題名のとおり、この本は初女さんの初めての「レシピ」本。紹介されている料理は、おしゃれでも豪華でもない「なんでもないもの」。材料も調味料も「こだわり」なし。お取り寄せなし。地元で手にはいるもので作れるものばかり。五目寿司から、野菜サラダ、昆布の佃煮、などなど。もちろん佐藤初女トレードマークの「おむすび」もあります。
今回、感動したのは、、「おむすびお婆さん」の初女さん、「実は、おむすびは苦手でした。」とのこと。それが、いろいろな人との出会いの中で、にぎるときに水をつけずに塩を両手につける」「おむすびの大きさにそろえて海苔を裁断する」などを少しずつ身につけて今の形ができあがったという部分。
その他にもお孫さんに習ったというゴーヤチャンプルや、知り合いの人から伝授された野菜サラダなど、決して「教祖さま」にならずに、柔軟に周りの人から新しいことを学んでいる姿がさりげなく描かれています。この柔らかさを持ち続けられるって、すごいなあ。
おむすびを食べるとみなさん落ち着きます。おむすびをおいしくにぎれるだけで人に慰めを与えることができると思うと、おむすびをにぎるということは小さいことのようだけれど、大きいことなのだと感じます。(p80)
またまたご紹介。「スゴイ人」シリーズでした。
初女さんのお料理 | |
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夕ごはん
麻婆豆腐
カボチャ
長いもすりおろし
納豆
大根のつけもの
あげとわかめのみそしる
初女さんの本のご紹介ありがとです。こんど、書店でみてみますね。初女さんのつくる食事が、日本のご飯ですよね。
ReplyDelete最近、栗原はるみさんのレシピが、海外で何冊か上梓されてて、それが日本の家庭料理の本として扱われてるから、栗原レシピ&ライフスタイル=日本の基本的な食文化&生活って海外で思われるのが、正直、イヤです。彼女はキライじゃないのですが・・・。
>みかん様
ReplyDelete栗原はるみ本、うちにもあります(^^;)
彼女は、料理をライフスタイル込みで売り出した先駆者ですね。
「英語で紹介する日本料理」って何冊かありますけど、どれも料亭料理が基本。その意味では、「ハルラー」料理は一歩前進でもあるのかな?
ま、「ハルラ−本」手にするのは、かなりのマニアでしょうね。いずれにしても。