アメリカ本土と同様、アラスカでも「同化政策」などで、原住民の文化や伝統は絶滅寸前にある。そんな中、クインギット族の青年、ボブは、荒れ果てていた墓地を10年間かけてひとりで整え、それをきっかけに町全体が希望の光を感じるようになるというおとぎ話のような実話も、著者の撮った彼の地の写真を眺めていると、うなづける。
人の気持ちを動かすものは、何か。
それを持ち続けるには、どう生きるべきなのか。
森の中から、コーン、コーンと不思議な音が聞こえてくる.何だろうと思ってあたりに気を配りながら歩いてゆくと突然、空から木の枝が降ってきた。じっとたたずんで耳をすましていると、森のあちこちでまるでスローモーションの雨のように木の枝が降っている。年老いた森が少しずつ古い衣を脱ぎ捨て、次の時代へ移ろうとしているのだ。風が渡っていくたびに、森の中はその不思議な音でさらに満たされていった。
植物たちの声、森の声を私たちは聞くことができるだろうか。あらゆる自然にたましいを吹き込み、もう一度私たちの物語を取り戻すことはできるだろうか。(pp99)
アラスカの辺境からのメッセージは、もしかして、辺境からだからこそ見えるものを届けているように思えた。
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夕ごはん
ジンギスカン
きゃ〜、おひさしぶりのにゃんこちゃん。草を食べてるのね。かわいい。にゃんこ飼いたいよ〜!そうそう、ミーニャはすっかり、青年ネコっぽくなってるそうです。
ReplyDeleteおりひめさんらしい、本の選択ですね。わたしなら気づかないで素通りしちゃうでしょう。今の課題が落ち着いたら、読んでみたいです。
>みかんさま
ReplyDelete草は、整腸剤みたいです。胃を刺激するため?このにゃんこ、最近また、「逸話」を作りました。そのうちご披露致します。
星野道夫さんの本も、、、、「借りた本」です。(汗)今までカメラマンとしてだけ知っていたのだけど、文章もとてもよかったです。
おりひめ