長さにして50分程度。イギリスの現代児童文学では、かなり有名だというJacqueline Wilsonが書いた"Lizzie Zipmouth"。一回目は、そのまま聴いて、二回目は、シャドウイングをところどころしながら聴いた。草取りしながら本を読める(聴ける?)というのは、何だか自分が今ブレイク中の勝間和代ばりの「能率的なオンナ」になったようでこそばゆいが、読んでいるだけでは、わからない言葉の使い方や、抑揚のあり方が肌身を通して伝わるので、やはり「聴く」ことは大切だなあと実感しました。
主人公のLizzieは、ママと二人暮らし。パパとは、音信不通。ママは、一度再婚するが,その相手とLizzieは、折り合いが悪く、また二人暮らしに舞い戻る。そんな中、ママがまたまた再婚するという。今度は、二人の男の子を連れたSamという男。納得のいかないLizzieは、ハンストならぬ「口にチャック(つまり、誰とも話をしない戦略)」で、精一杯の抵抗をする。Zipmouth のzipは、ジップロックやジッパーのzipですね。
ストーリーは、従って、「どうやってLizzieは、新しい家族やママに心を開くのか」がメインテーマで、これだけだと、割とよくある物語なのだが、この作者の凄いところは、明るく単純な結末を導かないところ。 文章自体は、シンプルなのに、内容が奥深く,聴いていて途中で、草取りホーの手が止まっちゃいました。一応はハッピーエンディングなのだけど、人生の複雑さがさりげなく折り込まれていて、この作者、ただ者ではないです。
花の方、どうやらピークみたい。昨日は、あまりの数の多さに、選別の途中で「飽きた〜!」と、リタイヤしそうになりました。(笑)
Lizzie Zipmouth | |
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夕ごはん
ニンニクの芽の炒め物
サンマの塩焼き
ブロッコリ
キャベツときゅうりのぬか漬け
納豆
じゃがいもと小松菜のみそしる
草取りしていたら転げ出て来たじゃがいもをみそ汁にいれました。新じゃがといえるのか?
この本って、「多読レベル」はいくつですか?
ReplyDeleteいつか、わたしが、読んで意味がわかるのかしら?
草取りしながら、お勉強するおりひめさん、スゴーイ!かっこいい!
>みかん様
ReplyDeleteえへへ。お勉強といわれるとちょっと、とまどいますが、、、
レベルとしては,一応YL3.0くらいです。例の「ほうきに乗った犬」をちょっと長くした感じ。
大丈夫、今の調子で読み進めていったら、近いうちに読めるようになりますよ。(太鼓腹、もとい太鼓判。)
このタイプの本に関していうと英語の児童書は、宝の山。お楽しみに〜。
おりひめ
おりひめ先生
ReplyDeleteいやー、よかったです!!
感情移入してしまいました。
継祖母のコレクションが圧倒的。リジーが大好きなものがそこにあって。。。
リジーが口にチャックをしてしまう訳もよくわかる。お祖母さんは頑固で厳しい人でみんなからちょっと敬遠されているんだけど、コレクションを通してリジーの心に入ってしまう。
いつかこの作者のTracy Beakerシリーズを読んで見たい。
感謝
>吉田さま
ReplyDelete「先生」は、こそばゆいですが、、、気に入っていただけて嬉しいです。
リジーと継祖母のやりとりから見えて来る事は、やはり、「よりどころ」がしっかりある大人の存在の大切さですね。「根っこ」ともいえるかな?
お祖母さんを敬遠してしまう大人たちが、リジーを持て余している描写など、身につまされます。
というわけで、なんとか私なりの「根っこ」育てをがんばりまーす!
おりひめ