蒸し暑い一日でした。なんとまあ、一ヶ月遅れで植え付け終了。合間に明日のお葬式の打ち合わせで集まりあり。故人は農協の現職の役員だったので、組合長が葬儀委員長をつとめるなど段取りがいつもと違うみたい。あーだ、こーだと細かい打ち合わせをおじさんたちがしている横で、女子チームは、お通夜で遺族の皆さんに食べていただく夕食のメニュー決め。今回は100人分だそうです。
なんといっても突然過ぎる訃報。しかも、「自治会」とはいえ、皆さん子供のころからずーっと知っている同士だから、親戚のようなもの。ショックと哀しみの中、いろんな話を10人以上の人が一生懸命している姿を見ていると、ああ、人がこの世からいなくなるときは、こうしていろんな人の気持ちや行動が重なって弔っていくんだなあとしみじみ思いました。
3月の大津波で亡くなった方が住んでいた岩手という土地は、お葬式もとてもとても丁寧な土地だときいています。場所によっては数日かけて弔うそうで。今回は、そういう通常の形はできたのでしょうか?簡単になってしまっても、気持ちは一緒だよね。そうだよね。
ちょうど、読み終わったばかりの本が、「三陸海岸大津波」(吉村昭著 文春文庫 2004)もともとは、1970年に新書で出版された明治29年、昭和8年、昭和35年に三陸地方を襲った巨大津波についての記録。友達が送ってくれました(Yama chan,
Thanks a lot ♪)
3月11日の午後、テレビ画面で流れるビニールハウスの姿に口をあんぐりしたのだけど、そういう映像から受けるキーキーとしたショックとは違う、じわり、ずしりと心に響く衝撃がある一冊。淡々と事実を伝え、ところどころ生存者の証言や、子供の作文がはさまれる。それでもセンチメンタルに陥っていないのが、逆に哀しい。
過去の出来事なのだけど、今年の3月の出来事だと言われても全く違和感がない。ただ、昭和8年の津波のときは、政府の動きも今より早かったような???それから当時は天皇が義捐金を出したりしていたのねー。
過去の大津波では、前兆として魚の豊漁や、井戸の渇水があったとのこと。今回はそういう前兆、なかったのかな?
こういう本を読むとまたまた、まだまだ、三陸、応援しなきゃ!って思います。
復興市場というサイトでは、例えばハエ叩き一個、シャンプー一本でも応援可能。必要な場所へ、被災地(仙台)のお店を通しての購入になるので、買い物を通しての復興のお手伝いもできます。また、高額商品は、分割して複数の人が購入して支援することで、手が届きやすくなっています。例えば、草刈機。現地では必需品。ただひとりで5万円も寄付するのは、、、ということで、一口3000円。6件の寄付が集まった時点でお買い上げ→現地へ発送。の仕組み。
支援の仕組みは、明治、昭和からかなり進歩しているね。
三陸海岸大津波 (文春文庫) | |
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夕ごはん
豚肉とキャベツのいためもの
根菜の煮物
味噌きゅうり
白菜の塩麹漬け
納豆
高野豆腐とわかめのみそしる
そろそろ、買出ししないとなー。