2009-06-28

「はっぴいさん」

ふと気づくと、読んでいる本が偏っている。英語は多読用に集めているせいもあってフィクションがほとんど。逆に日本語のフィクションは、読まなくなっている。特にイマドキのもの。どうも手がのびないのよねー。なぜだろう?「あたり」に出会わないせいもあるけれど、どうやらフィクションは「漫画」の方がピンとくるみたいだ。あくまでも好みと「出会い」のモンダイですが。

そんな折り、あるブログ(インタビューもののラジオ番組をありがたく文字に起こしてくれているもの)でゲストに登場していたのが絵本作家の「荒井良二」という人。その内容が面白かったのと、そうか!「絵本ならマンガに近いかも!」と読んでみたのが「はっぴいさん」。

山の上にいるという「はっぴいさん」に会いに行くという短いお話だけど、どーん!これよ!これ。まず見開きの白黒からびっくりでした!遅ればせながら「荒井良二」すごいぞ!

インタビューでご本人が「絵本は『余白』がたくさんある。スカスカ。そこがいいところ。」みたいなことを仰っているんだけど、そこだ!今の私が日本語のフイクションにノリきれないのは、なんとなく「情報量が多すぎる感」「読んでいる途中で、どうリアクションすべきかの道筋が見えちゃうから」かもしれない。で、なんとなくイライラしてくる。

「はっぴいさん」は、その逆で、「すとーん」と突き抜ける感じがありました。

ところで〜。バカ売れしているという村上春樹の「1Q84」。当然、翻訳も視野にはいってるんだろうけれど、そのときタイトルはどうなるんだろう?“ICHI-Q-HACHI-YONN"か?内容より、そっちの方が妙に気になります。

はっぴぃさん
4033312803荒井 良二

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夕ごはん

ホタテのオイスターソース炒め
もろきゅう
アスパラ
納豆
冷や奴
あげと大根のはっぱのみそしる

4 comments:

  1. わかるー。私も、情報量を詰め込み過ぎる作家さんは苦手。好きなのは、余白のある文体の方です。

    饒舌すぎるというか、描写がコテコテというか。わざとそういう効果を狙っているのではなくて「たくさん書かないと表現できない」のなら、それは単に「文章が下手」なのでは・・・と思ってしまう。

    荒井良二いいですねー。
    寓話とか俳句の世界です(^^)

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  2. >しのはらさま

    おお!さすがしのはらさん!「荒木良二」は御存知でしたね。

    そうなのです。日本語のよさって、、、「余白」にあるような気がするんです。って、好みの問題かな?え?「川柳」もそうだよーって?(^^)

    おりひめ

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  3. 荒井良二さんの「うそつきのつき」
    もすごくいいんですよ〜!!

    http://www.amazon.co.jp/うそつきのつき-内田-麟太郎/dp/4894230933/ref=sr_1_11?ie=UTF8&s=books&qid=1246280409&sr=1-11

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  4. >吉田さま

    吉田さんも御存知でしたか!「荒井良二」!

    えー、そうです。そうです。「荒井良二」でした。。。ずっと「アラキ」って入力してましたね。

    本文の方は訂正しました。恥ずかし〜。

    (って、この入力ミス、、「アラキ」さんって知り合いがいるからだなー。。。言い訳だが。)

    おりひめ

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