2011-09-29

勉強中心。

なんだか、バタバタしています。来月は、一年で一番忙しい月。覚悟せねば、、、、。

昨日のレッスンは、小学校低学年クラス、高学年クラス、中学生クラスがふたつ。

最後の中学生クラスについて書きますね。前回の定期テストで「撃沈(?)」が相次いだのと、学校の授業内容、進度にとってもとっても不安を感じるので、レッスンの方針を少し転換。最初の多読タイムはそのままだけど、長い物を読める子と、短いのを一冊で終わらせちゃいたい子がいるので、早く読めた子には教科書テキストの音読、Look up and say、そして見ないで本文を書く、などの教科書重視課題。長いのを読める子は1000語くらいのFRLを読むことに。

おお、結構いい感じ。

FRLを読んでいたAちゃんも教科書音読用のプリントをちょこっとやって、そのあとは、前回BBでカバーした「不定詞」の説明プリント。もう、思いっきり、はしょって、コツだけ。文法用語も最低限。ただし、英語と日本語の語順、修飾のかけ方の位置の違いに説明の比重を高くして。これが、今後、分詞やら関係代名詞やらが出てきたときにまた大事になるからねー。というか、英語だと、最初にどんな話をするのかはっきり言わないとダメなんだよ~。って、ちょっと誇張したかも(^^;)

「英語は三角形。日本語は逆三角形。」ってことなんですが(^^;)

ということでBBもやる予定でしたが時間切れ。代りにリスニングプラスJでリスニングクイズとシャドウイング。

BB育ちでとても将来が楽しみなクラスですが、なんだか「塾」っぽくなっちゃった。仕方ないのかなあ。みんながおうちで学校の部分はがんばれば、やらなくっていいんだよー。

夕ごはん(本日の)

ハンバーグ
ポテトサラダ
イカの塩辛
キンピラゴボウ
きのこのみそしる

今日は我が家でジャガイモ堀り。今年はいつもより収穫量ありそう。春先にいろいろがんばったかいがありました。

2011-09-27

経験にない言葉

えー、本日は、先ほどツイッターで見つけたクオテーション(引用)から。

コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験にある言葉を使わなければならない。
説明しても通じない。
経験にない言葉で話しても理解されない。(「プロフェッショナルの条件」より)


上の引用を読んで、すぐに思い出したのが中学生とレッスン。BBカードや多読などで英語をまるごと使うレッスンだったら問題ないのだけど、どうしても学校の授業内容を補習しなければならないのが現実。

そうなってくると、「3単現」やら「不定詞」やら、「受動態」やらの「文法用語」を扱う羽目になる。

で、こういう「用語」が中学生の「経験にある言葉」かというと、、、かなり厳しい。

だから、こういう用語を駆使して一生懸命「説明」しても、、、、「通じない」。なぜならば「経験にない言葉で話して」いるから。

言いたくないけど、学校の先生でこの事実に気づいている人は、どのくらいいるのだろう?少なくとも、私の周りの学校では、あんまりいないらしい。「噛み砕いて説明すればわかるだろう」は、まだ良心的。ただ、良心的すぎて、これでもかーと、文法用語を振り回して、余計に生徒の脳裏に「???」と積み重ねるだけ。なんだか、哀しい。

「とりあえず、説明しとけば、相手(生徒)がわかるだろう。わからないのは受け手の責任」というのが、よくある方向。

どっちにしても、生徒からの反応は、、、「学校の英語、やだー!」。ああ、残念。

一方で、文法用語を使うことで英語の「構造」が把握しやすくなるタイプもいます。理系に多いんですけど。ここでの問題は、、、こういうタイプは「構造がわかったからOK!」と思いがち。すると、テストで単語が「書けない」で、点数を落とす、、、「なんでだー!オレ、わかってるのにー!、、、、」で、落ち着く先は、、、「英語やだー!」

「わかった」=「できる」ではない。
「知識」=「できる」ではない。

英語は、自転車乗るのやら、スキーをするのと同じ形で身につけるものだよーってこと、中学の英語授業の最初にでも言っておいてほしいです。。。

ということで、本日のレッスンでは、小学生は英語絵本を2冊読み、BBカードでビンゴ3回。代名詞ビンゴに、現在形ビンゴ。こんな風にまずは「形」をいえるようにしてから、、、、「構造分析」が大多数の子にはあてはまると思う。構造から入ることができる層は、そんなに多くないのでは?

中学生クラスでは、、、BBLを2冊読んでから、不定詞のおさらい。「形容詞的用法」を説明するには、まず「形容詞」がわからないとダメなので、そこから。そういう用語がわからなくても大丈夫だよ!とは繰り返すのですが、、、「わからない」ことに「不安」を感じる年齢だったりもするので、「わかった気」になってもらい、メンドクサイところはスルーするように導くのが一苦労。

ま、ある意味「ワザ」とでも言いますか(^^;)

別名「言いくるめ」(^^;)

ああ、ほんとに回り道。

冒頭の引用は、ドラッカーさんだそうです。

夕ごはん

レバニラ炒め
イカの塩辛
胡瓜の漬物
納豆
あげとわかめのみそしる

レバニラ炒めのレバーは、塩麹で和えて一晩置いたものを使いました。最近、塩麹料理がとっても便利です。

2011-09-26

秋休み中

秋晴れのさわやかさがまた、やってきました。もう9月も終わりですね。

最近の学校は2学期制で、今、小学校は秋休み中。うっかり普通にレッスンをいれたのだけど、小5クラスのAくんは、20分の遅刻。こんなにいい天気で学校お休みじゃあ、遊びに夢中になるよね~。楽しく外で遊んでいたら、「おかーさんに、呼び戻された。めっちゃ、怒っていて怖かった」といわれると、あれ、ごめんねー。お休みなのに、、、って思っちゃいました(汗)。

TFWや、アルファベットの練習のあと、BBではダイヤやハートでビンゴ。代名詞に言い換えしながら。以前にもやったことがあるんだけど、すっかり忘れていますね。来週、またやってみよう。ビンゴで稼いだチップは、これまた来週のポーカーで使います。

続いてのクラスでも、「うっかりお休み」ちゃんや「遅刻ちゃん」が2名。最初にそろったのは小2の3名だったので、Hi-Byeのあと、「クイズでチャンツ」の色の部分クイズを。「きゅうり」とか「なす」とか、知らない単語が出てきて新鮮だったみたい。絵本を読んでいるところで小4のBちゃんが合流。BBカードでは、ハートの絵を基本にした「すごろく」。はじめてのすごろくは、とても楽しかったみたい。前回あたりから、口数が多くなってきた小2のCちゃん、今日も同学年のDくんを言い負かすなど「やんちゃ」さが表に出てきたなあ。

さて、中学生男子クラスですが、、、どうやら新卒の先生が、テストの問題の難易度の設定に苦労しているみたいで、前回の期末テストは、恐ろしいほど低い平均点。そこそこわかっている子も、これまた恐ろしく低い得点だったりして、対応に追われております。ただ、ショック療法のようになったか、「こんにゃくのようなやる気」だった子が、今日は宿題もやってきたり、少し頭を動かそうとしている様子が見えてきました。高校進学してからが、ほんとうの勝負だよー。

夕ごはん
高野豆腐と青梗菜のオイスターソース炒め煮
きゅうりの塩麹漬け
イカの塩辛
納豆
とうふと大根の間引き菜のみそしる

2011-09-23

図書館もあるよ♪

昨日は、台風15号が、北海道のへりをかすった影響で、早朝は大雨と強風。町内の小中学校も始業時間が2時間遅れたそうです。

私は北見で6回目の多読カフェ。うーん、小さいお子さん連れの方が多いからどうしよう?と数日前から台風の進路をにらんでいたのですが、結局1時間遅れのスタートにしました。

4月から毎月一回の出張多読カフェ。今回はひさしぶりに地元のフリーペーパーで告知したこともあり、リピーターが2名、初参加の方が5名。台風やそのほかの影響でキャンセルが2名。

とてもいい人数バランスで一時間ほど、質疑応答をしながら多読について説明、文字なし絵本を回し読みをして、絵本の情報の読み取り方をみんなで納得してから、ピタパンのランチをみんなで食べて、そのあと本をゆっくり眺めてもらいました。

北見では北見工大が多読用蔵書を一般に貸し出ししているというステキな環境。そちらの本を使うこともできますよ♪とみなさんにご案内。

でも、でも、でも、、、こちらのカフェでは、情報交換や多読以外の英語のお話もできますよ♪も、さりげなく(でもなかったかも?)お伝えしました。

本を読むだけなら、図書館利用がベストだけど、やっぱりいろんな本の話をすることで、次の本が見つかります。私の教室や、多読カフェで人気なのがPoppletonと、Cobble street cousinsのシリーズ。

今、Cobble street系の本で似たようなレベルのものを探しています。お心当たりのある方、ぜひぜひコメントお願いします(^^)

In Aunt Lucy's Kitchen/A Little Shopping: The Cobble Street Cousins #1-2
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夕ごはん

イカの刺身
蒸しカボチャ
いくらのしょうゆ漬け
胡瓜の漬物
納豆
小町ふとわかめのみそしる

2011-09-21

山くだり(?)

台風15号は、ものすごい勢いのようですね。今、北上中。明日の朝にはこちらも大雨大風の予報です。

今日は英語レッスンが4つ。一つ目はオトナの方のプライベートレッスン。続いて小2-小6クラス。小6のAくんは、途中から参加して、最後はひとりでレッスンをすることにしました。そのほうが落ち着くみたいです。さて、レッスンの初めはTFWや絵本の独り読み。小2くんにはアルファベットの小文字を使ったdot-to-dotのあと、絵カード並べ。最近届いたORTから一冊読んだあと、BBカード。今日はスペードで山登りを3回。キューはフレーズでやりました。すると小2くんが、山登りのカードを反対向きに並べて「山くだり~」と、遊んでいる。おお!なんとも新鮮な光景。そうかー。そういうやり方もあるね。つまり、上から5-4-3-2-1-1と、逆三角形に並べただけなんですが。「山登りー」の次に「下山ー」のオプションにしてもいいし、全く別のストーリー(「川下り?「花火」?)に展開可能。

多分、「山登り」は何回もやったから、つまらない→何か新しいことしたいって発想からだと思うけど、なんとも柔軟。最近、暑くてローテンションの小2くんでしたが、今日は目が輝いていました。

レッスン後は、日本語の本を「読み聞かせ」。実は前回、一人の子が借りてきた「学校のはなこさん」という怪談本の漫画の部分を、思いつきで読み聞かせたら、みんなそれがお気に入り。今日は別の「はなこさんシリーズ」を持参するという熱の入れよう。リクエストに応じて漫画の部分と、物語の部分を読んであげました。

みんな、「読んでもらう」のが、まだまだ好きなのね。

途中から参加の小6くんは、TFWのあとThe Bird and the breadをセルム式リーディグ。この本の挿絵はORTの挿絵画家と一緒だということに、今日始めて気づきました(汗)。最後は、ダイヤで仲間わけの復習。Cathyの仲間を文字カードで見せて、共通項をさがすゲーム。わかったかな?

続いてのお一人様クラスでは、不定詞の3用法にbe good atの形を加えてダイヤを使い七並べ。「えー、わざわざハワイに桃をむきに??」とか、「どんだけGeorgeを見つめたいの??」などと、イメージがふくらみました。ORTを読んで終了。

最後の中学生クラスでは、多読タイムのあと、やはり不定詞7並べ。中1のBちゃんが、めちゃくちゃ不機嫌な顔でゲームをしているから、何かあったのかなあと思ったのですが、、、自分が一位上がりをしたら、満面の笑顔。そ、そんなに「勝ち」にこだわってたか? そのあとは、中2は教科書の音読、書写、またまた音読。中1は、教科書プリント。

英語力としては各自、問題なく伸びているのですが、学校での英語授業の進度が数日前の「台風15号」並みにノロノロであることと、授業内容とテスト内容の齟齬が激しく、やや意欲に関わってきてシンパイなので、残念だけど「補習」の要素を増やすことにしました。

ほんとは、自分でやれるはずだよー。そこで、これを読んでいるキミ!ピグやってないで、さっき渡したプリントやるべし(^^)。宿題だぞー!

夕ごはん

豚肉とピーマン、キャベツの塩だれ炒め
蒸しカボチャ
イカの塩辛
いくらしょうゆ漬け
ミソ胡瓜
きのことあげ、わかめのみそしる

2011-09-19

”The Girl With The Dragon Tatoo."

3連休でしたが、、、やや現実逃避。

アメリカ在住の友達が「多読用に使ってね♪」と寄附してくれた本が数冊。その中でも「めちゃくちゃおもしろかった!」とオススメだったペーパーバックがThe Girl with the dragon tatoo.全世界で200万部を売った大ベストセラー。邦訳は「ミレニアム」。スエーデン語が原作で、それを英訳したものがこの夏、私の手許に届いたのでした。

まったくどんな内容か知らないまま読みました。なるほど、世界的ベストセラーだけあり、波乱万丈のミステリーというか、推理小説というか、アクションものというか、、、とにかくエンタメ度抜群。雨降りで農作業もお休みだったので、週末に一気読みしちゃいました。ミステリーとしたら、実は途中で話の流れが読めちゃうところもあったんだけど、登場人物が魅力的なのが「読ませる」理由かも。50ページ目までちょっと我慢。それから「あれ?」と興味が出てきて、300ページくらいで、止まらなくなり、600ページまではあっという間。

「犬神家の一族」と「ダビンチコード」と「羊たちの沈黙」と「華麗なる一族」をごった煮にしたところに、21世紀らしくグローバリズムやネットでスパイスかけたみたいなストーリー(←なんのこっちゃ)。

主人公のツンデレハッカー女子が、哀愁もあり、クールで、かっこいい♪

スエーデンの地理に全く不案内のため、地理関係がよくわからなかったのが残念。例えば、これがアメリカが舞台だったら、地名で伝わるだろうイメージが、全く浮かばない。登場人物が多くて名前を整理するのにちょっと時間がかかる。正直、コンピュータの技術的な部分の話や、企業間でのマネーロンダリングの部分はちんぷんかんぷんだったけど、これはおそらく邦訳で読んでも同じこと。もちろん、わからないところはぶっ飛ばして読みました。また、登場人物の一人が、「名探偵カッレくん」のニックネームをつけられていたらしいんだけど、それは英語を読んでいるだけではわかりませんでした。

読書をするときに、その物語の背景(地理、歴史、文化)が分っていた方がより理解も深まるだろうということが、改めて感じられました。ということで、「多読」に取り組む感覚を新たにできたのがひとつの収穫。

それから、スエーデンの人たちって、ほとんど食事に興味がないのかな?それともこの作者の志向?食べ物がほぼサンドウイッチに限定されていたのが興味深い。しかも、食べ物のディティールの描写が少ない。

多読用に、、、使えるかな?総語数18万5000語。

本国スエーデンで映画化もされていて、ハリウッドでリメイク版も作られているみたい。どちらかというと、スエーデン版の方を見てみたい。

これは3部作の一作目。で、残りの2冊もあるんですよ、手許に。うーん、次を読み始めたら、仕事が滞るなあ。それにつけても送ってくれたJちゃん、Thanks!

The Girl with the Dragon Tattoo (Millennium Trilogy)
The Girl with the Dragon Tattoo (Millennium Trilogy)Stieg Larsson

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夕ごはん

鮭の白子のオリーブオイル炒め
蒸しカボチャ
いくらのしょうゆ漬け
きゅうりの塩麹漬け
イカの塩辛
納豆
きのことわかめのみそしる

鮭の白子は、臭みをとろうと、あれこれやりましたが、、、やっぱり難しい。この食材は、私には使いこなせないということが今回はっきりしました。

2011-09-14

♪tomorrow♪

今日はいろんな顔を見ました。英語教室でのことです。

年長・小1クラスでは、一名欠席で2名の予定が、ひとり遅刻~。それはいいのだけど、小1のAちゃんが、玄関をはいってきたときからあれ?なんだかわからないけど、何かが違う。。。。レッスン開始までしばしあったのですが、「センセー、英語って漢字みたいなの?」とたずねてくる。最初はアルファベットのことが知りたいのかなあといろいろお話したのですが、どうも様子が違う。それでも何がへんなのかわからないまま普通にお話していく中で、「ふーん、、、英語、難しいんだねえ」と顔が曇る。え?そういう話じゃないんじゃないの?どうしたの?何か自信がなくなったの?と、たずねるとうなづく。誰かに学校で、何か言われたの?とふと問いかけると、堰を切ったように話だす。英語のことは、あんまり関係なかったみたい。ちょっとニガテな子に何か言われると、何もやりたくなくなる、、、という心理状態のオハナシでした。それにしても彼女は、小1とは思えないくらい自分の状況を上手に言語化できますねえ。

まあ、とにかくレッスンしましょう。遅刻ちゃんがいるから、アルファべットを使った塗り絵のプリント。それをていねいにぬりこんでいくうちに、憂鬱な気分が解消されている様子がとってもよく「伝わって」きました。遅刻ちゃんが加わってから、BBカード。ダイヤで「大きい数ゲーム」のあと、ビンゴ。結局、今日はそれで終わったけど、最後は笑って元気に手をふってくれました。ほっ。

続いての小2小5クラスも「どよーん」。今日は児童会の選挙だったそうで、立候補した子、選挙管理委員会だった子、それぞれとってもお疲れ。TFWのあと、ORTから一冊読んで、S替えすごろく。あんまり集中できなかったな。ちょっと残念。小6のBくんが加わり、他のメンバーが帰宅したあとは、BくんとThe Bird and the breadをセルム式リーディング。ダイヤで「山のぼり」を2回。時制変換しながら。こちらは、スムーズでした。

中2のおひとり様は、昨日終わった定期テストの問題を持参。ふむ~。難易度もそこそこ。まあ、心配ないんじゃない?それでも、「リスニングが自信ない」というので、ちょっと4級のリスニングで練習してみた。しばらくお休みしていたけど、リスニングも毎回いれなきゃね。そのあとは、接頭語、接尾語のオハナシ。「へー!へー!」と感動していました。「BBカードもすごいけど、こういうのもすごい」とこちらも元気に帰宅。

さてさて、最後の中1中2クラスですが、どうも読み書きがあやしすぎるCくんは、金曜日の中1クラスに移ってもらうことにして、中1ひとり、中2が3名の編成に今日から変更。

部活後にやってくる「黒一点」のDくんは、「こんばんは~!」と、とっても明るくはいってきた。そして、レッスン前に教室横の別室で軽食タイム。「センセー、テスト、だめでした~」と、明るく言うので、ああ、玄関での明るさは、その凹んだ気持ちを押し隠すためね、、、、なんとまあ、健気なんでしょう。ふーん。そうか。。。(結構イケルと思ってたんだけどねえ)内容はよくわかっていたから、あんまり心配しなくていいよ~。次、がんばればいいからね~。そうそう、Dくんのおうちからメロンをみんなで食べてーって差し入れがあったからあとで食べようね~。と言い残し、教室に私は戻ったのですが、、、、

別室からDくんの声が響く。

「センセー、日本には、『謙遜』という言葉があるんですよ~(^^)。」

????

え?

え?つまり、、、「テスト、ばっちりでした」ってこと?

「は~い~(^^)!!」

玄関先でかもし出していたオーラは、ウソじゃなかったのね。。若干、メンドクサイ「ひねり」だが(←小声)まあ、実際戻ってこないとわからないけど、彼の場合、そんな手ごたえを口にしたのは、はじめてだから、ホンモノかも。

他のメンバーもそろいつつあるところへ、中1のEちゃんが、今日はおかあさんと一緒にやってきた。あれ?どうしたの?こちらは、超ローテンション。聞けば、テストの結果が思うように出なくて、今日は一日泣いていたそうだ。それでおかあさんが心配して送ってきてくれたとか。ふ~ん、そうなの?アレアレ、また涙があふれてきちゃったよ。アレアレ、号泣に近くなっちゃったよ。セ、センセーとりあえず、メロン切ってくるからね(汗汗)。

中2のお姉さんたちが、また絶妙にお相手。自分がかつて学校で嫌なことがあり、家に帰って大泣きしながら大笑いしたエピソードを披露するなどして気持ちに寄り添っている様子。

メロンを大皿に大盛りして、みんなで食べて、まず雑談。Eちゃんは、テストの結果を見せてくれた。ふーん、そうか~。なるほどね~。彼女曰く「自分のふがいなさが、悔しい。」という涙だそうです。確かにね、精度が問題なのですよ。ちょーっと、中学校のテストを甘く見ていたかもね?

♪涙の数だけ強くなれるよ♪って唄もあったしね。メロンもパクパク食べて、少し元気出たかな?

ということで、こちらも接頭語、接尾語のオハナシとワーク。うーん、予定外のことがあったから、これで終わっちゃうなあ。ということで、最後はインディアンポーカーで終了。

レッスンの方は、また来週からがんばろう。だけど、たまにはこうして気持ちをみんなで分かり合う時間も大事だね。

夕ごはん

肉野菜炒め
納豆
ミソ胡瓜
いくらのしょうゆ漬け
イカの塩辛
しじみのみそしる

2011-09-12

あせらないで大丈夫

秋風が本格的になってきたオホーツク地方。今日は朝から雨でした。

午後の英語教室では、やんちゃ姫がひさしぶりに早めにやってきて「野外レストラン」。スミレやヒメジョオンの花を使ってかわいい「ゼリー」を作っていました。こういう遊びをたくさんやるのが必要な子なんだけどな。レッスンでは、おっとりAくんと私がアルファベットの小文字の並べ替えをやっている間、やんちゃ姫とAちゃんがTFW。ふたりともなんとな~くフォニックスの法則を身につけてきたみたいで、お互いに相手が取り組んでいるセンテンスを正しく書けているかどうかチェックしあってなかなかいい感じ。「音で書く」のは徹底させたいのだけど、無理強いすると反発が強いふたりだから、まかせられるところはまかせよう。First Fowardから一冊読んだあとは、S替えすごろく。いろんな補助カードを使って、一回休みや、3個戻る、5個戻る、ふりだしに戻るなどをちりばめたら。。。。エンドレスでゴールの周囲をぐるぐるすることになってしまい、なかなか楽しかったです。口の方は動かないんだけどねー(汗)。

続いての「おとなしクラス」は、このクラスでの「やんちゃくん」が手足口病で欠席。静かになるかなあと思ったら、そうでもない。Hi-byeのあと、ORTから一冊、まずは絵をじっくりながめながら読んだら、まあ、あちこちつっこみがはいってにぎやか。BBカードでは、ハートとダイヤを使ってババ抜き。「ババ抜きシラナーイ!」の子もいたけど、とてもリラックスして楽しみました。続いてジジ抜きも。どちらも、なぜか私が負けて大盛り上がり。残った時間はクラブで仲良しや、Save the 1。ダイヤとハートはついに、スラスラ自信を持って言えるようになったCちゃん。そのせいか、ずいぶんリラックスしてきました。

続いての中学生は今日から定期テスト。中3は英語が今日終わってしまうのでレッスンはお休み。中2のDくんとマンツーマンになりました♪彼は、小学生の間は、かなりゆっくりタイプ。中1になっても読めない書けないで、心配していたのだけど、最近、ぐんぐん実力があがってきて、BB育ちの子の底力を見せるとてもいいお手本です。彼との経験から、小学生ではあせらないでゲームをたくさんでいいのかなあと思えます。

夕ごはん

イカの刺身
チーズポテト
いくらのしょうゆ漬け
納豆
高野豆腐ときのこのみそしる

2011-09-11

「つなみ 被災地のこども80人の作文集」

今日は、3.11から半年。被災地からのレポートがメディアで報じられていますね。あの日の映像がまた流れているのを改めて目にすると、と、また言葉を失います。。。。という気持も「言葉」でしか伝えられない。(絵や音楽という手段を持つこともできるけど。)

言葉というのを人間が持ってしまった以上、「どうにかして自分の気持ちを伝えたい」というのは、ある意味本能なのでしょうか?ツイッターの登録者数が全世界で一億人を超えたというのも、気軽に自分の「ひとりごと」を公けにできるという自由さからかなあ。

話を3.11に戻すと、、、あの日の経験を「言葉にして残さなければ」と考えたひとりのジャーナリストが、3.11後、2、3ヶ月後に現地で子供たちに「作文」を書いてもらいました。幼稚園児から高校生まで、80名の子供たちの作文集が「つなみ 被災地のこども80人の作文集」(文藝春秋増刊)。

これを読むと、「生(なま)の自然」を受け止めてしまった子供たちから見た「津波」の実際と、その現実をどう受け止めたか、がリアルに伝わります。また、その前向きさ、ひたむきさには心打たれます。手書きの原稿がそのまま掲載されているのも、つたない文字で一生懸命綴ったその気持が伝わりました。例えば、こんな風。

3月11日、6時間目、そう合のじゅぎょうをした。グラッとゆれた。ガタン、つくえがゆれた。グラグラ、みんな、つくえに入った。グラグラ、まだゆれている。先生がドアを開けた。みんながぼうさいずきんをかぶって、じしんがおさまるのを、まっている。 グラグラ、ガッシャン。けい光とうがわれた。2個ぐらいわれた。ようやく地しんがおさまった。もうみんな半なきになった。ぼくも泣きそうになった。(後略)(小4男子)


(前略)津波は1階の天井まで来て、家はもうボロボロです。目の前が海なのでこわいです。みんなで協力して大谷のふっこうをねがいます。さいがいがおきて、みんなから、たくさんのおくりものをもらっているので、今度何か起きた時は自分たちもその人におくりものをしたいと思いました。(小4男子)


編者のジャーナリストは、「三陸海岸大津波」(吉沼昭著)を読んで感銘を受けたことからこの企画を思いついたそうです。また、書き手のこどもたちは「同世代のこどもたちにぜひ、読んでもらいたい」との気持ちだったとか。

今度、教室で配る毎月の通信に一部を掲載しようと思っています。


文藝春秋増刊「つなみ 被災地のこども80人の作文集」 2011年 8月号
文藝春秋増刊「つなみ 被災地のこども80人の作文集」 2011年 8月号
文藝春秋 2011-06-28
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夕ごはん

豚バラ肉のすき焼き

さすがに風がひんやりしてきました。秋のはじめの日。

2011-09-10

Hot ☆もっと☆ステーション

先週は、高校生の息子さんがいる知り合いから英語の勉強についてのプチ相談を受ける。昨日は、多読だけを続けている中3女子の保護者の方から電話で、あれこれ相談される。もちろん、勉強について。

大したお話はできないので、主にみなさんのお話をきくくらいだけど。

他にも、町内外で関わるいろんな方から、ボツボツと「教育相談」みたいなことを持ちかけられたりする機会が増えてきた。いやはや、私の狭い範囲での経験くらいしかお話できないけれど、ある人からは「うちの子の勉強がたいへんになってきたら、おりひめちゃんのところに相談にいけばいいと思うとなんか安心」といわれたこともある。いえ、たいへんになる前に相談にきてほしいけど(^^;)

それでもなんだか、「町のホットもっとステーション」みたいになってきているんなら、ちょっと嬉しい。一方で、おろそかなことはできないし、いえないなあとも思います。

さて、そんな「ホットもっとステーション」では、本日地元の中学校の期末考査前の特別補習。英数をやるはずが、、、あれー?英語レッスンのみで通っているあの子も、この子も、数学怪しいよ~。だいじょうぶかなあ。

結局、参加者のほとんどが、数学に大半の時間を費やすことに(^^;)。どうしてだろう?

数学得意のAちゃんが、「学校の説明は、表面的かも。。。。」ってコメントしていた。「何で、この作業をしているのか?」がよくわからないまま進んでいるのかな?真相は藪の中。

さて、テストの結果はどうでしょうか?

夕ごはん
高野豆腐と干ししいたけの煮込み
いくらのしょうゆ漬け
ミソ胡瓜
にんじんの漬物
イカの塩辛
トマトサラダ
ジャガイモとわかめのみそしる

2011-09-08

「病気を抱えたとしても」チカップ美恵子


台風12号と13号の影響は、オホーツクには及ばず。今日はさわやかな風の一日でした。早朝の花の収穫やらハウスの草取りをしたら、午後は「意識不明(つまり昼寝)」、ちょっと寝すぎたけど、夏の疲れかな?

地元の神社ではおまつりの一日。小学校は4時限で終了。「駒踊り」というイベントにたくさんの子が参加したそうです。いつか見たいとおもっているんだけどね。ちなみに、「駒踊り」参加者は3000円の「お礼」がゲットできるとか。それが目当てで、今年はかなりの数のこどもが集まったとのこと。伝統行事の継承もたいへんだ。

伝統行事がこうして続いていくのはいいことなのだけど、北海道はこうした神社ができるずっと前から「カムイ」の土地でした。そんな「カムイ」信仰をはぐくんできたアイヌの人々がいたことは忘れられることはないでしょう。

昨日の北海道新聞には、昨年61歳で亡くなったアイヌ文様刺繍家であり、アイヌの人権問題を訴え続けてきたチカップ美恵子さんの作品集発売の記事が掲載されていました。

チカップ美恵子さんの本は20代のころに読んだことがあるけれど、刺繍の本は見たことないかも?読んでみたいなあ。記事には、病床で最後にお書きになったという詩が掲載されていました。タイトルは「病気を抱えたとしても」

病気を抱えたとしても
自分をおとしめず 卑屈にならず萎縮せず
毅然とした姿勢で過ごす
自分をさいなむなんてもってのほか
病気は生命体の宿命のようなもの 焦らず あきらめず
六日六夜 自暴自棄にならず
あるがままの自分を見つめる 自分を認め自分を欺かず
忘れていた笑顔を思い出して 自分に明かりを灯す
神から賜りし個性
この社会に必要なのは 価値観と思考の多様性
一人ひとり違って当たり前
されど対等な存在 かけがえのない存在
生命(いのち)は存在そのものに異議がある
人は社会の一員 社会の輪(わ)の中にある
社会にある利他主義や利他的な生き方 一人でない
おじけずに勇気を出して 手を広げよう
一度きりの人生 人生に花を添えるべく
等身大の活路を見いだし
切磋琢磨して輝かしい自分の人生を謳歌しよう


「等身大の活路を見いだし」って言われると、ほっとしますね。

夕ごはん

ピーマンの肉詰め
トマトとたまねぎのサラダ
冷奴
いくらのしょうゆ漬け
イカの塩辛
なすとあげのみそしる

2011-09-05

感謝?

紀伊半島は、たいへんな被害のようですね。山梨でも、知人が住んでいる村が、土砂崩れで孤立状態の様子。そういう場所が日本中にあるのでしょうか。

北海道は、ふたつの台風にはさまれています。オホーツク海側は、そうでもないみたいですが明日あたりあちこちで大雨予報。きょうもボツボツ降っていました。

英語教室に来る生徒さんも、「風でかさが使えない~」と、ぬれた状態でやってきたりして。風邪ひかないでねー。

さてさて、小53人組ですが、ゆっくり、おっとりのAくんとはアルファベットカード並べから。大文字はほぼ完璧。小文字も少しずつ。その間、女子ふたりはTFW。このふたりは、コツはなんとなくつかめているみたい。だからか、あんまり身がはいらなくなってきました。First Fowardから一冊を一緒読み。そこそこ読めるから、もう一冊いきたいところだけど「もういい」。うーん、ほんとに少しでも「お勉強チック」だと拒否反応が強いのですよ。

BBカードでは、リクエストで64枚カルタ。文字カード、絵カード、フレーズカードなど、私が欲張ったのが悪かったんだけど、おっとりAくんが、ほとんど取れずに雲行きが怪しくなる。「もう、オレ、どーでもいいし。」とか言い出す。長いつきあいの女子ふたりは、「あんたは、そうやってすぐにあきらめるところが悪い」などと説教チックになる。たしかにね、そうなのだけど、、、、女子ふたりのスピードがAくんにとっては、速すぎてしまうところも一因。これは、私の側の設定ミスです。

さて、それでも、とりあえずゲームは進めたら、、、あれ?「やんちゃ姫」が、突然「私、この回、休む~」と言って、休戦モード。そして、Aくんが絵カードを取ったとみるや、「復活ー!」と言って、文字カード獲得に乗り出す。

へー、彼女なりに、Aくん救済作戦?結構、洗練されたやり方では?

それでも、結局、Aくんの「戦意喪失」に即効性はなく、途中でリタイア。小5くらいになると、プライドも育ってくるから、考えどころだな。

さて、続いてのクラスはひとり発熱で欠席で、4名。おとなしくラスがさらにおとなしく。Hi-Byeのあと、David goes to schoolを一緒読み。さらに、What's the time , Mr. Wolfを今日はBちゃんのリードで。このフレーズがしっかり言えるようになったらゲームをしましょう。

BBカードはスペード三昧。ビンゴ、トレードビンゴ、沈没、カルタ。最後はSave the 1。まだスペードは、重い感じですね~。帰り際、お迎えの保護者の方が、小2のCくんに月謝袋を渡して「センセーにあげてね」と。Cくん、片手で渡そうとするから、「両手だよー!」と促したら、そっぽを向きました。保護者の方はあわててましたが(笑)。

中学生男子クラスでは、先週修学旅行だった中3生が、写真を持ち寄り楽しそう。へー、JRタワーに、円山動物園、白い恋人パークにライオンキング鑑賞。それからルスツで、カヌー?

?????

修学旅行って、こんなもんだったっけ?田舎の子供たちには、地下鉄乗ったり、エレベーター乗ったり、ミュージカル観劇も、「研修」になるのかな?

レッスンの方は、教科書準拠のワークを口頭で進めてから、ノートにもう一度書く。なんで、さっきやったことを忘れられるんだろう?どうして、一問前と同じパターンなのにわからなくなるんだろう?

このクラスのレッスンやってると5キロくらい痩せそうだよ、私。

「それは、センセー、おれらに感謝しなきゃ」

って、絶対、感謝しないぞー!(怒)

夕ごはん
チキンカレー
卵サラダ
イカの塩辛
ぬかみそづけ

2011-09-03

「猫鳴り」(沼田まほかる 著)

全く期待していなかったときに限って、びっくりするような出会いがあったりする。ある人が貸してくれた一冊の本が、今回のそれ。

作者もタイトルも耳にしたことがない。それでも、一ページ目を読んだとたんに、「凄い!」と、心臓がどきどきしてきた。

読んだ本は「猫鳴り」(沼田まほかる 著 2010 双葉文庫)。

ストーリーの中心は、一匹の猫。「モン」が、拾われるところまでが第一部。成長してボス猫として近所に君臨している姿が第二部。そして、年老いて、この世を去る瞬間で、第三部が終わる。

こう書いてしまうと、「猫好きおばさん好みの、ほんわか猫物語」に思えてしまうかもしれないが、とーんでもない。

だいたい、第一部で拾われるまでが壮絶。モンを最終的に引き受けるのは、流産したばかりで心に傷を負っている40代の女伸枝。これが、生まれたての仔ネコのモンを、これでもかー!というくらい、何度も「捨て」に行く。その都度、ものすごい生命力を見せてふてぶてしく戻ってくるモン。


そして、第二部に登場するのは、ほとんどネグレクトのような状態の14歳の不登校の男の子。ナイフを懐に忍ばせて、すきあれば幼児をずたずたに切り裂きたいという衝動に駆られている。彼は自分の絶対的な孤独に押し潰されそうになっているのだ。そして、ギリギリの状態を救ったのがモン。それも、恐ろしく残酷な方法で。

「愛」とか「思いやり」とか、そんな半端な次元の話じゃないのです。

言ってみれば「希望」はない。「絶望」があるだけ。それが「生きる(いのち)」ということ。

では、どうする?

多分、「受け入れる」ってことなんだと思う。少なくても「猫鳴り」はそういう物語だ。

第一部の伸枝がかたくなに、モンを拒み続けるのは彼女の「絶望」の深さの裏返し。その「絶望」をモンが救ったわけではない。第2部の少年が自らの「ブラックホール(=絶望)」を受け入れるためには、恐ろしく残酷な生命の力=自然の力が必要だった。

そして、第三部。この作者は、絶対、何匹も仔ネコを拾い、育て、そして別れた経験を持っているに違いない。徹底したリアリズムで、最期のときを迎えるモンを描き続ける。そして、伸枝亡き後モンと暮らしてきた藤冶の哀しみと葛藤の姿を。

猫を見送った経験がある身としては、涙なくして読めません。

それでも、モンを往診する青年医師のひとことで、第三部の主人公と共に、はっと我にかえることができた。

「悲しいのはこれは、しかたのないことだと思います。ですが、不安を抱いたり恐れたりすることはないんですよ。だって、今起こりつつあるのは、とっても自然なことなんですから。そうでしょう?」若い声で言われた<自然>という言葉は、何かまっさらな感じだった。藤冶は、その言葉が持つ素直な安らかさをあらためて思い出したような気分になった。そうか、自然か。不思議なくらい心がなだめられた。(p184)


坂口安吾だったか「文学のふるさと」という言葉が読みながらずっと脳裏をめぐりました。

近年にないヘビーな一冊。もう一度読むには、もうちょっと、こちらの心の成熟度が必要かも。それほど衝撃的だし、カンタンに咀嚼しきれない。

そして、私にとってのもうひとつの衝撃は、この本をすすめて貸してくれたのが、、、中2の生徒さんだったということ。

著者は、1948年生まれ。略歴には、「主婦、僧侶。会社経営などを経て」ってあるけど、ミステリアスだなあ。

「猫鳴り」とは、猫の例のゴロゴロのことです。本書は、本の雑誌増刊「おすすめ文庫王国2010-2011)エンタメ部門で一位だったそうです。

猫鳴り (双葉文庫)
猫鳴り (双葉文庫)沼田 まほかる ヌマタ マホカル

双葉社 2010-09-16
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夕ごはん

うな丼
きゅうりと大根の糠味噌漬け
ゴーヤの酢漬け
きゅうりみそ

「うな丼」は、頂もののレトルトのうなぎ。今日も蒸し暑い一日でした。

2011-09-01

暑さの原因?

 台風の影響はこの地方には「熱波」の形でやってきます。最高気温32℃の快晴の一日。

夏といえば、暑中・残暑お見舞い、、、ということで、今年はメールで近況報告を、日頃疎遠な知人に送ったのが先月。ぽつぽつ戻ってきたお返事には、ふしぎなことに「めでたいニュース」が並んでいた。

その1)11月に出産予定。初産でーす。
その2)新しいパートナーができました(はーと)
その3)どもども、実は、、、結婚しまーす(^0^)

この3件の共通項が、、、ニュースの発信者が、全員「40代女性」であること(^0^)。

彼女たちの「熱気」が「残暑」の元ではないよね~(^^;)

皆さん、おめでとう!

夕ごはん

イカの刺身
蒸しカボチャ
ゴーヤの酢漬け
きゅうりと大根のぬかづけ
トマトサラダ
蒸しとうもろこし
納豆
じゃがいもとえのきのみそしる