この新訳の特徴は、噛み砕かれた「解説」。当時のロシアの政治、社会情勢から、教会をめぐる問題などが各巻の巻末にコンパクトにまとめられている。しかも、おまけについている栞には、主要登場人物のフルネームとそのキャラが簡単に書いてあるので、「あれ?これ、誰だっけ?」がない。さらに、翻訳者が断っているとおり、登場人物の氏名は、原著よりもわかりやすいように統一してある。これだけでもミドルネームだ、ニックネームだ、洗礼名だ、がなんのこっちゃ?のジャパニーズには、大助かりです。
ようやく第一巻を読み終えて、いま、第二巻に挑戦中。20年前より「わかる感」がアップしているのは、工夫された翻訳のおかげもあるけれど、「何がモンダイか?」がおぼろげながら見えてきたからかも。それから、どうやら、最近新聞連載が終了した五木寛之さんの「親鸞」を読んでいたせいもあるような、、、語られていることがシンクロしています。「救い」はどこからくるのか?
というわけで、このとしになって「古典」に挑戦中。(実は、この「カラマーゾフ」ネタは、ここで終らない。つづきは、明日!)
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫) | |
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夕ごはん
鶏肉の唐揚げ
キュウリの味噌添え
にんじんのニンニクしょうゆ漬け
オニオンピクルス
納豆
あげとえのき、大根の間引き菜のみそしる
おお、がんばってますねえ。カラマーゾフの兄弟は、読みたいと思いながら、未読です。ロシア文学は、登場人物が多い上に、ひとり人物がもつ名前が2つも3つもあって、えっ?これ誰?と、頭がくるくるぱー状態になってしまうのですが、新訳は読みやすそうですね。
ReplyDelete>みかんさま
ReplyDelete読みやすい!読みやすい!このシリーズ、実は海外在住の知人のリクエストで年末に送ることになってるの。その前にちょっと読ませてもらっているというわけ。テーマもみかんさん好みだと思いますよん。
おりひめ