2011-02-05

ミツバチの羽音

英語レッスンもないひさしぶりの午後、「布の会」のメンバーでもあるAさんが主宰する「エネルギーの勉強会」とやらに顔を出しました。内容は、山口県上関町で進行中の原発建設に反対する「祝島」の人々の運動の様子や、スウエーデンのエネルギー事情が紹介されたDVDを鑑賞する事が中心。このDVDは、「六ヶ所村ラプソディー」などのドキュメンタリー映画の製作で知られている鎌仲ひとみさんの最新作「ミツバチの羽音と地球の回転」の一部が描かれていて、Aさんの当面の目標は、この映画の自主上映を行うということだそうです。

今日は、そのための前哨戦?

DVDは、やや散漫で予備知識がないとよくわからない部分もありましたが、祝島の自然の美しさが際立っていました。ふと、八丈島のゴミ処理場の問題が脳裏をよぎりました。

DVDの最後には、山口のアースデイでの鎌仲監督と環境活動家の田中優さんのトークショウもおまけにあり。ふーん、田中さんって、こういう語り口なのねえ。著書から感じられる「軽み」そのままでした(笑)。話はわかりやすいんだけどねえ。

原発の怖さや、行政の強引さを糾弾するだけでなく、スウエーデンでの取り組みなど、「可能性」も感じられる映画みたいなので、ぜひ本編を見たいものです。問題は、映画を見てどう自分が動けるか?なのだけどね。

東京では今月19日からユーロスペースで上映されるみたいですね。「ミツバチの羽音と地球の回転」のオフィシャルサイトは、こちら

今日の参加者の中には、北海道の泊村の原発誘致反対運動に参加したことのある人もいて、その方は、「祝島の皆さんが議会におしかけて、入場を拒否されるシーンなど、泊村の皆さんの様子とだぶって、涙が出ました。」と仰っていました。こういう言葉は、重みがありますよね。

それから、、、網走や紋別が「最終処分場」の候補地になっていて、密かに誘致作戦が進行中だとか。消費者協会の幹部が泊村への無料バスツーアーに招待されているなど、瀬戸内海の小さい島の話は、この過疎の北国でも現実に近くなってるかも、、、。



夕ごはん

ピーマンの肉詰め
しめじと春雨の炒め煮
ワラビの酢醤油漬け
大根の漬け物
納豆
長いもすりおろし
じゃがいもと大根の葉っぱのみそしる

3 comments:

  1. ちわ!スウェーデンの原発事情について、勉強会では、どんな感じで報告されてましたか??去年、スウェーデンは、原発推進方向に政策変更した様子なのですが、勉強会で、そういうことって報告されているのでしょうか?

    ★スウェーデン、脱原発政策を転換
    30年ぶり、小差で可決
    http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061801000138.html

    この記事によると、スウェーデンの電力の原発依存度は約48%だそうです。日本は、23.5%。(下記の電気事業連合会による)
    http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/shuyoukoku/index.html
    http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/shuyoukoku/sw_index_03/index.html

    国の規模も、主要産業も、人口も違いますし、日本の電力消費量は世界4位という巨大なものだし、原発の数は日本が55機ぐらいでスウェーデンが10機くらい(数はうろ覚えです)という状況なんで、スウェーデンが素晴らしいなどといっても、それをそのまま日本で活用できるのだろうか??と考えちゃいます。

    高齢者福祉関係でもスウェーデンの政策を高評価しているマスコミの報道が目立ちますが、日本ではほとんど報道されないけど、福祉を社会に依存し過ぎたために、家族内の人間関係の断裂が起きているという話を聞いた事があります。また、こんな報告もあります。

    ★スウェーデンの福祉はどこ
    http://fukushi-sweden.net/welfare/fukusi.joho/2011/fukushi.1102.htm
    ★スウェーデンは理想郷ではない
    http://fukushi-sweden.net/news/2010/sv.news.1016.html

    お勉強会にけちをつけてる訳じゃないんですよ〜。誤解しないでくださいねえ。ただ、スウェーデンの取り組みは素晴らしいと、いいとこばかり取り上げる風潮がちょっと心配になっただけなんです。

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  2. みかんさま
    貴重な情報、ありがとうございます。今回の主宰者も知らない話だと思います。勉強会では、DVDの視聴が中心で、それに対してのフォローはほとんどなかったんです。で、そのDVDでは特にスウエーデンでの「電力の自由化」がクローズアップされていました。ぶっちゃけ、このDVDは散漫すぎて、いろんな判断をしにくかったんです。「ミツバチの、、、」の本編は見てみたいなあと思ったのは事実です。みかんさんのお話、主宰者の方にも伝えますねー。

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  3. ちわ!お返事ありがとうございます。こちらこそ、おりひめさん情報でいろいろ勉強してます。ありがとうございます。
    電力や水道などの基本的なインフラの自由化は、それを行った国や地域で、料金の高騰や供給不足など、様々な問題が起っていると思うんですね。結局、ひどいめにあうのは、一般庶民。原発には反対ですし、独占市場の電力会社の横暴さには腹が立ちますが、電力自由化もけっこう危険な臭いがプンプンしてるんですよねえ。難しくって、わかんないことだらけなんで、わたしも偉そうなこと言えないのですが、その映画はきっといい内容なのだろうと思います。

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