ちょっと前に紹介した山田悠介の別の本をざっくり読み。「ライヴ」。これは、きっとかなり編集さんの手がはいっているんだろうなあと思わせる読みやすさでした。
ストーリーは原因不明のウイルスでひきおこされる不治の病の特効薬を求めて、「あり得ないトライアスロン」の実況中継。真夏に、東京お台場から熱海までの距離を参加者は走り、自転車を漕ぎ、泳ぐ。このレースの詳細は参加者以外には知らされていないのでメディアが大騒ぎ。テレビは生中継、ネットは大騒ぎ。ところが、かなりの「有力者」が背後にいるようで警察がノータッチ。という設定。
途中にかなり過酷な「ハードル」が設定されていて、残酷かと思われるシーンもあるけれど、基本的に「家族や愛する人のために」必死で困難に立ち向かう主人公たちにきっと読み手は感情移入するんだろうな。ラストもいい終り方だと思う。
そして活字の良さは、残酷シーンは「読み飛ばせる」ところだと思うから、ホラー映画に夢中になるより、ずっといいと思いました。
ストーリー展開としては、このレースの主催者の動機が「これって、ど〜よ?」と納得いかないんだけど、そういうのはきっと後づけで、「リアル鬼ごっこ」で感じた「疾走感」「閉塞感」「絶望感」が、作者の持ち味だと思う。きっと「設定」先にありき、、、なんでしょう。
思春期の子がちょっと夢中になっても、読書好きなら、すぐに卒業するだろう。この手のものにひっかかった子なら、次は「宮部みゆき」がいいのかも。
ライヴ (角川文庫) | |
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夕ごはん
塩ブタとキャベツの蒸し物
キンピラゴボウ
大根の漬け物
砂肝の佃煮
納豆
あげとわかめのみそしる
塩ブタ、、おススメ。豚ロースのかたまりに、大目に塩をすりこんで、ラップに包んで冷蔵庫で3日から一週間放置。冷凍も可能。カレーや炒め物にも使えます。
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