土曜日から昨日まで、BBカードの勉強会参加のために札幌に行きました。片道5時間の車内では、読書。行きの列車では、Lous Lowryの "Gathering Blue"を。
これは "The Giver"シリーズの2作目。近未来小説です。なんらかの「事件」(おそらく世界規模の大戦争)のあと、分断されガ世界で独自のコミュニティが、それぞれとは交流をもたないまま作られ、発展している様を描いたこのシリーズ。"The Giver”では、社会が徹底的に個人を「管理」することで,悩みも争いもなく、人々は一見Happyに過ごして見えるけど、それって、どうよ?の、一種の「ディストピア」が登場。そして、第二作目の"Gathering Blue"は、また別の形のディストピアの物語でした。
"Gathering Blue"で扱われているテーマは、「芸術」と「社会」。ここで描かれているコミュニティでは、そのコミュニティの「歴史」を後世に伝えるための「道具」としてのみ存在がゆるされる「芸術家」が登場する。
天分の才能は、「個性」の発露のために使われるべきか?それとも、社会貢献のためには、芸術家の「個性」は、抑圧されるべきものなのか?
結構重いテーマですが、このシリーズのターゲット読者は、ティーンズ。日本だと、アニメや漫画でありそうなストーリーです。登場人物が魅力的で、また第三作目の"The Messenger"につながる伏線もあるそうで、次が楽しみ。
お隣の国のマスゲームや、一糸乱れぬ舞踊の様子なんかを思い出しながら読みました。
Gathering Blue (Readers Circle) | |
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夕ごはん
ひき肉入り卵焼き
ホタテとキノコの佃煮
わかさぎのマリネ
イカの塩辛
長いもすりおろし
じゃがいもと青梗菜のみそしる
佃煮と、塩辛は、先週のお刺身の残りで作っておいたもの。
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