2009-06-07

「英文法をこわす」

また、「雨がふってる日曜日〜♪」です。本日はオトナの方のレッスンがふたつ。オトナの方とのレッスンが、ゲームを通したリピート、リピート!これまたリピート!の小学生相手のレッスンと一番違うことは、「質問にこたえる」必要があること。しかも、皆さん熱心だから、単語の意味を尋ねてくる等というふとどきなことはなく、どの質問も、「うっ」とつまるものが多い。「このthatは、何のthat?」「どうしてdidin'tじゃなくってwouldn'tなの?」「話しているときに現在完了と現在形をどう使い分けたらいいのかわからない」など、説明しても説明にならないものや、文法用語を並べ立てても意味がないものや、あれこれ言葉を駆使しても「ふーん」って言われちゃうものや、ぶっちゃけた話、私自身もよくわからない部分に対しても突っ込まれる。そういうときは「スミマセン、調べます」と白状してカンベンしてもらっている。

そんな「なんちゃってセンセー」の強い味方になりそうな本を発見!「英文法をこわす」(大西泰斗著 NHK出版 2003)今年2月の時点ですでに13刷目だから、売れているんでしょう。著者は「ハートで感じる英文法」で有名な英語学者。本書でも「ネイティブがとらえる語彙に対してのイメージ」を中心として、文法(=どうしてある特定の語がその場所に必要なのか)をとらえようと試みている。決して「英文法不要論」ではなく、「こわす」というタイトルとは裏腹に「文法再構築」を目指している。

読みながら、不思議な「爽快感」あり。スッキリ!です。「そうそう、そんな感じ!」「なるほど〜。そう考えるとわかりやすいね〜」と、自分が言語化できなかったニュアンスとか、今までの知識をもっと「上」から総括できた印象があります。例えばing形とはとどのつまり「躍動感」であるとか、「過去形」とは、「過ぎ去ったものを遠くから眺めている意識」とかね。前置詞(at,in,onなど)の個性についてもよくまとめてくださって、ありがたや〜。

気をつけたいのは、今現在、英語と格闘中、英語の勉強をはじめたばかりの人にとっては、やや堅苦しい文体や例示が多いこと。大学受験用の問題集として有名な「英標」からバートランド•ラッセルの短文を例示してイメージで分析しようとしてるけど、これは、余計わかりにくいかも。あくまでも、ある程度の量をこなして、学校英語の文法用語に親しんじゃった人が、「すっきり」するための本。さらに言うと、私のように「説明しなきゃいけない立場の人」のための本だと思いました。初心者には、「ハートで感じる英文法」の方がはいりやすいのかな?いずれにしても、「参考書」は、「参考書」。やはり「ナマ」の英語にどれだけ触れるか、がカギですね。

英文法をこわす―感覚による再構築 (NHKブックス)
4140019581大西 泰斗

日本放送出版協会 2003-01
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star英語を学ぶ最適な方法を知りたい人へオススメ

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夕ごはん

秋刀魚の塩焼き
ニラ玉
ひじきの煮物
長いもすりおろし
納豆
もやしのみそしる

2 comments:

  1. 生の英語にふれられない私は、サインフィールドでもみて寝ます。昨日、ちょっと、みましたよ。はじめてみるんで、人物関係がわからず、ぜんぜん、会話もわからないし、CMだけが、面白かったです。何度もみると、だんだん、わかるのかな?

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  2. >みかん様


    「ナマの英語」と本文で書きましたが、それってつまり、「多読で使ってる本」もそうなんですよ♪

    それから「サインフェルド」みたいなドラマもね。

    もしかしたら、「フレンド」の方が、最初はやっぱりとっかかりやすいかな?私がレッスンで使っている方は、とても気に入っています。字幕なし、英語できいて、内容に関して私が作ってQAにこたえ、最後はサマリー作りをしています。


    おりひめ

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