2011-03-28

「ディ◎◎ー嫌だ!」

午前中、通信で多読をなさっているAさんが教室に遊びにいらした。本の交換やら、英語の学習法についてやらシャドウイングについてやらいろいろお話。その間、5歳だというお嬢さんは我が家にあったパズルで静かに遊んでいました。帰り際の玄関で、ふと始まったのが「この子が最近、英語のライティングをやりたがらなくって〜」とのお悩み相談。え?何かしてたのー?「実は、、、ディ、、、、ニーのレッスンがあって、、、」あー、ディ、、、ニーね。あれって、DVD見るだけじゃあないのね。知らなかったよ!なんて話をしていたら、その5歳ちゃん、大声で「ディ、、、ニー、やだ!」「トイストーリーも日本語で見るのがいいの!」だそうで、それなら日本語でいいんじゃないのー?ディ,,,ニーも、やめとけば?

お母さんは、ちょっと納得いかないみたいでしたが。5歳ちゃんは、こちらで借りていく「ジョージ」の絵本は英語でもいいし、月に一度の英語サークルの英語遊びは、いいそうです。「わたし、ゼロ歳のときから英語やってるんだよー」と、この言葉の裏にあるものは、なんでしょう?フカーイ意味があると思います。

先日いらっしゃった親子のケースでも、やっぱり5歳くんは、お母さんが英語の本を持っていったり読み始めると耳をふさぐそうです。

ふたりとも、今の自分に必要な事は「英語じゃない」とか「こうい英語じゃない」って、しっかり分かっているんだと思います。こどもはすごい!

帰り際だったから、あんまりうまく説明できませんでしたが、早期英語教育の弊害を語る本、こちらにも数冊そろえてあります。今度お貸ししよう。そういう本で共通しているのは、「結局、母語での論理力がしっかりしていないと、英語を使えるようにはならない」と、ごく当たり前のこと。幼児の間は、たしかに耳の感受性は高いと思うけど、「何を話すか。話せるか。」が長期的に見て一番大切。そのときに力になるのは、論理力だったり、いろいろなことについての基礎知識ですよね。

何より、おとながあせりすぎて、「英語なんて見るのもいやだ!」って高学年になって言い出したら、哀しいですよね。

というようなことが書いてあるのはこの本。

「教えない」英語教育 (中公新書ラクレ (176))
「教えない」英語教育 (中公新書ラクレ (176))市川 力

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と、この本。
危うし!小学校英語 (文春新書)
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夕ごはん

高野豆腐と干し椎茸のうま煮
れんこんと糸こんにゃくのきんぴら
大根の漬け物
秋刀魚の梅干煮
納豆
あげとしめじのみそしる

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