BBカードを使った英語レッスンの原則(?)のひとつに、「教えないを忘れない」がある。一方的に知識を教え込むのではなくて、生徒が自分で類推して考えて身につけるようにしむけるということ。そんな風に知的好奇心を刺激しつつ、英語の土台が作れればいいなあというのが、レッスンの理想。
だけど、なかなかね〜。生徒さんの「英語の土台」を作ろうと心しているが、その前の「土台」は、また千差万別。今日は、「わからない!」とパニック寸前の生徒さんがいました。
低学年のクラスで絵本を2冊読み聞かせ。そのあと、クローバーの絵で、「沈没」。みんなフレーズまでずいぶんひとりで言えるようになってきた。続いてハートの文字と絵を混ぜてカルタ。高学年と合流して、さあ、ダイヤで「仲間分け」しようかなあと思ったら、小4のAくんは、「ぼく、できるもんねー。わかってるもんねー」とやる気満々。ところが同じ小4のBちゃんは、しょげしょげ。「仲間分け、わからない〜」。これは、「理由を説明してくれなければ、やる意味がない。説明して。」とか「理屈を納得できないものは、やりたくない。」というタイプのある意味、向上心にあふれた「わからない」では、ない。もうちょっと、根の深い「わからない」である。
例えばAくんは、誰と誰が仲間(同じ時制に属している)なのかの理由は、全く「わからない」だけど、そのグループ分けが「できる」から「わかる。できる。」と、やる気満々。Bちゃんの「わからない」は、もうちょっと、前の段階でのつまづきのようだった。
それで、ふくれるAくんをなだめ、しょげるBちゃんには、レッスンのあと、ちょっと残るように言いおいて、スペードの絵と文字でビンゴ。キューはフレーズで。最後はハートの文字で主語の線引き。低学年は、ここでsee you!としてから、最近停滞気味の高学年のおねえさんとひさしぶりにtwo storiesを読もうとしたら、、、ボロボロでしたね〜。運動会の準備で疲れてるの?仕方がないからPo-poをもう一度読んだが、そうしたらなぜか元気が出た。その後、絵カード作り。文もきれいに書けるようになっている。「すごいねえ。みんな」と思わずつぶやいちゃいました。
Bちゃんには、どれとどれが仲間だろうね?と尋ねながら、もう一度いっしょにやってみた。つまづきの原因は、完全に解消されたわけではないのだが、マイペースの彼女とつきあいはじめて2年半。「わからない。教えて!」というサインが、はっきり出てくる事自体、すごいことだと思う。だってそれって「わかりたい。できるようになりたい。」という意欲の現れだから。
「わからない」というひとつの言葉にもいろんな形があるんだなあと、改めて思い知らされました。
夕ごはん
ウインナとキャベツの炒め物
フキの煮物
コゴミのマヨネーズ和え
オニオンスライス
ワラビの醤油酢漬け
納豆
長いもすりおろし
ニラのみそしる
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「わからない」ってそのまんま言えたり、そんな風に言える場所があるって、いいねえ〜!!うらやましい。
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