今朝、出荷の準備を終えて、「ジャングル野菜ハウス」に水まきをしていたら、地元の農家のおじさんが、署名を集めにやってきた。「原油高騰に対しての農家からの抗議」といった内容らしい。夫が対応していたから詳細はわからなかったのだけど、漁師さん(漁業者と言わなければいけないのか?)が苦境にたっているのと同様のことが、農業関係にも忍び寄っている。トラクターの燃料、資材、それから化成肥料など、原油高で経費は増える一方なのだから、その分なんとかしてほしいということ。海の男のストライキのニュースを見ながら「うーん.農家がストライキを起こしても、畑の雑草が喜ぶだけだなあ。やはり、ここはフランスの農家のようにトラクターで国道封鎖とか、それくらいのパフォーマンスじゃないと、世の中にアピールはできないのかも。その際は、やはり十勝の超大型トラクターに出動してもらおう」とあらぬ妄想をしていたのだが、ようやく「署名運動」ぐらいまでは、こぎつけたのか?
で、昼ご飯を食べながら見ていたワイドショーで、長野では、白菜がとれすぎで、180万トン処分したと報道していた。処分って、つまりブルドーザーでガーッ!ですよ!
もったいないねえ。ということで、コメンテーターは、「冷凍保存」とか「加工」とか、うわごとのような事を口にしていたが、そもそも、今の時期、どうして白菜?いえ、長野が冷涼で、夏場も白菜を育てられるというのは、わかる。その土地の利点を生かして、売り込んでいたんだろう。私たちが住んでいる地域でも、白菜、大根、キャベツなどのいわゆる「冬野菜」が露地栽培で食べられるのが夏。
だけど、誰が買う?夏場の白菜?猛暑の中、「キムチ鍋」?これじゃあ罰ゲームだ。
と、午後は、このことで頭の中がいっぱいになった。
まず、思いついたのが、外食産業。中華料理屋さんでの、「八宝菜」は、通年メニューだし、白菜がないと、ダメだろう。「酢豚」も。そうかあ、この業界は、欲しいだろうなあ。使うだろうなあ。白菜、白菜。。。。あっ!あれだっ!
と、閃いた。
「餃子」。
我が家では、キャベツが定番なのだけど、白菜をいれるのが一般的なのがギョーザ。一年中、食べたい。いろんな外食産業で餃子メニューはあるだろう。しかも、暑くて暑く手、ゆだっちゃったおかーさんたちが、スーパーのお惣菜コーナーで、「ぷは〜。暑くて、料理なんてしてらんない!今日はコレ!」と餃子を買っている姿も目に浮かぶ。
うーん、犯人は、餃子だったか!(←断定していいのか?)
いずれにしても、いろんな野菜が、通年でカンタンに手にはいる状況に私たちは、慣れすぎているのかも。我が家は、どちらかというと、手許にある野菜を食べ続けるという食卓に慣れ始めているんだけど。これは、田舎の特権かな?
さて、ガーッとされた白菜を育てた農家さんは、このコスト高の中、これからも白菜を作り続けるだろうか?あの農家さんも署名運動に参加しただろうか?
夕ごはん
トンカツ
小松菜のおひたし
大根とキャベツのぬか漬け
青じその胡麻醤油漬け
しらす
じゃがいもとわかめのみそしる
毎年のことですが、夫がみるみるやせてきたので、がんばってね!の気持ちで「とんかつ」。