2007-09-02

芋掘り


午前中は、網走に夫のジーンズを買いにでかける。途中、見かけたのは、ジャガイモの収穫作業中の畑ばかり。これからがピークである。たくさんあるジャガイモ畑ではあるけれど、実は、一番多いのが「デンプン」用。次が、「加工用(ポテトチップスなど。テレビCMでおなじみですね。)」私たちがスーパーで買うようないわゆる「生食(せいしょく)」用の出荷されるのは、ごくわずか。結局、需給の問題なのでしょうが。「加工品」ならなんでもいいかというと、そうでもなくって、サイズ、形状もかなり厳しく選別される。そこからはじかれたものが「でんぷん用」になるのだけど、大豊作になってしまうと、工場も受け入れストップをかけたりするので、できるだけはやく収穫して、運ばないといけないらしい。

ジャガイモの収穫は、「ジャガイモハーベスター」と言われる大きな機械トラクターがひっぱって行う。その機械には、人が数名乗って、機械にあがってくるイモを瞬時に選別。一番、後ろ、つまり一番最初にイモがあがってくる位置では、一緒にあがってくる土を除去。まんなかあたりで、でんぷん用にしかならない変形や、巨大イモ、極小イモを選別。最後に、一番いいイモをえらんで、バケットにはいるようにする。この過程は、各農家がどのような基準でイモを出荷しているか、つまり、でんぷん中心か、生食中心か。で基準が異なるようだ。

農業研修生時代の数年間は、20日間くらい続けていろんな農家のハーベスターに乗って作業をした。各農家で、手順や、雰囲気が違っていて興味深かった。家族でこどもも一緒に、わいわいと、なんとなくのんびりしている農家から、「出面(でめん)」と呼ばれるアルバイトを雇って、テキパキテキパキとしているおうち。だいたい、その農家の「親方」がトラクターを運転して、「おかみさん」が最終チェックの位置に立つ。このパターンは変わらないようだけど。

20日間も朝から晩まで機械に乗って、立ちっぱなしでいると、さすがに疲れがたまるが、「共同」で機械を購入して、数軒の農家が一緒に作業をするような地域では、お昼ご飯もそこそこに、一ヶ月も機械に早朝から暗くなるまで乗り続けるということも、珍しくないそうだ。ここでは、労働基準法なんて言ってられない。


この時期から、晩秋、初冬まで、この地域の農家は、収穫に追われる。英語教室に通って来ている農家のこどもたちが、少しさびしそうになるのもこの時期。

午後。自分の畑のジャガイモ掘りの続き。こちらは地道にスコップで掘っています。

夕ごはん

サンマの塩焼き
アスパラ
ミニトマト
ぬか漬け
納豆
長いも
揚げとしめじのみそ汁

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