今日はひさしぶりに図書館へ。そして借りてきたのは「マンガ日本の歴史 」(石ノ森章太郎著 中央公論社 1993)今回は第37巻から40巻。寛政の改革から天保の改革までの時期。
実は、学期末テストの直前に、「社会が好きなのに覚えられなーい」と嘆く中1のAちゃんに「マンガ版の日本の歴史を読んだら流れがだいたいわかるよ」と思い、目についてこの石ノ森版を借りてきました。ちょうど学校では「近松門左衛門」とか「生類憐れみの令」とかをやっているとのことだったんで、江戸時代初期をごっそりと。
結果的に、「マンガ」とはいえ内容がとっても濃くて中学生でしかも歴史にてこずっていたAちゃんの興味はひかなかったけど、ためしにパラパラしてみた私がはまった。
えー、「振袖火事」で10万人も死んだの~?
「新田開発」のあと、「環境破壊」で、災害多発?
浅間山に富士山の噴火?
で、幕府はころころ法律かえるし税制もわけわからない。。。
まるで、ゲンダイのひな型のような「江戸時代」。なんだか、小さいことにぐちゃぐちゃ言うのがバカらしくなります。
自分の学生時代を振り返ると、中学時代は担当の先生が「教科書を5回読んだらテストはダイジョウブ」というので、そのとおりにしていたので難なくクリア。もちろん中身はよくわからないまま。高校時代の日本史の先生は「太古から中世までの農民史」が専門だったらしく、そこのとこばかりやったなあという点をおぼろげに記憶しているだけ。(大学受験は世界史だったし。)
こんなに中身の濃い「日本史」を読んだのは、はじめてでした。
ということで、読み始めた江戸時代をとりあえず終わらせようと続きを借りてきたのですが、さっき最初の数ページを読んでびっくり。
天明の大飢饉直後の米価格高騰に怒った江戸の庶民が大挙して米問屋や酒問屋を襲った「打ち毀し」。どんなイメージがありますか?
言葉からすると、店を襲撃して米やお酒を収奪する感じですよね?
だけど、、、この本によると、「打ち毀し」では、ほんとうに「うちこわし」だけで、盗難の類は一切なかったそうです。これは、処罰を逃れるための庶民の知恵だったとか。店をぐちゃぐちゃにするくらいならただの「けんか」で、お咎めもなく済んだらしい。
日本文化、奥深いなあ。文庫版もあるのね。
マンガ 日本の歴史〈37〉寛政の改革、女帝からの使者 (中公文庫) | |
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夕ごはん
キムチ鍋
あんまり寒い一日だったので。
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