2013-01-30

i-padレッスン

今朝から風が強くなり、下校時間には、かなりの吹雪。保護者の方から問い合わせもあり、学級閉鎖もあり、、、で、学校から直接レッスンに来る低学年クラスはキャンセルにしました。彼らが徒歩で教室まで来るのは、、八甲田山死の行軍に近いイメージだったので(^^;)。

高学年クラスは、なんとかたどりつき、通常レッスン。ためしにi-padにダウンロードした遊べる絵本を見せたら大喜び。「もっとやりたーい」の声もあったけど、こればっかりじゃね。ただ、動画サイトからOne Directionの唄を見ながら聴きました。まだ照れてたけど、きっと頭の中に残ってることでしょう。BBカードではThree in a lineとドキドキドーナッツ。新しい文法事項も入れたかったですが、あんまり急がなくてもいいかな、、、と。最後は、The Bird and the breadの読みの練習。うーん、わざと日本語チックに読み始めちゃっていますね~。ということで、ダメ出したくさん。

「そんな英語じゃ通じないよ!」

おひとりさま中学生クラスでは、高校受験の過去問からリスニングを。大手塾の方で裁量問題対策はびっちりだそうですが、リスニングの練習はいまのところないそうで、こちらでは、それをフォローしていきましょう。グラマーカードで戦争ゲームをしたり、i-padから理科系のストーリー(火山のでき方)を英語で読んだりして、リラックスのためのレッスン。

最後の中学生クラスでは、悪天候でひとり欠席。はやばやと進学先が決定したAちゃんと中2のBちゃんも含めて受験の過去問に取り組みました。Bちゃん、かなりいけてますね~。中3メンバーは、ケアレスミス、思い込みに注意。うーん、もう少し取れてると思ったけど、意外なところでミスをしているのはテスト慣れしていないからかな~。来月は、本格的にテスト対策だね。

それにしても、つくづく、「英語力」をはかっていない「受験問題」には、うんざりです。

夕ごはん

ホタテと白菜のバターいため
長いもとミズ菜のサラダ
長いもすりおろし
なめことあげのみそしる




2013-01-28

省エネ受験

今朝は雪かきから。そろそろ、雪をどこに棄てたらいいのかが、わからなくなるほど、壁になってます~(^^)。約2時間のエクササイズ。

午後の英語教室では、先日の「多読カフェ」で「英語カラオケ」を楽しんだ余波(?)。で、唄をもうちょっといれようかと思い、高学年には、あまりにも児童英語の唄ではもう物足りないかなあとビートルズのHello、Good byeを用意して(いえ、youtubeの動画をすぐに見られるようにしていただけですが)。ところが、最初のクラスでは、その高学年ふたりが少年団の試合が近いということで欠席。小3くんのみ。まあ、それでもいいかな?と唄を流したら「英語なら”Country Road"なら唄える」と言うではありませんか。

そういえば、学芸会で3年生はそれ、やったんだよね。

ということで、このクラスではCountry Roadもながしてみました。絵本を2冊読んだあと、BBカードで3 in a line クラブの絵と文字を場にアトランダムに並べて。いろいろチップの並べ方を工夫して楽しみました。2勝2敗。

次のクラスでも唄。やはり3年生がいたのでCountry Roadを見せたけど、あんまり反応がなく、5年生女子もいたから、それなら、これいけるか~?と、One DirectionのWhat makes you beautiful. どっちがいい?

「うーん。どっちでもいい。」(←イケルということですね。)

来週もまた聞いてみましょう。

おもしろかったのが、Country Roadには反応していなかった年長くんが、、、なんと、What makes you beautifulでは、もごもご口を動かし、首をふって、ノリノリだったこと。え~、この年齢でもいけちゃうの?

BBカードでは 3 in a lineのあと、同じカードをそのまま使って「どきどきドーナッツ」。文字カードを読もうとがんばっていました。

さてさて、最後の中学生クラス。高校受験の倍率が出て、志望校では17名が今のところ「不合格」になるという状況は、さすがののんびり君も、「お尻に火がつき」、不安そう。いや、今のままだと確実にキミはその17名のうちのひとりだよ(きっぱり)。ということで、過去問に取り組み、今後の対策を練る。他の科目もかなりやばそうなので、2月中は、自習補講の嵐です。

ま、これで合格したら、なんとも「省エネ」な受験ですね(^^;)。

レッスンで読んだ本。絵の部分だけ読むこともできるけど、今日はさらりと内容を楽しみました。ストーリーも「そんなバカな!」だけど、絵がとにかく強烈。

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夕ごはん
鶏肉とキャベツの塩麹いため
ホタテときのこの佃煮
長いもすりおろし
キャベツとニラのみそしる



2013-01-24

スピンオフ多読カフェ

ここ数日、寒さが緩み(ったって、最高気温はマイナス4度くらいですが)、今日はお天気。北見までの一時間ドライブも幹線道路は乾いていて、スイスイでした。

月に一度の多読カフェです。

実は、今月半ばの極端な寒さで、カフェを開いているビルの水道管が破裂。修理に今月いっぱいかかるということで、今回は、いつもと趣向をかえて、「英語なんちゃってカラオケ」がおまけテーマに。

北見市内のカラオケボックスに集合。一時間ほど「英語カラオケ」を楽しんだ後、別のレストランの個室でランチをしながら、多読本の貸し出しなど。

「英語カラオケ」では、かーぺんターズ、ビートルズ、キャロル・キング、セリーヌ・ディオンに混じり、なぜかミッキーマウスマーチ、ABCの歌、ビンゴなども。(英語レッスンでの定番ソングがカラオケにあるとは知りませんでした!)で、個人的にはレッスンで使おうと思ってるワンダイレクションの曲をちゃっかり練習させてもらったりして(^^;)

多読ランチからの参加の方2名を含めて総勢7名の集まりでした。

今日行ったカフェは、古い住宅を改装したお店なのだけど、昭和レトロなのか、アジア趣味なのか、フランス人形もあったりして、なんでもありのフシギな雰囲気。たとえていうなら、「実家感覚」。(ほら、日本のおうちって、いろんなものが置いてあるじゃない?特に「実家」って。)

ちゃぶ台、畳の個室で、くつろぎました。隣の部屋からも、赤ちゃんの声がきこえるなど、子連れのおかあさんも安心して気兼ねなく過ごせる空間かな?そういう場所が増えるといいのにね。

いつもの雰囲気ではない、スピンオフ的な集いでしたが、楽しかったです。

あたり一面の雪景色もいいけど、そろそろ春が恋しいですね、ということで、お花が沢山出てくる一冊。お、そういえば、ランチを食べたカフェは「ぼたん園」の敷地にありました~。


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夕ごはん

イカの刺身
じゃがいもとチーズの炒め物
わかさぎの南蛮漬け
長いもすりおろし
ニラときのこのみそしる

私はランチのボリュームがありすぎて、夕ごはんは、ほとんどパス(^^;)。最近、外食ランチをすると夕ごはんが食べられなくなります。





2013-01-21

グリーティングカード到着

あれあれ、ちょっと寒さがゆるんできたよ~。屋根から雪がどさーっとなだれ状態。最高気温がマイナス3度でした。

今日は、郵便事情と税関事情で、長い間、国と国のあいだで宙ぶらりんだったオーストラリアからの手紙がどさりと到着。

クリスマスに届くはずのグリーティングカード。

仲介してくださったCAPRIさんからは、何度もお詫びのメールが届き、ていねいな対応に感謝するばかり。

私の方は、クリスマスレッスンも前倒しだったし、昨日まで小学校が冬休み。その間のレッスンは、おうちの事情などで欠席も目立っていたので、クラスのみんなでカードを眺めるタイミングとしては、絶妙でした。

一生懸命ひらがな、カタカナで「メリークリスマス」とか「よいおとしを」って書いてあるカードを見て、「これ、読めないよ~」とかつっこむ中学生のキミたち!キミたちの英語、ど~よ?書いてみたら、オーストラリアの子からみたらどんな感じ?と逆つっこみしたら、みんな「。。。。。。。」

小学生には、書かれている英文のメッセージは私が読んであげましたが、聞いているだけでなんとなく内容がわかるみたい。「ナマ英語」だよ~。

中にはメルアドを記載している子もいて、そういう子には、私が仲介してメールを送ってもいいかなあと考えています。

それにしても、「ゲーマー中学生」Aくんに届いたカードに描かれていたなぞの物体。クラスの男子ほとんどが、「これ、ポケモンのアイテムじゃねー?」と、即、反応していて、おお、「言葉」を超えた交流ってこういうこと?私には全くわからない世界だけど、南半球の彼らと同じ世界を共有できているみたいでした。

学校の英語は苦手だったり、嫌いだったりする男子たちも、かなりテンション高く、英文のメッセージを解読していて、それぞれのカードの特徴をじっくり観察。書いた子の性格や、好きなことを想像したり、なかなか楽しいひととき。

読むこと、書くことがとっても苦手な中2のBくんが、帰り際「さて、来年はどんなカードを作ろうかなあ」ってぼそっとつぶやいていました。

「来年」ってゆーか、、、「今年」だけどね(^^;)

夕ごはん

鶏肉と白菜の塩麹いため
わかさぎの南蛮漬け
イカの塩辛
長いもすりおろし
冷奴
じゃがいもとあげのみそしる

2013-01-19

冷蔵庫のコンセントを抜くのもいいが。

はい、今年も流氷シーズンです。「流氷が来ると寒くなるね」が例年の挨拶ですが、今年は流氷が来なくても寒い日々でした。

そんな中、北海道では、「節電キャンペーン」が続いていて、地元の北海道新聞では、今年にはいって2回ほど生活面で「冷蔵庫を使わない生活。食品保存の方法。」を実践している方が紹介されていました。

以前にこちらでも紹介したはらみずほさんの電気代600円生活のハウツーも北海道新聞社から、本になるなど、ある意味、寒い日々を利用した「節電術」が浸透中?

最近の道新で紹介されていたのは、冷蔵庫なみの気温になる玄関を利用して、食品を保存したり、乾物や、瓶詰めを使う方法。そこをヒントに実際、冷蔵庫のコンセントを切ったという美瑛在住の方のブログも見つけました。

オホーツクの玄関では、、、冷蔵庫どころか冷凍庫状態なんで(^^;)、私は「冷蔵庫なみの気温」を維持している「廊下」を利用。冷蔵庫のコンセントは、今のところ冷凍庫を使うためにいれたままです。

冷蔵庫のコンセントを抜くのもいいんですが、、、私が発見した、「最強」の節電は、、、

「テレビを見ない」

これ、効くよー。我が家では、以前はあたりまえのように朝のニュースはテレビ、昼は、ワイドショー。、夜はバラエティ、、、で、スポーツ実況がはいった日曜日なんて一日中テレビがついてましたが、インターネットが充実してきてからは、朝もテレビは見ないでニュースはネットから。昼や夜の食事時に、ちょこっと娯楽番組を見る、、くらいになりました。スポーツ実況もネットで見られるしね。

それだけで、先月の電気使用量が前年同月比で100kwhも低かった!

家族も私も基本的に「テレビっ子」なのに、最近、全くといっていいほど「見たいテレビ番組がない」のがこうなった理由のひとつですが。テレビのコンテンツの低さのおかげです(^^;)。

先月は、クリスマスレッスン用や、おつかいものなどで電気オーブンの使用率があがってたのに。。。
道新記事、冷蔵庫もいいけど、「テレビを見ない」効果についても触れてほしいな。

はらみずほさんの本はこちら。


できた!電気代600円生活
できた!電気代600円生活はら みづほ

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夕ごはん

豚バラ肉と白菜の蒸し鍋
卯の花炒り
イカの塩辛
鶏皮とこんにゃくの甘酢和え

スーパーで「白菜1/4株¥130」を見てびっくり!去年の夏、ひーひー言いながらたねまきして白菜育ててよかったな~としみじみ。







2013-01-16

I don't like homework.

最低気温がマイナス20℃で最高気温がマイナス10℃が「デフォルト」の状態の日々、、、今日もそうなんだけど、レッスンに来たこどもたちは、「今日はあんまり寒くないねー」だって。。。日没が遅くなり、なんとなーく日光の力が強くなっているからでしょうか??? 

小学生低学年クラスから、中学生クラスまで、4コマの一日でしたが、どのクラスも楽しかったな~。そんな中、今日の最大のトピックは、、、最後の中学生クラスでのできごと。

 中学生は、今日が始業日。にもかかわらず、、、6時間授業。で、中3生は明日とあさってが「学年末試験」のスケジュール。どうなんでしょうねえ?しかも、明日は英語のテストがないというのに、中3生全員参加も、、、ありがたいような、、だけど、どうなんでしょうねえ(^^;)? クラスでは、明日のテスト科目の「社会」をやる女子2名(^^;)。まだ終わってない英語の宿題をやる男女一名ずつ(←テストは、いいのか?君たち??)私が出した課題を黙々とこなす中2女子。

そんな中、多読支援のメーリングリストで見かけ、昨年末くらいから毎回行っている「5分間ライティング」は一斉にやりました。週に一回ですが、スペルミスは気にしないでいい、わからない単語は、日本語でいい、思いつく英語をできるだけ書こう!という趣旨です。少しずつ、書ける内容が増えたり、充実してきてとっても興味深いです。そして、本日、今までで見た中で、ベスト!と思われる作品が生まれました。作者は、BB育ちの中3のAくん。学校の英語は苦手です。スペルは覚えない、ベンキョウは大嫌い。今日も当然のように明日が提出期限の宿題をやってる、、、そんな生徒。ところが、この5分間ライティングだと、少ない語彙と構文を使い、自分の気持ちを120%表現します。逆に「お勉強」をしっかりやっている生徒が、難しめの文法を使おうとして、なかなか「気持ち」まで現れないのと対照的。 5分間ライティングは、人には見せないのが原則なんだけど、私があまり感動したんで、クラスのみんなに紹介したら、みんなも感動してました。 こちらでも披露しちゃいます。
 
 Wednesday, January sixteenth,2013

 I have a lot of homework.
 It is very hard. Science, English, and Japanese.
 I don't like homework.

 I want to watch movie, but I have a lot of homework.
I want to go shopping, but I have a lot of homework.
 I want to play the game, but I have a lot of homework.

 I don't like homework.

 もちろん、使ってある語彙も少ないし、単純な文法しか使えていません。しかし、等身大の彼の気持ちは伝わるよね。それが「言葉」なのでは? 彼が英語でこれだけ自分を表現できるということを学校の先生が知らないことをとても残念に思います。一方、こういう方向に英語の力を「勝手に」伸ばしている彼を頼もしく思いました。

 夕ごはん

 ひじきの煮物
 きんぴらごぼう
 卯の花炒り
煮込みうどん

2013-01-13

「オーロラ・ストーリー」(星野道夫写真展)

新年になってから、はじめてのおでかけ。大型家電店を冷やかしてから、写真展へ。私の中の「男前殿堂ベスト3」に堂々エントリーしている(?)星野道夫さんの写真展[遥かなる旅」でした。場所は北網圏北見文化センター。日曜日とあってか、結構な人手で、ちょっとびっくり。受付で料金を払って、写真を眺めようとしたら、、、、

あれよあれよという間に併設のプラネタリウムに案内され、、、「オーロラストーリー」というものを見ることに。え?それは、予定になかったんですが、、何分の映画なの?あ、30分。それならいいかあ。。。

普通の映画をプラネタリウムで見るという趣向ですが、なにせテーマがオーロラだから、なかなかの迫力でした。「マッキンリーを背景にオーロラの写真を撮りたい」という星野さんの挑戦を後追いしつつ、科学的なオーロラの解説と、アラスカ先住民に伝わるオーロラの解釈をシンクロさせていて、短編ながら、星野ワールドの世界観がイイ感じに紹介されていました。それにしても、撮れるかどうかわからないオーロラ写真のために、マイナス50度の山中に、一ヶ月ひとりで過ごしたという星野さん、その間、どんなことを考えていたのだろう。かっこよすぎる。

写真展の方も、当然ながら、アラスカの迫力ある自然と生き物がたくさん。ところどころに星野さんのエッセイからの一文がちりばめられていたりして、「町の雑踏を自分が歩いているこの瞬間、もアラスカのどこかでは熊が歩いているということを感じる」という星野さんの言葉を改めて思い出しました。

彼のような形での「つながり」の意識の仕方、SNSの「つながり」とは、違うよね~。ため息。

直筆原稿とか、使い込まれたリュックとか、愛用のセーターとか、そっちは、結構ドキドキして見ちゃいました(^^)。

夕ごはん
寄せ鍋

この冬は鍋料理ばかり(^^)。

2013-01-08

「図書館戦争シリーズ」

「このごろの子供たちは、興味の幅が狭いのでは?」と、ある会合で出た話題。

「なんのかんの、自分たちが高校生くらいのころは、やることないから本読んだりしてたけど、今のこどもたちは、ケータイ、スマホでネット見て時間つぶすじゃない?あれって、やっぱり脳の使い方がゆるくなるんじゃないのかな?読書って、集中力必要だけど、ネット見るときって上の空でもできるって、自分も感じるもんね~」

だいたい、こんな趣旨のご意見でした。そうなのかな?そうかも、、、、やっぱり本を読むのって頭の体操にもなるよね。だけど、ネットや他の媒体に慣れきって「咀嚼力」がなくなってきている子にどうやって「読書」に気もちを向けさせることができるかな?

の答えが、もしかしてあるかも、、、のシリーズをこのお正月読破。

「図書館戦争シリーズ」。全3巻プラス別冊2巻の計5巻。

舞台は近未来。市民の無関心でいつの間にか成立してしまった「メディア良化法」による、書物の事実上の「検閲」に対抗するため武装した「図書館」。その名も「図書隊」の隊員たちを主人公に、差別用語の問題、表現の自由と公序良俗のバランスについてからスピンオフストーリーでは、児童虐待からストーカーまで、扱うテーマは幅広く結構「硬派」。「表現の自由」と「図書館」を守るために武装してるから、かなり派手な銃弾戦ありのアクション物です。

アクション物なのだけど、、、ほら、塩っ辛いポテトチップスを食べていると、今度は甘いクッキーに手が伸びたくなるじゃない?ということで、「硬派なアクションストーリー」にはさまれているのが登場人物たちの「恋愛模様」。これが、もう、少女マンガさながらの「甘さ」が満載。「塩気」と「甘さ」のミルフィーユ状態や~。

「表現の自由」とは?などの硬いテーマが苦手でも、遅々として進まない主人公たちの恋愛状況が気になり、読み続けちゃう層もいると思う。

という設定の巧みさで読者を惹きつけている作者がシリーズを通じて訴えているのが、「どんな本でも本は本。表現の自由、読書の自由は絶対に死守されるべき」ということなのです。作者の「本」への愛情がたっぷり感じられます。

で、このシリーズがどうして「読書離れ」のこどもたちを本に呼び戻すかも、、と思ったかというと、「本」がテーマでありながら、少年漫画、少女マンガ、テレビアニメ、アニメ映画そしてこの春(ゴールデンウイークあたり)には、実写映画化されるという「メディアミックス」てんこ盛り。言い換えればそれだけいろんな媒体に引っ張られるほど、わかりやすいキャラクターと筋立てなんですが。

たとえば、漫画を読んで、そしてアニメを見て、「じゃあ、原作どんなだろう?」と手にとってくれる人がほんのひとりでも増えますように、、の祈りを感じました。そして、こういう楽しい本を一冊読んだら、次の本に手が伸びるかも、、、。活字離れというより、まさに「メディアミックス」で相乗効果が出ればそれはそれでアリなのでは?(それにしても、実写楽しみだ~。)

表紙のデザインに、作品内のキイワードがさりげなく描かれているセンスもよかったです。

それにしても、しみじみ「図書館」ってありがたいな~。このシリーズも全部図書館で借りたし(笑)。


図書館戦争
図書館戦争有川 浩

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夕ごはん

ポテトコロッケ
きんぴらごぼう
長いもすりおろし
イカの塩辛
白菜の漬物
大根とニラのみそしる






2013-01-05

仕事はじめ

三が日終了で、昨日から今日まで冬休みレッスン。

午前中は、「ことわざカード」で遊ぶ小学生レッスン。小3男子。

午後はBBカードのPlayBookをできるだけ進めようと小6女子。
その次は中3女子。次は中2クラス、で最後は中2ちゃんの個人レッスン。

たまたまだけど、だんだん年齢があがっていく妙を一日で味わえて、「成長」って面白いなって思い、中3女子たちは、ほとんどの子が、小学校低学年からのおつきあいだから、午前中の小3くんやそのあとの小6ちゃんの姿とかぶせると、ずいぶん「オトナのお嬢さん」になったなあと感慨もひとしお。しかもあと数ヶ月で中学すら卒業して、それぞれの進路に進むのね~、と、ややしんみり気分。

そんな気分のところに、、、、、今年からこの教室に通うことになった高校生女子登場。(大学受験の数学を受講をするため。担当は、私じゃないのは言うまでもないが。)

わー、さっきの中3女子たちが、、、まさに「チューボー」に見えるよ。(いや、「チューボー」だし。そのままだし。)

ますます、「成長」のフシギを感じました。

しかし、、、、ジブンの方はどうなんだろう?彼女たちほど、何か「オトナ」になれていることあるのかなあ?

という感じで、仕事始めも終了しました。今年もがんばろーっと。

夕ごはん

豚バラのしゃぶしゃぶ

連日マイナス20℃。日中でもマイナス15℃。ということで、連日「なべ料理」です。


2013-01-03

「のぼうの城」

新年あけましておめでとうございます。

新年二日ほどは、比較的穏やかでしたが、今日の昼前から突然の暴風雪。あっという間に積もった雪を夕方、始末しました。

皆さんは新年をいかがお過ごしでしょうか?今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年始、視聴したテレビ番組の中で、印象的だったのが、「ほこ×たて」。究極の2者を対決させる番組です。これ、いろんな対決があるのですが、企業同士の対決の中にはこの番組の出演により、就職希望者が激増するケースもあるそうで、この国の技術や知恵の凄さを伝えるには「プロジェクトX」より上かも?の充実度。

今回のテーマは「なんでもぶっつぶす金属球」VS「絶対に割れないガラス」。穴があいて、ガラスの向こうにある旗を取り出せたら金属球の勝ち、というルール。どちらも、それぞれの製品を開発、使用している企業の担当者がガチンコ勝負。

結果、穴は開いたものの、旗を取り出すにはいたらず、、、勝敗はどうする?の場面で、「ああ、これって、世界標準からいったら異端かも?」のヒトコマが。。。

金属球側→「穴は開いたけど、旗が取れなかったから、我々の負けです。」
ガラス側→「旗は取られなかったけど、穴が開いたから我々の負けです。」

結果、「引き分け」で番組は終了したのですが、これって、もし、「あの国」や「あの国」でのお話だったら、絶対両者が全く逆の理屈で、「勝ち」を主張するのでは?

おそらく、金属球側は「穴が開いたからおれらの勝ち」、で「ガラス側」は、「いえいえ、旗をとられてないからうちらの勝ち」。

この場面で、「あっさり負けを認める」ってのが、この国の文化なのか、倫理観なのか、とっても面白く、そして好ましく思いました。(世界標準で通用するかどうか、は別問題だけど。)

「戦い」について、どう考えるか?の哲学の問題なのかな。

戦いといえば「戦国時代」。ちょうど知人が貸してくれた「のぼうの城」(和田竜著 小学館文庫 2010)上下巻をこの年末年始に読破。

映画にもなった「忍城」の攻防についての物語。こんな史実があったことすら知らなかったけど、たった500人が2万人の大軍を退けたというのだから、そりゃー、映画にもしたくなるよね。

あんまりたよりない風情に、周りが「おれらが、何とかせねば、、」と奮起してしまうリーダーが主人公なんだけど、そのリーダーが、ほんとに「でくのぼう(のぼう)」なのか、「フェイク」なのかがビミョウであるのと、「負け組」の武士たちと、農民たちが、エリート集団を撃沈するという戦いの妙がストーリーの魅力でした。

この「ふにゃふにゃリーダー」、「のぼう」ではあるものの、人情の機微に厚く、芯はしっかりしてる。だから、今の日本の「リーダー」とは同じように見えて「格」が全然違う。現代日本の「自称リーダーたち」には、「のぼう様」のようなしなやかさと、まっすぐさが足りないように思います。それならいっそ、「リーダー不在」が、もしかしたらデフォルトで、しっくりくるのかもしれないな。また、この物語の中でも「負けを認める潔さ」の美学が描かれています。

そういう感性、「ぐろーばりぜーしょん」の中では、不利なのだろうけど、サイズに合わない靴をはくぐらいだったら、もういっそのこと「うーん、ムリヤリ靴をはいていたけど、実は下駄の方がやっぱりしっくりくるんだよ」と開き直った方がいいのでは?と物騒なことを思ってしまう年始でした。(それが通用していたら、今の日本になってないんだよね。。。。)

さらりと読むにはうってつけの戦国物でした。


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夕ごはん

キムチ鍋