とにかく英語にニガテ意識が強く、それでも「英語へのあこがれ」が強いと仰るAさんは、「お勉強」がお好きです。最初の1、2年は、Grammar in UseのBasicをやったり、音読のテキストを使ったり、BBカードをやったり。その間に、私が押し付けるように多読もやってもらいました。
ORTからスタートして、2、3年かけて、100万語達成。そのとき、 YLで2.0から3.0くらいのものをお読みでした。"Sarah, Plain and Tall"で「はじめて英語を読んで泣きました!」と頂いたFAXが印象的。
それでもGRは、「なんだか、rich とかbeautifulとかの表現ばかりで『味がない』、「古典のリトールドは人物がごちゃごちゃして名前が覚えられない!」と、評判悪く。児童書は、「うーん、よくわからないところがある、、」と。
そのうち、「私、読み飛ばして、そういう本ばかり読むより、ゆっくり文章を味わいたい。それぞれの文章の違いとか、雰囲気とかをじっくり感じたい。」と仰るようになったので、「多読」は、お休みということで、多読で気にいったBecause of Winne-Dixieを、辞書を「なるべく」ひかないで、CDと一緒に、おおまかに読みすすめ「どうしても、意味がわからない(ご本人曰く「頭の中に映像が浮かばない」)部分」のみ、私が文法も含めて、ちょこっと日本語で説明、、、、の形で読破。
もちろん、「私は文法学者じゃないから、わからないところもありますよ。」とお伝えしてあります。(大体、細かいところは、よくわからないから「うーん、なんでしょうね~?」と、一緒に考えながら。)
Aさんには、このスタイルが、しっくりしたみたい。「だって、私、お勉強、好きなんだもん」だそうです。
Winne- Dixieのあとは、Sarahシリーズを読破。(これもCDを使い、音読なども)その後は、数冊私が選び、簡単に内容を説明したものを、ざっと眺めてから、興味が出たものを読み進めています。”Frindle", "There is a boy in the girl's bathroom"のあと、今取り組んでいるのが、”The Tale of Despereaux:"。
基本的に、多読の本は、私は自分が読んだものを皆さんに読んでもらっていますが、このDespereaux:に関しては、Aさんのレッスンで、私が「読み聞かせ」してもらっている状態(笑)。
表現が時代がかっていて、やや読みにくい物語。数回「うーん、私、これ、ムリかも~」と言われていました。
そのたびに、様子を見ながら「だって、richとか、beautifulとかばっかりの本は、面白くないんでしょう?」と、叱咤激励(?)。いえ、ムリそうだったら、すぐに他の本に移る用意はあったんだけど、なんだかいけそうだったし。
で、今日ですが、、Aさん、本を開くなり、「これ、結局、もって回ったいいまわしだけど、それって、この本特有のもので、私が無知だからわからないって、ことじゃないのよね~」と仰る。
。。。。だから、そう言ってるじゃないですか、この数年。
「なんだか、めんどくさい表現が出てきたら、適当に読み飛ばせばいいのよね~」
。。。。そうなんです。。。(だから、そう言ってるじゃ、、、、)
結局、こちらがいくら言葉を尽くして説明しても、「実感」しないと伝わらなかったりするんですね。で、今日、無事パート1終了。小説の方も面白くなってきました。
Aさんとは、一週間に一章ずつのペースですすんでいます。毎回、その章のサマリーを書くまでになってきました。
あ、Aさん、昨年「古希」をお迎えです(^^)。
ということで、「多読」もいいけど、その人が「気持ちよく」英語を「楽しむ」ことも大切かなあって思います。
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