昼休みに図書館から借りた本をパラパラと眺め読み。「45分でわかる!」がウリの「脳を鍛える読書のしかた。」(茂木健一郎著 マガジンハウス 2010)。ややバブル気味の茂木センセイの新作本。
売れに売れてるモギ先生ですが、「自分の本が10年後も読まれているとは思っていない」と、冷静に仰る。ネットを否定しないが、そこで得られるのは「情報」が大半。「知識、智慧」がほしかったら、ネット(そして恐らくモギ先生の本)ではなく、「本(古典)を読みましょう」がテーマです。そして、日本のことをもっと世界に発信する必要もありと。そのために英語など外国語を身につけようとも仰っています。
若いころ、小林秀雄の本を読んで、「この人の本が、英語やフランス語で翻訳されていないのはなぜだろう?フランス語に堪能な御自身もそんなこと考えなかったのかな?」とふと思った事を、このモギ先生の本を読みながら思い出しました。。今から思うと、とってもナイーブな問いではあるが、この時、それをテーマに「研究」する先見の明があったら、ちょっと人生ちがってたかもなー。(書きながら、これって、ものすごーく深ーいドツボにはいりそうなテーマだなって気づきました。だから、誰も手を出さないのでしょうか?)
さて、本書にもどって、、、薄ーい本なので、確かに45分でじゅうぶんかも。
読後、夏目漱石が読みたくなるのは、モギ先生の「筆力」かな?今回の本は講演録がモトだそうで、「筆力」じゃなくって「話術」か。
たとえば、「松山」は「日本の縮図」「漱石は『坊ちゃん』の登場人物の誰か?」って、、、ほら、読みたくなるでしょう?漱石を。
45分でわかる! 脳を鍛える読書のしかた。 (MAGAZINE HOUSE45MINUTES SERIES # 7) | |
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夕ごはん
高野豆腐とひき肉のピリ辛炒め
チンゲンサイの炒め物
椎茸と昆布の佃煮
ブロッコリ
ぬか漬け(ナス、キャベツ、キュウリ)
納豆
あげとわかめのみそしる
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