カフェさんから借りている多読図書。Patricia Mclachalanがお気に入りの私の生徒さんのための数冊。BabyとSeven kisses in a row.Babyは、夏場は避暑地としてにぎわうある島に住む一家のところに、夏の終わりに赤ちゃんが置き去りにされた。メモ書きには「かならず迎えに来ます」との母親からの言葉。一家は、その赤ちゃんを大切に育てる。いつか来る(かもしれない)別れに備えて、愛しすぎないように、たくさん愛して。この著者の文章は、なんだか「空白」を感じる。詩的なのかもしれない。リズムも英文にしてはゆったりとしていて、余韻が多い。それが、情緒たっぷり(かといって、甘すぎず)の印象を与えるんだろう。私自身は、正直、好みではないのだが、魅力たっぷりなのは、よくわかります。
Seven kisses in a rowは、両親が学会で留守になった兄妹が主人公。特に妹の視点からのストーリー。「パパは、朝起きたらいつも7回続けてキスしてくれるのに、、、」留守番のためにやってきた叔父叔母夫妻に、感じる違和感と、両親がいない寂しさが絶妙に伝わってくる。物語の展開は、特に劇的なこともなく叔父叔母夫妻とふたりの兄妹が、少しずつ近寄ってなじんでいく過程が淡々と描かれている。私は、どちらかというと、こういった淡々とした読み物の方が好みだなあ。
心に残った文章は、
You have lots of rules, said Emma,"We only have three rules. That's enough. "Only three?" asked Aunt Evelyn. "What are they?" Emma leaned her chin in her hand. "Number one. Be kind. Number two: No kicking or biting. Number three: Any rule can be changed.(p13)
決まり事が多すぎると文句を言う妹エマ。「私のルールは、三つだけ。」「たったの三つ?」「ルールその1、『親切であれ』。ルールその22、『蹴るな、噛むな。』ルールその3、『どんなル−ルも変えられる』」
最初のふたつが、いかにも学校の教室に貼ってありそうなのに、最後のひとつで、「やられた〜」って感じ。この柔軟性。大切ですね。だけど、政治家は、濫用禁止。(ルールその4)
Baby | |
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Seven Kisses in a Row (Charlotte Zolotow Book) | |
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夕ごはん
ホタテの刺身
アスパラガス
コゴミのごま和え
タマネギの酢漬け
納豆
あげとわかめ三つ葉のみそしる
ひばりちゃん、ギューギューづめの、おしくらまんじゅう状態ですね(笑)かわいい。
ReplyDelete多読がんばるっす。今日あたり、本が届くかなあ??
そうそう、例の「地球温暖化は止まらない」の感想アップしました。名前をクリックしてね。
みかん様
ReplyDelete多読の方は、どうぞ息抜きのつもりで!
「地球温暖化は止まらない」は、やはりトンデモ本の類?だけど、近所の本屋でも見かけたので、やはり「アンチ本」って人の心をひきつけるのね、って思いました。
おりひめ