来月から、といっても明日からですが、いよいよカラーの球根の堀りあげにはいります。それが始まると、12月の初めまでまた、大忙し。その前に、ということで、今日は車で1時間弱の北見市までおでかけ。大型電器店や、手芸屋さんなどをまわりました。考えてみたら、6月以来、北見には来ていない。それだけ地元で買い物も済ませられるということ?ネットショッピングの力(私の場合、ほとんどが書籍)も大きいかも。それで、お昼ご飯は、美味しいので有名な回転寿し。今日は、日曜日ということで、大混雑でした。イカ、マグロ、サンマがおいしく、ほとんどその3品をローテーションのように食べました。食べ過ぎ。夜は、会合があって帰宅が10時。夕ごはんもそれからだったのだけど、昼間の食べ過ぎで、とっても地味です。
北見からの帰り道、また虹が出ていました。今年は、変な風に雨が降るので、ジャガイモやカボチャの収穫真っ最中の農家さんは、仕事がほんとうに遅れている様子です。
夕ごはん
明太子
のり
納豆
カボチャの蒸し煮
キンピラゴボウ
2007-09-30
2007-09-29
おめでとう!
昨日から、今日にかけて、おめでとう!が相次いだ。
結婚入籍した某アイドル(と呼ぶには、ややトウが立ちすぎている?)グループのメンバーくん、おめでとう!
渡米して一年目で優勝した名投手、おめでとう!
そして2年連続リーグ優勝!日ハムの皆さん、おめでとう!
我が家もひさしぶりにすき焼きでおめでとう!
前置きは、このくらいで。風邪ひきの間、読んだ本を3冊ご紹介。
1)「女は毎月うまれかわる」(高岡英夫、三砂ちづる著 ビジネス社)
「オニババ化する女たち」で、現代の日本女性がいかに自らのからだから疎外されているか、またその疎外からからだをとりもどすツールとして、月経や出産を見直そうと論じた三砂ちずると、「ゆる体操」という独自の身体トレーニング理論を説く高岡英夫の共著。「毎月生まれ変わる」とは「月経」のこと。95歳以上の日本女性の中には、「月経血」の流出を、うまい具合にからだをゆるめたり、しめたりして、コントロールしていた人も多かった。その事実をフィールドワークで発見した三砂が、それを現代女性にもに生かすために、「ゆる体操」と結びつけた、という内容。具体的には、骨盤底筋をいうものを鍛えることが必要なのだが、なんと!それは着物を着ての生活所作ととても似ているらしい。ということで、月経血コントロールのための体操を指導している教室では、着付け指導も組み込まれているそうです。ちょっと、のぞいてみたい。そして、このコントロールをうまくできるようになると、からだに一本のセンターラインが通ったようになり、ちょっとやそっとのことじゃブレない精神的に強い人間になれるそうです。この最後の部分は、うーん?どうなんだろう?だけど、面白そう!って思いました。具体的な体操の仕方と、実践した人の感想文つき。うーん、全体の印象として、「壮快」とか「わかさ」のような感じ?(どちらも「健康雑誌」です。)
2)「昔の女性はできていたーわすれらている女性の身体に"在る”力」 (三砂ちずる著 宝島社)
「女は毎月うまれかわる」で触れられていないフィールドワーク(聞き取り)の部分が中心。90代の女性、月経血コントロールを身につけた40代の女性、「雑巾がけやはたきがけが身体を作っていた」と語る老産婦人科医、前掲書の著者高岡英夫、などなど。昔は、きちんとした性教育がなかったというけれど、ある下町の女性の証言からだと、親以外のまわりのおとなが、なんとなく、しかしちゃんと伝えていた様子が伺える。内容的には、前掲書とかなりかぶっている。巻末の著者と市田ひろみの対談だけど、人選が違ったのでは?着物生活について語りたかったようだけど、あまり噛み合っていない。
3) 「オンナらしさ入門(笑)」(小倉千加子著 理論社 よりみちパンセ)
タイトルの(笑)は、もちろんヒニクをこめてのことです。フェミニストの心理学者による、「女の子になること。おとなになること」のお話。よりみちパンセは、中高生向けの読み物です。内容は、ジェンダーロールや、ダブルバインド(「成功しなさい!」「だけど、男の子より成功しちゃダメよ!」の母親や、社会からのメッセージ)などについて、噛み砕いて語っている。噛み砕きすぎてちょっとわかりにくいかもしれない。最終的には、「らしさ」の呪縛から自分を解き放って、自分のやりたいことを、やりましょうね。というのが小倉センセイの言いたかったこと。彼女の理論は、時々あらっぽくなるし、すべてうなづけるものばかりでは、ないのだが、「なでしこジャパン」には、心が熱くなるし、かつての「ヤマンバメイク」は、「あっぱれ!」とうっかりつぶやいていた私には、こういう本を中高生がどんな風に読むのかに関心が向く。一番心しなければいけないのは、「女子は、初潮を迎える中2のころが、一番精神的に混乱する」というくだり。男子もその頃の年齢は、大変でしょうけど。前掲の二書にも、「娘の初潮を母親がどれだけ肯定的に受け止められるかで、その子のその後の月経とのつきあいかたが決まる」と、ありました。
お赤飯で、おめでとう!は、今、あるのかな?
夕ごはん
すきやき
お肉は、、、特売の、豚肩ロースです。(笑)
2007-09-28
アハ!
今日も一日グズグズした一日。午前中に花の収穫を済ませて、午後は英語教室。先週の約束どおり、Time for writingから。小1のMちゃんには、絵カード作りをしてもらっていたら、お姉さんたちも「私も、やりたーい!」それで、絵カードも作ってもらう。S替えビンゴや、S替えレースで、もうちょっとのところで、頭がグルグルしちゃっていたKちゃん、今日の絵カード作りで、開眼した模様。「アハ!体験」という顔つきでした。他のみんなより、おっとり、ゆっくりの小3のAちゃんは、絵カード作りは大好き。こちらも、いつもより声が出ていました。ダイヤで過去形ビンゴ。"Lucky!"の私の声に、「なんで、Lucky?」「わかった!Mくんの時は、いつもLucky!だ。」。。。残念でした。そのうちわかるよ。小4のAちゃん、動詞の変化形のおまじないを唱えていると、「これって、何か役にたつの?」いい質問ですねー。先生が、役に立たないこと、やってると思う?最後は、ミノリカリズム。思ったより盛り上がる。思ったよりセンテンスが出てこないことに、みんな気づいたみたい。
わかっていたことだけど、子どもの成長は、ゆるやかではない。いきなりグンとくることがあるのを今日は、また実感しました。
夕ごはん
マーボー豆腐
明太子
キンピラゴボウ
カボチャの塩蒸し
納豆
ニンジンのニンニク風漬け物
ニンジンの漬け物は、ニンニクと酢、醤油に、短冊切りにしたニンジンを浸けただけ。ボリボリと美味しいです。
2007-09-27
「きもの365日」
早朝出荷、花の収穫のあと、風邪もよくなってきたので、中断し続けていたジャガイモ堀。夫も一緒にやったら午前中で終わり。かなりの収穫量。さばききれるか?どうしよう? 今朝は、冷えるなあと思っていたら、なんと最低気温は、3℃近かった様子。大豆がしなっとしているのもそのせいか?
風邪で安静にしていた間の読書記録の続きです。「きもの365日」群ようこ著(集英社文庫)。私は、こどもの頃から、きものが好きだったけど、母にねだって、小6の時に「袴」を作ってもらったのと、大学生の頃、祖母を説き伏せて浴衣を一緒に縫ったことくらいで、特に着付けを習うとかいうこともなかった。他にあれこれ夢中になることが多くて、着物どころじゃなかったのだ。ただ、ずっと着物を格好よく着るおとなに憧れていた。例えば、幸田文、沢村貞子、鶴見和子。亡き義母もそのひとりだったのだけど、着物の話をきく前に他界してしまい、後に遺った数枚の着物から彼女のセンスのよさを伺うしか術もなし。それが、一念発起して、今年の冬から自己流だけど着物を着るようになった。外仕事が多い農作業シーズンは、お休みですが。
それにしても、着物は、なんと合理的な衣服だろうか。ほぼ直線でしあがり、なんども洗い返し、縫い直し、着られなくなったら座布団カバー、最後は布巾。木綿の着物のボロなら、昔は燃やした灰を畑にまいていたという。うーん。かっこいい!
前置きが長くなりましたが、「きもの365日」は、群ようこが2004年の一年間をほぼ毎日着物を着て過ごしたらどうなるか?を綴ったきものダイアリー。実際には、365日毎日というわけにはいかなかったようだが、冬は、寒さをどうしのぐか、梅雨時は、雨にどう立ち向かうか、さらには、季節のはざまで何を着るか?などなど、試行錯誤、悩める日々がユーモラスに描かれている。「ポリエステル着物はイヤ」というポリシーの頑固さ、過剰なまでに自分の「大きいお尻」を気に病む姿、上手に整理しきれないあふれ続ける着物と着物小物にボーゼンとする様など、クスクス笑いながら読めました。
私はといえば、呉服屋さんもデパートも身の回りにないのが幸いで「きものビンボー」に陥りようがない。ラッキー。(←負け惜しみ)本文中、最近若い人の間ではやっているリサイクル着物について、「はやっているから、きっと粗悪品も出回っていると思う。そういった品を手に入れて、着られなくなった、ポイ!では、着物本来の魅力は伝わらないのではないか?」というのは、共感が持てた。写真や、用語解説もあり、きものを日常着として手に入れたい人にとっての「傾向と対策」になる本。
夕ごはん
カレイの煮付け
キンピラゴボウ
カボチャの塩蒸し
タマネギの酢漬け
納豆
長いもすりおろし
高野豆腐とえのきのみそ汁
2007-09-26
特技
風邪も抜けないので、英語教室は、申し訳ないのだがキャンセルするほどでもない。低学年のクラスは、集中できる時間が、少ないのが気がかりだが、ずいぶん形になってきた。ただ、「わからない!」と思うとその気もちで頭がいっぱいになってしまう子がちょと気がかり。小2のKくんが、「恐竜カード」を持って現れた。クラスの間は、私が預かっていたのだが、帰り際、それを渡すときに「どのカードが好きなの?」と、ふと尋ねてみたら、まー、出るわ、出るわ。生き生きと「恐竜キング(?)」について微に入り細に入り語ってくれた。遊び方や、どこで買うのかなど尋ねていたら、「ボクの持っているカードを今、持って来てあげようか?」次もクラスがあるので、丁重にお断り致しました。
次のクラスでは、まず曜日の復習ゲーム。それも終わりかけたころ、小4のKくん、ボソリと「ねーねー。みんなは、これといった特技があるのかなー。」なぜ、それが気になるのかが、とっても気になったけど、「これといった特技がある人!」と、手を挙げてもらったら、Kくん以外全員。「500メートル泳げるよ(←すごい!)」「マラソンが得意(←忍耐力あり!)「料理ができるよ!(←うちに来て!)」「剣道(←そうなの、団体戦で優勝!おめでとう!)」「あるけど、言わない(←鉄棒だね。知ってるよ!)」「読書(←??。。。まあ、アリかな?苦手な子もいるもんね)」で、質問者Kくんは、どうなんだろう?悩んでいるみたいでした。これから、見つかるよ!
生徒が作ったオリジナルカルタとスペード、クラブ絵、字をまぜてのカルタ。BBの方は、one wordで。意外に、文頭が出てこない。一番出て来たのが小1のTくんて、どういうこと?オリジナルカルタは、かなり素早く取れる。たのもしい。文字カードは、時間がかかるが、やりがいのあるゲームでした。
帰宅したら、風邪が抜けたような気分。誰かにうつしちゃっていたらごめんなさい。だけど、子どものパワーを受けて治った気もします。
夕ごはん
サンマの塩焼き
キャベツと豚肉の炒め物
タマネギの酢漬け
納豆
長いもすりおろし
えのき、揚げ、大根の間引き菜のみそ汁
2007-09-25
「寡黙なる巨人」
風邪気味の状態が続いている。どうやら,皇太子さまと同じ症状。倦怠感、ノドの痛み、咳。たいしたことはないのだけれど、あまり動けない。それで、たまっていた本をひたすら読んだ。その中の一冊。多田富雄著「寡黙なる巨人」。(集英社)免疫学者で、お能の脚本なども手がけたりなさっていた多田氏であるが、2001年の5月に、脳梗塞で倒れ、半身不随になる。その後、リハビリを続け、パソコンで文章を書けるほどまでの恢復を描いた闘病記が、本書の前半。後半は、その闘病に関連した短文集のような構成。
なによりも、その前半の闘病記が迫力ある。脳梗塞により、身体機能は、麻痺したものの、言語野は無傷だったため、倒れた瞬間から、鮮明な意識で自らのからだに起きた異常を見つめなければいけない状況は、残酷ですらある。舌は動かず、よだれは垂れ放題。食べ物は、食道を通らない。意識はあるが、音声で言葉は、発せない。絶望の淵に追いやられながらも、不自由な指でパソコンをうつことを学び、綴る。綴ることで、この人は、生きる希望を得たのかもしれない。
「(前略)書けるなら書いてやろう。今いる状態が地獄ならば、私の地獄編を書こう。それは、なぜか私を勇気づけた。」(pp48)
この本が、普通の闘病記とちょっと違うのは、著者が科学者であり、その立場からリハビリの様子を描くことができたからではないだろうか。麻痺の状況、リハビリ訓練の描写は、綿密で過剰な情緒に流れず、読みながらも、こうして、パソコンに向かってキイを叩き、洗濯物を干し、料理をし、ジャガイモを掘ったりする私のからだの「動き」というものが、いかに奇跡的なまでの筋肉と神経の複雑な働きによって行われているのかを痛感した。
あとがきでは、リハビリ訓練の末に、歩行可能状態にまで恢復した著者が、その後癌を患い入院ののちに、歩行機能を再び失ったこと。一度マヒという障害をうけた人間は、機能恢復と同時に機能維持訓練がいかに重要であるかということ。小泉改革により生じた「リハビリ難民」(リハビリ期間を最長180日に制限したことで、リハビリ訓練を受けられなくなった障害者)の救済のための署名運動を展開していることなどが綴られている。
タイトルの「寡黙なる巨人」とは、病に倒れたあと、著者の中に生まれた新たな「自分」とでもいうべき存在のこと。この巨人は、不器用に歩き方を訓練し、ようやく第一歩を踏み出す。失った声のかわりに、以前とは、似ても似つかぬ声を発する。病とともに生まれた「新しい人」である。そして、著者は、この「話せない巨人」とともに再生し、生きている。
闘病記は、あまり読んだことがないが、情緒に訴えすぎず、冷徹な科学者の眼と、おそらく多田氏のもつ天性の明るさとユーモアが、ただでさえ読みごたえのある内容の本を、いっそう魅力的なものにしたようだ。
2007-09-22
2007-09-21
たくましい
夏が戻って来た。最高気温31℃。ネコが、これでもかー!というくらい身体を長ーくして横たわっている。
先週、大騒ぎになってしまった曜日の復習を、チャンツの音楽をかけながらやってみる。そのあと、英語絵本を一冊。小1のAちゃんは、目をまんまるくして、物語を全身で味わっている。Pat and her pictureを読むが、こちらは、Aちゃん、やっぱりまだ早すぎる。それでも、リピートしているから、まあ我慢してもらおう。BBカードをやろうとしたら、小4のBちゃん、「ワークブックをやりたい。」うーん。それは、どうしてだろう?やはり、文字に興味がでてきた?とりあえず、カードで遊んでからね。ということで、今日は、生徒さんが作ったオリジナルカードを混ぜて、スペード、クラブの絵、文字、フレーズ(日)を混ぜてカルタ。オリジナルカードは、全文読み上げ。BBの方は、センテンスの一部を私が読む。そこから、全文を言ってから、札をとるというルール。Aちゃん、大はりきり。全身でカードの海にダイブ。お姉ちゃんたちが、たまらず叱る。「Aちゃん、ダメだよっ!」それでも、全く動じない。たくましい。Aちゃんの隣で、とばっちりを受けたのが、普段、カルタで負け知らずのBちゃん。Aちゃんの動きにひっぱられて、カードを探せない。その隙に、ふだんカルタが苦手なCちゃんがスルリとカードをとっちゃったりして。人生いろいろ。結局、時間切れで、ワークブックは、できませんでした。Bちゃんに、「来週は、ワークブックからやるね」と約束しました。
しかし、Aちゃんの天真爛漫な動きをたしなめている小4のあなたたち、あなたたちが、小1の頃は、もっとひどい動きだったぞー。すぐに泣いてたし、ケンカしてたぞーと、思うと感慨深い。子どもって、いつの間に成長するんだろう。
夕ごはん
オムレツのキノコソース
カボチャ
トマト
ひじきと大豆の煮物
あゆの佃煮
明太子
納豆
長いもすりおろし
ジャガイモのみそ汁
2007-09-20
トマトソース
早朝、出荷準備のあと、花の収穫。気温が低かったので、花数も少ない。一昨日あたりから、ノドが痛くて怪しい感じ。これも気温の差が激しいからか?夜中にネコに起こされるからか?
トマトが4キロぐらい収穫できたので、煮詰めてソースにする。湯向きして、ざく切りにして、塩を足して煮詰めるだけ。半分くらいになったら冷凍保存する。そこまでやってから、物の本を見たら、「渋みがでるのでタネはとったほうがいい」との記述。本は、作業に取りかかる前に読むべし。あれこれスパイスをいれてトマトソースを作る方法もあるけど、私は、これくらいのラクチンソースを作っておきます。
図書館から借りて来た「中央公論9月号」に、「ウエブ進化論」の梅田望夫が「英語圏ネット空間に集まる圧倒的な知」というタイトルで、例によって、かなり躁的な論を展開。2004年に開始された「グーグル•ブック検索」に、日本からはじめて慶応大学が参加決定。大学図書館の蔵書の一部の約12万冊を、電子化してネット公開するそうだ。この「ブック検索」には、ハーバード、スタンフォード、オクスフォードなどがもう参加しているそうで、日本の動きは遅いらしい。記事の趣旨は、英語圏と日本語圏での情報格差がこのままだと進むだろうと危惧している。逆に言えば、英語を学ぶ動機付けにもなる動きだろう。
一般的に、「英語を話せるようになりたい」が英語学習の動機の最右翼だけど、そろそろ「ネットで英語を読んだり、書いたりできるように」というのも大きな目的になるような気がした。
英語の多読は、その第一歩ですよー(^^)
夕ごはん
イカとキノコのいためもの
明太子
カボチャ
フルーツトマト
納豆
長いもすりおろし
だいこんのみそ汁
知り合いが、福岡から送ってくれた明太子。スケソウダラは、北海道産。行ったり来たり、ご苦労様。
2007-09-19
配慮
知り合いが、ハタケシメジを大量に届けてくれた。ハタケシメジは、ふつうの草原でとれる。実は我が家の近所に穴場がある。味は、こくがあって、コリコリしていて最高です。ありがとう。
今日は、英語教室の日。低学年のクラスのあと、6月からはじめたMちゃんが、浮かない顔をしている。「英語、むずかしい」と言う。カードゲームをしているだけなのに、どうして、難しいと思うんだろうか?お迎えがくるまで時間があったので、ダイヤとハートのカードを私が読んで、あてられるかどうか、やってみた。だいたい大丈夫。ただ、カードの絵に今まであまり、注意を払っていなかった様子が気になった。本人は、思っていたよりわかっていることで、ちょっと自信になったみたい。ただ、「何を言ってるかわからない」とのこと。センテンスを私が言ったあと、全員で(私も含めて)一緒にリピートするのだが、そのあとにリピートしようと思っていたらしい。
口が動かないのは、まだ、時期が来ていないからか?と、勝手に思っていたのだが、そういうこともあるんだなあと、また勉強になりました。
後半のクラスでは、ダイヤのフォニックスの色塗りをしようとしたら、Kちゃんに、「これをやると、時間がかかって、ゲームをする時間がなくなる」と注文がでる。たしかに、前回色塗りをしたときは、私が調子にのって、やりすぎました。反省しております。それで、今日は、2枚。私が促さなくても、みんな勝手にのどに手をあてて、「ビリビリする」か「しないか」をチェックしている。そのあと、ほとんど文字カードで「沈没」をやってみる。数ヶ月前にはじめたばかりのAちゃん、やはり、ちょっとつらかった。「先生、どれー?」の連発で、テンポがつかめず。これは、私の配慮不足。ただ、本人は、ケロッとしているのが救い。
BBカードは、途中入会の子も受け入れられる良さがあるが、そういう子も気持ちよくクラスに参加できるようにするには、やはり一工夫必要。お勉強モードっぽくなったら、ゆるめるのも必要、というのが今日の感想です。
夕ごはん
マスの塩焼き
キャベツとウインナいため
カボチャの塩蒸し
長いもすりおろし
納豆
ハタケシメジのみそ汁
2007-09-18
秋晴れ
久しぶりにいい天気。だが朝の最低気温は、9℃。もう、すっかり秋です。実家に花を送るために町の中心部の郵便局まで出かける。その途中で撮った写真が今日の「ひまわり」です。
帰りに、地元のスーパーが改装閉店で、安売りをしていたので、のぞいてみる。なんと!今まで見たことがないほどの行列がレジの前に並んでいる。今日の安売りは、主に生鮮食品を30%オフというものだった。私は、塩がなくなったので、寄ったので、ほとんど安売りの恩恵とは、無関係でした。なぜか空しい。見渡すと、お客さんの年齢層は、とっても高いようだった。隣町の大型店へは、車がないと行かれないので、こうした町の中心にあるスーパーは、やはり貴重な存在なのだろう。
レジで並んでいると、手押し車を押した女性が店内にはいってきた。お体が不自由そうで、片方の腕は、ほとんど動かない様子だった。手を貸してあげようか、と一瞬思ったが、彼女の立ち居振る舞いは、そういったものを受け付けないような威厳があった。それでも、動きは、ゆっくりで、狭い店内は、混雑していたので、とても気になって、なんとなくハラハラしながら見守ってしまった。女性は、売り出しに出ていたお米売り場のコーナーにまっすぐ(ゆっくり)進み、10キロの米袋を手押し車の上に(ゆっくりと)乗せた。その重さで、手押し車は、思うように動かなくなったが、それも、時間をかけて、方向を変えていた。「手伝ってあげればよかったのかな?」と後悔しかけたとき、彼女の知り合いと思われる女性が、手押し車に近づいて、何事か話しかけていた。「ああ、お知り合いがいるなら、手伝ってもらえるな」と、なんとなく責任を逃れたようにほっとした瞬間、手押し車の女性は、毅然として首を振っていた。
生きていくって、サバイバルだな、ってそのとき、思った。彼女は、やれるところまで、やるんだろう。
私は、あんな風に毅然とできるだろうか?
午後は、にんにくを収穫。あんなに待ち望んでいたのに、すっかり掘り遅れちゃいました。お隣でもようやくジャガイモの収穫機が動き始めた、、、と思ったら、まだぬかるんでいた畑で立ち往生してしまった様子。あちこちで、収穫が遅れているという話を耳にします。
夕ごはん
春巻き
トマト
大豆とひじきの煮物
納豆
長いもすりおろし
ジャガイモと大根の葉っぱのみそ汁
2007-09-17
ごちそうさま
数日雨が続いていたので、畑仕事も中断。早朝に花の収穫をしたあとは、家での仕事が中心。英語教室の準備やら、常備菜づくりやら。多読用に、簡単なレベルの本を読んでいるのだが、YL(読みやすさレベル)で、3.0程度(ネイティブの10歳くらいまでのレベルの本)までで、100万語に達した。子ども向けの本は、日常用語がたくさん出ているし、have,get,takeなど、よく見かける単語で様々な表現があるのだということがわかるので、ほんとうに大切だと言うのが、100万語まで読んでの感想。到達本は、Louis Sachar の「Marvin Redpost #6 A flying birthday cake? 」ちょっとオチがわかりにくかったけど、小学3年生の感覚がとても共感の持てる形で描かれている。A Flying Birthday Cake (Marvin Redpost)
午後、ご近所からとうもろこしを頂く。そこのお宅の小4の男の子は、今日は、カボチャの収穫を手伝ったそうだ。今の時期の農家は、忙しくて連休でも遊びにいけないけれど、お父さん、お母さんと、一緒に何かをするだけでも、楽しそうだった。頂いたとうもろこしの半分は、圧力鍋で、蒸してみた。甘くて濃厚なお味でした。ごちそうさま。
夕ごはん
キャベツと豚肉のいためもの
ブロッコリ
ひじきと大豆の煮物
納豆
長いものすりおろし
じゃがいもとえのき、大根の葉っぱのみそ汁
2007-09-16
開店休業
2007-09-15
外国語?
携帯電話が充電しにくくなった。それで、隣町まで、電池の購入に行く。我が家にケータイは一台。もともと、雪道で立ち往生するなどの緊急用のケータイなので、ほとんど使っていない。たまに、英語教室の保護者の方との連絡用に使われる程度である。購入するときは、夫が手続きしたのだが、今回は、私が、充電器と、ケータイを持参して取扱店に出向いた。「一晩中充電接続しても、充電されないのです。電池を買いに来ました。」と、はっきり説明したのだが、応対した店員さんは、「この、ランプが赤いということは、充電が、できていないということです。」と、説明しだした。(それくらい、私にも、わかっている。)こちらの言葉が、通じなかったのか、と思い、再度説明する。結果は、同じ。そこで、相手のペースで話を聞くことにしたら、頭の中が、グルグルしてきた。こちらの質問(「何が問題なのか」「どうすればいいのか」)の答えは得られない。
「メーカーに送らないと、わかりません」
「充電が、できないようです。」
これでは、私と同じレベルの商品知識ではないだろうか?しかも、電池は、在庫されておらず、「前払いで取り寄せ」と、これまた意味不明。
以前、購入の際、夫が、「全く話が噛み合ない」と、消耗して帰って来たのだが、そのときは、「彼は、説明が上手じゃないからなー」と、店員さんに同情していた。今回、夫の言っている意味が身にしみた。
問題は、その店員さんにあるのでは、ないと思えた。応対してくれた店員さんは、真摯に対応してくれていた。ケータイ会社自体が、とおりいっぺんの対応以上のことを、社員に期待していないのではないだろうか?何かあったら、「メーカーに送ります」「こういうシステムになっています」そこからはみ出てしまうものに対しての感度が鈍い。パッケージになったものを買わない人は、来ないで下さい。
もしかして、そういう場面が、世の中では、増えて来ているのかも。私は、あんまりそういう対応をされたことがないので、びっくりしているだけかも。
幸せ者ですねー。
結局、家に戻り、充電器を通さずに直接充電したら、なんとか入れられた。今後どうするかは、検討課題。ほんとうは、もうケータイとは、関わりたくない。
夕ごはん
ハモの塩焼き
てんぷらの煮付け
ブロッコリ
納豆
タマネギの酢漬け
えのきと揚げ、大根の葉っぱのみそ汁
2007-09-14
右と左
早朝、花の収穫をしてから、午前中は中断していたジャガイモ堀りをする。お盆前に葉っぱがなくなっていたので、やっぱり小ぶりのものが多い。大根と人参も大きくなっていたので、いくつか収穫する。午後は、英語教室。今日は、生徒さんのおうちで。ところが、学校で風邪が流行中とのことで、ひとり欠席。ひとりは、微熱があるという。予定していたカルタは、中止。エキサイトしすぎるから。微熱のあるKちゃんが、読み手になれば?という案も出たが、ご当人が、「カードを取る方をやりたい」とのこと。また来週。
絵本を2冊ほど読んでから、リーダーの2冊目、Pat and her picture.4ページまで。やっぱり小1のMちゃんには、ちょっとキツイかな?キョロキョロしちゃっていた。そのあと、スペード、クラブの絵にQカードを混ぜてゴチバトル。私は、センテンスを言わずに、生徒に言ってもらう。言えるのに、口を動かしていない子は、ピンポイントで、名指しで、言わせる。時々S替えなどを入れながら、順調だったのだけど。。。。What day was it yesterday?のQカードで、事件発生。SaturdayとThursdayがゴッチャになっている。整理するために、私が言う単語を聞いて、「土曜日なら右手、木曜日なら、左手をあげる」ゲームをした。慣れるために、まず日本語で、「土曜日!」「木曜日!」とやってみたが、、、小4のAちゃん、大混乱。。。。英語以前の問題でした。英語の方は、「先生の口の動きを見たらわかる」と、嬉しい発見をした子がいた。
予定以上に時間がかかったが、ひとりひとりの様子が、いつもよりつかめた気がした。何事も慎重で、声が小さめの小5のMちゃん、センテンスは、一番しっかりはいっているようだ。
夕ごはん
天ぷら(ナス、ニンジン、ピーマン、カボチャ)
ブロッコリ
トマト
納豆
じゃがいもとしめじのみそ汁
大根も収穫したし、我が家のナスもそろそろおわりかけなので、天ぷら。塩で食べると美味しいときいて、試してみた。美味しかったです。
2007-09-13
中国では、龍。
今日は、なんだか蒸し暑かった。午後、ハウスで草取りをしていたら、だんだん暗くなって来て、ポツリ、ポツリの雨。それが、あっという間に、土砂降りに。バケツではなく、バスタブをひっくり返したような感じ。ハウスの目の前の通路は、水がうきあがって、すべすべの氷のようになった。多分15分くらいで、雨はあがり、そのあとは、お決まりの大きな虹。高砂親方が、モンゴルの草原で目撃したという二重の虹でした。モンゴルに行かなくても、日本でも見られます。「お肌、ツルツル」になる温泉も、たくさんありますよ。
ふと、思い立って、「虹」をウイキペディアでひいてみた。「虹は、七色」ではない国民、民族もあるそうで。ドイツでは5色。スエーデンでは、6色。日本も昔は、「5色」だったそうです。そして、虹の根元には、金の壷やら宝物がうまっているという言い伝えが、洋の東西を問わずあるようで、たしかに、今日見た虹の根元は、他の部分より輝いて見えました。
「虹/ウイキペディア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9
夕ごはん
マスの塩焼き
ジャガイモとピーマンのいためもの
ミニトマト
ブロッコリ
納豆
高野豆腐とネギのみそ汁
ミニトマトは、こぼれ種から発芽した苗のもの。ほおっておいたら真っ赤に熟して、食べてみたらものすごーく甘かったです。
2007-09-12
来月
英語教室を町の中心ではじめて今年が2年目。昨年から通っている生徒から、「ハロウイーン!」「ハロウイーン!」と言われ始めた。昨年は、怖い本(英語)を読んで、部屋を暗くしてゲーム。最後にお菓子を配って終わり。私自身が、10月末は、球根のほりあげで忙しいのと、英語と欧米文化をあまり結びつけすぎるのもどうだろう?と、巷の「ハロウイーン」騒ぎに、なんとなく釈然としないでいたから。それでも、ここ数年では、どうやら英語教室以外でも、ハロウイーンが一般的になってきているようだ。
で、うっかり「ハロウイーン」コールに応えて、「何したいの?」と、水を向けてしまった。墓穴。
「仮装してクラスにくる。私はねー。魔女!(←すでに、イメージを膨らませ、でっかい風船状態。ああ、飛んでいかないで〜!)」
「ゲームをする(←いつもでしょう??)」
「部屋のあちこちに、物を隠してさがす。(←イースター??どこで、聞いてきたんだ!)」
「低学年のクラスと一緒にやる。(←弟くんが、いるから?弟思い。)」
「賞品(←何にたいしての、ご褒美い?)」
皆さんの提案は、提案として受け止めました。うーん。どうしよう。
今日のクラスで面白かったのは、「はやどりマッチング」。クラブの絵、日本語フレーズ、文字の3種類。文字も一生懸命読もうとしていた。カードの隅のフォニックスマークを利用して、小1のTくん、がんばる。小4のKくん、「みんな、レベル高すぎ!」うーん。そんなことないよ。Kくんも、もうちょっと。最近、ややつまらなそうだったMちゃん、目が輝いていた。新人さん、低学年の子、もっと先をやれちゃう子、みんなに満遍なく達成感を感じてもらうのは、なかなか難しい。一回、一回ではなく、一ヶ月くらいのスパンで考えていればいいのかな?
帰り際も、「ハロウイーンの仮装について」微に入り、細に入り、現時点でのイメージを語ってくれるのは、このクラスのパーティアニマルちゃん。既に、テンション絶好調。(彼女は、昨年のクリスマスパーティ当日、突然の発熱。なんとか参加したけど、あれは、興奮しすぎたのだと思う。)お迎えを待つ間、日頃無口なRくんが、「どんなハロウイーンがいいか」を、訥々と語ってくれたのが、印象的。
やっぱり、やるか。
夕ごはん
マーボー豆腐
トマト
ブロッコリ
ぬか漬け
納豆
いわしの酢煮
しめじと揚げのみそ汁
2007-09-11
出荷再び
先月の半ばに植えた球根から、花が咲き始めた。出荷再開。定植後、約一ヶ月。積算温度が十分すぎるほどあるからだろう。今回は、黄色に加えてオレンジの花も育てている。来月から、球根をほりあげて貯蔵。来年に備えるが、今咲いている分の球根は、もう育つ時間がないから、今年でお役御免なのです。
今日は、久しぶりに雨もあがったので、ハウスの草取りができた。外で仕事をするのは、やはり気持ちがいい。
夕ごはん
シュウマイ
トマトオニオンサラダ
蒸しブロッコリー
紫蘇の葉の佃煮風
ぬか漬け
じゃがいもと揚げのみそ汁
ひさしぶりにシュウマイを作った。
合い挽き肉に、たまねぎ、長ネギのみじんぎり、干し貝柱の戻したもの、卵、酒、醤油、ごま油、片栗粉を混ぜてあんを作る。シュウマイの皮で包んで、セイロで蒸す。(エビは、いれないのです。輸入養殖ものしか見かけないのが気になるので)
2007-09-10
雨
ここのところ、天気が悪い日が続いている。今日も一日、雨。午前中に花の収穫を終わらせたら、家の中で、事務仕事や、英語のリサーチ。多読用に注文した本を数冊読む。Louis Sachar のMarvin Redpost シリーズ。(YL2.5 総語数約6000語〜7000語)実は、多読というものについて知って、初めて買った本が、このシリーズの第一巻。その後、しばらく忘れていたのは、あまり内容にピンと来なかったから。ところが、今日読んだ第二巻、三巻、四巻と、単独した物語なのだが、だんだんと、主人公のMarvinが精神的に成長していく姿が見てとれて、びっくりした。どれも、よかったが、「いじめ」というヘビーな話題をバカバカしく解決した結末のきれいさで、第二巻が、今日のNO1。
夕ごはん
肉野菜いため
トマト
かぼちゃの塩蒸し
納豆
しその葉の佃煮風
ナスとみょうがのみそ汁
友達が教えてくれた「しその葉の佃煮風。」しその葉数十枚に、ゴマ油と醤油をかけて、しばらくおいたもの。冷蔵庫で保存できます。ご飯のお伴にどうぞ。
2007-09-09
「Because of Winn-Dixie」
多読に加速度がついているAさんのために、本を探している。知り合いのHさんが推薦してくれた中の一冊がこの本。Because of Winn-Dixie. (YL3.8 22.331語)ニューベリー賞も受賞していて、多読を使った英語指導をしている皆さんなら、きっともうとっくに読んだことのある本だろう。主人公は、10歳の女の子Opal。彼女が、引っ越して来たばかりの町で、迷い犬と出会い、その犬を、Winn-Dixieと名付けるところから物語は始まる。Opalの周りの人々は、おとなもこどもも、どこか心に、ぽっかりと開いた「穴」を抱えている。Opal自身、幼少の時に家出したままの母のことを恋しく思い、なんとなくギクシャクしている牧師である父との関係に屈託を抱えている。
その「穴」は、埋まるのか?というのがテーマのひとつ。題名から想像がつくように、このWinn-Dixieと名付けられた犬が、それぞれの「穴」の周りをウロウロする。大きかった「穴」がだんだん、小さくなるみたい。まるでセラピー犬。その活躍には読み進めながら思わずにっこりしてしまう。
Winn-Dixieは、すごい!(いえ、本人にその気は、ないんだけど。そこがいいところ。)だけど最終的に「穴」は、埋まっていない。というのが私の読後感。だけど、それでいいじゃない?そのまま、その「穴」を抱えて生きていくしかないだろう。大切なのは、誰もが多かれ少なかれ、そうやって自分の「ぽっかり開いた部分」と一緒に歩いているんだ。ということに気づける優しさだろう。
「穴」は、ちょっとほろ苦いキャンディの味みたいなもの。ほろ苦味のキャンディをなめながら生きましょう。ちょっとキツイけどWinn-Dixiも一緒だし。
とても児童書とは、思えない奥行きのある物語だった。アメリカの児童書には、こういった奥行きを感じるものが多いように思う。日本の児童書には、あまりなじみがないのだけど、どうなんだろう?
数ある小さいエピソードの中で一番印象に残ったのが、「木」を植えるシーン。主人公がひょんなことから知り合いになったおばあさんに、身の上話をすることになる。それを聞いたおばあさんが、「一緒に木を植えましょう」と誘いかける。「何の木を植えるの?」と尋ねる主人公に、そのおばあさんは、「木が大きくなったらわかるよ。」と、やさしく答える。
先日読んだ「下流志向」の「学び」の話と私の中で、結びついた。主人公が植えた木は、主人公の成長とともに大きくなる。今は、何を学んでいるかわからなくても、大きくなった木を見あげる時、この少女は、自分が何を学んだかを理解するのだろう。
そして、この本を読み終わった裏表紙に発見したのが、Karen Hesse の推薦文。彼女は、Out of the Dustの作者です。
全く違う分野の本でも、読んだものって、自分の中で、妙に有機的につながったり、化学反応を起こしたりする。だから読書は、やめられない。
夕ごはん
イカの刺身
カボチャの塩蒸し
トマト
ナスのゴマ油いため
納豆
長いもすりおろし
ジャガイモとしめじのみそ汁
2007-09-08
豊漁
台風は、夜中に大雨を降らせて去っていきました。我が家では、ハウスも無事でしたが、ひまわりが「ごめんなさい」という姿になってしまいました。明日には、元気になるでしょうか?
昨夜、知り合いから「マス」を2尾もらう。2尾は、さすがにもてあましてしまうので、おすそわけ先を探したが、「あらー。うちも、もらったばかり。」「うーん。まだ、たくさんあるの。ごめんなさい。」の連続。我が家にやってきたマスも、「たくさん、もらっちゃってさー。人助けだと思って!」と言われてやってきたもの。
実は、「マス」には、偏見があった。子どもの頃、年末のアメ横で、父が、「高級荒巻鮭」と言われて購入したものが、この世のものとは思えないほど美味しくないしろものだった。祖母と母は、それ以後しばらく年末には、「お父さんがアメ横で買ったまずーーーいマス」の話を繰り返していた。その話をしないとお正月が来ないかのようだった。
その時、私たちが食べた「この世のものとは思えないほど美味しくない魚」が、ほんとうにマスであったかどうかはわからないのだが、私にとっては、「アメ横で生鮮食品の買い物は、してはいけない」と同じくらい強いインパクトで「マス=まずい魚」という情報は、インプットされたのである。
オホーツク海まで車で30分くらいの土地に住んでいたら、マスからは、逃れられない。向こうから、よくやってくる。毎回、どこかに「転送」というわけにもいかないから、ありがたく頂いて気づいたのは、、、マスは、美味しい!ということ。あのアメ横の品物は、なんだったのだろう?30年近く前のことだから、保存技術、輸送技術も今ほどではなかったのかもしれない。
ともかく、今年のマスは、豊漁だそうです。そろそろ、終わり。次は、鮭が川に戻ってきます。我が家にもやってくるかな?
くだんのマスは、無事引き取り手が見つかりました。
夕ごはん
マスの塩焼き
カボチャの塩蒸し
トマト
ぬか漬け
納豆
高野豆腐とネギのみそ汁
そろそろぬか漬けもつきにくくなってきた。気温が低くなってきたから。
2007-09-07
先輩
久しぶりに友人と会い、ランチを食べる。そこは、隣の市にある小さい喫茶店。店主の女性は、定年退職後にそのお店を開いたのです。お昼時だっったけど、お客さんは、私と友人だけ。店主の人とも顔なじみなので、3人でのおしゃべり会のようになった。店主の方は、義理のお父さんが、なくなる直前は、「今から思えば認知症」の症状を示していたのだけど、当時は、そういった知識も一般的ではなく、周りも振り回されてずいぶんかわいそうなことをした、とか、実のご両親は、90代のお父様が、脳内出血で右半身が不自由な80代のお母様と二人暮らしでいらっしゃるそうで、「ふたりで、なんとかできることは、やりたいというから、見守っている」など、お話をきいているだけでも、器の大きさが伝わってくる。ご自身の子育てに関しての話に及ぶと、私の友人は、「あー!うちと同じ!!」と、共感の声をあげる。「自分で考えなさい!」と言いつつ、こどもが意に添わないことをすると、許せない。それで子どもの依存心が育つ。それでイライラする。の悪循環。まあ、小さいことだと、学校へ着ていく服が、とんでもないセンスだったりすると、「自分で選べ」と指示しておきながら、「それじゃー!ダメ!」と、言って着替えさせる。そうすると、こどもは、「どうせ、ダメ出しされるから」自分で考えずに、母の指示を待つようになる。
うーん。子育ては、自分育てとは、よく言ったものだなあと、聞き役に徹した私でした。
ランチは、ナスの素揚げのみそあんかけ。鳥のひき肉、たまねぎ、みそ、みりん、さとうのあんが、優しい風味。カボチャのサラダ。これには、クリームチーズが添えてあって、ちょっと風変わりなお味。香の物。雑穀ご飯。おみそしる。で600円。おなかいっぱいです。
午後は、英語教室。貸し出し絵本のモチベーションを高めるために、「10冊読んだら、シールをはる」ことにした。どうなることやら。
ORT2冊読み聞かせ。Po-Poの一斉読み。3分27秒。ハートでロシアンルーレット。役は、文字カード。場カードは、フレーズ(日)絵カード2組。ダイヤで、Please〜ビンゴ。リクエストでS替えレース。まだ、すんなり出てこない。時間が5分だけあまったので、フォニックスゲーム。これは、私が出した音ではじまる文字カードを選んでもらい、伏せる。そして、文字を見ないで、その音がいくつあったか尋ね、最後に確認というだけの遊び。3枚できた。
先週、悔し涙のAちゃん、今日は、めげないで、がんばっていた。
夕ごはん
インスタントラーメン
これは、私が友人とのランチでおなかいっぱい。留守番していた夫は、昨日の残りのカレーを食べ過ぎておなかいっぱい。しかも、私がまたまた夜に会議で外出だったので。
2007-09-06
間違えた?
ちょっと、季節外れですが、向日葵が咲きました。実は、ハウス横の小さいスペースに、「切り花」として育てていたものです。それが、様子がおかしい。あくまでも、「切り花」のつもりなのに、ぐんぐん、ぐんぐん、のびていく。そして、ついに開花した今、御覧のような有様です。うーん。どこで間違えたのか?(タネの購入の時点ですね。)
もっと、天気がいい日に撮影するつもりが、「台風9号」が接近中なので、もしかしたら、倒れちゃうかも、、と思って、今日カメラにおさめました。(うーん。回転させて入力しているのに、どうしても、首を左に倒さないといけない写真になってしまいました。今日のところは、ごかんべんを)
お陰さまで、向日葵の横に植えたニラの苗は、ヒョロヒョロです。ほんとに「お陰さま」だ。
夕ごはん
大豆と豚肉のカレー
酢漬けたまねぎ
夜に、私が会議で外出のため。我が家では、カレーのルーは、ほとんど使いません。第三世界ショップというところで販売している「カレーの壷」がお気に入り。大さじいっぱいで本格カレーです。トマト、ナス、たまねぎ、にんじん、じゃがいもなど、ありあわせの材料で作りました。今日は、にんじんは、すりおろしてみました。
2007-09-05
試行錯誤
今日は、英語教室の日。低学年のクラスは、絵本をもっと読みたい。それで、今日は、クイズ形式にしてみた。「これから読む本の中に、動物はいくつ出てくるでしょう?」と、問いかけておいてから読み始めた。それですんなり2冊終了。3冊目でもほとんどの子は、興味津々。ひとりを除いては。まあ、それでも少しは、受け付けてくれるようになっているので、よしとする。ハートでブラックアウト9、8、Just one.クラブ2セットと文字で波瀾万丈。そのあとBBドミノ。今日は、少しイメージに近づいたクラス運びができた。Mちゃん、おうちから、今日も歩いてくる。ちょとした探検気分のようで、カタツムリを捕まえて大切に運んで来た。帰りも、お友達のおかあさんが、「送っていってあげようか?」というのを断って、ひとりで歩いて帰る。そういう時間も、必要なのだろう。
次のクラスでは、声が出なくなって来た子が目立っているのが課題。言えない。のではなくって、「もう、覚えた。だから言わない」タイプ。覚えるのが目的ではなく、「口を動かすことでの筋肉トレーニンングが大切」と、今回の通信でマンガ仕立てで伝えた。これから、私がどういう風に、クラス作りをしていくか、が課題。ORTを読み聞かせたあと、ダイヤのフォニックス。小1の子も一生懸命のどに手をあてて無声音か、有声音か、判断している。その雰囲気がよかったので、調子に乗った私。ちょっと枚数多くやりすぎた。お勉強チックなものに極端に拒否反応を示すKくん、ちょっと不機嫌。「英語なんてやりたくなかった」と愚痴る。周りが、相手にしないので、さらに愚痴っていた。そういうときも、周りのペースより、ちょっとはやめに何でもやれてしまうMちゃん、指示を待ちきれず、さっさと済ませてしまう。こちらは、どちらかというとお勉強得意なタイプ。ま、自分も、先生の話をテキトーにやって、内職していた口だからなー。気持ちはわからなくでもないけれど。いいのか、悪いのか。そのあと、文字10絵6で、NLビンゴ。場所カードを時々ちりばめて。The Queen is at the bank.となってしまい、「ありえなーい!」「でも、パーティ用にお金を借りたんだ。」と、いちいち、わいわいがやがや。
そういう風なので、ゲームの数は、少なくなってしまう。これも、いいのか、悪いのか。毎回、反省ばかり。試行錯誤です。
帰宅したら、「花の数が増えて来た」と、夫の言葉。また出荷の日々が復活です。
夕ごはん
豚肉の生姜焼き
もやしいため
ぬか漬け
長いもおろし
納豆
高野豆腐としめじのみそ汁
ちょっと少なめかなーの、夕ご飯でしたが、腹八分目で、ちょうどいい感じ。いつも、多すぎるのかな?
2007-09-04
雷
夜中12時ごろ、ものすごい雷が鳴る。それも続けざま。窓はビリビリと音をたてるし、電気も途中でとまった。(後に、漏電ブレーカーが落ちたことが原因だとわかる。)30分くらい続いただろうか。あんな雷は、はじめての経験だった。雨もそれなりに降ったので、今日のイモ堀は、取りやめ。英語クラスの通信を作った。多読用図書として紹介するための本を読んでいたら、雷が大嫌いな犬が出て来た。それから、先月に読むつもりで、結局読めなかった「戦争と平和」も本文中に登場。他にも、最近読んだ本で書かれているのと同じようなメッセージを発見したりして。(この本については、また後日ご紹介します。)なんだか、こういった偶然がつながっていると思うのは、気のせいなのかもしれないけど、「つながっている」と思った方が人生、楽しい。
夕ごはん
北寄貝(ほっきがい)の刺身
アスパラ
天ぷらの煮付け
ぬか漬け
長いもおろし
納豆
あげとネギのみそしる
おとなの握りこぶしほどもある北寄貝を2枚入手。一枚は、ボイルで、もう一枚は、生でいただいた。
2007-09-03
「Out of the Dust」
今日は、久しぶりの雨が降った。乾いた地面にしみ込んでいく水を見ていたら、数日前に読み終わった本のことが心に浮かんだ。
「Out of the Dust」Karen Hesse 著。ニューベリー賞受賞作。舞台は、1934年から35年にかけてのアメリカ、オクラホマ州。大恐慌の名残りに加え、史上まれに見る大干ばつに見舞われた農村地区に住むBilly Joeという多感な少女の13歳から14歳にかけての日々を綴ったもの。最初のページをめくって、まず驚いた。散文ではない。一ページ、一ページが独立した「詩」で構成されている。それでいて、ストーリーがあり、ひきこまれるように次から次へと、Billy Joeの気持ちに寄り添って読み進めてしまう。
それは、例えばこんな風に。
Tested by Dust
While we sat
taking our six-weeks test,
the wind rose
and the sand blew
right through the cracks in the schoolhouse wall,
right through the gaps around the window glass,
and by the time the tests were done,
each and every one of us
was coughing pretty good and we all
needed a bath,
I hope we get bonus points
for testing in a dust storm.
April 1934
Billy Joeとその家族、地域の人々を襲った干ばつと砂ぼこり、砂嵐の描写は、読んでいる私の目や耳や口までザラザラしてくるような感覚におそわれるほどリアル。それも、この詩のスタイルをとった文体に負うものが多いと思う。英語の小説は、時に日本語のそれよりも饒舌なものだと思い込んでいた私の偏見が、この本で、一掃された。短い文章の積み重ねが、繊細な感情表現を可能にしている。「こんな小説が、あるなんて!」という驚き。
内容は、干ばつと貧困の中で、農業を営む両親のもとに生まれ、ピアノを愛するBilly Joeに降り掛かるあまりに残酷な運命を中心にして、彼女の挫折とそこからの再生が描かれているのだが、自然に翻弄されつつも、オクラホマを離れず黙って池を作るBilly Joeの父をはじめ、つらい中でも淡々と日常を過ごしている周囲の人々にとても共感を持てた。おそらくそれは、今の私が農業に携わっているからだろう。以前の私だったら、「あらー、農業は、大変ねー」というような視点でしか読めなかったかもしれないが、まあ、それなりに自然と向き合う仕事をしていると、Billy Joeの父の気持ちにも寄り添える。
「終わらない嵐はない。日々是好日。」
あとがきによると、作者は、当時の新聞などをもとに、かなり綿密なリサーチのもとにこの小説を仕上げた様子。例えば、Billy Joe がある日登校すると、見知らぬ一家が、教室に居座っている。彼らは、仕事を求めて「西」へ向かう途中。あまりにきつい道中で、行き倒れ寸前だったのだ。一家は、なんと、しばらくこの教室で寝起きして、臨月だった母親は、そこで出産までする。これも、実際にあった出来事が組み入れられているのだ。ほんの70年前のアメリカでの話です。また、地域から歌の上手な男の子が抜擢されて、ラジオ出演した日。土地の人々みんなが小さなラジオに耳を傾けて彼の歌声に酔いしれる。この70年の間に、得たもの、失ったものをふと考えてしまう。
英語版は、YL5.6 約20,000語。(ただし、読みやすさの難易は、個人差がありそう。)
日本語版は、伊藤比呂美さんの翻訳。「ビリー•ジョーの大地」そちらも、ちょっと眺めてみたい。
この本を紹介してくださったYさんに多謝。今のところ、今年読んだ洋書の中で間違いなくベスト1です。
夕ごはん
天ぷら(イカ、ハモ、サツマイモ、ピーマン、なす、にんじん)
ぬか漬け
アスパラ
トマト
もりそば
2007-09-02
芋掘り
午前中は、網走に夫のジーンズを買いにでかける。途中、見かけたのは、ジャガイモの収穫作業中の畑ばかり。これからがピークである。たくさんあるジャガイモ畑ではあるけれど、実は、一番多いのが「デンプン」用。次が、「加工用(ポテトチップスなど。テレビCMでおなじみですね。)」私たちがスーパーで買うようないわゆる「生食(せいしょく)」用の出荷されるのは、ごくわずか。結局、需給の問題なのでしょうが。「加工品」ならなんでもいいかというと、そうでもなくって、サイズ、形状もかなり厳しく選別される。そこからはじかれたものが「でんぷん用」になるのだけど、大豊作になってしまうと、工場も受け入れストップをかけたりするので、できるだけはやく収穫して、運ばないといけないらしい。
ジャガイモの収穫は、「ジャガイモハーベスター」と言われる大きな機械トラクターがひっぱって行う。その機械には、人が数名乗って、機械にあがってくるイモを瞬時に選別。一番、後ろ、つまり一番最初にイモがあがってくる位置では、一緒にあがってくる土を除去。まんなかあたりで、でんぷん用にしかならない変形や、巨大イモ、極小イモを選別。最後に、一番いいイモをえらんで、バケットにはいるようにする。この過程は、各農家がどのような基準でイモを出荷しているか、つまり、でんぷん中心か、生食中心か。で基準が異なるようだ。
農業研修生時代の数年間は、20日間くらい続けていろんな農家のハーベスターに乗って作業をした。各農家で、手順や、雰囲気が違っていて興味深かった。家族でこどもも一緒に、わいわいと、なんとなくのんびりしている農家から、「出面(でめん)」と呼ばれるアルバイトを雇って、テキパキテキパキとしているおうち。だいたい、その農家の「親方」がトラクターを運転して、「おかみさん」が最終チェックの位置に立つ。このパターンは変わらないようだけど。
20日間も朝から晩まで機械に乗って、立ちっぱなしでいると、さすがに疲れがたまるが、「共同」で機械を購入して、数軒の農家が一緒に作業をするような地域では、お昼ご飯もそこそこに、一ヶ月も機械に早朝から暗くなるまで乗り続けるということも、珍しくないそうだ。ここでは、労働基準法なんて言ってられない。
この時期から、晩秋、初冬まで、この地域の農家は、収穫に追われる。英語教室に通って来ている農家のこどもたちが、少しさびしそうになるのもこの時期。
午後。自分の畑のジャガイモ掘りの続き。こちらは地道にスコップで掘っています。
夕ごはん
サンマの塩焼き
アスパラ
ミニトマト
ぬか漬け
納豆
長いも
揚げとしめじのみそ汁
2007-09-01
初物
ひさしぶりに「ジャングルハウス」の中を歩く。トマトがずいぶん赤くなっていた。実は、茗荷の苗をわけてもらって、昨年の秋に植えておいたのだが、あまり大きくならず、やっぱりダメかな?と、思っていた。それが、なんと!ジャングルの中で、いっこ発見。
初物です。写真から発見できますか?だけど、どうやって食べましょう?人参は、間引いたもの。
今日は、おとなの方の英語レッスン。Sarah, plain and tallで、「多読モード」に開眼したAさん、そのままの勢いで、続編のSkylarkも読了。以前、トライしたものの1ページで挫折したダールのEnormous Crocodileを「面白かった〜!」と、目を輝かしている。感情移入できる本ならば、英語、日本語に関係なく読み進められるということだろう。もちろん、そこにたどりつくまでの、「英語の蓄積」が必要なのだけど。おとなの方の「やり直し英語」の場合、それまでの「挫折の記憶の蓄積」をどのように消し去ることができるか、が、ひとつのヤマのように思える。
ヤマを越えかけている人に、私ができるのは、読み続けられそうな本を紹介することだけですね。これが、なかなか難しいのですが。
AさんのあとにレッスンをしたBさんのクラスは、一周年。一年前と比べて。「まちがえることを心配しないで、とにかく英語で言ってみることができるようになった。」そうです。これからも、がんばりましょう。
夕ごはん
イカの刺身
アスパラ
トマト
ぬか漬け
長いもおろし
納豆
キャベツのみそ汁
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