2009-02-01

森光子は、「特殊例」。

ひやー。ものすごい地ふぶきの日。町の自治会女性部主催の講演会があったのででかけました。テーマは「痴呆症について考えましょう。」網走の脳外科医院の院長さんが話し手。「痴呆症」云々よりも「人間はみな『老いる』ものだから、それを受入れましょう。無理して『森光子』を目指さないように。あんな人は、例外中の例外。」というお話でした。

こういう講演会は、いかに「物語り」として話が組み立てられるか、がポイントだと思うのだけど,今日のお話は、あちこち飛んでいてやや散漫な印象。センセーは、パワポを駆使したり、「リゾーム(←フーコー?)」やら「諸法無我」やら難解な用語を使って聴衆を煙にまこうとしてたけど。それでも「西欧近代の発想による『進歩主義』批判」から、「認知症」がもたらす「問題行動」は、「関係の不具合」が原因、など、最新の介護の現場でもそういう発想になってるのかあと思いました。「皆さんも、自分が老いたときのために、今から娘さんやお嫁さんといい関係を作りましょうね。それが結局は、自分のためですよー」とか言ってたけど、、、それをするには、どうしたらいいのさ?という「疑問符のオーラ」が会場からわき上がってたような気がするのは、、、、私だけ?

聴衆は100パーセント女性。200名余の参加でした。平均年齢59.5歳(会場を見渡しての直感。)昨年のテーマは「エコ」だったけど、その時より多い参加だったそうで。やはりテーマがより切実?


午後はゴミ収集について、役場からのお話。この町でもいよいよ「生ゴミを分別収集して堆肥化」へ向けてテスト収集を始めるそうです。どうなるんだろうなあ。その後フラダンス講習でした。

夕ごはん

チキンカレー
ほうれん草のおひたし
大根の漬け物

3 comments:

  1. さすがに、最近の森光子さんのお仕事には「老い」を感じてしまいますわ。声に力がないんだよね。お年がお年だけに、もう、ゆっくりなさったら?と思ってしまいます。

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  2. いつも思うのだけど、難しい言葉で説明しても、言いたいことが相手に伝わらなければ、意味無いと思う。
    ”わかりやすい言葉で、相手に伝える”のが、いかに大変か。。。。
    ”抗生剤”というより、”ばい菌を殺す薬”、”安くなる”というとり”(金銭的)負担が少ない”・・・
    後者は最近、相手方から聞いた言葉。なるほど、と思いそれからなるべく使うようにしています。
    日本語って難しい・・・じゃなくて奥が深い。

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  3. >みかん様

    森さん、「引き際ということを最近かんがえております」

    という発言があったそうで。どうなるんでしょう?


    >かず様

    おっしゃるとおりですね。今回の講演は、本文で書いたような「老いをうけいれよう」がメインテーマだったようです。

    「難しい言葉」はスパイスのような役割で、挿入されてたから、聞いてる側は「なんだかありがたい」という気持ちになる効果はあったように思います。

    どんな講演からも学ぶことはありますねー。

    おりひめ

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