2011-09-08

「病気を抱えたとしても」チカップ美恵子


台風12号と13号の影響は、オホーツクには及ばず。今日はさわやかな風の一日でした。早朝の花の収穫やらハウスの草取りをしたら、午後は「意識不明(つまり昼寝)」、ちょっと寝すぎたけど、夏の疲れかな?

地元の神社ではおまつりの一日。小学校は4時限で終了。「駒踊り」というイベントにたくさんの子が参加したそうです。いつか見たいとおもっているんだけどね。ちなみに、「駒踊り」参加者は3000円の「お礼」がゲットできるとか。それが目当てで、今年はかなりの数のこどもが集まったとのこと。伝統行事の継承もたいへんだ。

伝統行事がこうして続いていくのはいいことなのだけど、北海道はこうした神社ができるずっと前から「カムイ」の土地でした。そんな「カムイ」信仰をはぐくんできたアイヌの人々がいたことは忘れられることはないでしょう。

昨日の北海道新聞には、昨年61歳で亡くなったアイヌ文様刺繍家であり、アイヌの人権問題を訴え続けてきたチカップ美恵子さんの作品集発売の記事が掲載されていました。

チカップ美恵子さんの本は20代のころに読んだことがあるけれど、刺繍の本は見たことないかも?読んでみたいなあ。記事には、病床で最後にお書きになったという詩が掲載されていました。タイトルは「病気を抱えたとしても」

病気を抱えたとしても
自分をおとしめず 卑屈にならず萎縮せず
毅然とした姿勢で過ごす
自分をさいなむなんてもってのほか
病気は生命体の宿命のようなもの 焦らず あきらめず
六日六夜 自暴自棄にならず
あるがままの自分を見つめる 自分を認め自分を欺かず
忘れていた笑顔を思い出して 自分に明かりを灯す
神から賜りし個性
この社会に必要なのは 価値観と思考の多様性
一人ひとり違って当たり前
されど対等な存在 かけがえのない存在
生命(いのち)は存在そのものに異議がある
人は社会の一員 社会の輪(わ)の中にある
社会にある利他主義や利他的な生き方 一人でない
おじけずに勇気を出して 手を広げよう
一度きりの人生 人生に花を添えるべく
等身大の活路を見いだし
切磋琢磨して輝かしい自分の人生を謳歌しよう


「等身大の活路を見いだし」って言われると、ほっとしますね。

夕ごはん

ピーマンの肉詰め
トマトとたまねぎのサラダ
冷奴
いくらのしょうゆ漬け
イカの塩辛
なすとあげのみそしる

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