呼ばれる法人類学者の女性が、FBI捜査官や、仲間の科学者たちと共に、現場に残された「骨」をたよりに、事件を解決するという一話完結物。

見はじめてしばらくは、慣れない専門用語や、早口の登場人物に、「??」で、恐らく内容の60~70%くらいしか理解できなかったなあ。ところが、D-LIFEで毎晩見ていると、月~水は、あるシーズンを続けて放送。木曜日は、新シーズンを毎週放送というシステムで、ちょっと前に見たエピソードにまた出会うことになりました。

すると、2回目に「出会った」エピソードは、あれあれ、前よりわかるじゃん!なるほど、そうだったのか~と、なりました。

見ているうちに、人間関係がわかってきたこと、また、登場人物の語り口や、発音に、なれてきたこと、が、主な要因だとは思います。話の展開を覚えているので、想像つきやすいというのも理由のひとつ。さらに、「二回目」でわかってきた、ということは「一回目」でなんらかの学習をしているということかな?

この「何度も見る」って結構重要で、それには、ひとりひとりが「飽きない」で見れるものに出会うことが必要ですね~。

私にとっては、このBONESは、いろんな意味で魅力満載。独特の感性と、他の追随を許さない知性を持ち、ある意味「空気が読めない」主人公の言動に目を白黒させながらも、彼女の「つきあいにくい部分」は、やんわりスルーして、折り合っていく仲間の科学者たち(彼らも、多かれ少なかれ、かなり「でこぼこ」なんですが^^;)の対応の方法や、彼らが、かなりグロテスクな「死体」を検視しながら、「スモールトーク」を重ねつつ結構「ディープ」な人生相談を「さりげなく」こなしていく様に、惹きこまれちゃうんです。(3Dプリンターや、ネット、コンピュータ解析を駆使した被害者や凶器の特定法も面白い)

一方、「あ~、アメリカだよね~」の、「会話の重ね方」に、笑えるところも多く、「事件」のことは、かなり「背景」にありつつ「人間」や「コミュニケーション」について、しっかり描かれています。

D-LIFEでの最新シリーズでは、主人公が、紆余曲折の挙句に、FBIくんと結ばれて、女児を授かり、子育て真っ最中。(それでも「まだ」「結婚」してないのが、アメリカ風。)

「人生、大変だよね~。は~。」という出来事をてんこ盛りしつつ、そういう紆余曲折や喜怒哀楽をもはや、感じなくなってしまった「死体(これが、かなりグロテスク~)」あえて「対比」してるんだろうな。これも絶妙。

そして、今年に入ってから、真田広之出演の"HELIX~暴走遺伝子”に、注目中。真田さんの英語が、またとっても味があるんですよね~。おっと、放送は今夜だ!

知り合いのブログでも、「多視聴」について言及あり。「多読」に加え、こうした「多視聴」も、楽しいですよ~。

夕ごはん

冷奴
チキンの根菜ロール
しらすおろし
牡蠣のオイル漬け
大根の漬物
にんじんの漬物
焼き鱧
納豆
じゃがいもとニラ、きのこのみそしる

買い物に行けないんで、冷蔵庫・冷凍庫にあるものを少しずつ並べたら、結構よかった。







2015-01-11

「じゅんけっしょうだいいちしあい」

昨年の10月に開催した「多読ワークショップ」に端を発して始めた「図書舘での英語絵本タイム」。昨年12月に続いて2回目を昨日行いました。

ま、ぼちぼち続けていきまーす!ということで、この会に集まるのは、だいたい幼児から小学校低学年のこどもたちとその保護者さん。

日頃のレッスン内での「英語絵本読み聞かせ」とは、雰囲気もちがうし、いろいろと勉強になります。

昨日の「学び」は、、、年長くんの「日本語力」。

「英語絵本タイム」は、日本語の「読み語り」の時間の最後にちょこっと行うのですが、そのあとは「工作タイム」があります。今回は「紙ずもうをしよう!」ということで、画用紙を使って「恐竜タイプ」のお相撲さんを作りました。もちろん、私も作りましたよー。

「お相撲さん」つながりで、日本語の絵本も今回は「富士山と阿蘇山が対決する!」というかなりシュールな作品だったんですが、結構難しい表現もあるんですよ。

「土俵際、なんとかこらえる阿蘇山!」とかね。

。。。「土俵際」って、この子たちの頭の中でどんな風に聞こえてるんだろう?

「どひょうぎわ」?「ドヒョウギワ」?

しかし、平然と絵を見つめる年長くんたち。

きっと、、日々、彼らの生活の周りの日本語って「なんとなくもやもや」したまま進んでいるんだよね。でも、きっと、言葉って、そういうものだよね。


さて、工作タイムの最後は、できあがった「お相撲さん」同士の対決。テンションあがる年長くん、「土俵」にお相撲さんを乗せると、「じゅんけっしょうだいいちしあい!」と必ず叫ぶ。

「準決勝第一試合」です。

どの試合でも全て「じゅんけっしょうだいいちしあい」! 

何度やっても「じゅんけっしょうだいいちしあい」!

。。。あのー、もう第7試合くらいだよ?それから、最後の試合は「決勝」だよ?

「。。。。けっしょう??。。。。。じゅんけっしょうだいいちしあい!!」

ああ、どうやら「試合=じゅんけっしょうだいいちしあい」という理解なのね。でも、これもそのうち、いつの間にか「試合」と「決勝」や「準決勝」の違いも、きっちりわかっていくんだろう。それは、実際に試合を見たり、聞いたり、本で読んだり、、、、の繰り返しの中で。

この年長くんの姿は、BBカードレッスンを受け始めたこどもたちが、「とみーたっかーとっくあとれいん!!」と、嬉しそうに叫ぶの姿とかぶります。年長くんのイメージでは「お相撲さんが試合をするのはすべて、『じゅんけっしょうだいいちしあい』」で、BBレッスンを受けはじめた子ども達の頭の中には、列車から男の子が手をふっている姿が「とみーたっかーとっくあとれいん」の音と一致してインプットされているんですよね。

そして、それが、Tommy Tacker took a train.となるためには、いろんな形の刺激を通して、それぞれの子のペースで「腑に落ちる」ように使う側もデザインしていく必要があるけれど、それは決して「問題集」や「ワーク」じゃないよね。

「英語絵本タイム」で読んだ本などは、こちらをお読みください~。

夕ごはん

湯豆腐
煮豚
かまぼこ
白菜の漬物



2015-01-05

しあわせな孤食

元日、ひさしぶりに「お!」と思うテレビ番組がありました。BSジャパンで放送していた「孤独のグルメ一挙放送」。

原作の劇画は、以前に読んだことがありましたが、評判になっていたこのテレビドラマを見たのは初めて。

ストーリーというものが特にあるわけでもなく、毎回、主人公の中年のおじさんが、空腹を満たすためにはいった食堂・レストラン・居酒屋で、メニューを眺め、注文し、店内を観察し、料理を食べる、、、の繰り返し。

なのですが、なかなか趣きあり。評判になったのもわかります。

「グルメ」といいつつ、下手なウンチクがあるわけでもない。
特に豪華な食事でもない。
主人公の「心の独白」が流れるだけ。

そのね、「ほどほど感」が、いいバランス。

バランスといえば、主人公氏が、供された料理を目の前にして、例えば、「飯・メイン・みそしる・飯・小鉢・メイン、、、」と、どの順番で一品、一品を口にするのか、、を、自分の中の「絶妙なバランス」を目指すことに神経を集中させている辺りがリアルでもあり、これは、「個食(孤食)」ならではの楽しみかた。

大勢とする「食事」の楽しさもあるけれど、こうして「食べ物」と向かい合って、ただ黙々とマイペースで「食べる」って、ひとりじゃないとなかなかできない。

たまたま、私が見た回は、朝10時半からやっている「飲み屋」に入店。下戸である主人公氏は、仕事途中ということもあり、真昼間からビールをあおる先客、常連客たちに、最初は渋い顔だったのですが、自分のペースで食事を注文し、食べているうちに、だんだんと「しあわせ感」に包まれていき、最後、店を辞するときには、酔客に対してもとてもおおらかな気持ちで「がんばれ!」と心の中でエールを送るまでに。

この「しあわせ感」がどこから生じたのか?を考えながら見るのも一興。

ということで、「しあわせ感」が世の中にたくさんあふれるといいなあと願う年初です。

夕ごはん(本日の予定)

ロールキャベツ
ホタテと大根のサラダ
きのこのソテー
わかめとじゃがいものみそしる
大根の漬物
蒸しブロッコリ
納豆