そんな「なんちゃってセンセー」の強い味方になりそうな本を発見!「英文法をこわす」(大西泰斗著 NHK出版 2003)今年2月の時点ですでに13刷目だから、売れているんでしょう。著者は「ハートで感じる英文法」で有名な英語学者。本書でも「ネイティブがとらえる語彙に対してのイメージ」を中心として、文法(=どうしてある特定の語がその場所に必要なのか)をとらえようと試みている。決して「英文法不要論」ではなく、「こわす」というタイトルとは裏腹に「文法再構築」を目指している。
読みながら、不思議な「爽快感」あり。スッキリ!です。「そうそう、そんな感じ!」「なるほど〜。そう考えるとわかりやすいね〜」と、自分が言語化できなかったニュアンスとか、今までの知識をもっと「上」から総括できた印象があります。例えばing形とはとどのつまり「躍動感」であるとか、「過去形」とは、「過ぎ去ったものを遠くから眺めている意識」とかね。前置詞(at,in,onなど)の個性についてもよくまとめてくださって、ありがたや〜。
気をつけたいのは、今現在、英語と格闘中、英語の勉強をはじめたばかりの人にとっては、やや堅苦しい文体や例示が多いこと。大学受験用の問題集として有名な「英標」からバートランド•ラッセルの短文を例示してイメージで分析しようとしてるけど、これは、余計わかりにくいかも。あくまでも、ある程度の量をこなして、学校英語の文法用語に親しんじゃった人が、「すっきり」するための本。さらに言うと、私のように「説明しなきゃいけない立場の人」のための本だと思いました。初心者には、「ハートで感じる英文法」の方がはいりやすいのかな?いずれにしても、「参考書」は、「参考書」。やはり「ナマ」の英語にどれだけ触れるか、がカギですね。
英文法をこわす―感覚による再構築 (NHKブックス) | |
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夕ごはん
秋刀魚の塩焼き
ニラ玉
ひじきの煮物
長いもすりおろし
納豆
もやしのみそしる
生の英語にふれられない私は、サインフィールドでもみて寝ます。昨日、ちょっと、みましたよ。はじめてみるんで、人物関係がわからず、ぜんぜん、会話もわからないし、CMだけが、面白かったです。何度もみると、だんだん、わかるのかな?
ReplyDelete>みかん様
ReplyDelete「ナマの英語」と本文で書きましたが、それってつまり、「多読で使ってる本」もそうなんですよ♪
それから「サインフェルド」みたいなドラマもね。
もしかしたら、「フレンド」の方が、最初はやっぱりとっかかりやすいかな?私がレッスンで使っている方は、とても気に入っています。字幕なし、英語できいて、内容に関して私が作ってQAにこたえ、最後はサマリー作りをしています。
おりひめ