2013-04-04

同級生は2万1000人。

今日は、数ヶ月ぶりの「雨」。ようやく春がやってきたのかな?畑の雪もどんどん消えています。

なんだか忙しかった3月ですが、その一因が、ためしに受講してみたcourseraのせいかも?受講する前は、「まあ、適当に受講できるところだけ見るか~」の態度だったんですが、いざはじまってみると、なんだか、ちゃんと課題を出さないのがもったいなくなり。。。一応、期日までに、課題であるショートエッセイ、クイズ2回、ディスカッションフォーラムへの投稿20本をクリア。多分、無事にコース終了だと思います(^^)。

私が受講したのは、カナダでのいわゆる「アボリジニ(ネイティブアメリカン、原住民)の世界観と教育」というタイトルの講義で、トロント大学初のcoursera講座だったそうです。カナダで一番人口が増えているアボリジニはその国の将来にとっても重要なエスニックグループとして無視できない現状があり、アボリジニの環境と調和しながら生きていくという世界観も今後重要度が増すだろうという背景のもと、彼らがカナダで経てきた過酷な歴史をもっと多くの人に知ってもらうというある意味、カナダ向けの啓蒙的な内容がメインテーマでした。

以前にこちらのブログでもちらりと紹介しましたが、内容の充実度にまずびっくり。それからディスカッションフォーラムの、ある意味雑多な投稿のやりとりに圧倒されました。

私がこの講座を通して学んだことで印象に残っているのは、アボリジニ独自の教育観。薬草の扱いなどを除いては、特に決まった「師匠」「弟子」がいるわけではなく、コミュニティにいるひとりひとりが「教師」であり「生徒」である。また、「学びのペースは人それぞれ」「何をいつ学ぶかは、個人が決める」「こどもは『遊び』を通してソーシャルスキルを身につける」など、多読的であり、BB的(^^;)。

そして講座のフォーマットもこの世界観を反映した形で、ショートエッセイも、投稿すると、ランダムに選ばれた受講生の「誰か」が読んで、評価を下します。もちろん、評価基準は提示されていますが、これがなかなか的を得たもの。エッセイのテーマも、「自分の身近にある出来事、場所を、そこにはじめてやってきた人のつもりで描写しましょう」ということで、文化人類学的な「視線」でアボリジニを見ることの是非を「見られる側」に自分を置くことで「実感」させようという趣旨。

クイズも、100回までやり直しがきく形で、要するに、「講座で送った情報を正確に受け取ってね」ということ。

フォーラムへの投稿も、何か小難しいことを書かなくても、前の投稿者の言葉に「それ、同感!」とか「いい情報をありがとう」でもOKで、それぞれが、何かしらの「気づき」「学び」を得ればいいという構えでした。もちろん、なにやら小難しい議論をしているグループもありますが、それはそれでOK。

私自身も、ちょこっと投稿したら、それについての反応もあったりして、やっぱり嬉しい。

この講座の受講者は、、、2万1000人。 Coursera全体で、300万人突破というニュースも数日前にあったけど、さもありなん。

Courseraでは、東京大学も開講するそうですね。村山斉先生の講座、受けてみたいが、ついていけるか?

多読やなにやらで、英語力がついて、本を読むことが楽しく、それで満足するのももちろんいいけど、coureraや他のオンライン講座のようなところで世界を広げるのも楽しいと思います。

私はまた、来年の冬から春に何か受けたいです。。。村山講座、、秋なのね~(涙)。

夕ごはん

すきやき

春休みのレッスン、お疲れ様~ということで。










2 comments:

  1. おお。受講されたのですね、Coursera。それもしっかりと。
    私もおりひめさんの以前の記事を読んで興味をそそられたのですが、それっきりになっていました。
    時間ができたらやりたいのが、中国語で、これも掛け声だけで終わっており、家族に「いつから始めるの。もう○年たったよ。」と冷やかされる始末。
    忙しい生活の中で、新しいことを始めるコツというのは何かありますか。
    何に時間を使っているかというと、くだらないことなのですが…。

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  2. sunset様 Courera、いろいろ楽しかったです。ディスカッションでスピーキングの必要がないので、ノンネイティブに「不利感」が低いかも?と思います。「新しいこと」を始めるコツ、、、うーん、「思い立ったが吉日」かな(^^;)。全然参考にならないかも、、、。中国語なども多読多聴方式はどうなんでしょうね?私も、ある言語を、多読多聴方式でやりたいと狙ってるんですが、まだ狙ってるだけ(^^;)。

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